2022北海道ツーリング7日目:知床峠と野付半島、尾袋沼と走古丹

2022年9月15日(木)

言葉通り死んだのように寝てしまった。いつ寝たのかも覚えてない。周りに硬い壁があって風を防いでくれることがどれだけありがたいことなのか身をもって実感した。快適すぎる。

目が覚めると知床の海が目に入る。昨日はあれほど荒れてたのに今日は打って変わって穏やか。また朝焼けが綺麗でこれは露天風呂に浸かって見たかったので急いで大浴場へ。この知床北こぶしホテルの風呂とサウナが好きすぎる。

風呂の後はご飯。スタッフさんにオムレツを頼んだら慣れた手付きで手際よく作り始めた。すごくフレンドリーな方で作りながらも色々楽しく会話をしてくれる。こういうさり気ないホスピタリティが嬉しい。

朝ごはんも晩ごはんに遜色ないくらいクオリティーが高くて美味しい。朝はそれほどたくさん食べれないのが惜しい。プラシーボ効果なのか分からないが、「北海道産」という言葉が付いてると何でも美味しく感じてしまう。

ご飯の後は部屋に戻って荷造りを始める。そんなに急ぐこともないし、のんびりやるつもりが、窓から見える空と海が綺麗すぎて自然と手が早くなる。青空の下で知床峠を走りたい!

もう8時にはホテルを出て出発!平日の朝というのもあってウトロから知床峠への国道334号線はほぼ貸し切り状態。

おおおお!知床峠はこれが4回目だけど今までで一番いい天気だった。雲一つない晴天ですべてが明るく光ってるように見える。普通に走ってるだけなのに嬉しくて胸が爆発しそうだ。前日の嵐で雲や空気中のダストが全部流されたのかもしれない。人間万事塞翁が馬。幸せすぎる。

通行車両に邪魔にならないように左側に寄せて見返り峠で停車。いつもここに止めるつもりはないのにここからの景色が美しすぎて自然とバイクを止めてしまう。

去年もほぼ同じアングルで写真を撮ったのに今年も撮ってしまう。過去の写真を全部見てみるとやっぱり来るたびにここで写真を撮ってるね。定点観測。なんて素敵な道なんだろう。

ここまででも大満足だが、

またボーナスゲームが待ってる!知床峠から降りて行く道も素敵すぎる。羅臼岳を見上げながらカーブを曲がると遠くに国後島と青い海が見えてくる。曲がるたびに時々刻々変わってくる絶景の波に脳がパンクしそう。やっぱり知床峠は最高すぎる。

知床峠から降りて羅臼町を過ぎて誰もいない国道335号線をひたすら走って南下する。オホーツク沿いの道も好きだけどこの羅臼標津道路も大好きでこのなにもない贅沢がたまらない。自分の中で北海道を北海道として色濃く感じるのはやっぱり道北と道東で、その道東をこのように走っていて本当幸せ。

とりあえずノンストップで野付半島まで。道道950号線始点まで行ってみたが、やっぱりそこも何もなかった。もう季節は秋に通りかかってる。いつものエゾシカ家族やキタキツネたちに会えなくて残念だったが、きっとまたどっかで会えるだろう。

そのまま帰るつもりでもすぐ帰れないのが北海道。途中ナラワラ展望スペースにバイクを止めてナラワラに見入ってしまう。やっぱり望遠レンズ欲しくなる。広角もね。

また左右に海が広がる野付半島の道道950号線も素敵すぎる。まっすぐ走るつもりがいつもキョロキョロしてしまう。目に入るものすべてが美しい。

お昼は標津町で。懐かしい武田さんでお昼を食べたかったが、定休日。これも旅の付き物だよね。

プランBのそば処 福住 総本店へ。かなり大きい店で多分標津町で一番大きいんじゃないかな。しかし、お会計は現金のみでちょうど現金を切らしてたので荷物をおいて近くの郵便局のATMまで走ってきた。北海道でもPayPayやLINE Payなどモバイル決済が使えるお店がかなり増えてるけどまだ使えないところもたくさんあるのでやっぱり現金はある程度持ち歩く必要がある。

そば処 福住さんはそば専門店でありながらも標津町のお店らしくイクラや鮭のメニューも充実していたのでイクラそば丼という他のお店ではなかなか見ない組み合わせのセットを欲望のまま頼んでしまった。

