朝の4時くらいだったのかな?ヘリコプターが飛んでるような音がしてきて何事?とビックリして外に出てみたらヘリコプターじゃなくて船のエンジンの音だった。船ってこんな大きい音がするんだね。初めて知った。もう起きちゃったし、支度して出発するか!

支度しながらちょっと心配だったタイヤの溝を見るとスリップサインまで後1mm!これはヤバい!こんなに早う減るとは…北海道なめてたね。どうしよう。とりあえず行けるところまで行ってみよう。
でもタイヤがこんなんだからカムイワッカ湯の滝へ行くのは止めた。それはまた次回に!

あ、ちなみにこれはオススメのバイク用キャンプギア。キャンプの地面って固くないところが多いのでこれがあると安心。紐も付いてるので撤収のときも楽ちん。

朝ごはんはウトロのセコマで。やっぱり北海道といえばセコマだよね。

選んだのはホットシェフの和風豚焼きうどん。美味しかったけどいつもその「和風」というタイトルに少し疑問。なんか文字数を揃えなきゃいけないルールでもあるのかな?まぁ美味しくいただきました。

空が怪しいね。こんな天気だったら峠は絶対霧だな。北海道来てからなんだかんだ毎日霧に会ってるような気がする。あ、昨日は会ってないね。心配してても仕方ないのでとりあえず知床峠に向かう。
う、う、昨日と全く違ってやばい感じ。このまま進んでも大丈夫かな?

とりあえず知床峠で記念撮影。改めてこう見ると今回荷物が多いな。自分でもビックリするくらい服を入れすぎた。Tシャツ3枚くらいあればローテーションでなんとなるのに7枚も持って来ちゃった。どうしたんだろう?この反省は次に活かそう!
あ、やばい!これはサイレントヒルもいいところだ。どうしよう?引き返そうか?迷ったけど霧に慣れてきたのもあってとりあえず前へ進むことに。またフォグライトを付けてることが心理的に安心感を与えてくれるね。
ううう、去年は長岡のお兄さんと気持ちよく走った道が…やっぱり去年は色んな意味で出来すぎてたかもね。ビギナーズラックってもんかな。でも北海道で学んだことはこういうつらい経験をするとそれ以上のご褒美が待ってるということ。どんな状況でもとりあえず楽しもう!
羅臼の富士見町辺りまで来たらなんか大丈夫そう。左に曲がって次の目的地の相泊温泉へ向かう。知床の右の一番奥のところにあって秘境の温泉を探しに行くような感じだったけど海岸沿いのずっと漁村があって全く秘境感なし(笑)。

走ってたら右側にパーキングというサインがあったのでとりあえず指示通りにバイクを停める。車が一台あるので先客がいるのかな?

相泊温泉は1899年に発見されて日本最北東端に位置して晴れてる日は湯船から国後島が見えるらしい。今日は無理だな。

風呂場を囲んでるブルーシートがなんとも言えない空気感。こうなったら男湯だけでも潔くブルーシートを取っ払って湯船だけにしたほうが映えると思うけどね。まぁそんな文句を言える立場でもないので…

中を覗いてみるとこういう素朴な感じになっていて誰もいなかった。先客は女性の方で隣にいるっぽい。

知床峠の霧の中を走ってて芯まで冷えてきたのでとりあえず湯船に入ってみた。入ってみたっていうか熱すぎてお湯を体にかけるくらいで湯船の中へは脛くらいしか入れられなかった…情けない。それでもすごい温まって全身がポカポカ。この温泉って他の温泉と違う野生の強さみたいなのがあるような気がした。すごくいい経験をさせてもらった。

なんか磯の匂いがするなと思ったら湯船のすぐ前に昆布がいっぱい!

後、目の前で昆布漁を行ってる方たちがいた。実はこの温泉もあの方たちのための温泉だもんな。お疲れ様です!

温泉を出て知床で道がある一番奥まで行ってみた。そんなに行き止まり感はなくて、ここから道がないという感じだった。次、知床に来たらそのときは遊覧船に乗ってみよう。

あそこを小さい川が流れていてこれは知床の森からの水だと分かって近くに行って触ってみた。冷たくて気持ちいい。この水にたくさんの森の恵みがあってこれがまた知床の海を豊かにしてるんだろうな。

この川を合泊川というらしい。相泊温泉の相泊と読み方は一緒なのかな?

帰ろうとしたら狐の親子をこっちを見ていた。お母さんと子供が二匹。お母さんはなんか人馴れしていてあまり恐れない感じだったけど子どもたちはビビってすぐ逃げようとしていた。かわいいと思うけど餌は与えちゃ駄目。人間と野生動物の間にちゃんと線を引いていかないとね。
こっちに寄っても何もいいことないよ。自分の力でしっかり生きていくんだよ。
[…] 7月17日(水)(その一、その二、その三、その四) […]
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[…] 走ってるとどんどん霧が濃くなって視野に見えるのは真っ白な霧だけ。でも霧は北海道でさんざん経験してるのでこのくらいの霧はヘッチャラ。知床や摩周湖に比べるとかわいいものだ。 […]
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[…] 出発のときから空は真っ白で峠は2年前のように霧に包まれてるのではないかと心配してたけど曇ってるだけで霧はなく路面も乾いていて走りやすい。これだけでも感謝しなきゃ。 […]
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