宇田津 鮨

子どもが修学旅行で一日自由時間(?)ができたので奥様から美味しい鮨とか寿司とかシースーとか食べたいとリクエストがあったので以前から気になっていた中目黒に今年の2月にできた「宇田津 鮨」を予約した。

宇田津 鮨は中目黒駅の線路沿いを祐天寺方面に歩いて7,8分の距離にあるリアルな隠れ家で、初めて行かれる方は必ずほど迷うので事前にGoogle Mapsのストリートビューなどを確認してから行ったほうがよさそう。

少し重めのグレーと木の扉がただものではない雰囲気を漂うファサードはただものではないことを教えてくれる。店内に入ると薄暗いなか、インパクトある絵がすぐ目に入る。後、少し大きめのJazzがBGMとして流れて普通の鮨屋ではないことをアピールしてくる。

まずつまみから出されて握りへ行くコースの順番はオーソドックスだけどその内容がクリエイティビティに溢れてただ慣性でやってるものが一つもなくて一つ一つ旬の食材をどうすればお客さんを喜ばせようかと工夫した宇田津さんの姿が見えるものだった。おまかせで出してもらった日本酒のレベルも非常に高くて初めて飲む日本酒が多かった。

まるでギャラリーの中でレベルの高い料理で食事をしてるような経験は他のどこでも体験できないだろう。またここにもう少し深みが加わるとなおレベルが高くなりそう!ますますこれからが楽しみの鮨屋。

珈穂音

新宿でとときち以外に美味しい日本酒が飲めるお店をリサーチしてたら「珈穂音(かぽね)」というお店を発見した。なんと創業55年!夜だけではなくランチも100種類くらいのメニューがあるらしい。気になるのでとりあえず行ってみた。

お店は新宿の靖国通り沿いにある三平本館という少し年季の入った雑居ビルの5階に位置している。一階はゲーセンがあってとにかくゴチャゴチャして新宿らしい雰囲気を出している。ビル内のお店の案内表示やチラシなどとりあえず空間があったら貼っちゃう感じでカオスそのもので、大丈夫かと少し不安になってきた。

エレベーターを乗って5階に降りると左側にお店があって、なんということでしょう~!1階とはまるっと変わって落ち着いた大人な空間が広がっていた。元々は紀伊國屋ビルの地下で営業していてこのビルに移転したのは去年の12月らしくて結構新しい感じだった。

店内は多くのお客さんで賑わっていて年齢層は結構高め、たぶん昔からの常連さんが多い印象だった。後、「和風レストラン」というサブタイトルがあるくらいで、お酒ではなく料理だけを食べに来てる方もいてちょっとびっくり。私はもちろん日本酒目当てですけど(笑)。壁に貼られてる日本酒の銘柄を見てるだけでテンションが上がる!

まず一杯目は大好きな而今純米大吟醸!ご主人(たぶん)の酒を注ぐスキルが半端なくて、表面張力を利用して一滴もこぼさずなみなみに入れてくれる!すごい!

まず頼んだのが揚げ出し豆腐。素朴な味で想像したままの感じ。やっぱり豆腐はいい。美味しい。

次はあじフライ!今が旬だから季節限定のメニューとしてあじ料理が多かった。人は5人だけど出てきたのは4切れ…ここは大人の対応で他の方に譲って味わえなかった。美味しそう!

安定の刺身盛り合わせ。マグロやカツオも美味しかったけどイカやタコもいい味だった。やっぱり日本酒には魚だね!

いんげんの生姜焼き。味は少し強めだけどヘルシーな感じ。白ごはんが欲しくなるね。

あじの叩き!やっとあじが食べれる。あ、美味しい。日本酒にも合うし、さっぱりした感じがいい。伊豆にアジ丼食べに行きたいね!早く梅雨が終わってほしいな…

続いては三重県の作 No name irodori 紺碧というオシャレな名前とボトルデザインの日本酒。作は好きでよく飲んでるけどこれは初めてだな。全部で4つのシリーズがあるらしい。みえのゆめという米の品種を使ったお酒らしいが、やっぱり自分は山田錦のほうが好きだな。

あさりのガリック焼き。にんにくの風味が聞いて美味しい。こういうのを食べると酒が進むわけ。ピンチが上がります!

出た!黒龍しずく!実はこの店、なんと石田屋もメニューに乗っていた!ただ、この日はカジュアルな飲み会だったのでこの辺で我慢したけどしずくも全然美味しいからね。

次は磯自慢 純米吟醸42。メニューに35と48があって48を注文したのに48が売り切れでメニューにない42しかないというので押し切って48の値段で42を出してもらった。かのように記憶してるけど実際会計はどうなってるのか分からない(笑)。

〆の酒は安定の鍋島 雫しぼり。実は十四代も結構ストックがあるらしくて悩んだけどなんとなく鍋島が飲みたかったのでこれで決定!美味しい!

