2022年9月13日(火)
外からの物音で目が覚めて出てみるとテントの周りでエゾシカがウロウロしていた。だいたい親子の2匹で動いていて結構人馴れしてるので適度な距離を保ちながら悠悠自適に草を食べていた。エゾシカが起こしてくれる素敵なキャンプ場。

のんびりと荷物をまとめて稚内山林公園キャンプ場を後にしたのが朝7時。山林公園から眺める稚内市が素敵。それになかなかの規模感、最北端最大の都市で間違いない。

いつも宗谷岬に寄ってオホーツク沿いに向かってたので今回は今まで行ったことない道道1077号線に行ってみた。
この道も道道119号線と国道40号線のように何もなくてケータイの電波すら入らないけど森の中の緩やかなワインディング・ロードをのんびり走っていくのはなかなか気持ちいい。また距離的にもかなりショットカットになる。
国道239号線に入ってから道の駅さるふつ公園で休憩を挟んで大好きなオホーツクホタテラインを走っていたらたエサヌカ線への入り口が現れた。これは行くでしょう。
エサヌカ線は何回も走ってるので今回は初めて裏エサヌカ線に入ってみた。フラットなオフロードだが、草が伸びすぎて走りづらい。また真正面から巨大なキャンピングカーが!運よくすぐ前のほうに少しスペースがあったのでそこに退避して交差することができた。キャンピングカーが入るくらいのであれば道はそれほど荒れてないと思ってどんどん進んだら草がより茂てきて足にずっと当たる。また思ってたより道が長くてずっと続いてる。

前に進むと海岸沿いに並んで立てる木々がなくなって少し開けた所が出てきた。

黄金色のススキが美しい。まだ9月なのに北海道は秋の真ん中にあるみたい。裏エサヌカ線とは別にまた海岸沿いにも道があるっぽいけど釣りで来てる人の車が結構多かった。
裏エサヌカ線もずっと続くので途中で飽きて適当な所で右折したらそこはまだエサヌカ線だった。

一応エサヌカ線でも記念写真を一枚。この日の相棒はよくまとめられていて旅バイクとしての深い貫禄を見せていた。もう格好いい!

エサヌカ線で思う存分遊んで再び国道238号へ。いつもは誰もいない道を一人で寂しく永遠に走るのがこのオホーツクラインの醍醐味なのにこの日はどういうわけかたくさんの車で賑わっていた。近くで大きい工事でもやってるのか?

サロマ湖辺りでちょうどお昼時だったので以前調べといた北勝水産直売店へ。頼んだのはもちろんサロマ湖名物のホタテを使ったホタテバーガー!甘さが際立つホタテのパティは柔らかくて食感も素晴らしい。これはまた食べに行かなくちゃ。

ご飯の後はサンゴ草を見に能取湖へ。ひまわりまつりを失敗しているのでちょっと心配してたけど全然大丈夫だった。大丈夫というか今がピークな感じ。

次から次へとたくさんの観光客が来ていて多分この日のオホーツク海沿いでは一番人が集まってたかもしれない。

卯原内サンゴ草群落地からこの日の目的地の女満別湖畔キャンプ場までは約20分、着いたのが15時半くらいで少し遅めだったが、キャンプ場はそれほど混んでなくて好きな所に設営ができた。目の前に網走湖が広がっている抜群のスポット。
綺麗で町も近くて快適ですごくいいキャンプ場だが、一つだけいただけないのがあって…

それが蚊だった!設営していたら凄まじい数の蚊が集まってきて今まで経験したことがないくらい刺されてしまったので急いで蚊取り線香を買いにセイコーマートへ。残念ながらセイコーマートには蚊取り線香の扱いがなかったのでまた近くのドラッグストアへ行って蚊取り線香を手に入れた。そのおかげで女満別、大空町をかなり歩き回ったので結構詳しくなった。
この日は非常に暑いのもあったし、蚊取り線香を買いに結構歩いたのでもう汗で体がベタベタする。とりあえず蚊取り線香に火を付けといて先に温泉から入ることにした。

キャンプ場から徒歩5分くらいに湯元山水美肌の湯という温泉があって助かった。入浴料は440円と安いけどシャンプーやリンスなどが置いてないので持参して行ったほうがいい。風呂も広々してサウナもあって露天風呂もあったのでのんびり温泉を楽しんでたら遠くから雷の音が聴こえてきた。
海のほうだと思って安心してたら雷の音がどんどん近づいてきていきなり土砂降りの雨が降ってきた。ヤフー天気を確認してもこの周辺には雨雲が全くないのにすごく激しい雨。激しい分、降る時間はそれほど長くなかったので雨が止むのを待ってテントに戻った。

雲の間から綺麗な夕日が見えてまたその右側には激しい雨柱が!多分先程雨を降らした雨雲が移動してるのかも。あまり天気が安定しなかったので晩ごはんはセイコーマートのホットシェフの弁当を買ってきてテント内で食べた。雨のおかげで先程の蚊が全部いなくなってそれはよかった。
実はここに書いてる以上に町とキャンプ場を往復していて結構疲れたので早めに寝ることにした。が、…