2022四国九州ツーリング4日目:とよ常と旅館やまなみ

夜中船の汽笛で目が覚めた。

知床野営場でもそうだったが、やっぱり港が近いと船の音で起こされることがたまにある。こういうときのためにキャンプの時はいつも耳栓とバナナを用意する。バナナにはアミノ酸「トリプトファン」という成分が含まれていてそれが睡眠を誘導する「セロトニン」と「メラトニン」の原料になるらしい。おまじないのようなことかもしれないけど夜眠れない時はバナナを食べて耳栓をするとよく寝れる。

この時もこの2つのアイテムを使ってぐっすり寝ることができた。

それでも朝5時に起きて支度を始める。午前11時半に愛媛の三崎港から大分の佐賀関港へのフェリーを予約していて柏島から三崎港までは約163kmで約3時間半くらいかかりそう。出発時間の1時間前には三崎港に着きたいので7時には出発したかった。

撤収しながら前日残ったご飯にとん汁の素を入れて煮込む。固体燃料を使うと手軽に調理ができて忙しい時はちょうどいい。思い付きのズボラとん汁雑炊はなかなか美味しかった。

予定通りに7時に出発!朝早い時間なのに意外と車が結構あったけど地元の方なのか運転がすごくうまくて付いていくのが楽しい。

県道43号から国道321号へ、宿毛市から国道56号に入って海岸に沿って北へと走っていくけどその道がすごくキレイで気持ちがいい。途中須ノ川公園キャンプ場を見つけたけどこれがまたすごくキレイなキャンプ場で海岸と小さい湖の間に絵のような芝生が広がっていた。その景色の良さがちゃんと伝わる写真があまりないのがもどかしい。今度四国に行ったら須ノ川公園キャンプ場に泊まりたい。

宇和島市を過ぎて八幡浜市へ。3年前に八幡浜港から大分臼杵港行きのフェリーに乗ったので今回はあえて三崎港から乗ることにした。また細長い半島、佐田岬を走ってみたかった。

野付半島のように左右で海を見ながら走れるかも。と思ったが、全然広くてまた峠を走るような感じだったのであまり海は見れなかった。でも走ってて楽しくてすごく気持ちいい道だった。今回はゴールデンウィークの真っ只中ということもあって車が多かったが、普段はそれほど混むような感じではないので今度空いてるときにこの道をもう一回走ってみたい。

シミュレーション通りに10時半に三崎港に着いたらバイクでは一番最後だった。一時間ことの運行だけど船がそれほど大きくなくて、またバイク用に設けられた台数も少ないのでこの日バイクは予約分だけだったらしい。予約しといてよかった。

大分の佐賀関港まではだいたい1時間10分くらいかかる。近いのもあってずっと何かしら陸地が見えるのでより短く感じる。あっという間に着いてしまった。

この日はどうしてもとよ常に行きたかったのでとりあえず別府に向かう。国道197号から県道22号に入ってずっと海岸沿いを走って行く。思ったより空いていて快適だった。

14時くらいにお店に着いて「もうランチタイムも終わったし、空いてるだろう」と思いながら中に入ってみるとなんと20組待ち!さすがの人気店だった。それでも回転が結構早くて30分くらい待ったら呼ばれて店内へ。

頼んだのはもちろん特上天丼の特盛!このボリュームで1,310円。こんなに大きい海老天が3尾も入ってる。

実は11年前にこの店に来たことがあってそれからその味が忘れられなくてずっと行きたかった。念願叶っての再訪問なだけに感動も大きい。11年前と味は全く変わってなくて甘めのタレも同じ。美味しかった。

ご飯の後はそのまま由布院の旅館やまなみさんへ。ここでまたグーグル先生がしつこく高速の方に案内してたけどなんでだろう?全然遠回りなのに。無視してやまなみハイウェイを走って旅館まで。

旅館はかなり人気で先客でロビーが混んでたので外で待ってたら中から女将さんが出てきてロビーの屋根の下にバイクを案内してくれた。雨が降っても濡れないように。ありがとうございます。

チェックインを済ませてお部屋へ。和室、食事なしの素泊まりで一日14,400円、会計は事前精算で現金のみ。ゴールデンウィーク期間中にこのくらい施設にこのくらいの値段の旅館は由布院には他なかった。館内の案内表示などを見るとコロナ前は海外からの観光客がメインだったようでコロナの影響を深く受けてる印象だった。早く以前のように海外からお客さんが戻ってほしいね。

この旅館の一番の魅力はやっぱり由布岳だった。部屋の窓からでも大きく見えるし、

露天風呂からも由布岳がキレイに見える。温泉は源泉かけ流しの天然温泉で若干ぬるめだったが、いいお湯だった。風呂にはサウナもあったけど現在は運用してない感じだった。多分働く人がいないんだと思う。スタッフは社長(?)と女将さんしかいない感じだったので色々回しきれないのかもしれない。早く正常化できるといいね。

温泉入りながら部屋でゆっくりしてたらあっという間に夕飯の時間。近くに食堂がないので坂を降りて由布院駅のほうに行く必要があった。もうビールを飲んでしまったので徒歩で駅まで。

社長のおすすめは由布まぶし心というお店だったが、駅まで行ってみるとあまりお店も多くなくてその中では由布まぶし心さんが一番よさそうだった。

なのでここもかなり人気で行列ができていた。18時前にお店に着いたのでそれほど(30分くらい?)待ってなかったけど18時過ぎてきてた方たちは階段下まで並んでかなり待ったと思う。土鍋ご飯なのでやっぱり調理にも時間がかかるし、回転はそれほど早い感じではなかった。またテイクアウトやデリバリーの注文もかなり入ってるらしくて厨房は大忙しい!

頼んだのは豊後牛まぶしひつまぶしのようにまずしゃもじでまぶしてから、一杯目はそのまま、二杯目は柚子胡椒、わさび、漬物などと一緒に、三杯目はだし汁を入れてお茶漬けに、最後は釜の底のお焦げをだし汁で食べる。豊後牛はこれが初めてだけど脂がしつこくなく旨味もあって美味しかった。

お焦げまできれいに全部食べたらもうお腹いっぱい。旅館までの約800mの坂道がちょうどよかった。

旅館に戻ってもう一回温泉入ってからビールを一本飲んだらもう天国。明日からの本格的な九州ツーリングに備えて早めに布団に入った。

新宿つな八

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いつもランチは愛妻弁当なんだけど今日は奥様の仕事が早いので弁当はなし。久しぶりに新宿つな八で天丼を食べてきた。総本店はいつも観光客でいっぱいなので新宿高島屋店へ。

天丼や天ぷらは好きでよく食べるけど奥深いところまでは分からない。ただ、あまり油濃くないものが好き。油に上げてるけど油濃くないって矛盾してるけど美味しい料理やの天ぷらってさっぱりしてるんだよね。

つな八の天丼も美味しいけど自分の中では別府とよ常の天丼が一番だ。2011年震災のときに会社の指示で家族を連れて子会社がある福岡に移動して仕事を続けたが、奥さんも働いていたので週明けには東京に戻らないといけなかった。その週末に家族の気を和らげようと一泊二日で別府へ温泉旅行に行った際に何気なく食べた一杯の天丼だったが、その味、特にその天つゆには感銘して家族みんなで喜んでたのをまだ覚えてる。値段も当時は700円台でかなりリーズナブル。いつかは別府に行ってもう一回食べたいな。

やっぱり食は物語だよね。