• EP096 Ducati Stockholm

    前回Ducati Arboga Italia Bike Centerでエンジンオイルとオイルフィルターを交換した時の総走行距離が約28,000kmで今が32,000kmなのでロフォーテン諸島とノールカップを回るのに約4,000kmを走ったことになる。やっぱりノルウェーもスウェーデンも大きいね。

    今回エンジンオイルとオイルフィルターの交換のために訪れたのはDucati Stockholm Desemo Center。一週間前にメールでメンテナンスをお願いできるかと聞いたら問題ないということだったので朝一に伺った。すぐ担当者の方が迎えてくれてさっそく作業へ。

    またここも隣がトライアンフで同じディーラーが両方やっているらしい。Ducati BordeauxやDucati Dijonも同じ感じだったのでヨーロッパでは一般的なのかもしれない。

    店内は結構広くてたくさんのバイクが展示されていた。イチオシはスクランブラーなのかな。桑野さんも一目惚れで衝動買いするくらいだからやっぱり売れているのかもね。

    ピットもかなり広くて働いている方も多かった。整備を待っているバイクも多かったしね。右隣はトライアンフのピットでDucatiの半分くらいのスペースを使っていた。

    2階に待合スペースがあって整備が終わるまで寛げるようになっていてそこにもまたスクランブラーの専用スペースがあった。やっぱり推しているね。

    2階の壁一面がガラスになっていて1階のピットが全部見えて自分のバイクが今どんな状況なのかが確認できる。今回はエンジンオイルとオイルフィルターの交換のみなのでそれほど時間も掛からず約1時間で全ての作業が終わった。

    作業を待っている間に挨拶しに来てくれたRicardoさん。彼はメキシコからスウェーデンに移住してきてここで仕事をしているが、いつかバイクで世界一周をするのが夢らしい。他にも作業を担当してくれた方やサービスの方も挨拶に来てくれた。みんなバイクで旅がしたいと。またここでも旅の話で盛り上がった。

    挨拶を終えて会計をしたらなんとエンジンオイルとオイルフィルターの交換だけで約5万円!スウェーデンや北欧の物価の高さにももう慣れたと思っってだいたい2、3万円くらいと思ったらその倍だった。恐ろしいスウェーデンの物価。ひえー。

    今日はメンテナンス作業もあったので少し近いヨンショーピングに宿を取った。スウェーデンからドイツに行く道はあまり選択の余地がなくて来た時とほぼ同じコースになってしまう。しかし、高速道路で衝突事故が3件もあって事故渋滞がかなりひどかった。

    渋滞で疲れた時に珍しく大きいサービスエリアが現れたので迷わずサービスエリアへ。同じように渋滞から逃げてきた人たちでサービスエリアのどの店も駐車場も激混みだった。サービスエリアには5件くらい飲食店があったが、4軒がハンバーガー屋だった。みんなハンバーガー好きだね。ランチはだいたいハンバーガーかケバブのような気がする。

    もう2,000円のファストフードハンバーガーが安く感じるようになった。

    食事を終えて外に出たらちょうど雨雲が通り過ぎた後だった。しかし、今から行く方向にはより重たい雨雲が待っていた。走り出したら案の定また雨が降ってきてびしょ濡れに。それでも昨日よりはマシで約1時間くらいで雨雲は過ぎ去った。まあびしょ濡れには変わりないけど。

    昨日の雨で洗濯がしたくて今日は洗濯機があるホテルを選んで大正解だった。

    明日はまたコペンハーゲンへ。

  • EP095 Eastern Sweden

    シェルレフテオーからストックホルムまで約750kmを二日間に分けて移動した。ほぼ高速での移動であまりネタもないのでまとめて更新。

    まずシェルレフテオーからスンツバルまでは約400kmで前日と打って変わって晴れていい天気だった。気温も20℃くらいと完璧なツーリング日和。Google Mapsで見た感じだと海沿いの道だったので海を見ながら走ると思ったらずっと森の中を走っていった。やっぱりこういう道はシベリア感があるね。

