EP042 Lithuania

前日Ducati RigaでHarijsさんがタイヤにヒビが入っているので近いうちに変えたほうがいいとアドバイスしてくれた。まだ7,000kmくらいしか走ってないのに…モンゴルの道がそれほど厳しかったのかな?聞いてみると空気圧の設定が高すぎてそれが原因でヒビが入ったらしい。Ducatiの指定空気圧はピレリの対するものでMotozはより低い空気圧が望ましいらしい。知らなかった…。とりあえずこの日はリトアニアのカウナスまでに移動したが、やっぱりタイヤのヒビ割れが気になってあまり楽しく走れなかった。

カウナス周辺でバイク用のタイヤがあるお店をGoogle Mapsで検索するとたくさん出てくるか本当に扱っているのか好みのメーカーやモデルがあるのかが分からない。実はエストニアでSimカードを購入しようとしたが、Google Mapsで販売していると表示されていたお店が全て販売してなかったので鵜呑みはできない。

そこでFacebookのHorizons Unlimited Motorcycle Adventure Travellersグループに自分が残した投稿にカウナスの近くのマリヤンポレに住んでいるŽilvinas PreikšaさんがカウナスのBIKEPARTS.LTというお店がMOTOZのタイヤを扱っていると情報を寄せてくれた。自分もそこでMOTOZのタイアを購入したらしい。これは信頼できる。

BIKEPARTS.LTは朝10時から営業開始だが、着いたのが9時40分とちょっと早すぎた。着いてみるとオフロード専用バイクメーカーのGAS GASのディーラーでもあった。これならまた確率が高まる。ドアは開いているようだったので恐る恐ると中に入ってみた。とりあえず在庫だけでも聞いてみよう。

中にはGAS GASのバイクとオフロードヘルメット、ブーツがたくさん並んでいてここがいかにオフロード専門のバイクショップなのかを証明しているようだった。

他にも店名通りたくさんのバイクパーツが陳列されていた。

優しそうなお兄さんが声をかけてくれたのでバイクのタイヤを探していると伝えるとタイヤのコーナーに案内してくれた。お!MOTOZのタイヤが置いてある!希望は今履いているタイヤと同じTRACTIONATOR ADVENTUREだったが、それは在庫がなくてその代わりTRACTIONATOR RALLZがあったのでそれを買うと伝えて交換作業も一緒にお願いした。

すると早速ピットのほうにバイクを移動して作業を開始してくれた。まだ営業時間の前なのにね。

こちらがその優しいお兄さん、Žilvisさん。作業に入ると先ほどの優しい表情から変わって職人の表情になった。なんかオーラが違うと思ったらこちらのオーナーの方だった。社員もたくさんいたのに社長自ら作業を担当してくれた。

作業の手際がよくて丁寧で早い。やっぱりできる男は違う!にもかかわらずMOTOZのタイヤは固くて専用機械を使っても大変そうだった。

しっかりホイールアライメントまで調整してくれてもう完璧だね。

作業中のŽilvisさんからブレーキパッドももう寿命だから変えたほうがいいと言われたのでそれも一緒にお願いした。もうこれで足回りは万全だ。お店に入って作業が終わるまでかかった時間は全て1時間半!本当に手際がよくてスキルも高い。素晴らしいご対応にもう感謝しかない。本当にいいお店だった。

BIKEPARTS.LTを教えてくれたŽilvinasさんがリトアニアのバイクで走ると楽しいワインディング・ロードとちょっとしたTETコースを案内してくれると言うのでタイヤ交換作業の後に待ち合わせ場所のマリヤンポレまで。

ŽilvinasさんはDucatiのムルティストラーダ1000dsに乗っていていかにもバイク乗りって感じ。

また体格が大きくて力も強そう!まだ朝から何も食べてなかったのでŽilvinasさんと挨拶しながらガソリン・スタンドでホットドッグとコーヒーをいただいた。腹が減っては戦ができぬ。

