2019四国九州ツーリング3日目:四国カルスト 、四万十屋、別府山田別荘

この日、目が覚めたのは朝6時くらいで起きてすぐ2階の大浴場へ行って朝風呂。やっぱり大浴場があるホテルっていいよな。

このドーミーイン高知には駐車場がなくてバイクだとセントラルパーキングという有料駐車場に止めるしかないけど行ったり来たりするのが少し面倒だ。風呂の後、駐車場に行って料金を払いバイクをホテルまで持ってきて1階の銀行の前に一旦止めて置く。

またホテルに戻って荷物を持ってきてチェックアウトを済ませて荷物をバイクに固定する。なんだかんだでこのくらいの作業で汗をかいてしまってスウェットの脱いで半袖に。ホテルが暑いのか新陳代謝がいいのか、よく汗をかくね。高知が暑いのか?

朝7時に四国カルストに向かって出発!この旅の重要目的地の中の一つなので自然とテンションが上がってくる!

国道33号は仁淀川に沿って進んでいて景色もキレイだし、適当なワインディング具合が気持ちいい。道志みちもそうだけどやっぱり川に沿ってる道が面白いね。特に四国には川が多くて渓谷が多いので自然とそういう道が多くてバイク乗りには嬉しい!

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しかし、この日は大寒波が襲ってきたらしく北のほうでは雪が降ったそうだが、四国もめちゃくちゃ寒かった。ガソリンスタンドに止まったときにスウェットを着たけどそれでも寒なり、途中に止まってライトダウンを着た。やっぱりこのライトダウン使い勝手がいい。北海道の時も大活躍だったけど四国でも大活躍!

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国道33号、440号線沿いには鷹?が多くて結構近いところを飛んでいた。もしかすると同じやつ??飛ぶ姿がカッコいい!

国道33号から国道440号に進んだけど寒さとともに風がどんどん強くなってきて走ってるとバイクが横に押される感じで怖い。アクアラインの横風にもなれているつもりではあったけどそれを遥かに上回る強さ、これはもしかすると台風並みじゃない?

そんな風の中を一生懸命に進んでるとナビがありえない道に行けと教えてくれる。ちょっと待って!うそでしょう?ありえないと思ったけど止まって色々調べてもその道しかないっぽい…マジか!

この細い道も国道440号らしい!438号、439号、440号!もう4シリーズはいい。お腹いっぱいだ。運転教習所のS字コースやクランクをより難しくした感じで、運転教習所の従業が役に立つと思った。崖だし、ガードレールもないし、怖いよ…ただ路面の状態はよくて438号みたいに粉々のアスファルトではなかったのでこの道であってるかもと安心感はあった。

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しばらく進んでいくと少し平たところが出てきた。ここが地芳峠らしい。道が合ってると確信して一息してたら…

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犬が寄ってきた!犬?!首輪もなくて堂々として自由人な感じ。北海道で会ったキツネより何倍も素敵な感じで筋肉質!これはまるで銀牙に出てきそうなやつや!食べ物欲しさはあるものの卑屈さはまったくない。素敵な犬だった。

それはさっておき目的地の四国カルストへ進む。

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また難易度の高いグニョグニョ道が出てきて頑張って登っていたら急に目の前に四国カルストが出てきた!

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なにこの嘘みたいな感じ!世の中にこういう風景があるとは。これは写真や映像で見るより直接見たほうがいいね。たぶん、険しい酷道を頑張ったから得られたご褒美みたいな感想なのかもしれない。しかし、今までこんなの見たことない!素敵だね。

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とりあえずスラクストンの記念撮影と

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この瞬間のために持ってきた三脚を利用した私とスラクストン、四国カルスト、風車の記念撮影を。映えるね!この旅してる感が堪らない。頑張った甲斐があった。

四国カルストを走りながら動画に収める。ここは頂上ということもあり、より風が強くて怖かったけどそれより景色も空もキレイで空いた口が塞がらない。

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素敵だな。なんで天狗高原という名が付いたのかも分かる気がしてきた。

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四国カルストだけではなくてそこから見える四国の山々も素敵でずっと見ていても飽きない。

計画上ではこの後、瓶ヶ森林道(UFOライン)へ行くつもりだったけど山道は飽きたし、あまりにも寒すぎたので(たぶんこの日の四国カルストのほうは5℃以下だったような気がする。前日の高知が27℃でこれだけの気温差は堪えるものがあるね…)暖かさを求めて南のほうに行くことにした。

そう!四万十川へ向かって南下を始めた。四万十川は以前novotelさんと一緒に行った四谷の日本酒飲み放題のお店「かいのみ」で同じ銘柄の日本酒を飲んでからずっと気になっていた。

南に行くのにつれて気温も上がってきて天気もよくて道も面白くて何もかも最高!いいね!やっぱりこういう道を求めて四国に来たんだ。よく見るとここは国道441号!なんということでしょう。国道438号、439号、440号、441号まで狙ってもないの謎のコンプリートをしてしまった。この4シリーズ、なんか一貫して感じるものもあるし、それぞれ個性があって面白いね。一番気に行ったのは四万十川を沿って走るこの441号!