    ご飯を食べたくても高速道路沿いには全くお店がなかったので高速から逸れて適当に街に入ってみた。スウェーデンの高速道路はノルウェーと同じく基本無料で高速区間と一般道区間が交差するので道沿いにサービスエリアなどがあまりなくて基本街の中に入るような設計になっていた。

    ちょうどよさそうなレストランがあったので入ってみた。テラス席もあって混んでいたが、日差しが強かったので店内で。ステーキとハンバーガー、ピザがメインのお店でランチだったので自家製ハンバーガーを頼んでみた。オリジナリティーがあってパティに使われた肉の質もよくてかなり美味しかった。

    ただ、店内に蚊が結構いて食べる間ずっと回りを飛んでいて顔を何ヶ所が刺された。店長曰くスウェーデンが森が多くて蚊も多いらしい。どうしようもないらしい。

    その後スンツバルのホテルに無事到着してチェックインしたのだが、ちょっと怪しい黒人がホテルの回りをウロウロして電話を貸してくれとか変なこと言ってきたので色々不安になってバイクの荷物を全部ホテルの部屋に。また他のホテルより安めだったから選んだらベッドのシートや枕カバー、タオルも全部有料と言ってお金取られてちゃったので結局他のホテルと料金的にあまり変わらなくてむしろ設備があまりよくなくてがっかり。やっぱり安さだけ求めずちゃんと見極めないとダメだね。

    翌日は朝からずっと雨。スンツバルからストックホルムまでは約350kmと距離が近くてよかった。しかし、ずっと土砂降りで強い雨の中を走るのは結構大変。いくらゴアテックスと言っても首や袖などのつなぎ目から入ってくる水は防げない。2時間くらい走っていたら首から流れてきた雨水でパンツまでびしょ濡れ。

    とりあえずガソリンスタンドに避難してコーヒーとクロワッサンを食べながら雨が弱まるのを待っていたが、一向に止む気配がなかったのでまた出発。お昼も他のガソリンスタンドに併設されていたファストフード店でケバブをいた。雨のせいなのか休める所はどこも激混みだった。

    やっとの思いでストックホルムに着いたらちょうど雨が止んで晴れてきた。ずっと雨よりはいいのだが、走っている時に晴れてほしかった。

    Desmo Centerのすぐ近くにあるホテルを予約した。ここは部屋は小さめだが、設備がきちんとしていてすごく快適だった。

    今日は雨の中を4時間半走って結構疲れたのでゆっくり休もう。

  • EP094 Skellefteå

    フィンランドのムオニオからスウェーデンのシェルレフテオーまで約450kmの移動。途中どこか寄れる所があるか探してみたが、あまりなさそうなのでそのまま走っていくことにした。ノルウェーやスウェーデンに比べるとフィンランドの方は人口密度が低い気がする。

    昨日ホテルに着いた時から降り始めた雨が朝出発する時も止まずずっと降っていた。雨のせいで気温も10℃くらいと低め。それでもあまり凹まなかったのはロフォーテンとノールカップでいい天気に恵まれて最高の経験をしたから。ヨーロッパのライダーからもロフォーテンとノールカップがあれだけいい天気なのは本当に珍しいと言われた。やっぱり運がよかった。

    フィンランドの道でシベリアを思い出す。寒さのせいなのか?

    走っている途中小さい集落がいくつか出てきたけどみんな見事なくらい森に隠れていた。なんかすごく恥ずかしがり屋のように見えてかわいい。

    寒すぎたので途中バイクを停めてダウンを出した。その間にすぐ蚊とハエ、ブヨが集まってきた。バイクに虫の残骸がたくさん付いているのでそれを目当てに来ていると全身黒い服のせいなのか私にもよく付いてくる。これだけは本当に嫌。いい景色があっても停まるとすぐこれだからあまり停まれない。

    ダウンを着たらすぐ雨が止んできて晴れてきた。気温もぐんぐん上がってもう20℃くらいに!ツーリングあるあるだな。20℃にダウンはさすがに暑すぎるのでまたすぐダウンを脱ぐ。

    スウェーデンの国境を渡ってもしばらく森が続いたが、やっと町が現れて道沿いのレストランを見つけたので寄ってみた。またこの辺はトラックやキャンピングカーで微妙に渋滞していたのでちょうどよかった。渋滞が解消されるまでここでご飯食べながらゆっくりしよう。