まずは綺麗な森の中を走っていく。景色もよくて走りやすい道だと思っていたら

ますます森の中へ。早速履いたばかりのMOTOZのTRACTIONATOR RALLZの性能を試すチャンスがきたと思って楽しく走っていたら…

深い砂に足を取られて転倒してしまった。粒子が細かくて柔らかい海辺にあるような砂だったのでよりコントロールが難しかった。でも大丈夫!Žilvinasさんがいるからこんなに荷物をたくさん積んでいる重いバイクでも二人ならこのまま起こせる。この後もやっぱり砂場で足を取られて合計3回も転倒してしまった。3回目はさすがのŽilvinasさんもはぁはぁ言って大変そうだった。自分も汗だくになって大変だったが、アドレナリンが出まくってすごく楽しい。この荷物がなかったらより楽しかったと思う。次もしこういう機会があったら荷物はどこかに置いといて行こう。

また途中転けて起こす動画をGoproで抑えたが、尺をちょっと長めに撮っていたらその動画だけファイルがおかしくなって読み込めなかった。残念。

実際にはアップダウンが激しい道だが、Goproの動画だとなめらかでそうでもないように見えてしまう。

また森の中へ入って林道を走り回った。やっぱりこういう道は一人では厳しくて最低でも二人で行ったほうがいいね。Žilvinasさんのおかげで本当にいい経験ができた。もう楽しすぎる。

そこからまた広くとフラットなオフロードに。この道はモンゴルでよく見る洗濯板のような状態だった。何かの条件が重なると洗濯板のようになるのかもね。ここも結構揺れながら走ったが、Goproが綺麗に補正してくれている。

アドベンチャー遊びを終えてマリヤンポレに戻って遅めのランチ。リトアニアの伝統的な飲み物とスープを頼んだが、これがまた衝撃的な味とすごい色をしていた。Žilvinasさんはあまりオススメしてなかったが…これも経験!

ランチの後もŽilvinasさんがポーランドまで行く普通の国道ではない地元の人しか知らない綺麗なワインディング・ロードを案内してくれた。リトアニアも菜の花が満開していてその中を走るのがすごく楽しい。

また絵に描いたような綺麗なワインディング・ロード。誰かがバイクが楽しく走るためにわざわざ作ってくれたかのような楽しい道だった。

楽しく走っているともうここはポーランド!もう楽しすぎるのだが!何この道。友だちとツーリングに来ると最低でも3回は往復するらしい。分かるわ。本当に素敵な道だった。

奥さんに怒られながらもポーランドの深い所まで案内してくれたŽilvinasさん。彼にも感謝しかない。もし日本にきたらその時は自分がちゃんと案内すると約束した。関東なら道志みちと伊豆スカイラインかな。

ちなみに自分の背が184cmだが、それでも小柄に見えるほどŽilvinasさんは大きかった。昨日のDucati Rigaでも感じたが、リトアニア、ラトビア、エストニアの方々身長が高くて私くらいがちょうど平均身長のよう。

Žilvinasさんと分かれてまたポーランドの田舎道をのんびりと走ってビャウィストクまで。みんなポーランドの道はつまらないと言っていたが、Žilvinasさんが教えてくれた道は長閑で綺麗な景色の楽しい道だった。ただ、楽しみすぎてちょっと遠回りしてしまってビャウィストクに着くのが遅かったので市内観光は諦めて宿の近くにあるポーランド料理のお店へ。

