2019四国九州ツーリング4日目:マシントラブル

スロットルを回してもエンジンが回らない、RPMが上がらない!いくら回しても時速20Kmを超えられない。計器盤にはTC(トラクションコントロール)のランプが点滅して、整備を要求するスパナーのアイコンが点滅してる!これはただ事ではないと直感した。

機械的なトラブルではなく電気回路かソフトエラー的な問題のような気がした。エンジンが回ろうとしてるところを何かが止めろと指示してるような感じ。

前日USBケーブルに少し問題があって新しいのに取り替えたけどそのときに他の回線を間違ってなんかしちゃったのかな?前触れもなくいきなりの症状だったのでテンパってしまう。

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とりあえずシートを外してみた。スラクストンはあまりスペースがなくていろんな装置がびっしり詰め込まれてる。あの黒いコネクターが外れてあったのでとりあえず指してみた。それが原因であってほしい!でも症状は代わりがなかった…

トライアンフ横浜港北さんはまだ連休に入ってなかったので電話してみた。まだオープン前の忙しい時間なのに邪魔してしまった。大澤さんが電話に出てくれたのでいろいろ症状と対応策を相談してみた。大澤さんも現場にいるわけじゃないので原因までは把握できないけど現場でなんとかなる問題ではないということを教えてくれた。またそこから一番近いトライアンフ福岡さんで見てもらったほうがどうかと聞いてみたけど独自のカスタムも結構やってるのとすぐ直る問題かどうかもわからない、連休前なのですぐ対応が難しい可能性もあってもし駄目だっったらトライアンフ福岡から横浜まで送らないといけないのでいろいろ手間と費用が余計にかかってしまいそうということだったのでとりあえずここからトライアンフ横浜港北まで送ることにした。

今回の旅はここで無念のリタイア…他にバイクか車をレンタルして回ることも考えたけど相棒と一緒じゃないと意味がないし、そもそも普通の観光はあまり好きじゃない。相棒と一緒に走るからこそ楽しいし、目的地を決めることも楽しい。その途中の道のりが楽しいからね。とりあえずバイクはレッカーで送って自分は熊本空港に行って東京に戻ることにした。

その前にレッカーの手配。

まず任意加入保険の損保ジャパン日本興亜へ連絡してみた。この保険では最大150Kmの距離しか無料で運べないし、それ以降は有料になるらしい。阿蘇から横浜までだったら10万は軽く超えるらしい!また現場からはバイクのみで人は乗せてあげられないから自分で移動手段を手配してとのこと…あ、後、無料でレッカーサービスを利用できるのは2回のみらしい。なんか頼りないな…

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もう一つはZuttoRide。よく知らなかったけどスラクストンを買う時にトライアンフ横浜港北の店長の佐々木さんに勧められて入ったけどあまり使うことなかったし、保険でも無料レッカーサービス入ってるから辞めようかなと思ってたが、なんと有効期限が2019年4月30日までだったので今回は4月28日なので呼べる!ツイてるね!佐々木さんに改めて感謝!このサービスではトラブル時に全国どこからでも無料(年会費は9800円かかる)で希望の場所まで送ってもらえるし、人も近い交通手段を使えるところまでは送ってくれるらしい。それが人のなさけじゃ。

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ということでZuttoRideさんにお願いをしたら3〜40分後に(有)総合自動車坂梨の坂梨さんが来てくれた。すごい丁寧な方で手続きを済ませてから早速レッカーにバイクを載せてくれた。

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手際よくバイクの固定作業をしてくださってる横をたくさんのバイクが走っていく。みんなすごい視線を送りながら通っていく。みんな見るなw恥ずかしさもあり、羨ましさもあり、複雑な気分。嗚呼。

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坂梨さん、ありがとうございました。ゴールデンウィーク中にもかかわらずこうやって世話をしてくださる方々がいるからこそ今回も助かった。やっぱりこの世の中は誰かの犠牲の上に成り立ってると思う。

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どんどん阿蘇山に近づいていく。近くで見るとより迫力があるね。あの噴火口からの煙もなかなかの迫力だった。

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阿蘇駅でスラクストンとはさようなら。

しばしのお別れだ。横浜に連れにいくからその時までにきれいに直ってね。

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阿蘇駅は思ったより小さくてびっくり。その名前の有名さからすると結構大きい駅舎をイメージしてしまった。でもきれいでおしゃれな駅で可愛かった。ここから熊本空港まではバスで約1時間。運良くすぐ出発するバスがあったのでそれに乗った。

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熊本空港も新しい感じで小さいけどキレイ。鯉のぼりもいいね。

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朝からかなり多くのことがあってまだ12時が少し過ぎた時間だったのに疲れてしまった。こういうときは一杯飲んだほうがいいな(笑)。熊本空港の3階にある「りんどう」というお店で昼食を取りながらビールを一杯。

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頼んだのは溶岩焼き膳!