    このレストランは珍しくビュッフェスタイルだった。料理の数はそれほど多くなかったが、一つ一つ丁寧に作られていて美味しかった。

    ご飯を食べ終わったら渋滞もなくなってかなり快適に走れた。この橋を渡るとすぐ高速道路が始まってシェルレフテオーまですごく快適に走れた。ここからはもうよく知っているヨーロッパらしい街並みに変わってきた。

    ホテルに15時ちょうどに到着してチェックイン。もうちょっと走ってもよかったかもしれないが、疲れないうちにホテルに着いて休むのも悪くはない。月曜日にストックホルムのDesmo Centerにエンジンオイル交換の予約をしてあるので着くのが早すぎても困るしね。

    明日はスンツバルまで。

  • EP093 Muonio

    いよいよノルウェーを離れる日。これから南下してフランスに向かうのだが、距離と時間的にスウェーデンを通って行ったほうが一番よさそう。ただ、スウェーデンまではまだ距離があるので途中フィンランドのムオニオで一泊することにした。こういう場合はまずGoogle Mapsでルートをシミュレーションしてそのルート上にあるよさそうな町を洗濯してHotels.comかBooking.comでホテルを検索してよさそうなホテルがあったら決める、もしよさそうなホテルがなかったらその次の町で探すようにしている。ムオニオは小さい町だが、ちょうどいい所にコスパのよさそうなホテルがあったのでそこに決めた。

    ノールカップからムオニオまでは約490km。またノルウェーとフィンランドでは時差もあって1時間を返却しなきゃいけないのでいつもより少し早めの朝8時に出発した。朝から晴れて風もあまりないのですごく快適。昨日来た道をまた走って戻るのだが、それがなかなか楽しい。

    ノールカップも風がないと水面が鏡のように風景を反射してくれる。海とは思えない静かさで美しい。素敵。

    来た道をそのまま走ってAltaを手前に左折して南下して行く。ここはそれほど高くはないが、山岳地帯があって渓谷に川が流れていた。その大きいワインディング・ロードがなかなか楽しい。

    登り切った所にちょうどいい駐車スペースがあったのでバイクを停めて休憩。もうそろそろ洗車したいけどこの辺はあまりセルフ洗車場がない。とりあえずウェットティッシュで少し吹いてあげた。虫の死骸がすごいことになっている…。

    流れは結構激しかったが、綺麗な渓谷で見ていると気持ちがいい。

    渓谷を過ぎてからは約200kmくらい森が続いた。森の中の真っ直ぐな道をずっと走っているが、風景があまり変わらないのでもう少し刺激が欲しい。ちなみにこの区間には町もお店もあまりなかった。ちょうど昼時でお腹が空いてきたが、お店が出るまで走るしかない。

    やっと町が現れてよさそうなレストランを見つけて入ってみたら同じ道を走ってこの店に吸い込まれるように入ってきた人で結構混んでいた。最後にまたノルウェーの伝統的な料理が食べたかったが、ここはアメリカンダイナーがコンセプトのお店。食べれるだけでも感謝しないとね。

    アメリカンダイナーなのにメニューには英語が書いてなかったので写真を見ながらフライドチキンを頼んだ。やっぱりフライドポテトは欠かせない。

    また森の中を走っていくとフィンランドの国境が出てきた。検問やパスポートコントロールなどはなくてそのまま通過する。フィンランドに入国して一番変わったことは中央線が黄色から白になったこと。動画をよく見るとボーダーの手前から色が変わっていてそこからがフィンランド。

    フィンランドもやっぱり同じように森が続いてあまり代わり映えしないが、面白いのは家がほとんど森の中に隠れていること。道から近い所にある家も必ず木の後ろに家があってまた森の奥にある家が多かった。これには何か文化的なベースがありそう。