遊びに疲れた体にポーランドのビールと

本日のスープをまずいただく。スタッフさんが色々説明してくれたが、ポーランド語でよく分からなかった。でも優しい感じで美味しい。

こちらはポーランド風餃子ピェロギ。中身を選べられたので仔牛の肉にした。中身がしっかり詰まっていて甘味があって美味しかった。ロシアのペリメニとも違う。

こちらが今日の宿。多分この旅で一番豪華な部屋だと思うが、かなり大変だった。実はBooking.comでアパートタイプの部屋を予約したが、ホストと連絡が着かずチェックイン情報を貰えなくて宿の前でずっと待つ羽目になってしまった。メッセージを見ない、電話も出ない。Booking.comに電話してこういう状況なのでキャンセルしたいと伝えたらこのタイミングでキャンセルすると費用がそのまま発生するのでしばらくホストからの連絡を待ってほしいと。仕方ないのでホストに電話をかけ続けたらやっと電話に出てきてくれた。寝起きなのか状況があまり分かってないらしくてとりあえず5分待ってほしいと言われたので待っていたらなんと車で本人が来た。私が予約した部屋が水が出なくて今使えない状態なので他の部屋を案内すると。あ、もう。疲れてすぐ休みたいのに…。しかし、またそれを断るとその後の手続きや新しい宿の手配が面倒なので他の部屋までにバイクで5分くらい走って移動した。そこは高級マンション街で見るからに高そう。で、この部屋に案内されて60ユーロを要求された。Booking.comでカードで支払いが完了したと思ったら現地払いだったらしい。もう。持っている現金が40ユーロしかないと粘ったらホストも渋々とまけてくれたが、そこまでも結構大変。またそのホストはちょっと輩な感じで女性一人の旅でこういうシチュエーションになると色々厳しそう。

いい部屋を安い値段で泊まれたのはよかったが、こういうアパートタイプの宿を予約する時はAir B&Bのほうがいいかもしれない。ホストの管理がしっかりしているからね。

まあトラブルも旅の醍醐味!

Ducati DesertX Option Parts

契約時にオーダーしてたプロテクター類のオプションパーツがやっとイタリアから届いてDucati東名横浜で付けてもらったのでついでに久しぶりに宮ヶ瀬までツーリング。天気がよくてそれほど寒くなかったので宮ヶ瀬はバイクで溢れるくらい混んでいた。

ノーマルの時よりコツさは増してるけど全体的に守られてる安心感がすごい。これでオフロードデビューする準備がある程度整った。

オプションパーツのハンドガード(96280671AA)。デフォルトのハンドガードの約2倍くらい大きく感じる。正面からの風が手に当たらないのですごく快適。またヒーテッドグリップ(96680702A)も付けてもらったのでもう真冬のツーリングも怖くない!

スチールパイプ製エンジンガード(96781851AA)。思ったよりコツくて信頼感が半端ない。Evotechのengine Guard Protectorも買おうか迷ったけどこれでエンジンの前方(プラスチック部分)もある程度ガードができそう。

ウォーターポンププロテクション(96781861AA)。ウォーターポンプに当たりそうな部分にはちゃんとゴムのパーキングがあるのがいいね。

エンジンガードプレート(97381951AA)。デフォルトのガードとはその厚さや構造が全然違う。

ちなみにこちらはGopro Mini(正式にはHERO11 Black Mini)のテスト動画。画質や画角、申し分なくてHyperSmooth 5.0ビデオブレ補正と水平ロックがちゃんと機能してて適当に撮ってもそれっぽい動画が撮れる。

ただ風切音が結構するのにそれを解決するソリューションがあまりないのでYoutubeを参考にとりあえずファスナーを貼ってみた。これで解決できるかな?

久しぶりの千葉ツーリング w/ DesertX

今年初ツーリングは納車したばかりのDesertXといつものゆるツーメンバーで千葉へ。実はバイク神社で有名な安住神社に行きたかったが、寒いとの予報があったので無理せず南房総を回ることにした。海ほたるPAで9時集合だったので7時半くらいに家を出るつもりだったのが色々用意してたら思ったより時間がかかって結局家を出たのは8時。

急ぎたいところだが、DesetX以外にガエルネのオフロード用ブーツのSG-12も初履きで足の関節が思うように動かなくてバイクのコントロールが難しい。先ずギアペダルの下に靴が入らないので横の側面をペダルに引っ掛けてなんとかギアを上げる。下げるのは踏めばいいのでそれは簡単。しかし、川崎市内の渋滞にハマってずっとギアチェーンジをしないといけないのが大変だった。ドゥカティ・クイック・シフト(DQS、標準装備)でクラッチを握らなくていいのがせめての救い。またリアブレーキを踏みたいのに踏む感覚があまりなくてまた足を思うように曲げられないので踏めてないケースも多くて他の車両が多い市内では危ない。初物はバイクかブーツかどちかの一つにしとけばよかった。

