白内障手術

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慶應義塾大学病院

いつからかは覚えてないけど、天気が良い日の日差しが眩しすぎてサングラスをしないとまともに目を開けられなくなってきた。子どもの頃はこんなのどういうことなかったのに。それから夜運転するときに反対車線の車のヘッドライトがすごく眩しく感じたり、光るものを見ると滲みで霞んでるように見えてきた。左目と右目で比較すると明らかに右目の様子がおかしい。目が疲れてるのかなと思ったけど症状がずっと続くので会社近くの病院に行ったら白内障だと診断された。

白内障は老人がかかる病気だと思ってたのでショックだった。最初の病院からまた少し大きい病院を紹介されていったら手術の予約を取りましょうと言われたけどすぐ判断ができなくて少し考えさせてくださいと言って帰ってきた。

それからインターネットで白内障に関する情報を色々調べて手術を決断して会社から近くて信頼できて先進医療が適用される病院を探したら慶應義塾大学病院眼科がよさそうだったので最初行った病院の先生に紹介状を書いてもらい慶應義塾大学病院へ。根岸一乃先生に担当していただくことに。

手術は決めたもののレンズを単焦点するか多焦点にするか迷ってたけど、小学生のときから今までずっとメガネをしてたのでこれを機に右目は多焦点レンズにして左目はレーシックを受けてメガネから解放を決断。根岸先生に相談して左目にレーシックができるか検査してみたが、レーシック手術にリスクがあることが判明してレーシックを丹念して単焦点レンズに手術をして今まで通りメガネをかけることにした。

手術にかかった時間は約1時間くらいでほとんど麻酔と点滴や待機時間で手術そのものは多分10分もかからなかったと思う。点滴の理由を看護師さんが教えてくれたけど実際点滴されてる液体は手術とはあまり関係がないもので手術の際にもしもの時にすぐ薬物を投入するためのものらしい。局所麻酔なので眼球の上に手術用の布みたいなのが被られてて見えないものの意識などははっきりしてて眼球に水がかけられた感覚や何かに刺されてる、押されてる感覚、吸引する音などがリアルに伝わっててかなりエグい感じだった。こういう手術はもう2度としたくない…

手術が無事終わって右目には巨大な眼帯が貼られて次の日の検査までにそのまま過ごすことに。眼帯が大きすぎてメガネなどもかけられず、左目の視力も0.1いくかいかないかくらいだったので家に帰ってもテレビなどもまとめに見れなかった。やることないので寝るしかなかった。手術は短い時間で終わったにもかかわらず体&精神的なダメージは大きかった。

次の日朝一で病院に行ってやっと眼帯を外してもらった。もし目が見えなくなったどうするとか見え方が変だったらどうするとか色々心配してたけどすごくクリアで色鮮やかに見えてびっくり!言葉その通り古いレンズを新しいレンズに変えた感覚だった。視力は左目に合わせて0.1くらいで調整する予定だったけど0.2くらいまで視力が出てきてるらしい。後、色味が術前と比べるとものすごく鮮明で左目に比べても明らかに違う。特に白と青系の色の違いがはっきりわかる。自分では意識してなかったが、加齢とともに水晶体に黄色みがかかって目から見てるものに関しても黄色みがかかって見えるようになるらしい。メガネも今のところはそんなにギャップを感じないのでとりあえずこのままでよさそう。

基本的には手術の結果に大満足してるけどやっぱりカバーしきれないところもあって特に短い距離のものは焦点距離じゃないと見えにくいし、右目は完全な老眼状態になってるらしい。左目と合わせて脳の中で頑張って調整してるらしいけどやっぱり限界はあるっぽいね。でも人間の体って本当すごいなと関心してる。

目が二つあって本当によかった。