セットなのでそれぞれ半分くらいのサイズと思って頼んだのに全然大きくてボリュームたっぷり。他の方が食べてるのを見たら普通の丼のサイズが東京でいう大盛り?特盛り?くらいのサイズだった!お腹いっぱい美味しくいただいた。ごちそうさまでした。

ご飯の後、国道244号線を南下するとまた素晴らしい絶景が目の前で広がる!調べてみると尾袋沼だった。北海道では国道沿いの普通の風景のようにさり気なく広がってる。素晴らしい。

国道244号線から左右にアフリカサバンナのような草原が広がってる農道を走って別海町ふれあいキャンプ場へ。ここも以前からチェックしていたキャンプ場で高規格で街へのアクセスがよくて温泉も近くにあって色々使い勝手のいい所だった。ただ焚き火に関してはルールがかなり厳しかったので焚き火は断念。

これだけキレイな芝生だとやっぱり厳しくなるよね。すべてのサイトは芝生の上にあってまた適切に木々があるので強い日差しでも困らない。これだけの施設に入場料300円(1人)にフリーサイト400円で合計700円で利用できる。最高。

後、別海町は土地の使い方に余裕があってオシャレな家が多い。酪農産業が発達して生活レベルが結構高いような気がする。

設営の後に少し時間があったので以前から気になっていた走古丹へ。特に何か見たいものがあったわけでもなくて地図を見てその地形が気になったので行ってみた。正直に言うとなにもないのを見に行った。

走古丹の先端まで行ってみたかったが、砂が深くてオンロードタイヤではスタックしそうだったのでオフロードの入り口で諦めた。その先に何もないのは分かってるけどその何もない風景が見たかった。

それでも風蓮湖公園線沿いの風に揺らいで黄金色に光ってるススキが地平線まで広がってる風景は本当に素晴らしくて感動さえ覚えてしまう。いつまでもずっと見てられる。これでけの絶景を独り占めできるなんて贅沢。仙石原のススキもいいけどこの走古丹のススキのインパクトはすごかった。

北海道は行けば行くほど大好きな場所がどんどん増える。

2021北海道ツーリング4日目:知床

あ、よく寝れた。起きたのは5時前、結構早かったけど前日寝たのが21時と早く、十分すぎるくらい寝たのですこぶる調子がいい!9月後半でも北海道の朝は早い、外はもう明るくなっていた。

いつもならすぐ撤収作業にかかるけど今日は周りにテントが多くてまだ寝てる方も多かったので少しのんびりしながら湖で朝のマジックアワーを楽しむ。クッチャロ湖は夕焼けもキレイけど朝焼けも素敵。

とりあえず周りの皆さんの動きを見ながら少しずつ撤収作業にかかる。時間とともに起きて撤収を始める方が増えてきたけどだいたいライダーの方だった。皆、効率よくパパっと撤収が終わっていくけどやっぱり自分は荷物が多くて時間がかかってしまう。今度の北海道旅では荷物の数と重さを減らしたい。

6時過ぎに撤収作業が終わって知床に向かって出発!出発してすぐ24時間營業のセイコーマート枝幸店(住所に番地がない!)を見つけた。やっぱり、セコマさんすごすぎる!オホーツク海沿いでセコマ以外こんや早い時間(6時半)に朝ごはんが取れるところはないと思う。たぶん。

セコマでおにぎりを食べた後はひたすら東へと直線道路を走る。やっと自分のイメージの中のオホーツク街道が現れた。昨日の宗谷岬からクッチャロ湖までは何かしら人や車が多くて戸惑いがあった。

出発して1時間くらい走ってるけど途中出会ったのは軽トラックと大きいトラックが3台くらい。たぶん日本で一番一人に慣れる道ではないかと思う。とにかく天気にも恵まれて青い空と穏やかな海と風と一緒に秋の色に染まってるオホーツク街道を走るのは爽快で気分がいい。

すれ違う方がいたら嬉しくて手を振って挨拶したいくらいだが、ほとんど地元の方なので浮かれた観光客に見られないように冷静を偽ってそっと去って行く。この時間がたまらなく好き。