奇跡的にアクアラインが空いていたのでなんとか9時前に海ほたるPAにたどり着いた。

かなり寒い朝だったのに寒さもお構いなしのライダーたちでPAは大賑わい。DesertXは車体の幅も大きいので駐車するときのスペースにも気を使う。

実は一番乗りだったので5階のフードコートで久しぶりにあさりラーメンを食べた。さっぱりして美味しい。皆さんが来る前にサクッと食べちゃうつもりだったが、続々と到着する皆さん。

ラーメン食べ終わって外に出てみると寒いのもあるけど風が強い!アクアライン橋の部分は強風で時速60km制限がかかってた。風が強い日にアクアライン渡るのは怖いな。

出発前におニューのバッグを点検するナツさんとスラクストンR、DesertX。角度によって大きさや太さが変わってみえるけどこの角度が一番太く見えるね。何かの既視感。

海ほたるから高速でこの日の目的地海鮮食堂だいぼまで。南房総と言えども高速を走ってると寒さで指先の感覚が無くなる。グリップヒーターさえあればこんくらいへっちゃらなのにね。契約時に頼んだのにまだ届いてない。2月初旬には届くと言っていたが、自分より1ヶ月も先に納車された店長コヤナギさんも未だにグリップヒーターが届いてないらしく…もしかすると冬越してから届く可能性もあるよね。海外のDesertXコミュニティを見ていても11月に頼んだクラッシュバーが未だに届いてない人もいるし、色々不安が増す。早くオフロードデビューしたいのだが…。

11時50分くらいに海鮮食堂だいぼに着いたら4組待ち。これもナツさんが走って名前を書いてくれたお陰。いつもありがとうございます!

30分くらい待って着席。もう既に売り切れのメニューも多くて結局みんな同じ定置網丼を頼んだ。南房総で取れた旬の地魚を使った絶品の丼ぶり。魚は新鮮で弾力と旨味があって美味しい。人気のお店なのがよく分かる。

半分くらい食べ終わったらアツアツのお出汁をかけてお茶漬けに。またこの味変が楽しいし、美味しい。ごちそうさまでした。

駐車場に戻るとバイクたちが行儀よく待っていた。やっぱりこの角度のDesertXが一番好きかもしれない。またもやいいバイクと出会ったな。

こんなに格好よくて背も高いのにサイドスタンドまで長い!これが少しでも傾斜地にバイクを停めると怖くて降りられないレベル。少しでも力が加わると右側に倒れそう。海外コミュニティの情報だとリコールが進行中らしいが、いつ対応してもらえるのかな?

ちなみに現在海外コミュニティで話題になっているのはサイドスタンドの長さとフロントフェンダーの短さ。みんなエクステンダフェンダーを待ち望んでるらしい。後、海外ではリアショックアブソーバープロテクションのリコールも進行中らしいが、日本での対応は未定らしい。やっぱり出たばかりのバイクなので色々改善が必要になるよね。

せっかくなので恥ずかしいながらナツさんに頼んでDesertXとのツーショットを撮ってもらった。単体ではすごく大きく感じたが、こうやって見るとそれほど大きくないね。自分で言うのもあれだけどバランスがよくてちょうどいいサイズ感。

ご飯の後はティータイム。近くにBLUTO’S CAFEというイカしてるライダーズカフェがあるらしいので行ってみた。オーナーの甥がMOTOGPライダーの中上貴晶選手でそのゆかりの品々を展示してるらしいが、ここのオーナーも絶対バイク好きな人だと思う。

