2022北海道ツーリング11日目:襟裳岬と二風谷コタン

2022年9月19日(月)

前日から雨予報は変わらなくて風も強くてこれは台風になり損ねた熱帯低気圧の嵐の予感。どうしようかな?

帯広に戻って内陸の国道247号線で日勝峠を超えて行けば嵐の影響もそれほど受けないし、距離も近い。予定通り国道336号線、いわゆる黄金道路のほうに行くと海岸沿いを走るので嵐の影響ももろに受けるし、距離も遠い。

しかし、黄金道路と襟裳岬へ行きたい気持ちを抑えきれなくて結局選んだのは国道336号線。

予想通り嵐ではあったが、雨も風もそれほど強くはない。ビビらずにこの道を選んでよかった。ただ海はかなり荒れているので走行には気をつけよう。

今は使わなくなった旧黄金トンネルの道沿いには勢いよく波ががんがん押し寄せていた。あの青い家に住んでる方は大丈夫だろうか?海辺は天気はいいときは最高だけどこういう時化のときは大変そう。まあ人の心配してる場合ではないけどね。

途中雨が止んで風も弱くなってますます走りやすい。でもトンネルの中は相変わらずミストで充満していた。ミストは夏だけではないっぽいね。わざっとミストを発生させているのか自然的に発生しているのか未だ謎でいくら調べても関連情報が出ない。誰か知ってる人がいたら教えてください。

前回は霧多布から襟裳岬まで行ったのですごく長く感じたけど更別からだと100km弱とそれほど遠くなくてあっという間に着いてしまった。それほど飛ばしてもないのにね。

肝心の襟裳岬は道東らしい濃霧に包まれていて正直何も見えない。まぁ霧のことや何もないのも分かっていた。それでも襟裳岬に行きたかったのはそこに岬があったから。なんだろう?この無性に岬に行きたがる病は。

襟裳岬は文字通り何もなくて最高によかった。また来よう。いつかは霧のない襟裳岬も見てみたい。

えりも岬観光センターは朝8時から営業をしているのでここで「えりも岬名物ラーメン」をいただいた。実はこれを食べるために朝ごはんも食べずにここまで頑張った。あっさりした塩と昆布に海鮮やカニベースのスープが美味しい。朝食べても重くてなくてちょうどいい。二日酔いにもよさそう。

襟裳岬の後はまた国道335号線で海岸沿いをひたすら走って北上。もう昆布の収穫時期は終わったのか道沿いの昆布干場は空っぽだった。昆布は見れなかったが、サラブレッドロードを走りながらお馬さんをたくさん見てたらどこか牧場に行って見学してみたくなった。

セイコーマートで休憩を取りながら色々調べても「競走馬のふるさと 日高案内所」に行けとしか出てこなくて諦めようと思ったときに以前テレビで見たyogiboで寛ぐ馬がいる牧場を思い出した。行ってみよう。

yogiboヴェルサイユリゾートファームは引退した競走馬のための施設で中には宿泊施設やカフェがあって競馬好きの方にはたまらない牧場。JRAで活躍した名馬たちがたくさんいるらしいが、競馬にあまり詳しくなくてさっぱり分からない。それでもサラブレッドの中のサラブレッドたちを見てるとその芸術的な体のバランスや筋肉、仕草に感心しちゃう。

カフェでハンバーガーを頼んでテラスでお馬さんを眺めながらお昼を楽しんだ。お馬さんがもう少し近くまで来てくれるとより嬉しいけどみんな結構遠いところで寛いでいる。もう少し近くで見てみたかったなぁ。

あ、このハンバーガーは平取牛を使っていて肉質がよくて旨味たっぷり!またポテートも北海道らしいワイルドな感じでちょうどいい塩加減で美味しかった。

yogiboベルサイユリゾートファームの後は二風谷コタンへ。

5年ぶりの二風谷コタンは変わってないようで少し変わっていて看板や案内板などが洗練されていた。前回訪れたときの昭和な感じも結構好きだったけどね。

前回来たときはアイヌに関する知識が全くなくて感じられるのが少なかったが、この4年間ゴールデンカムイで培った知識があったので感じ方が全然違う。フチおばあちゃんの家もきっとこんな感じだっただろうな。

二風谷アイヌ文化博物館の展示物もそんなに変わってないのに見てるとゴールデンカムイのいろんな場面を思い出して楽しかった。

アシリパがリスをチタタプするときに使ったメノコマキリもきっとこんな感じだったと思う。一番下の真ん中のがそのモデルかも。

確かこういう手袋もしてたな。

この服は男性用かな?丹頂鶴のようで格好いい。

こういう首飾りもアシリパが付けてたような。一番左は刀の鍔かな?

二風谷アイヌ文化博物館で萱野茂二風谷アイヌ資料館の入場券もセットで購入したので寄ってみた。萱野茂二風谷アイヌ資料館にはより生活に近い、より庶民的な展示物が多かった。

2階には北方圏の少数民族の資料が展示されていてまたアイヌ民族との関連性を想像させる。生活様式に違いがあっても、自然と強くつながって全てのものを尊重しながら一緒に生きていったのはみんな同じだったような気がする。

この日の宿ゲストハウス二風谷 ヤントは萱野茂二風谷アイヌ資料館の敷地内にあって、二風谷コタンで泊まってみたかったのでここに決めた。お値段もリーズナブルなのにベッドスペースが広くて荷物を置ける空間も充実していて快適そのもの。部屋は全部で4つあってそれぞれの部屋にベッドが4つずつあるのにこの日泊まってる人が3人しかいなくてそれぞれ一つずつ部屋を使う贅沢仕様だった。

キッチンやリビングなどの共用スペースも充実していて自由に使えるプロジェクターまで!また本棚にはアイヌ関連の書籍がたくさんあってその中でもゴールデンカムイが全巻揃えられていた。

この二風谷コタンで読むゴールデンカムイは特別な面白さがある。