Log撮影克服

以前から興味はあったけど中々奥が深そうで踏み入れなかった動画制作に思い切って飛び込んでしまった。なにがきっかけだったのかな?暇すぎたのかな(笑)。バイク乗って美味しいもの食べてキャンプして楽しんでるのを動画にも残せてみなさんに共有できればと。そういう軽い気持ちで動画制作、流行りの言葉だとVlogに挑戦してみることにした。

撮影は今持ってるカメラSONY α7RⅢで十分なのでまずは撮影と編集の基本を学ぼうとYoutubeを検索したらたくさんの関連動画が出てきた。週末は雨でツーリングにも行けないし、時間はたっぷりあったので片っ端から見ていく!今はこういうやり方が当たり前かもしれないけどおっさんにはすごく新鮮で軽いカルチャーショックまで(笑)。

撮影装備は決まってるのでその次に編集ツールを決める必要があったけどAdobe Premiere Proは月間で使用料を払うサブスクリプションモデルなのでもう少し財布に優しいApple Final Cut Pro Xに決めた。マック使いなのでFCPXのほうが性能的に最適化されてるのもあるしね。

こういう動画編集ツールを触るのは20年くらい前にAdobe Premiereを少し嗜んだ程度だけど基本的なことはあまり変わってなくてそれほど難しくはなかった。何よりYoutubeにアップされてるチュートリアル動画がよくできていて一日中見てたら何となく新しいスキルが身についていく感じ。なんかマトリックスでネオがプログラムで作った仮想空間でいろんなことを学んでいくような感覚まで。すごい世の中なんだね。

深く入れば入るほどいろんなISSUEが出てきて今回はじめて知ったのは「Log撮影」。少し乱暴にいうと写真でいう「Raw撮影」のようなもので、後処理を前提にダイナミックレインジを最大限記録するように設計されてるピクチャープロファイルのこと。

より幅広くディテールな表現が可能だけどその後処理に癖があってとにかくノイズが目立つし、そのせいなのか逆に画質が落ちてるかのように見えてしまう。

SONYのLog形式のS-Log2とS-Log3でサンプル動画を撮ってFCPXでカラー・コレクションとカラー・グレーディングを試してみたけど中々うまくいかない。調べてみてもやっぱりLog撮影とその編集は曲者らしく諦めてる人が多い。また逆にそれを克服してLog形式の恩恵を受けてその福音を広げる人に鮮明に別れてるのが面白い。

自分も色々迷ってたのでその糸口を探すために初心に戻って同じアングルで各ピクチャープロファイルで撮影をして自分でカラー・グレーディングをやらずに公開されてるLUTを当てて見て各形式を比較してみた。

まずはPP Offでカメラのデフォルト設定を利用しての撮影。うん、コントラストもカラーもよくて他に求めなかったら何も悩まずにこのまま使えるな。

2番目はS-Log2を利用してノイズを減らすために露出を+2.00に設定してからの撮影。これはこの後編集のための下地なんだけどLog形式の特徴がよく見える。今回S-Log3では撮ってないけどそれは前日散々失敗したから…

3番目はS-Log2で撮影したものにSONYが公式に提供してるLUTを適用したもの。カラコレが適用された感じで、この上にさらに自分好みのカラーグレーディングをするような形かな。

4番目はS-Log2で撮影したものにColor Grading CentralのM31というLUTを適用したもの。このM31に関してはたくさんの方がオススメしていたので試しにダウンロードして適用してみた。これが中々いいシズル感を出していて少し懐かしいフィルムの感覚まで出ていて味わい深い!