建物のそうだが、店内もイタリアの田舎のレストランを連想させるヨーロピアンな雰囲気で不思議とバイクとの相性もいい。お客さんはライダーと優雅に食事やデザートを楽しむ女性の方が半々くらいかな。

お店自慢のホットコーヒーと

いちごのロールケーキを頼んだ。残念ながらいちごのショートケーキは品切れだったが、ロールケーキもいちごの酸味と甘味が生きていて美味しかった。

ちなみにBLUTO’S CAFEで一番イカれてた空間はこのトイレ!トイレが6畳くらいの広さがあってなんとDucati 996が展示されている。トイレの外にももう一台置いてあるしね。なんと贅沢な空間。

ライダーズカフェの後は帰宅へ。冬は日が短いので早めに動かないとね。15時を過ぎたらアクアライン東京方面も渋滞が始まった。お初のDesertXとSG-12で渋滞の中を走るのはちょっと怖かったが、一日一緒に走って慣れてきたのかそれほど難しくなかった。逆にいつもならツーリングの帰りの肩こりや腰痛が無くなった!220kmくらい走ったけどライディングポジションがすごく楽でその倍くらいは余裕で走れそうな感じ。グリップヒーターが届いたら1日4〜500kmくらいのツーリングにも挑戦してみた。

DesertX、すごく楽しいバイクで何より自分に合っていてもう少し慣れてきたら世界どこにでも行けそうな気がする。

2022北海道ツーリング

こういうのは勢いで書かないと最後まで書くのがなかなか難しい。なんとか2022年中に整理ができてよかった。

9月8日(木)

川崎市、高坂SA、新潟中央卸売市場中央食堂、新潟港フェリーターミナル

9月9日(金)

小樽港、道の駅あかいがわ、モラップキャンプ場、東千歳バーベキュー、白老牛の店いわさき、ゆのみの湯、モラップキャンプ場

9月10日(土)

星に手のとどく丘キャンプ場、十勝岳 望岳台、マイルドセブンの木、天然温泉万華の湯、星に手のとどく丘キャンプ場

9月11日(日)

北竜町ひまわりの里、蛇の目寿司、増毛駅、苫前、道の駅おといねっぷ、TOURIST HOME & LIBRARY 青い星通信社

9月12日(月)

オトンルイ風力発電所、樺太食堂、稚内山林公園キャンプ場、白い貝殻の道、宗谷岬、稚内温泉童夢、稚内山林公園キャンプ場

9月13日(火)

裏エサヌカ線、北勝水産直売店、卯原内サンゴ草群落地、女満別湖畔キャンプ場

9月14日(水)

道の駅 パパスランドさっつる、天に続く道、遠音別さけ・ますふ化場、道の駅 うとろ・シリエトク、北こぶし知床 ホテル&リゾート

9月15日(木)

知床峠、野付半島、そば処 福住 総本店、別海町ふれあいキャンプ場、走古丹、別海町ふれあいキャンプ場

9月16日(金)

春国岱、納沙布岬、かに屋 めし屋 大八、霧多布岬、厚岸漁協直売店エーウロコ、道の駅厚岸グルメパーク、スーパーホテル釧路天然温泉、天ぷら料理さくら

9月17日(土)

コッタロ湿原展望台、poppotei、砂湯、コタン温泉露天風呂、川湯温泉、川湯温泉ゲストハウス NOMY

9月18日(日)

藻琴山 展望駐車公園、北きつね牧場、三国峠、ぶた丼のとん田、六花の森、更別村サラパーク

9月19日(月)

襟裳岬、yogiboヴェルサイユリゾートファーム、二風谷コタン、二風谷アイヌ文化博物館、ゲストハウス二風谷 ヤント

9月20日(火)

支笏湖、洞爺湖、道の駅望羊中山、ホテル・アンドルームス札幌すすきの、AKI NAGAO、スローボート

9月21日(水)

きのこ王国 仁木店、ニセコパノラマライン、神仙沼レストハウス、味の大王 室蘭本店、苫小牧フェリーターミナル

2022北海道ツーリング0日目:すでに試されてる

2022年9月8日(木)

