TESLA Powerwall2

ちょうど10年前の2012年11月に我が家にシャープの太陽光発電システムを導入して今年でFIT(Feed-in Tariff、固定価格買取制度)の適用が終了するので太陽光発電システムによる電気をより有効活用したくて家庭用の蓄電池の購入を検討し始めた。後、災害に弱い国の電力インフラの脆さから我が家を守りたかったのもその理由の一つ。

その検討を何ヶ月もかけてやってコスパと性能の良さからTESLAのPowerwall2に決めた。調べれば調べるほどTESLA以外の選択肢はなかった。

Powerwall2の価格は1,089,000円(税込)と固定されてるけど業者による設置工事の費用がそれぞれ違うのでいくつかの会社に問い合わせをしてみた。N社とY社の対応と回答がよかったので直接家にきて精査してもらって正確な見積もりをいただいた。両社とも大きな差はなかったが、N社の担当のレスポンスが非常に早かったのでN社に選定した。

工事費を含めた総費用は約170万円。

発注から工事までは約1ヶ月くらいかかった。工事は朝9時から始まって全て終わったのが18時。工事も大変そうだったけど最後の設定がうまくいかなくてより時間がかかったらしい。設置方式には床置きと壁掛けがあるけど日本は床置きを推奨するらしい。たぶん木造の家が多いからかも。

工事が終わるとTESLAからメールが来るのでそれに従ってアカウントを作成してTESLAアプリをインストールした。バックアップのための蓄電率は20%がおすすめらしいのでとりあえずそのまま。運転モードは自家消費モードと時間帯別制御モードがあって色々細かく設定が可能な時間帯別制御モードにした。よりスマートな感じだしね。

我が家の電気料金プランは東京電力の電化上手。時間帯ことに変わる料金も東京電力のサイトを参照して正確に入力した。

設定が終わるとAIが状況に応じてリアルタイムで電力を捌き始める。基本スタンバイ、充電、放電の3つのモードを順次適用する。ちなみに我が家の太陽光発電出力は4.5kW。

記念すべき初日。黄色が太陽光発電、緑がPowerwall2、グレーが電力会社からの供給分。約1週間かけてAIがこの家に最適な電力マネージメントを学習するらしい。18時の試運転以外はまだ特別な動きはなかった。

2日目。バッテリーは電力会社からの電気で100%充電されてるのにそれほど活発な動きはない。またこの日は曇りだったので太陽光の発電量もそれほど多くない。

3日目。いきなり本気を出してこの日のエネルギー自給率はなんと90%!夜中の2時から6時くらいまではエコキュートが安い深夜電力を利用してお湯を沸かすのにそれもPowerwall2がカバー。ちょっと頑張りすぎじゃないか?

4日目。3日目頑張りすぎた反動が翌日来てしまった。またこの日は雨で太陽光発電効率もあまりよくなかったのでバッテリーの蓄電率は20%で止まってた。自給率は32%。

5日目。この日は効率よく動いて蓄電もほぼ100%太陽光発電から。夕方の電力消費が一番大きい時間帯もほぼPowerwall2が賄った。自給率は69%。

6日目。この日からより賢くなってエコキュートの稼働時間は電力会社の深夜電力に任せて自分は太陽光発電が始まるタイミングから動くようになった。自給率は60%。

7日目。この日も6日目と同じような動き。自給率は66%。我が家の電力消費パターンにはこのくらいのバランスがちょうどいいのかも。今のところ蓄電はほぼ100%太陽光発電から。

とりあえず直近の一週間はこのようにTESLAのAIが学習をしたようだが、これからの梅雨の時期はどう対処するのかも興味深い。

TESLA Powerwall2の核心はやっぱりこのAIによるスマートなHEMS(Home Energy Management System)だと思う。またこの電力エコシステムがTESLAの電気自動車で完結される気がした。これからどんどん拡張されていくだろう。

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