5番目はHLG3で撮影したもの。HLG3はいわゆるHDRをベースにしてるものでその可能性に関して言及してる方がいたので試しに適用してみた。このままではキツすぎるのでS-Log2と同じく後処理が必要。

6番目はHLG3で撮影したものにFCPXのHDRツールというエフェクトを適用したもの。生よりは柔らかくはなってるけどまだキツい。また調整が必要だけど濃いものを調整するのはより力やスキルが必要そう。

こんな風ここ数日動画のことを勉強してるけどこれが面白くて奥が深くてどんどん沼にハマって行く感じがたまらない(笑)。

SEL2470GMのズームリングラバー交換

ちょうど1年前に購入して毎日持ち歩いて近場のツーリングや九州や北海道などロングツーリングにもいつも一緒の大好きなSEL2470GMレンズ。

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ある日レンズを持つ感覚がおかしいと思ってよく見てみたら

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ズームを調整するリングのゴムが伸びてるのではないか!色々やってみたけど伸びてしまったので元には戻れず。ネットで調べてみたらSONYレンズあるあるらしい。なんでZEISSレンズのように金属でやらないのかが疑問だけど部品だけ注文してかんたんに交換できるらしいのでSONY Supportへ連絡してみた。

担当者とチャットでのやり取りができて、最初はサービスセンターへ預けて修理する必要があって期間は2〜3週間かかると言われた。リングのゴムだけを交換するのにそんなんやらないといけないのはあまりにも効率が悪い話だ。

仕事でも毎日使うので困る、部品の交換は自己責任でやると伝えたら担当者の方が色々調べてくれてゴムの部品だけ注文ができるらしいのでこちらのリンクで注文してくださいとリンクを教えてくれて早速部品をオーダーしたらすぐ返事がきた。

お問合せいただきました「SEL2470GMのレンズのズームリング部分のラバー(ゴム)」につきましては、 部品設定がございません。 せっかくお問い合わせをいただきましたのにお役に立てず、誠に申し訳ございません。 お手数ではございますが、本体と一緒に最寄りのソニー製品修理品の 受付店舗に直接お持込みをお願いいたします。

なにこのマニュアル返しは…。経緯を説明して返事をしたらまた違う担当者からマニュアル返しでできないと返事がきた(このメール対応は中国で行ってるらしい)。もう…。

チャットサポート対応時間が過ぎたので次の日の朝にまたチャットサポートのほうに連絡をした。経緯を話したら部品の担当から直接折り返しの電話をすると言われたので電話を待ってたら昼過ぎくらいに電話がかかってきて注文を受け入れてくれた。

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紆余曲折はあったけど無事ズームゴムリングを手に入れることができた。注文部品コード&管理部品コードは456818001、部品の価格が600円で代金引換手数料が600円(!)、税金などを含めると約1,300円かかった。

部品の交換は極めてかんたんで、ゴムなので弾力もあって普通に既存のゴムを剥がして新しいゴムを付けるだけの作業だった。これで2~3週間預けるって…。

とりあえずこれで解決できてよかった。

SEL24F14GM

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いよいよ本命のSony Store 銀座へ。実は先日Sonyから一通のメールが届いて、24mmのf1.4超明るいレンズを10月26日に販売されるけどその前に今日からSony Store 銀座で先行展示を行うという内容だった。すごく気になってしまったので見に行くことにした。(どんどんレンズ沼に…)

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Sony Storeがある4階へエスカレーターで登って行く。それなりのカメラを持ってる方がたくさんいた。

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なにか他にも色々イベントをしてるらしくてSEL24F14GMのところは空いてたので思う存分触ってみることができた。まずサイズと重さは性能に比べるとビックリするくらい軽くて小さい!75.4mm X 92.4mm、445g。後、AFがむちゃくちゃ早い!SEL2470GMもかなり早いけどそれを上回る早さ!よくわからないけどDDSSMというのが新しい開発されて適用されたらしい。それとやっぱりF1.4だけあってファインダー越しでもその明るさがよく分かる。

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こちらがSEL2470GMで撮影したサンプル。慣れてるいつもの感じ。

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こちらがSEL24F14GMの撮影サンプル。やっぱりボケが美しい。明るさはファインダーで見た感じよりはニュートラルで緩やかだね。実際使用する際にはこのくらいがちょうどいいかもね。