いよいよ出発の朝。前日報道ステーションを見てたらいつのまにか値落ちしていて目が覚めたらちょうど2時55分、アラーム設定時間の5分前だった。もう体がこのパターンを覚えているのかもしれない。

新潟まで行く途中に必ず一回は雨に降られたけどこの日は出発から雨で新潟に着くまでずっと雨と付き合うことになりそう。もうこれは避けられないので受け入れるしかない。幸い雨はそれほど強くない。

かなりゆっくり支度してたのに去年より11分しか差がない。頭ではゆっくりと思ってもテンションが上がって結構パキパキと動いてたかもしれない。

とりあえず新潟のフェリーターミナルに向かって出発!出だしがスムーズでふらつきが全くなくて安定感がある。荷物の積み方を少し変えたのがよかったのかな。調子がいい。

丸子橋を渡って環八を走って練馬ICへ。まずこの環八が北海道旅の最初の関門だ。朝早い時間なのに交通量が多くて何より信号が多い!早く北海道に行って誰もいない、何もないところを走りたい。

関越道乗る前にファミリーマート練馬高野台店で休憩を取る。自宅からここまで約25km移動するのに1時間もかかちゃった。もうしんどい。

関越道に乗ってからは渋滞もなく道も空いていて気持ちよく走ったが、北に進めば進むほど雨が強くなってきたのでここは安全運転で。早めの休憩を心かけて走る。

ヘルメット以外全身Gore-texで雨に濡れる心配は全くしてなかったが、何やら今回の旅のために新調したガエルネのG-Midland Gore-Texの調子がおかしい。国内にサイズがなくてドイツのFC-MOTOから入手したのに。

仕方ないので運転に気をつけて北上を続けるが、雨は一向に止む気配がない。これは参ったなー。ブーツの中が水浸しな感じ。

仕方なく大和PAに逃げ込んだ。ブーツを脱ぐと中には結構な水が…。ブーツの履き方がまずかったのかな。まぁしょうがない。

不幸中の幸い雨が止んだ。雨の後、山から立ち上がる霧が美しい。北海道に付く前にすでに試されてる感じがたまらないね。これこそバイク旅の醍醐味。

無事新潟市に着いてまず向かったのは中央水産市場。この卸売市場の無機質な雰囲気もたまらない。

今回も目当ては中央食堂。ここだけの話、実は「新潟本町 鈴木鮮魚」に行ってみたかったが、木曜が定休日だったのでいつもの中央食堂へ。

去年も頼もうとしたが、時間が20分くらいかかると言われて諦めたのど黒焼定食がその後もずっと心に残ってたので迷いなくのど黒を注文した。20分後運ばれてきたのど黒を見てビックリ!こんなに丸々と太って脂が乗ったのど黒は見たことがない!これが日本海の力か!ごちそうさまでした。

中央食堂を出てまずはガソリンスタンドに寄ってタンクを満タンに。小樽に着くのは朝の4時半、遅くても6時前には船から降りて出発するけどガソリンスタンドがやってない可能性が高いので心を平和のためにも極力新潟でガソリンを入れてる。

後は、コンビニにも寄ってちょっとした買い物をしてきた。ファブリーズメン(香りが残らないタイプ)と日経新聞。バイクウェアは旅行中は洗えないので汗の匂いはファブリーズで誤魔化す。日経新聞は…

雨で濡れたブーツを乾かすため。別に日経じゃなくてもよかったが、他はスポーツ新聞が多くてカラーだったので色が写っちゃうといやなので。さすが教養のある新聞なだけあって吸水力も抜群!