紋別で少し道が混んできたの急いでその賑わいがら逃げていく。もし昼時だったら「紋別漁師食堂」でカニ丼を食べたかったが、時間が早すぎたのでまた次回に。

サロマ湖を過ぎて常呂町に入るとグーグル先生が急に右折しろと指示を出す。どう見ても直進が合ってると思うけど…ここはグーグル先生を信じて右折してみる。道がどんどん細くなってきて不安になってきたところで急に前が開けてそこにはキレイな畑が広がっていた。なんの畑かは知らないけど畑と森、海と空のコントラストが美しい。きっとグーグル先生はこれを見せたかっただろう。

しかし、またここから4、5kmくらいフラットなダートへと導いてくれた。北海道ではグーグル先生くらいの変化球のほうが楽しいかもね。

濤沸湖のお馬さんたちも健在だった。3年前より数が増えてる気がする。北海道では日本離れした絶景が多いけどこの濤沸湖も欠かせない絶景の一つ。普通に走っててもバイクを停めて写真を撮りたくなる魅力がある。

せっかくなので斜里の天に続く道にも一応寄ってみる。斜里の天に続く道の約18kmの直線道路はすごいけど実は北海道のあちこちに長い直線道路が結構あるんだよね。この「天に続く道」というブランディングの勝利かな。この道にはたくさんの人で賑わっていた。

お昼は時間的にウトロで食べたほうがちょうどよさそうだったのでいつもの「ウトロ漁協婦人部食堂」へ。ウトロに近づくにつれ交通量が結構増えてきたのである程度は予想してたけど食堂にはたくさんの人で行列ができていた。12時とちょうど昼時だったのもあるけどとにかくこの日はウトロ・知床に人が多かった。30分くらい並んで待って店の中へ。

いつものお母さんたちが元気に働いていて嬉しかったけど今年のウニシーズンが終わっていてガッカリ。その代り知床の鮭を使った三種丼というのがあったのでそれをいただく。なんだろう?養殖の鮭とは全然違う力強さを感じる。自分がヒグマになったような気分で鮭とイクラを求める。美味しい。

今日の寝床は知床第一ホテル。チェックインは15時からだけどとりあえず荷物を預けたくて早めに行ってみた。チェックインの2時間前だったのでロビーの照明は落としてあってスタッフさんもいなくて掃除ロボットがカーペットの掃除をしていたけどそれがまるで人類が滅亡した後にロボットだけが残ってるSFのような風景。テミスの無人都市を思い出す。

軽くなったバイクで大大大好きな知床峠に飛んでいく。さっき漁協婦人部食堂でご飯食べてるときは知床峠に雲がかかってて心配したけど雲は全部去っていって綺麗に晴れてきた。嬉しすぎて上る途中でまず羅臼岳と記念写真。こんなに綺麗に羅臼岳が見れるなんて嬉しすぎる。

お!ずっと行きたくて夢でも見てた知床。目を閉じると浮かんでくるその絶景が今目の前にある!それもこんなに綺麗に見れるなんて幸せすぎる!でもいくら写真を撮ってもその美しさを写真ではなかなかうまく表現できない。その美しさを写真に収めるのを諦めてバイクにまたがって知床の峠を攻める。

あっという間に羅臼町に着いてしまってセコマで温かい缶コーヒーを飲んでまたウトロ方面へ戻る。これこそが自分の中で一番理想的なカフェレーサー。もうこれだけでも今回の北海道旅の目的は達成できたので後はボーナスステージでいいかも。もう十分すぎるくらい幸せ。

いつかは海の向こうの国後島でもバイクでツーリングしたいね。

ホテルに帰って温泉に入って洗濯して部屋でサッポロクラシック飲んでたら窓からウトロの夕陽が見えてきた。今日も夕陽が美しい。

幸せ過ぎる一日だった。

2019北海道ツーリング4日目:知床峠、相泊温泉

朝の4時くらいだったのかな?ヘリコプターが飛んでるような音がしてきて何事?とビックリして外に出てみたらヘリコプターじゃなくて船のエンジンの音だった。船ってこんな大きい音がするんだね。初めて知った。もう起きちゃったし、支度して出発するか!

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支度しながらちょっと心配だったタイヤの溝を見るとスリップサインまで後1mm!これはヤバい!こんなに早う減るとは…北海道なめてたね。どうしよう。とりあえず行けるところまで行ってみよう。

でもタイヤがこんなんだからカムイワッカ湯の滝へ行くのは止めた。それはまた次回に!