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途中休憩所を見つけてバイクを止める。横に見えてくる四万十川がキレイすぎてずっと止まりたかったけど道も細いし(2車線もないところが多い!)止められるスペースがなかったのでずっと走っていた。四万十川の色は日本酒四万十川のボトルに近い。

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スラクストンと四万十川。いい!

四万十市役所を過ぎて四万十川を渡るけどこの赤い橋が可愛くて気に入った。四万十川橋(赤鉄橋)というらしい。そのままだね(笑)。

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この日のお昼に決めたのはこの四万十屋。四万十川で取れた天然うなぎが売りのお店。ゴールデンウィークの最初の土曜日なのですごい混んでたらどうしようと心配してたけどそれほどでもなかった。1階はお土産店で2階が食事処。

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テラス席がよさそうだったので一つ空いてた席に座った。

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キレイな四万十川が見ながら食事ができてこれはプライスレス!と思ったけど風が結構吹いてきて寒かったので店内へ席を移動…

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天然うなぎの鰻重を頼んだけどこれは初めての感覚!実は関西式のうなぎ料理を食べたことがなくてここまで違うとは思ってなかった。これはまるで「肉」って感じで噛みごたえもあるし、弾力がすごい。タレの味も全然違うね。美味しかった。

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ご飯の後はいろんなところに名所となっていた佐田沈下橋へ行ってみた。うむ。正直なんでこれが名所なのかよく分からない…

また国道441号で来た道を戻る。途中偶然2人組のバイク乗りの方達と一緒に走ることになった。神戸ナンバーの隼乗りの方のリードがうまくてリズムよく楽しむことができた。

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少し早めに八幡浜港に着いたらまだ受付前だった。

実はなぜか分からないけど計画を正月に立てたのに四国から別府へ行くフェリーの予約をしてなかった。船便もいっぱいあるし、予約なしでも行けると勘違いしてたが、一週間前くらいにふっと気がついて予約しようとしたら人の席はあるけどバイクの席がないらしい!慌てて宇和島フェリーに電話してみるとゴールデンウィーク中はバイクの台数を制限してるらしくて(なんで?)車優先だそう。なので別府行は予約できず、オレンジフェリーの臼杵行の便の予約ができた。ひゅ〜。

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とりあえず道の駅八幡浜みなっとにあるカフェで寛ぐ。

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なぜかカフェでちゃんぽんを売ってたので船の時間も微妙でちゃんと晩ごはん食べる時間がなさそうだったので頼んでみた。あっさりして美味しかったけどこれっという特徴はなかったね。この辺りはちゃんぽんが流行ってるのかあちこちにちゃんぽんと書かれてるのをよく見る。

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乗船時間の1時間前の5時40分くらいにターミナルへ行ってみるともう乗船手続きが始まっていた。並んで手続きを済ませる。電話での予約だったので間違って予約されてたらどうしようと心配してたけどちゃんと正しく予約されていた。一安心。

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しばらくするとバイクの方来てくださいとアナウンスがあったので行ってみる乗船作業が始まっていた。バイクが一番乗りで船内へ入れるらしい。ラッキー。

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指示通りにバイクを止めてハンドルロックをかけると乗務員の方々が手際よく固定作業をしてくれる。この日はバイクは5台くらいだったような気がするけと元々バイク用に区切られたスペースに車が止められてあった。

船内で寛いでたら2時間くらいで臼杵港に到着!降りるときはバイクが一番最後だった。降りるときの最初がいいな。

臼杵から別府まで東九州自動車道で移動してたけどあまりライトがなくて真っ暗だった。LEDライトフォグライトがよく活躍してくれて対向車線に車がないときはハイビームにすると遠い所はLEDライトが、近い所はフォグライトが照らしてくれて快適。

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予約してあった別府市内の山田別荘にチェックイン。10時が過ぎた時間だったけど事前に連絡しておいたので問題なくチェックインを済ませた。古民家をリノベーションした旅館だけど価格はリーズナブルなのにしっかりしてておもてなしが素敵な宿だった。

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この和モダンな感じが堪らないね。今回は着いたのが遅くてあまり楽しめなかったけど今度また行こう!露天風呂も入ってみたかったな。

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さっさと片付けて就寝。次の日はいよいよこの度の本番、阿蘇ツーリングなのでベストコンディションを作るためにゆっくり休もう!またゴールデンウィークの最初の日曜なのでできるだけ朝早めに行動しようと決めた。

楽しみで仕方ないけどぐっと抑えて眠りについた。