新宿でとときち以外に美味しい日本酒が飲めるお店をリサーチしてたら「珈穂音(かぽね)」というお店を発見した。なんと創業55年!夜だけではなくランチも100種類くらいのメニューがあるらしい。気になるのでとりあえず行ってみた。

お店は新宿の靖国通り沿いにある三平本館という少し年季の入った雑居ビルの5階に位置している。一階はゲーセンがあってとにかくゴチャゴチャして新宿らしい雰囲気を出している。ビル内のお店の案内表示やチラシなどとりあえず空間があったら貼っちゃう感じでカオスそのもので、大丈夫かと少し不安になってきた。

エレベーターを乗って5階に降りると左側にお店があって、なんということでしょう~!1階とはまるっと変わって落ち着いた大人な空間が広がっていた。元々は紀伊國屋ビルの地下で営業していてこのビルに移転したのは去年の12月らしくて結構新しい感じだった。

店内は多くのお客さんで賑わっていて年齢層は結構高め、たぶん昔からの常連さんが多い印象だった。後、「和風レストラン」というサブタイトルがあるくらいで、お酒ではなく料理だけを食べに来てる方もいてちょっとびっくり。私はもちろん日本酒目当てですけど(笑)。壁に貼られてる日本酒の銘柄を見てるだけでテンションが上がる!



まず一杯目は大好きな而今純米大吟醸!ご主人(たぶん)の酒を注ぐスキルが半端なくて、表面張力を利用して一滴もこぼさずなみなみに入れてくれる!すごい!


まず頼んだのが揚げ出し豆腐。素朴な味で想像したままの感じ。やっぱり豆腐はいい。美味しい。

次はあじフライ!今が旬だから季節限定のメニューとしてあじ料理が多かった。人は5人だけど出てきたのは4切れ…ここは大人の対応で他の方に譲って味わえなかった。美味しそう!

安定の刺身盛り合わせ。マグロやカツオも美味しかったけどイカやタコもいい味だった。やっぱり日本酒には魚だね!

いんげんの生姜焼き。味は少し強めだけどヘルシーな感じ。白ごはんが欲しくなるね。

あじの叩き!やっとあじが食べれる。あ、美味しい。日本酒にも合うし、さっぱりした感じがいい。伊豆にアジ丼食べに行きたいね!早く梅雨が終わってほしいな…



続いては三重県の作 No name irodori 紺碧というオシャレな名前とボトルデザインの日本酒。作は好きでよく飲んでるけどこれは初めてだな。全部で4つのシリーズがあるらしい。みえのゆめという米の品種を使ったお酒らしいが、やっぱり自分は山田錦のほうが好きだな。

あさりのガリック焼き。にんにくの風味が聞いて美味しい。こういうのを食べると酒が進むわけ。ピンチが上がります!


出た!黒龍しずく!実はこの店、なんと石田屋もメニューに乗っていた!ただ、この日はカジュアルな飲み会だったのでこの辺で我慢したけどしずくも全然美味しいからね。


次は磯自慢 純米吟醸42。メニューに35と48があって48を注文したのに48が売り切れでメニューにない42しかないというので押し切って48の値段で42を出してもらった。かのように記憶してるけど実際会計はどうなってるのか分からない(笑)。

〆の酒は安定の鍋島 雫しぼり。実は十四代も結構ストックがあるらしくて悩んだけどなんとなく鍋島が飲みたかったのでこれで決定!美味しい!

最後にこの日一番の衝撃はこのドライカレー!一緒に行った人がどうしてもカレーが食べたいと言って頼んだときは居酒屋でカレーなんか辞めとけと言ったが、一口分けてもらって食べてみたら衝撃的な美味しさだった!具もあまりなくカレー粉のみで作ったような感じだけどライスとのバランスもよくそんなに辛くもなく旨味も十分あってすべてバランスがいい。たぶん今まで食べたドライカレーの中で一番美味しかった。あ、もしかすると今までのカレーの中で一番美味しかったかも!日本酒は置いといてもこのカレーを食べにもう一回行きたいくらいだ。もちろん行ったら飲むけど(笑)。