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あ、ちなみにこれはオススメのバイク用キャンプギア。キャンプの地面って固くないところが多いのでこれがあると安心。紐も付いてるので撤収のときも楽ちん。

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朝ごはんはウトロのセコマで。やっぱり北海道といえばセコマだよね。

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選んだのはホットシェフの和風豚焼きうどん。美味しかったけどいつもその「和風」というタイトルに少し疑問。なんか文字数を揃えなきゃいけないルールでもあるのかな?まぁ美味しくいただきました。

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空が怪しいね。こんな天気だったら峠は絶対霧だな。北海道来てからなんだかんだ毎日霧に会ってるような気がする。あ、昨日は会ってないね。心配してても仕方ないのでとりあえず知床峠に向かう。

う、う、昨日と全く違ってやばい感じ。このまま進んでも大丈夫かな?

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とりあえず知床峠で記念撮影。改めてこう見ると今回荷物が多いな。自分でもビックリするくらい服を入れすぎた。Tシャツ3枚くらいあればローテーションでなんとなるのに7枚も持って来ちゃった。どうしたんだろう?この反省は次に活かそう!

あ、やばい!これはサイレントヒルもいいところだ。どうしよう?引き返そうか?迷ったけど霧に慣れてきたのもあってとりあえず前へ進むことに。またフォグライトを付けてることが心理的に安心感を与えてくれるね。

ううう、去年は長岡のお兄さんと気持ちよく走った道が…やっぱり去年は色んな意味で出来すぎてたかもね。ビギナーズラックってもんかな。でも北海道で学んだことはこういうつらい経験をするとそれ以上のご褒美が待ってるということ。どんな状況でもとりあえず楽しもう!

羅臼の富士見町辺りまで来たらなんか大丈夫そう。左に曲がって次の目的地の相泊温泉へ向かう。知床の右の一番奥のところにあって秘境の温泉を探しに行くような感じだったけど海岸沿いのずっと漁村があって全く秘境感なし(笑)。

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走ってたら右側にパーキングというサインがあったのでとりあえず指示通りにバイクを停める。車が一台あるので先客がいるのかな?

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相泊温泉は1899年に発見されて日本最北東端に位置して晴れてる日は湯船から国後島が見えるらしい。今日は無理だな。

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風呂場を囲んでるブルーシートがなんとも言えない空気感。こうなったら男湯だけでも潔くブルーシートを取っ払って湯船だけにしたほうが映えると思うけどね。まぁそんな文句を言える立場でもないので…

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中を覗いてみるとこういう素朴な感じになっていて誰もいなかった。先客は女性の方で隣にいるっぽい。

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知床峠の霧の中を走ってて芯まで冷えてきたのでとりあえず湯船に入ってみた。入ってみたっていうか熱すぎてお湯を体にかけるくらいで湯船の中へは脛くらいしか入れられなかった…情けない。それでもすごい温まって全身がポカポカ。この温泉って他の温泉と違う野生の強さみたいなのがあるような気がした。すごくいい経験をさせてもらった。

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なんか磯の匂いがするなと思ったら湯船のすぐ前に昆布がいっぱい!

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後、目の前で昆布漁を行ってる方たちがいた。実はこの温泉もあの方たちのための温泉だもんな。お疲れ様です!

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温泉を出て知床で道がある一番奥まで行ってみた。そんなに行き止まり感はなくて、ここから道がないという感じだった。次、知床に来たらそのときは遊覧船に乗ってみよう。

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あそこを小さい川が流れていてこれは知床の森からの水だと分かって近くに行って触ってみた。冷たくて気持ちいい。この水にたくさんの森の恵みがあってこれがまた知床の海を豊かにしてるんだろうな。

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この川を合泊川というらしい。相泊温泉の相泊と読み方は一緒なのかな?

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帰ろうとしたら狐の親子をこっちを見ていた。お母さんと子供が二匹。お母さんはなんか人馴れしていてあまり恐れない感じだったけど子どもたちはビビってすぐ逃げようとしていた。かわいいと思うけど餌は与えちゃ駄目。人間と野生動物の間にちゃんと線を引いていかないとね。

こっちに寄っても何もいいことないよ。自分の力でしっかり生きていくんだよ。