朝6時くらいに起きて支度してホテルを出たのが7時。前日雨のせいでガソリンを入れられてないのでとりあえず朝やってるガソリンスタンドを探して給油から。その後にコンビニで人間も朝ごはんを食べる。やっぱり給油はできれば泊まる前にしといたほうがいい。田舎のほうだとガソリンスタンドがあっても営業時間がバラバラだからね。
この日の目的地は高知の柏島。3年前初めて四国九州ツーリングに行く時に会社の同僚にその話をしてたらたまたま高知出身の人で柏島を勧めてくれたけどその時は旅程が合わなくて行けなかった。しかしずっとそのキレイな海のイメージが残っていていつか行ってみたいと思ってたので今回のツーリングの旅程にマストで入れといた。
その前にせっかくの高知なのでカツオのたたきを食べたくて調べてみたらコース的にちょうどよさそうな所に美味しそうなお店があったのでまずそのお店を向かって走ることにした。

松山市を離れて山奥に入ると仁淀川に沿って走る道がすごく気持ちよかった。山の木々と川からの新鮮で爽やかな空気がヘルメットのシールドを開けさせる。

山奥の集落も風情があって素敵だった。そのまま通り過ぎるのがもったいなくてバイクを停めて少し休憩。

四国は山と谷、川が絶妙なバランスで独特な雰囲気を作り出す。その中を走っていたらなんか見覚えがある景色が現れた。お!四国カルストへ行く道だった。いつかまた四国カルストへ行ってそのときはキャンプをしてみたい。
須崎市から高知自動車道に乗って黒潮町へ。

黒潮町は思ったより小さくて美しい漁村だった。港への細い道を走っていったら港の手前で第一目的地の黒潮一番館を発見!着いたのが11時でちょうど営業開始時間だったのにもうすでに先客が3〜4組いた。駐車場に停まってる車も大阪や愛媛など他県から来ていて有名店なのがよく分かる。もし行かれる方がいたら少し早めの時間がいいかもしれない。

お店にはかなり広い芝生の庭(別の公園なのか?)があってそのまま海までつながってた。そこに大きい鯉のぼりが空を泳いでた。が、よく見ると鯉ではなくカツオだった!さすがカツオの街。この景色には鯉よりカツオのほうが全然似合う。

頼んだのはカツオの藁焼きタタキと刺身のハーフ&ハーフ定食!もちろんメニューにタタキ定食と刺身定食があったけどどれも食べたくて優柔不断にもハーフ&ハーフ定食を頼んでしまった。

おおおお!

それぞれ1cm以上の厚さがあってボリュームたっぷり!またこの厚さからくる食感がたまらない。藁焼きの風味とカツオの鮮度、旨味、その全てのバランスが非常によくてビックリした。東京のどの有名店でもこんなに美味しいカツオは食べたことがない。これは産地ならではの贅沢かもしれない。踊りたくなるような美味しさ。

後、定食に含まれてるこのハラボの焼き。これは同じ高知でもハラモ、ハランボなどと呼ばれてるらしい。カツオの腹、トロの部分らしいけどこれもまたビックリするくらい美味しかった。それにタケノコや漬物、味噌汁など全てが美味しかったが、それが全部高知産の食材らしい。
もうこの店の庭にテント張ってカツオと日本酒楽しみながら一泊したい気分だった。
ご飯の後は海岸沿いの国道56号を走って四万十市へ。またこの国道56号が素晴らしくて、いや、高知の海が素晴らしくてその景色を満喫しながら走るのがものすごく楽しかった。

途中我慢できずバイクを停めて眺めながら休憩。今まであまり高知=キレイな海というイメージがなかったが、今回の旅で高知の海がどれほどキレイなのかよく分かった。

柏島周辺にはあまり大きいスーパーマーケットがないらしいので四万十市のマルナカさんで夕食の買い出し。かなり大きくて地元のものが多かったのでできるだけ現地のものを中心に購入した。お酒の売り場が独立して飲料売り場と全く別の所にあったのでちょっと迷ってしまった。分からなかったらすぐ店員さんに聞こう。

マルナカさんからまた1時間半くらいを走って最終目的地の柏島の竜ヶ浜キャンプ場に到着。また柏島までの県道43号がちょうどいいワインディングでめちゃくちゃ楽しかった。バイクに走るのにちょうどいい道で結構な数のバイクが走ってた。高知の人気ツーリングコースらしい。


キャンプ場の前の海が透明過ぎてすごくキレイ!この日は結構暑くて汗をかいたのでそのまま飛び込みたかったけどいい大人なのでぐっと我慢。次はちゃんと水着持って行こう。

この竜ヶ浜キャンプ場は柏島の一番いい湾の部分を独り占めするような形で海からすごく近くて全サイトがウッドデッキの高規格キャンプ場だった。ウッドデッキでの設営は初めてでちょっと心配してたが、ちゃんとガイラインをかける金具があってしっかり設営ができた。むしろペグを使わないので楽ちん。日陰がなかったのでタープも張ったが、位置があまりよくなかったね。太陽の方向を見てちゃんと計算すべきだった。そのおかげで右奥のすごい狭いスペースでビールを飲むはめに。

1から3番サイトではそのまま海が見えてこのキャンプ場の特典を満喫できてすごく素敵。実は、予約時は空きがなくて一番端っこのサイトを予約したけど少し早めにキャンプ場に着いて受付をしてたら管理人の方がキャンセルで2番サイトが空いてると変更してくださった。

ビール飲んだり海行ったり、のんびり柏島を楽しんでたらあっという間に18時が過ぎてしまった。急いで晩ごはんの支度へ。まずは高知産のにんにくを剥く。粒は小さいけど紫がかかって可愛い。

牛肉はステーキ用のロースだが、なぜかハーフカットしか売ってなかったので2つ買ってきた。合わせて約110g。塩コショウとスパイスで下ごしらえ。

ご飯はメスティン自動炊飯。クッチャロ湖畔キャンプ場での教訓を活かしてしっかりした固体燃料を用意した。

海の向こうに沈んでいく夕日が美しすぎる。2番サイトに変えてくれた管理人さんに感謝!

夕暮れの贅沢な時間を楽しむ。今回はフュアハンド276用にCGKのロゴ無しクルっとシェードを導入したけど全く違和感がなくて一体感がすごい。ただ、それほど明るくならない。

まずバターでにんにくをある程度炒めてから

牛肉を投入!これはもう失敗する要素が見当たらない。たまらん。

肉を焼いてるうちにご飯ができたので確認してみると完璧な出来上がり!米は北海道産ゆめぴりかの無精米を使った。やっぱり美味しい。

ミディアム・レアくらいに柔らかく焼きたかったが、肉が薄かったせいなのかちょっと硬くなってしまった。それでも美味しかったけどね。玉ねぎもあまくて美味しい。にんにくはスライスして炒めたほうがよかったかもしれない。次はもっとうまく焼こう!

ご飯の後はスーパーマーケットで買ってきたカツオのタタキをつまみにウィスキーをすする。

そこに優しい音楽。最高の夜だった。
柏島のキャンプで過ごす時間はとても贅沢で充実したものだったんでしょうね。
愉しんでる様が伝わってきます^^
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柏島いいところでした!次は家族も連れて行きたいですね^^
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