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あか牛天草大王の焼き肉はうまい!今度行ったらもっとしっかり食べよう。

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後、熊本名物の馬刺し!これは酒を呼ぶ味だね。

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大吟蔵 木槽搾り。銘柄を教えてくれなかったけど非常に美味しかった。

最後の最後で少しでも熊本を満喫できてよかった。次来るときはいっぱい楽しんでやる!

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東京までは初めてのソラシドエア。ANAとの共同運航便らしくて機内も清潔だし、サービスも申し分ない。ゴールデンウィークの日曜日ということもあり、ほぼ満席で一人だったから予約が取れたかも。16時半出発で東京には18時過ぎに着いた。バイクで行ったら一日中運転してもつくかどうか分からない距離でも飛行機ではあっという間。まぁ便利さと楽しさは全然別物だからね。家に着いて家族に慰めてもらいながらみんなで夕食のカレーを食べた。これはこれでまた最高に幸せな時間だけどね。

今回の旅は不本意な形で無念に終わってしまったけど旅というのはトラブルが付き物。計画の半分くらいで終わってしまったけど阿蘇の良さを確認したので来年再チャレンジする!来年は阿蘇をベースに九州を一周しようかな?よし!計画を練ろう。

あ、その前に夏の北海道もあるのでそのときは同じことが起こらないように万全の準備をしよう!

2019四国九州ツーリング4日目:やまなみハイウェイ、阿蘇、大観峰

いよいよこの旅のハイライト、阿蘇を走る日がきた!前日寝たのが12時すぎくらいだったのに目が覚めたのは朝5時。外は少し明るくなっていてやっぱり関東とは日が登る時間が違うんだね。まず温泉に入って少しゆっくりしてから支度を開始。荷物をあまり広げてもないのですぐ終わって6時に旅館を出て出発!

別府の港のほうから山の方に向かっていくとすぐ県道11号、いわゆるやまなみハイウェイが出てくる。最初の区間はヘアピンに近い急なワインディング・ロードが続いていて朝早くから走り屋の車が結構走ってた。道を譲ってあげたらすぐさま飛んでいって3〜40分くらい走ってたらまた逆方向から同じ車が走ってくる。好きだね(笑)。

進んでいくとあまり見たことのないような景色が広がる。最初は左側に広い草原が広がってまた林の中を走っていく右側に不思議な形の山が見えてきた。あの有名な由布岳らしい!山頂は雲で見えないけど素敵な感じでふもとの駐車場には朝の6時半なのにもう車でいっぱい。皆さん登山が目的だそうだ。

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そこから少し離れてるところでこうやって一人撮影会を行う方がいた。ニュービートルなのかな?こういうの嫌いじゃないぜ(笑)。なかなかいい撮影ポイントらしいが、この先に楽しみがいっぱい待ってるし、邪魔したくないのでそのまま去っていく。いい写真が撮れますように。

火山が作り出した地形や景色が素敵でまたその中の緩やかなカーブを描いてる道が素敵。走っていると楽しすぎる。ただ、すごく寒い!グリップヒーターも入れてるのに手の甲側が凍りそうだ。

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由布院を見渡せる狭霧台駐車場に一旦バイクを止めた。由布院の町並みも素敵だ。ここで今回の旅2度目のライトダウンを着る。電光掲示板にこのときの気温が3℃と出ていた!それは寒いわけだ…でもまだ朝早いし少し晴れてくれば気温も上がるかも。それを祈って再出発。

由布岳から由布院に降りていく道も素敵で走るのが楽しい。由布院に入ると交通量が結構増えてきた。さすが観光地!

