2022年9月18日(日)
6時くらいだったのかな?目が覚めたのが。ゲストルームは満室で他の方々はまだ就寝中だったのでとりあえず荷物だけを持って1階のリビングに行って着替えと荷造りを済ませて出発。
雨は降ってなかったが、どんよりしていていつ天気が崩れてもおかしくない空模様。雨だけは勘弁してほしい。
美幌峠は何回も行ったので今回は藻琴山方面に行ってみた。藻琴山は今回が初めてだけど緩やかなワインディングが気持ちいい。ただ、霧がすごくて…これは多分山にかかってる低い雲の中を走ってるかも。幸い朝の早い時間であまり車がなくてよかった。それでも視野の確保が難しいのでできるだけゆっくりのんびり走る。

霧が濃すぎてちょっと怖いが、またそれが夢幻的で痺れる。小清水峠を過ぎた辺りでバイクを停めて霧を背景に写真を一枚。あのフォグランプは北海道に来る度にその役割は120%発揮してくれてる。頼もしい。
藻琴峠を超えると開けてきて見覚えのある大きい街が現れた。とりあえず美幌のホクレンSSでガソリンを入れたけどここで前から欲しかったホクレンSSポイントカードをゲットした。これで自分も北海道ガチ勢(?)に仲間入りしたような気がして嬉しい。

この日の最初の目的地は北きつね牧場。山奥にポツンとあると思ったら意外と街と結構近かった。遠くから見える赤い屋根ですぐ分かったけど思ったよりも年季が入っていて駐車場に他の車がなかったら営業しているのかどうか分からなかったかも。
まだ朝早い時間(9時半頃)だからかほとんどのキツネが寝ていた。キツネ以外にタヌキもいたが、キツネより警戒心が強いのかすぐどこかに行ってしまった。

「北きつねの木」にもしっかりキツネがいたが、木の上にいるキツネはほぼ寝てる。

みんな怠けている中で一匹だけ働き者のキツネがいて園内のお客さんたちの中を走り回って挨拶のようなアイコンタクトと写真が撮りやすいようにしばらくポーズを決めてくれた。ありがとう。
北きつね牧場の後は石北峠を超えて三国峠へ。途中銀泉台にも寄ってみたかったが、天気がいまいちなのと15kmの急坂のオフロードを往復するのはキツそうだったので今回は諦めた。銀泉台もリベンジ・リストに追加。

5年ぶりに訪れた三国峠。まだどんよりしていてスッキリしない天気が惜しかったが、コマクサ覆道の手前から見る松見大橋は素敵だった。
お昼は帯広で豚丼を食べたかったので大都市の昼間の渋滞を耐えながらぶた丼のとん田さんへ。

お店に着いたのが13時とちょうど昼時というのもあったけどとん田さんに入ろうとする車で道が渋滞するくらいの大混雑。駐車場に入るだけでも何十分は待つ感じだった。運良くバイク駐車場は空いてたので先に入れてもらいお店の裏側にあるバイク駐車場にバイクを停めて先ず待機リストに名前を記入した。30組待ち!
待つこと1時間10分、ようやく名前が呼ばれて店内に。

頼んだのは欲張りのロース・バラ盛り合わせ。確か元祖豚丼のぱんちょうさんは豚肉はロースだけだったような気がする。一口食べてみると豚肉の甘さとタレの甘さが交わって口の中に広がる旨味が最高すぎる。また歯ごたえのあるロースと柔らかいバラ肉の両方を楽しめるのもいいね。多分今まで食べた豚丼の中で一番美味いかもしれない。
ご飯の後はコーヒーと散歩のために六花の森へ。帯広から六花の森がある札内村までの道はやっぱり真っ直ぐの北海道らしい一直線の道で十勝平野の壮大さがよく分かる。

15時10分くらいに六花の森に着いて入場券を買ってたらスタッフさんが併設されている六’cafeのラストオーダーが15時半なのを教えてくれたので先にカフェへ。六’cafeは白を基調に一面がガラスになっていて芝生と六花の森が眺められるオシャレな空間だった。

頼んだのはコーヒーとチーズスフレ、軽めでデザートにちょうどよくて美味しかったけど六花の森も営業時間が16時までだったのであまりのんびりする時間がない。急いで食べて六花の森へ。

六花の森は北海道お土産で有名な六花亭が運営する施設で100,000平方メートルの広さを持って六花亭を象徴する6種類の花(エゾリンドウ、ハマナシ、オオバナノエンレイソウ、カタクリ、エゾリュウキンカ、シラネアオイー)と芸術品に森と草原、川を楽しめる。

綺麗に管理されている森の中を散策するのもなかなか気持ちがいい。

小川が流れて小さい池を作ってるけどこの池がまるで絵画の世界。実は天気があまりよくなくて小雨が降っていたが、それが逆に叙情的。北海道だからこそこういう空間が作れたと思う。

六花の森を楽しんだ後は更別村のサラパークへ。Google Mapsとニラメッコして距離的に予定的にちょうどよさそうなこの施設を見つけた。更別村の存在もこの施設を通じて初めて知ったが、最近地域起こしのためにこういう施設を作る所が増えてるような気がする。やっぱり人を集める、来させるためには先ずちゃんとした宿が必要だと思う。

部屋は色々種類があるらしいが、ドミトリーしか空きがなかったのでそこに泊まったが、この手作りのドミトリーの天井が低くて着替えるのに一苦労した。中でちゃんと座れないくらい天井が低い。後、キッチンやリビングなど共用スペースがないのも致命的。このドミトリーはあまりオススメできない。

晩ごはんは部屋では食べられないのでサラパーク内に併設されているイタリアンレストランステラ テッラ アドマーニさんへ。元は帯広にあったが、2022年の7月に更別に移転したらしい。なかなか本格的なイタリアンレストランでビックリした。

アピタイザーにフレッシュモッツァレラと生ハムの盛り合わせとグラスの白ワインを頼んだ。生ハムはこの2倍くらいの量だけど一人だったのでシェフにお願いして半分にしてもらった。生ハムとモッツァレラもクオリティーが高くて非常に美味しかった。ただハムはもう少し薄いほうがよかったかも。

美味しくて酒が進んだので追加でグラスの赤ワインを頼んだら新しい瓶を開けてくれた。イタリアワインはあまり詳しくないけどリーズナブルで美味しかった。何よりイタリア料理によく合う。

メインのボンゴレビアンコは麺を自家製生麺(タリオリーニ、追加110円)に変更してもらったけどもちもちと弾力があってスープともよく絡んで美味しい。ちょうどいい塩加減でアサリとムール貝、タリオリーニのバランスがすごくいい。これは今まで食べたパスタの中でもベスト入りするくらい。
部屋に戻ってもう一杯飲みたかったが、物理的に厳しかったのでこの日は大人しく寝ることしかできなかった。