すごくいいものを見せてもらった。

First Impression

昨日買ってきたSEL2470GMレンズを早速使ってみた。

第一印象は重い!デカい!今まで使ってたSEL24105Gの83.4mm X 113.3mm、663gに対してSEL2470GMが87.6mm X 136mm、886g!一回り大きくて223gも重い。まぁ慣れるとは思うけどずっしり重いのは否定できないね。後、隅のほうに行くとやっぱり歪みが出てくるね。Adobe Lightroomなどで補正はできるけど完璧にはならない。

その代わりやっぱり明るい。F2.8とF4では結構な差があって小さい写真では少しわかりにくいかもしれないが、拡大するとノイズがかなり減少してる。少し暗い室内での撮影でもある程度は耐えてくれる。後、ボケが美しいというかSEL24105Gに比べて分かりやすくボケてくれるのでより写真の奥行きが出てくる。

使い倒す(できるかな?)のはこれからだけど初印象としてはかなりいいレンズを手に入れた気がする。晴れた日や野外、室内など色んな状況下で試してみたいね。楽しみがまた増えた。

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SEL2470GM

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半年前にバイクとキャンプツーリングの写真をよりカッコよく撮るためにカメラを購入した。色々悩んだ末に決めたのがミラーレスカメラのSony α7RⅢとメインのズームレンズとしてSEL24105G、携帯性の高い単レンズSEL35F28Zだった。

α7RⅢとSEL24105Gは本当に申し分なく、どちらかというと自分の能力が追いついてない感じだったけどSEL35F28Zは小さくて携帯性は高いものの、撮った写真が奥行きがなくてのっぺりした感じであまり気に入らなくて(自分の実力がないのもあるけど)1〜2回くらい使用した後にお蔵入り。

α7RⅢとSEL24105Gとはふもとっぱらでのキャンプツーリング北海道ツーリング、たくさんの素敵なレストランなどで活躍してくれてすごく気に入ってたし、この組み合わせは最高だと思っていた。

ある日、マップカメラから一通のメールが届いてSEL35F28Zを48,000円で買い取りますよと。マップカメラのオンラインで購入した商品に対して定期的に中古買い取りの相場をメールで教えてくれるらしい。あまり使ってないし、売っちゃおうかなと思ったけど少し面倒だったので置いといたらまたメールが来て48,400円ですと。売っちゃおうか!マップカメラ新宿店は会社から近かったので昼休みに行ってみたらポイントだ10%が追加してくれるというので現金ではなくてポイントでもらっちゃった。

SEL24105Gは万能すぎてそれほど不満はなかったが、唯一弱点と思ったのがレンズの暗さ。F4という明るさが野外ではそんなに苦ではなかったけど最近仕事でちょっと薄くらい室内での撮影が多くなって明るいレンズがほしくなっていた。(実は仕事で使うのは結果物よりは参考レベルのものなのでそこまでクオリティが大事ではなかったが…)

最初は明るい単レンズを追加するつもりだったのが、巨大なレンズを2つを持ち歩くのは大変そうだし、ズームレンズの楽さを知った上で単レンズのみ使うのもあまり気が進まなかったのでまたまた色々悩んだ末にSEL24105Gを売ってSEL2470GMにアップグレードすることにした。

SEL2470GMはズーム能力が落ちる代わりにF2.8とかなり明るくてα7RⅢとの組み合わせであれば大体の場合に問題なく撮れると思った。足りないズーム分は足で稼ぐ。

意を決めてマップカメラへ行ってSEL24105Gを売りに出したらなんとほぼ購入時と同じ価格で買い取ってくれた!北海道のときに少し傷がついたところもあったけど発売時からかなりの品薄で中古もあまり出回ってないことから高値に買い取ってくれたらしい。またSonyのキャンペーンで2万円のキャッシュバック!

その2つのレンズを売ったポイントを合わせて結構リーズナブルな価格でSEL2470GMを手に入れることができた。もう手に負えないくらいの最高レベルの装備を手に入れたので今後は誘惑に負けず精進してまいります!