最後にこの日一番の衝撃はこのドライカレー!一緒に行った人がどうしてもカレーが食べたいと言って頼んだときは居酒屋でカレーなんか辞めとけと言ったが、一口分けてもらって食べてみたら衝撃的な美味しさだった!具もあまりなくカレー粉のみで作ったような感じだけどライスとのバランスもよくそんなに辛くもなく旨味も十分あってすべてバランスがいい。たぶん今まで食べたドライカレーの中で一番美味しかった。あ、もしかすると今までのカレーの中で一番美味しかったかも!日本酒は置いといてもこのカレーを食べにもう一回行きたいくらいだ。もちろん行ったら飲むけど(笑)。

多仁本

先日は最近仕事でよくご一緒させていただいてる先輩とのサシ飲み。お店は最近勢いが止まらない「多仁本」さん。こう書いて“たにもと”と読むのを最近知った。洒落てるね。

お店は荒木町車力門通りの一番奥まったところの2階にあるけど近くまで行っても位置がよく分からなかったが、この行灯のような小さい置き看板がなかったらちょっと迷ったかもしれない。

予約時間通りにお店に着いてまずビールで乾杯!瓶ビールではあったが、ちゃんと冷えていてビール用の薄いグラスがちょうどいい感じでビールの泡がまろやか。しっかり管理されたサーバーの生ビールもいいけどこのような瓶ビールも安定していて美味しい。

先付がなんとうなぎ!一見重そうに見えるけどそこまで脂濃くもなく、どちらかというと爽やかに近い感じ。美味しい。

厨房は使い込まれてるけど清潔に管理されていて職人の仕事場という感じが素敵だった。ここで作られた料理は絶対美味しいだろうと食べなくても分かるような風景。

汁物はナスとタケノコ。なんだろう?普通のナスではないな。京野菜なのかな?タケノコも最上級な感じで柔らかくて美味しい。

ビールの後の日本酒はペアリングでお任せ。一番最初に出してもらったのが「伊予賀儀屋 純米無濾過 陽の光 カギヤサンシャイン」。結構長い名前のお酒でこれが初めてだったけどライトな感じで飲みやすかった。

このガラスのとっくりもお猪口も薄くて涼しさを感じる演出が気に入った。このお店のシグニチャーなのかもね。

マグロと山芋なのかな?他では味わったことのない。かなりインパクトがあった。

大将の谷本さん。食べログによると

谷本氏は鮨店や小料理屋で料理人のキャリアをスタート、20代から茶道を嗜む。当時京都の日本料理店で食事をし、供された料理の美しさを知ったことをきっかけに、日本料理の道へ。滋賀と東京にある茶懐石の名店「招福摟」で8年、南青山の懐石料理店「みな瀬(閉店)」では3年間料理長を務め、2017年4月に独立し、『多仁本』をオープンした。

と書いてあった。童顔で爽やかなイケメンで仕事をしてる姿がカッコいい!

刺し身の後は

お!大好きな加茂錦の荷札酒、それも山田錦50!いいね。なんだか久しぶりだな。やっぱり甘くて旨い!

ウニとホタテ、ずんだという奇抜な組み合わせ。谷本さんのクリエイティビティが光る。

見た目はサラダや和物っぽいけどワサビが効いてていいアクセントになってる。

鮎の塩焼き。まだ少し小さく骨も柔らかいので頭からそのまま食べられる。苦味もなく素材の美味しさと焼き加減、塩加減が絶妙な一品。

そばなのかな?と思うくらいコシがしっかりしていて少し違う食感を楽しめたそば。

鱧!やっぱり夏は鱧だよね。後、ネギも甘くて美味しい。

ここに来て〆のお酒として十四代が出てきた!強弱の付け方、コースの演出が素敵でドラマチック。

〆のご飯はとうもろこしご飯!これがまた絶品ですごい甘くて美味しかった。とうもろこしだけではなくてその味付けに秘密がありそう。ご飯でテンションがマックスに。

デザートは水羊羹と

抹茶で口直し。

多仁本さんの評判が上がってきてる理由がよくわかった。相当レベルが高くて大将の谷本さんの料理に対する情熱やクリエイティビティが半端ない。ずっと応援したい、定期的に訪問したいお店であった。

天冨良 よこ田

前日は帰りが少し遅かったのでこの日は早く帰ろうとしたらボスからの呼び出しがあり、2日連続麻布十番へ。

この日のお店は「天冨良 よこ田」。この麻布十番でのれんを揚げて39年の歴史を持つ老舗の天ぷら屋。大将の横田さんは70代の高齢にも関わらず、一人ですべての客を捌いてた。またユーモラスでホスピタリティーが溢れる方で美味しい料理だけではなくて温かいサービスも一流の天ぷら屋だった。

旬の素材をふんだんに使ったコースが絶品で、衣の厚さも絶妙で、また揚げ加減がすごくて、最高のバランスを取っていた。天ぷらなのに全く油っこくなく、むしろさっぱりしてるような感覚。旨い!

またリーズナブルな価格も嬉しい。しかし、現金のみなのでそこは要注意。

麻布十番 串揚げ あもん

以前「あざぶ 一期」を訪れた際にそこのマネージャーから同じビルの3階に「串揚げ あもん」という姉妹店があってオススメですよと言われてずっと気になってた。まだそこまで知られてなくて比較的に予約が取りやすいらしいけど料理長が以前はあざぶ一期の料理長だったらしいのでその腕は確か!

また取引先とちょうどいい会食の件があったのでこの店を使ってみることにした。普段ならカウンター席のほうが調理する姿も見えて好むけど今回は少し深い話もあるので個室で予約した。こちらも黒をベースにした渋くてオシャレな店内で落ち着く。皆さんには大いに満足して喜んでいただいたのでもう半分は成功だね。料理は旬の素材をふんだんに使って最高の調理技術で作り上げた料理がまずい訳がない。また、そのコースの構成も完璧で十分楽しませてもらった。

ワインのほうが得意らしくそのストックが多かったので好きな赤ワインを頼んだけどスペイン産のSalanques 2015が特に記憶に残る美味しさだった。やっぱり揚げ物とワインはよく合うね。