由布院から離れて緩やかな下り道を走っていくとのどかな田舎風景が広がる。特に山の低い位置にかかってる雲が素敵すぎて思わずバイクを止めて景色を楽しんだ。

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途中、長者原ビジターセンターで一休み。またここも駐車場に空きがないくらい車でいっぱいだった。皆さんほぼ登山客で、登山用の服装の方たちの中に場違いのライダーファッションでちょっと気まずい。とにかく寒かったのでここの足湯に手を沈めて暖を取る。温かい!

前に進んでいくと広大な開けた草原が出てきて遠くに阿蘇山が見えてきた!あ、これが阿蘇か!胸騒ぎが止まらない。素敵すぎる。おとぎ話に出てくるような景色がたまらない。そこから県道45号、いわゆるミルクロードに入ってからの道がやばいくらい楽しかった!時間がある方はぜひ走行動画を見てほしい。少しはその楽しさが伝わると思う。素敵すぎる。

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また大観峰展望台に登って阿蘇の素敵な景色を脳裏に焼き付ける。北海道の絶景も大好きだけど阿蘇のこの絶景にはまた他の味わいがあるね。いくら見ていても飽きない。

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6時に起きて何も食べてなかったので大観峰茶屋の食堂がオープンするを待って肉うどんを食べた。熱々で甘くて美味しい。こんな寒い日にはこのような温かい汁物がいいね。

大観峰は十分楽しんだし、次は入ることはできないけど少しでも近いところで見てみたいラピュタの道と阿蘇中岳火口へ行ってみようかな。後、阿蘇パノラマラインもね。軽くこの後の計画を立てて大観峰を出た。

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あ、その前に阿蘇山を背景に相棒の記念写真も撮ってあげよう!やっぱりいいね!

よし!行こうか!エンジンを掛けて坂を下りながらギアをチェンジしてスロットルを回す。

あれ?あれれ?

2019四国九州ツーリング3日目:四国カルスト 、四万十屋、別府山田別荘

この日、目が覚めたのは朝6時くらいで起きてすぐ2階の大浴場へ行って朝風呂。やっぱり大浴場があるホテルっていいよな。

このドーミーイン高知には駐車場がなくてバイクだとセントラルパーキングという有料駐車場に止めるしかないけど行ったり来たりするのが少し面倒だ。風呂の後、駐車場に行って料金を払いバイクをホテルまで持ってきて1階の銀行の前に一旦止めて置く。

またホテルに戻って荷物を持ってきてチェックアウトを済ませて荷物をバイクに固定する。なんだかんだでこのくらいの作業で汗をかいてしまってスウェットの脱いで半袖に。ホテルが暑いのか新陳代謝がいいのか、よく汗をかくね。高知が暑いのか?

朝7時に四国カルストに向かって出発!この旅の重要目的地の中の一つなので自然とテンションが上がってくる!

国道33号は仁淀川に沿って進んでいて景色もキレイだし、適当なワインディング具合が気持ちいい。道志みちもそうだけどやっぱり川に沿ってる道が面白いね。特に四国には川が多くて渓谷が多いので自然とそういう道が多くてバイク乗りには嬉しい!

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しかし、この日は大寒波が襲ってきたらしく北のほうでは雪が降ったそうだが、四国もめちゃくちゃ寒かった。ガソリンスタンドに止まったときにスウェットを着たけどそれでも寒なり、途中に止まってライトダウンを着た。やっぱりこのライトダウン使い勝手がいい。北海道の時も大活躍だったけど四国でも大活躍!

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国道33号、440号線沿いには鷹?が多くて結構近いところを飛んでいた。もしかすると同じやつ??飛ぶ姿がカッコいい!

国道33号から国道440号に進んだけど寒さとともに風がどんどん強くなってきて走ってるとバイクが横に押される感じで怖い。アクアラインの横風にもなれているつもりではあったけどそれを遥かに上回る強さ、これはもしかすると台風並みじゃない?

そんな風の中を一生懸命に進んでるとナビがありえない道に行けと教えてくれる。ちょっと待って!うそでしょう?ありえないと思ったけど止まって色々調べてもその道しかないっぽい…マジか!

