すし 㐂邑

以前から行ってみたかった熟成鮨で有名な二子玉川の「すし 㐂邑」に運良く予約ができたので行ってきた。もう前日からドキドキが止まらない。熟成鮨の話はたくさん聞いたけど果たしてどんな味だろう?

6時予約だったのでこの日は家で在宅勤務を終えて少し早い5時にタクシーで向かったけど夕方というのもあって道が激混み。6時5分前にやっとお店に着いた。普段なら家から二子玉川までは30分もかからないのにね。

こんな所に鮨屋が!と思われる所にポツンと和モダンな佇まいの㐂邑さんが現れた。マンションの1階にお店があるけどここだけ別世界。

すし 㐂邑、「木村」と書くとオリジナルティが出ないので敢えて「㐂邑」に。オリジナルティがあるので検索にも引っかかりやすいけどそもそもパソコンやスマホでの入力が難しい(汗)。

店内はカウンターのみの9席。普通に満席で一人でいらっしゃってるお客さんが多かった。やっぱり予約があまり取れないので一人でもいいからとにかく予約が取りたいよね。

箸の先端がやたら細い。ここまで細い箸はあまり見たことないかも。

この日も暑かったのでとりあえずビールを頼んだ。気分は生ビールだったけどなかったのでお店一押しのCOEDO Kyara IPLを。

まずシジミ酒からコースがスタート。体に良さそうな優しい味で二日酔い防止のため?笑

ずらりと並んでる日本酒と熱燗のための燗どうこが気になるけどこんなに暑かったら熱燗よりは冷酒かな。見てると早くビールを飲み終わらせて日本酒に移りたいと焦てしまう。

イカの塩辛。塩辛なだけあって塩分多めに明太子のような辛さも少々。これはもうお酒飲んでくださいと。

サザエのオイル漬け。

穴子の山椒和え。

早速日本酒のスタート。基本おまかせでこちらは静岡の喜久酔。

アワビの塩辛。

雲丹そば。

このタイミングにそばが出てくるとびっくり!泡をたてばそばつゆはしっかり雲丹味。

渡蟹のブランデー漬け。㐂邑のシグニチャーメニューの一つで韓国のケジャンとも近い感じでこれの通信販売も不定期的に行なってるらしい。

ここまでが摘み。あまり鮨屋で味わったことのないものや料理の連続で最初はびっくりしたけど㐂邑さんの個性を包み隠さず全開してる。味はしっかりしていて強めで言葉通りの素敵な摘みだった。これは酒が進む。

いよいよ握りの開始!シャリは一般的に鮨屋でよく使われてる新潟産のコシヒカリではなく岩手産の「亀の尾」だそう。元々は悦凱陣など日本酒によく使われてるらしいが、自分の鮨の個性を出すにはびったりだと思って研究を重ねて今に至った。そのお米をベースに京都宮津のお酢を含めて4種類のお酢をブレンドして最後にフランス産のお塩を入れてシャリが完成。あまり聞いたことのない見事なこだわりっぷり!

それだけこだわったシャリなので最初はネタなしにシャリだけ味わう。なるほどね。

いよいよ本格的に握りがスタート。

甘鯛。

牡丹海老。

金目鯛。

小鰭。

鹿児島産赤ウニ。一週間寝かしたらしいけど、雲丹を寝かすってあまり聞いたことない!

アワビ。

3週間熟成した筋子。エロいな。

カツオ。これは1週間熟成。

きんきご飯。これはメモに「感動」と書いてあった!

イワシ。

マカジキ、50日熟成!

玉子。

濁酒アイス。

これで2時間のおまかせコースが終わり。終始一貫その強い個性のオンパレード。どこにもない、誰にも真似されないオリジナルティを作るための木村大将の努力が感じられて頭が上がらない。熟成鮨は初めて食べたけどその柔らかくて深い味わいを言葉で表現するのはまだ難しい。後、2~3回行ったら少しは表現ができるかな?

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