    しかし、ここから天気が崩れて雨が降ってきた。

    そこからホテルはそれほど遠くなかったのであまり濡れずにホテルに着いてチェックインを終えたらそこからまた本格的に降り出した。ナイスタイミング。

    ここはホテル以外は何もないのでとりあえずゆっくり休もう。

  • EP092 Nordkapp

    いよいよヨーロッパ最北端と思われていたノールカップに向かって出発。実は自分も最近やっとノールカップが最北端でないことを知った。本当の最北端はノールカップより1.5km北のクニフシェロッデンで車やバイクでは行けず約20kmくらいを歩く必要があるらしい。が、まあノールカップでいいでしょう。

    晴れていい天気だったが、風が結構強かった。昨日までが完璧過ぎたね。Altaを離れるとどんどん高地に登っていて高原みたいになってきた。草原の中を真っ直ぐ走っているとモンゴル北西部を思い出す。モンゴルの砂漠も夏はこのように草原になるのかな?モンゴルでの経験が今でもかなり力になってくれている。

    高原から降りてきてからはずっとフィヨルド沿いを走っていく。このカーブが気持ちよくてたまらない。道幅が狭いので対向車には気を付けないといけないが、それほど交通量がないので快適。

    フィヨルドのカーブを十分楽しんだらこんどはまた高台に登っていく。この登道のRが芸術的でバイク乗りには最高のカーブだった。また動画ではあまり写ってないが、下の海岸の絶景も楽しめるので楽しさ2倍!

    登り切った所から綺麗な湾が見えて右側の岬がノールカップ。この海の色が幻想的で美しい。あれだけ風が吹いてもあまり波が立たないのが不思議。

    また少し登っていくとノールカップの入り口にトールゲートが出てきた。トールゲート?入るのも料金を取るのかと思ったら施設の中に駐車したい場合は支払いが必要だけど外側に停める場合は無料らしい。外側で全然いいのでお礼を言って外側の駐車場へ。

    お!駐車場でなんとDesertXと遭遇した!ノルウェーでは初めて!実はノルウェー北部はアドベンチャーバイクの天国で数えきれないくらいのアドベンチャーバイクとすれ違ったが、DesertXは一台もなかった。ほとんどがBMWのGSシリーズでその人気の高さはすごかった。アフリカツインやテネレもちょこちょこ会えるし、モトグッツィのV85 TTさえ何回が会えたのにDesertXはこれが初めて。ドイツからいらっしゃった方で挨拶して少し会話をしたが、もう出発するタイミングだったので2台の記念写真だけ撮らせてもらってバイバイ。いや、これは嬉しい。

    早速記念写真を取りたくてノールカップのモニュメントまで行ってみたらもうそこは観光客でごった返し!ここに来るまでに最果て感が台無しに。まあしょうがない。自分もその中の一人だし。

    カメラを三脚にセッティングして自撮りできるチャンスを狙うが、なかなか順番が回ってこない。みんなすごいアグレッシブ!

    もうこうなったら撮れる所で撮っちゃおうと。それでも風が強くてハゲ散らかすから何回も髪を直してシャッターチャンスを狙ってやっと一枚気に入るやつが撮れた。他の方をPhotoshopで消すこともできたけどいた方がリアリティーがあって面白いからそのままに。人が多くて大変だったが、これもいい思い出になったと思う。

    ちょうど昼時だったのでノールカップから約30kmくらい離れているホニングスボーグでお昼。ここは大型遊覧船が寄港する港があってその観光客を狙ったレストランが数件あった。その中でノルウェーの伝統料理を提供している「Corner Spiseri」でBoknafish from Kamøyværという干した鱈の料理を選んた。濃いシチューの上に鱈とジャガイモを載せた料理で鱈の旨味が濃縮されていて素朴ながらも味わい深い一品だった。これがなんと5,000円!北欧の物価の高さにはなかなか慣れないね。

    予約したホテルはレストランから近くて宿泊者はライダーが多かった。皆さんホスピタリティ溢れてすごく優しかった。

    部屋からはノールカップに行く道が見えてたくさんのバイクが目の前を通って行った。やっぱりBMW GSが多い!

    ノールカップに行ったことで達成感で満ち溢れていたが、何を達成したかは分からない。とりあえず明日からは友人との約束を果たすためにまたフランスまで3,000kmを走る。