この細い道も国道440号らしい!438号、439号、440号!もう4シリーズはいい。お腹いっぱいだ。運転教習所のS字コースやクランクをより難しくした感じで、運転教習所の従業が役に立つと思った。崖だし、ガードレールもないし、怖いよ…ただ路面の状態はよくて438号みたいに粉々のアスファルトではなかったのでこの道であってるかもと安心感はあった。

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しばらく進んでいくと少し平たところが出てきた。ここが地芳峠らしい。道が合ってると確信して一息してたら…

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犬が寄ってきた!犬?!首輪もなくて堂々として自由人な感じ。北海道で会ったキツネより何倍も素敵な感じで筋肉質!これはまるで銀牙に出てきそうなやつや!食べ物欲しさはあるものの卑屈さはまったくない。素敵な犬だった。

それはさっておき目的地の四国カルストへ進む。

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また難易度の高いグニョグニョ道が出てきて頑張って登っていたら急に目の前に四国カルストが出てきた!

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なにこの嘘みたいな感じ!世の中にこういう風景があるとは。これは写真や映像で見るより直接見たほうがいいね。たぶん、険しい酷道を頑張ったから得られたご褒美みたいな感想なのかもしれない。しかし、今までこんなの見たことない!素敵だね。

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とりあえずスラクストンの記念撮影と

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この瞬間のために持ってきた三脚を利用した私とスラクストン、四国カルスト、風車の記念撮影を。映えるね!この旅してる感が堪らない。頑張った甲斐があった。

四国カルストを走りながら動画に収める。ここは頂上ということもあり、より風が強くて怖かったけどそれより景色も空もキレイで空いた口が塞がらない。

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素敵だな。なんで天狗高原という名が付いたのかも分かる気がしてきた。

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四国カルストだけではなくてそこから見える四国の山々も素敵でずっと見ていても飽きない。

計画上ではこの後、瓶ヶ森林道(UFOライン)へ行くつもりだったけど山道は飽きたし、あまりにも寒すぎたので(たぶんこの日の四国カルストのほうは5℃以下だったような気がする。前日の高知が27℃でこれだけの気温差は堪えるものがあるね…)暖かさを求めて南のほうに行くことにした。

そう!四万十川へ向かって南下を始めた。四万十川は以前novotelさんと一緒に行った四谷の日本酒飲み放題のお店「かいのみ」で同じ銘柄の日本酒を飲んでからずっと気になっていた。

南に行くのにつれて気温も上がってきて天気もよくて道も面白くて何もかも最高!いいね!やっぱりこういう道を求めて四国に来たんだ。よく見るとここは国道441号!なんということでしょう。国道438号、439号、440号、441号まで狙ってもないの謎のコンプリートをしてしまった。この4シリーズ、なんか一貫して感じるものもあるし、それぞれ個性があって面白いね。一番気に行ったのは四万十川を沿って走るこの441号!

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途中休憩所を見つけてバイクを止める。横に見えてくる四万十川がキレイすぎてずっと止まりたかったけど道も細いし(2車線もないところが多い!)止められるスペースがなかったのでずっと走っていた。四万十川の色は日本酒四万十川のボトルに近い。

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スラクストンと四万十川。いい!

四万十市役所を過ぎて四万十川を渡るけどこの赤い橋が可愛くて気に入った。四万十川橋(赤鉄橋)というらしい。そのままだね(笑)。

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この日のお昼に決めたのはこの四万十屋。四万十川で取れた天然うなぎが売りのお店。ゴールデンウィークの最初の土曜日なのですごい混んでたらどうしようと心配してたけどそれほどでもなかった。1階はお土産店で2階が食事処。

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テラス席がよさそうだったので一つ空いてた席に座った。

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キレイな四万十川が見ながら食事ができてこれはプライスレス!と思ったけど風が結構吹いてきて寒かったので店内へ席を移動…

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天然うなぎの鰻重を頼んだけどこれは初めての感覚!実は関西式のうなぎ料理を食べたことがなくてここまで違うとは思ってなかった。これはまるで「肉」って感じで噛みごたえもあるし、弾力がすごい。タレの味も全然違うね。美味しかった。

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ご飯の後はいろんなところに名所となっていた佐田沈下橋へ行ってみた。うむ。正直なんでこれが名所なのかよく分からない…

また国道441号で来た道を戻る。途中偶然2人組のバイク乗りの方達と一緒に走ることになった。神戸ナンバーの隼乗りの方のリードがうまくてリズムよく楽しむことができた。