前日の台風の影響で船が新潟に到着するのが遅れたらしくて約1時間くらいディレイが発生した。まだ出発までは時間が結構あるのに待合室ではなんか心が落ち着かずソワソワするのでバイクの横で出発時間を待つ。

いよいよ乗船が始まる!バイク乗りの人たちはほぼ全員バイクに跨ってこの時を待っていた。そこからまた長いのも知っているけどね。

北に向かう船に乗り込むときと上陸するときが北海道旅において一番最初にテンションがマックスになる時だと思う。本当に北海道旅が始まったというのを実感する瞬間。

乗ったら荷物を部屋に置いてすぐさま風呂へ。そこまで急がなくてもいいと思うが、なんか癖になってる。さっぱりして気持ちいいから別にいいけどね。

乗船が遅れたので風呂から出てきたらもう1時が過ぎていてお腹が減ったのですぐ食堂へ。去年はカフェテリア式で自分で好きなものを選んで食べる形式だったのに今年はタブレットで注文するスタイルに変わっていた。コロナ渦によるDXの波なのか!(去年もコロナ渦の最中だったが…)

時代の波に呑まれながらも先ずはサッポロクラシック!船に乗ったらそこはもう北海道なので。もしかすると瓶のサッポロクラシックは初めてなのかもしれない。

頼んだのは季節のおすすめメニュー「北海道エスカロップ」。季節や限定に弱くてついつい頼んでしまう。北海道エスカロップはどこか懐かしくて衣と肉、揚げ加減にソースが絶妙なバランスでまたバターライスがすごく合う。やっぱり新日本海フェリーの食堂の料理は美味しい。

会計もセルフ。ここは大都会の住民、自信満々にバーコードを読ませてクレジットカードで決済しようとしたが、クレジットカードをどこに入れればいいのか分からず迷ってたらスタッフさんがいらっしゃって親切に教えてくれた。ちなみにカードの端末はJCBロゴの右側にある黒いやつ。もう少し存在を出張してもよさそう。

乗船してとりあえず部屋に投げといた荷物を整理して一息。この新日本海フェリーのツーリストSはすべてがちょうどいい。落ち着く。

と思っていたらまた台風が発生した!でももう旅は始まってるし、なるようになるしかない。後は運任せかな。日頃の行いがものを言う。

時間もたっぷりあるのでとりあえずサッポロクラシック。北海道に向かう船で飲むサッポロクラシックには特別な美味しさがある。北海道で飲むのとまた違うんだよね。

ロビーの窓際で陸地から飛んでくる電波を頼りにTwitterやインスタをやっていたら空が黄金色に染まってきた。かなり曇ってたけどちょうど水平線際だけ雲がなくなって陽が沈むのが綺麗に見える。また夕日が反射して波が美しく光る。その波に惚れて無心でシャッターを切り続けたら人がどんどん集まってくる。

十分撮ったので他の方に譲って後ろに下がったらまた夕日の写真を撮ってる人々のシルエットが美しく旅の感じが溢れてる。そう、もう北海道旅は始まってる。

晩ごはんは刺身盛り合わせ。ネタが新鮮で美味しい。新日本海フェリー新潟小樽間のあざれあ号の料理長は相当腕がある。何百人の食事をこれほど安定的に美味しく提供できるのって容易いことではないと思う。

美味しい料理には美味しいお酒が必要だ。和食にはやっぱり日本酒が一番合う。八海山大吟醸いつ飲んでも美味しい。

食事の後部屋に戻ってテレビを見ながらゴロゴロしてたらBSだと画面が乱れず安定的に見れるのがわかって初めてみる相撲の番組を見てたら部屋の中でも船内Wi-Fiに接続できることに気が付いた。また船内Wi-Fiも1時間ことに再接続が必要だが、そのクオリティーが悪くない。しかし、ここでiPhoneのライトニングケーブルを持ってきてないのに気づく!他のケーブルは全部持ってきたのにライトニングだけ持ってきてなかった。船内売店でもライトニングケーブルを売ってるけど全部USB-Aタイプ…持っていったMacbookも充電器も全部USB-Cタイプなので使えない。もうこれ以上iPhoneのバッテリーを減らしちゃうと色々不安なので早めに寝ることにした。横になったらすぐ意識が飛ぶように寝落ちてしまった。

明日からの北海道旅本番が楽しみで仕方ない。