前日は「赤坂 菊乃井」での会食。いつもお世話になってる方との新年会だったのでできるだけ満足いただけるお店を手配したくて、一ヶ月前に予約を入れての訪問だった。本店は京都の老舗、菊乃井で、ミシェラン二つ星の名店。
これがお店のエントランス!赤坂にありながらこのアプローチにはびっくり。初めての訪問だったので余計に驚いたかも。お店の中も明るくて広い!特にカウンターから見える庭の風景も美してテンションが上がるね。
席に着いたら料理の前に一献。梅の花を乗せた梅酒で職人さんが一杯ずつ丁寧に注いでくれる。食器から演出まで、一つ一つその完成度の高さにすでに感動してる。
この日の献立。恥ずかしいながら読めない感じが多い(汗)。
この日、我々を担当してくださった阿部さん。一品一品料理を出すたびに丁寧に説明してくれて笑顔が素敵で気さくだけど落ち着いて料理を作るときは真剣そのもの。やっぱり仕事をしてる職人さんはカッコいい!
まず一品目は赤飯蒸し。初めて食べる料理だけど下に赤飯があってその上にあんが乗ってて不思議な感じ。新年なのでめでたい感じに赤飯をベースにしたとのこと。
次は立春大吉!一つ一つ美味しくて全体の組み合わのバランスもいい。食べてると本当に春が近くに来てるかのような感覚。
お造りは明石天然鯛がベースで活け〆で8〜10時間熟成さえたものらしい。新海苔の風味もいいし、固めたポン酢とカツオの組み合わせも最高だったけどやっぱり鯛の弾力と食感は最高。
この日も日本酒をベースに。好きな銘柄がたくさんあったけど名前も聞いてない高級日本酒もたくさんあってテンションがあがる。まず大好きな而今から東一、高砂、鄙願、火いら寿などを楽しんだ。特にこの日初めて飲んだ黒龍 石田屋は衝撃的な美味しさだった。やっぱり和食には日本酒が合うね。
こちらはマグロだけど普通より小さいサイズのマグロらしい。正式な名前を聞いたのに忘れた(汗)。
卵醤油にたっぷり付けて食べてのことだったので言われたように食べたらなんという旨さ!円やかな口当たりとマイルドな食感、旨い。
濃厚なかぼちゃのスープの跡は
口直しの柚子と山葵のシャーベット!柚子は分かるけど山葵?!こういうシャーベットは初めてだったけど面白い。阿部さんの説明によると人間の味覚はそれぞれ味を感じる層が違うので一番先に甘さを感じてその次に酸っぱさ、最後に辛さが来るのでそれぞれの味を順番に楽しめるということ。本当にその通りで不思議な味わいだけど新しくて美味しい。これでしっかり口直しができた。
その跡は和牛ヒレ肉のステーキ。炭火で焼いてるので炭火の風味と適切に脂が落ちてるのでさっぱりして美味しい。肉なのに重たくなく爽やか。
豆乳を固めて豆腐のようにしたものの上にあんを乗せてアクセントとして唐辛子を少々。こちらも初めて食べるものでそのクリエイティブな発想には脱帽。
続いてクエと九条ネギの鍋。出汁にクエをしゃぶしゃぶして、九条ネギはたっぷり煮込んで食べる。ここまでで結構食べたなと思ったけどしつこくないから普通に美味しく食べられる。茹で加減でクエの弾力が変わるので自分好みで調整して食べるのも美味しいし、九条ネギの甘さも絶品だった。出汁そのものが美味しいのは言うまでもない。京料理だもん。
〆はすっぽんうどん!うどんの麺はワカメ入り!なんとも不思議な組み合わせだけどそれがすごく合うんだよね。どうやればこういう発想ができるんだろう?やっぱり料理というのはクリエイティブそのものだ。食べ終わったらすっぽんのせいなのか体がほっかほか(笑)。
デザートは苺のスープとアイスを頼んだ。濃厚な苺の甘さが嬉しい。
約2時間のコースが終わると満足感と幸せな感覚が残る。美味しい料理に素敵お酒、いい人たちとの時間をより幸せにしてくれるね。2019年も頑張ろう!
美しい料理。これはもう本当に創造ですね〜(ため息)。
一度食べて見たいなあ・・・なんて黒龍のお値段見てびっくり!こりゃすごいわ。でもそれだけの価値ある時間なんでしょうね。いつも素晴らしい写真を目だけで(笑)楽しませてもらってます。ご馳走様です。
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少し無理した感じでしたが…黒龍 石田屋は衝撃的な美味しさでしたね。雑味が全くないキレイな甘口の中にしっかりしてるコアが感じられてこの酒だけの特別な味わいがありました。言葉では正確な説明ができないですが、今まで飲んだ日本酒の中で一番好きな味でした。高くて一杯しか飲んでないですが、また飲みたいですね。
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[…] 十四代を飲んだ後で何を飲んでも負けそうだったので日本酒のリストをもらってちゃんと見たら「黒龍 石田屋」があるのではないか!以前赤坂の菊乃井で飲んだ以来ファンになってしまったけどあまり置いてあるお店があまりなくてメルカリで買うか迷ってたところだったので思わず頼んでしまった。 […]
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