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少し早めに八幡浜港に着いたらまだ受付前だった。

実はなぜか分からないけど計画を正月に立てたのに四国から別府へ行くフェリーの予約をしてなかった。船便もいっぱいあるし、予約なしでも行けると勘違いしてたが、一週間前くらいにふっと気がついて予約しようとしたら人の席はあるけどバイクの席がないらしい!慌てて宇和島フェリーに電話してみるとゴールデンウィーク中はバイクの台数を制限してるらしくて(なんで?)車優先だそう。なので別府行は予約できず、オレンジフェリーの臼杵行の便の予約ができた。ひゅ〜。

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とりあえず道の駅八幡浜みなっとにあるカフェで寛ぐ。

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なぜかカフェでちゃんぽんを売ってたので船の時間も微妙でちゃんと晩ごはん食べる時間がなさそうだったので頼んでみた。あっさりして美味しかったけどこれっという特徴はなかったね。この辺りはちゃんぽんが流行ってるのかあちこちにちゃんぽんと書かれてるのをよく見る。

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乗船時間の1時間前の5時40分くらいにターミナルへ行ってみるともう乗船手続きが始まっていた。並んで手続きを済ませる。電話での予約だったので間違って予約されてたらどうしようと心配してたけどちゃんと正しく予約されていた。一安心。

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しばらくするとバイクの方来てくださいとアナウンスがあったので行ってみる乗船作業が始まっていた。バイクが一番乗りで船内へ入れるらしい。ラッキー。

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指示通りにバイクを止めてハンドルロックをかけると乗務員の方々が手際よく固定作業をしてくれる。この日はバイクは5台くらいだったような気がするけと元々バイク用に区切られたスペースに車が止められてあった。

船内で寛いでたら2時間くらいで臼杵港に到着!降りるときはバイクが一番最後だった。降りるときの最初がいいな。

臼杵から別府まで東九州自動車道で移動してたけどあまりライトがなくて真っ暗だった。LEDライトフォグライトがよく活躍してくれて対向車線に車がないときはハイビームにすると遠い所はLEDライトが、近い所はフォグライトが照らしてくれて快適。

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予約してあった別府市内の山田別荘にチェックイン。10時が過ぎた時間だったけど事前に連絡しておいたので問題なくチェックインを済ませた。古民家をリノベーションした旅館だけど価格はリーズナブルなのにしっかりしてておもてなしが素敵な宿だった。

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この和モダンな感じが堪らないね。今回は着いたのが遅くてあまり楽しめなかったけど今度また行こう!露天風呂も入ってみたかったな。

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さっさと片付けて就寝。次の日はいよいよこの度の本番、阿蘇ツーリングなのでベストコンディションを作るためにゆっくり休もう!またゴールデンウィークの最初の日曜なのでできるだけ朝早めに行動しようと決めた。

楽しみで仕方ないけどぐっと抑えて眠りについた。

2019四国九州ツーリング2日目:高知、座屋

この日の高知はすごく暑くて最高気温がなんと27℃まで上がったそうだ。普通に歩くだけでも汗かいてきたので夕方まではホテルでメンテナンスをしながらゆっくりして6時が過ぎたらホテルを出て座屋までの道を散歩がてらに楽しんだ。

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あの高知名物の路面電車も見て写真に収めたり、行き先が「ごめん」の電車もあったけどそれは取れなかった。なんか可愛かったのに残念。

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龍馬パスポートというのあったり、竜馬通りがあったり。この高地55番街はすごく魅力的だったけどこの日はすでにお店を予約してあるので残念ながら行けなかった。今度高知に行ったらぜひ行ってはしご飲みしてみたい。

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高知は思った以上に南の国感がすごかった。暑かった天気の性もあると思うけど夏が似合う町並み。

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予約時間の6時半ちょうどにお店に着いた。オシャレでモダーンな建物で和食よりはバーに近い感じだった。まだ少し早い時間だったので先客は2組のみ。シェフ(お店の雰囲気からすると大将よりはシェフと呼んだほうがよさそう)とスタッフさんと挨拶を交わす。

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高知の地酒を10種類くらいストックしてるらしいけど名前を聞いても分からなそうだったのでお任せで。甘口で純米大吟醸系が好きと伝えたら一番先に出てきたのがこの「亀泉 純米大吟醸」!濃厚で甘くて美味しい!高知以外ではあまり出回ってなくてなかなか手に入らないお酒だそう。

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先付けは千葉産の蛤(千葉産かい!とツッコミたくなったのをぐっと我慢w)と高知産の椎茸とフルーツトマトのソースかけ。さっぱりして美味しい。食欲を唆る感じがいいね。

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続いて高知産のクエ(12kgもする大物だったらしい)と山椒、銀杏、アワビを一緒に煮込んだスープ。これも贅沢な逸品!

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続いて桃太郎!名前からすると結構ありそうなのにこの日本酒は初めて。甘口から少しずつ辛くなっていく。

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刺し身盛り合わせ。

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他の魚も新鮮で美味しかったけどこのカツオの藁焼きは最高に美味しかった!今まで食べたことのない感じ。柔らかくて脂も乗っていて、また藁の風味が堪らない!これだけで追加したくなる。これが本場の味か!

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続いて太刀魚の焼き魚と酒粕、金柑。

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豊能梅 純米吟醸 おりがらみ生酒。

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四万十川の川エビとトウゴロウイワシ、アオサ海苔、ウツボの天ぷら。

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のれそれと雲丹。

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南 純米中取り。

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徳島産の和牛とタケノコ。

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大野見産のヒノヒカリ!

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初めて食べる米だけど香ばしくて美味しい!

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それに土佐ジローの玉子!普通に見えるけど全然普通ではない。すごく固くてなかなか割れない。

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やっと割ってみたら普通よりも色はちょっと薄いかな。

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炊きたてのご飯に醤油をかけて

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先程の土佐ジローの玉子をかけると特製卵かけご飯の完成。よくマゼマゼして食べるのがこの座屋スタイルらしい。

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ぺろりっと食べ終わるとおこげをくれる!何もかけずにこのままで美味しい!やっぱり米って美味しいよね。

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最後のデザートまで完璧すぎる。

最高の料理とお酒、ホスピタリティー溢れるシェフやスタッフさん、これこそ贅沢な大人の旅という感じの夜だった。場当たりもいいけどたまにはこのように完璧に決めるのもいいね。高知にまた行かなきゃいけない理由ができた。

2019四国九州ツーリング2日目:国道438号、439号、祖谷渓谷

外が明るいなと思って起きたらまだ5時過ぎだった。関東より全然明るくなるのが早い。起きてしまったのでしょうがない。そのまま起きて出発の仕度をする。朝ごはんも付いていたが、7時からだったのでそれを待ってる暇はない。そのまま出発する。

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荷物を持って駐車場に行ってみると夜中雨が降ったらしくて少し濡れていたが、さっと拭けば問題ない。いつどういう角度で見ても格好いいな。そのままエンジンを掛けて出発する。

高速に沿って行ったらいつの間にか大鳴門橋!動画には写ってないけど左側に鳴門の渦潮が見えてきてテンションが上がる!だが、止まれないので片目で見てそれでいい。

徳島市内に入ったら交通量が増えてまだ朝7時くらいなのに渋滞しそうな感じ。とりあえずこの日の最初の目的地「セルフうどん やま 住吉店」まで急ぐ。

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香川は行かないけど少しでも本場に近いうどんを食べたくて調べて選んだお店。まだ新しくて何より朝7時から営業するのが素敵!お店に着いたのが7時10分くらいだったけど普通に営業してた、神!

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肉うどんを頼んて食べたけど美味しすぎる。十分答える味だね。肉汁が甘いけど濃厚で食べごたえあるし、麺も関東でよく食べるのと違って柔らかい感じ。美味しくいただきました。

ご飯の後、早速剣山へ向かって国道438号を目指す。ただ、朝の徳島市内の渋滞は半端ないね!ちょっと甘く見てた…

まず国道438号に入って狭いけど走りやすいなと思ってた。「酷道439号」の前のワーミングアップだっと思って…

なんか家も多いけど廃墟も多いなと思ったけど登っていけば行くほど何もなくなって道がどんどん険しくなってきた。

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崖の上に鹿がいたのでびっくりしてバイクを止めたらあっという間にいなくなってしまった。

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仕方ないのでバイクの後ろ姿でも撮ってあげる。やっぱりどこからでも絵になるわ。

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もう少し先に進んだらまた鹿が出てきた!まだ坂の上でよかったけどこういうのが道路に出てくると怖いね。じっと見てたらどっか行っちゃった。

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ワインディングというかすごい山道を回って上がって行ったらかかしの里のカカシたちがいっぱい出てきた。出張っていうか他のところにも出してるんだね。正直にいうとこういうのはあまり好きじゃないというか苦手なのでさっさと移動する。

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川井峠を超えたら四国の山々の絶景が広がってた。素敵すぎる!

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国道438号…勉強不足であまりよく知らなかったけど…

「酷道」と言われてる439号より酷くて、あまり管理されてなくて、一応アスファルトではあるけど粉々になっていて、どちらかというとほぼ林道だね。何回も滑りそうになったけどなんとか持ちこたえた。怖い!

知らないうちに目的地だった剣山を過ぎてしまってそのまま国道439号へ。438号が林道だったら439号は県道のような感じかな。細いけど全然走りやすくて快適。本当に「酷道」を走ってみたい人は439号より438号を走ったほうがいい!

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439号を走っていったら奥祖谷のかずらばしが出てきた!以前出川さんの「充電させてもらえませんか?」に出たのを見たことあるけど本当にそのままで入場料550円を払って見に行った。この祖谷渓谷周辺の一番の売りはこのかずらばしらしい。

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渓谷のほうにおりていったらかずらばしの由来が書いてあって

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すぐ横にかずらばしがあった。こちらは男橋。

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よく見たら下に鉄のワイヤーがあって木も全然新しい感じで観光名所として作り上げた感じだった。これで550円はちょっと高いな…

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こちらは少し小さい女橋。

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かずらばしより下を流れてる川がキレイでいい感じ。マイナスイオンをいっぱいいただきました。

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国道439号ね。標識も438号より全然キレイでなんだかんだ観光地化してキレイになってる気がする。ずっといろんな区間で工事をしていた。

438号にくらべたら全然快適だけど交通量は多いね。正直438号では誰もいなかったので…

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トンネルを過ぎたら祖谷美人が出てきた。計画上では他のお店に行くつもりだったけど疲れてたし、お腹も減ったのですぐさまこの店に入ってしまった。

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この店、自慢のテラス席に行ったらたぬきが祖谷渓谷に向かって空からおしっこをしていた(笑)。

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祖谷渓谷はすごいキレイだった。その渓谷を独り占めできる位置によく旅館と飲食店を作ったね。走ってみると結構皆さん崖の上に家やお店をたくさん作っていて逞しいというかこんなところにそこまでしなくてもという気持ちに…

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天気がよかったのもあってテラス席での昼ごはんがすごくよかった。

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美人膳をいただいたけど祖谷の郷土料理がたっぷり入っていて新しかったし、美味しかった。たぶんここでしか味わえない品々だろうね。

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駐車場から見る山の新緑がキレイすぎてすごく気持ちがいい。やっぱり最高だね。

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ご飯の後徳島県道32号を走っていたら祖谷渓谷のビューポイントがあって一休み。素敵すぎる!カメラでは全体を一画面に収めることができなかったのでそれぞれ撮ってみた。

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また少し走ってみたら小便小僧がいたけど小便してないね!笑。どうした?たぬきはいっぱいしてたけどね、

徳島県道32号も国道438号に比べたら全然快適で走る楽しさがある!

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小歩危峡と大歩危峡も見てみようと思ったけどちゃんとした駐車場がなくて船乗り場でワンカット。でも想像してたのとちょっと違ったかもね。

その後、そのまま走って高知まで。やっぱり高知市内は渋滞してたけどそれより気温が高くて暑すぎる!後で調べたらこの日の最高気温は27℃だった!もう夏かよ…

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ホテルに着いて、汗をいっぱいかいたのでまず洗濯。ドーミーイン高知に泊まったけどランドリーがタダだった(乾燥機は15分100円)!以前旭川でもこのホテルチェーンに泊まったけどしっかりしてて使い勝手もよくて結構好き。

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洗濯の跡はホテルの温泉でゆっくり。色々メンテナンスして晩ごはんを食べに座屋へ向かった。