ベルリンからドレスデンまでは200kmも離れてないのでのんびりと朝を始めた。ホテル近くに朝7時からやっているスーパーがあったので朝ごはんのベーグルサンドイッチとコーヒーを買ってきて朝ごはんを食べながらブログを更新。ホテルの居心地がよくて結構寛げる。でももう出発しないとね。
ドレスデンに向かう前にベルリン中央駅近くにある写真屋さんに寄ってルブリンで落として割ってしまった偏光フィルターを購入した。せっかくのドイツなのでドイツ製のB+Wを選んだ。
ドレスデンに向かう道はほぼ高速だったが、20kmくらいを残してグーグル先生が気を利かしてくれて小さい田舎道へ案内してくれた。最近は都会ばかりだったのでこういう自然豊かな田舎道が嬉しい。田舎でもさすがドイツ、家はもちろん、家と家の境目や道や川の管理など抜かりがない。

ドレスデン市内に到着して広場の地下にあるかなり広い共用駐車場にバイクを停めた。この辺に車でくる観光客やホテルの宿泊者は全てそこに車を停めるようになっていた。地上に駐車スペースがないのはもちろん街そのものがあまり車で回れるようになっていない。その代わり自転車には優しい。
駐車場にバイクを停めて事情に出てくるとまず目に入るのがこのHoly Cross Church(Kreuzkirche Dresden)。どこでも見たことのない色のコントラストがすごくてそのインパクトがすごかった。この時はまだなんでこういう色をしているのかが分からなかった。

ドレスデンまでのんびりゆっくり来たがそれでもまだホテルのチェックインまで時間が残っていたのでホテル近くの美味しそうなレストランでお昼を。まずはドイツの黒ビール!ドイツ語は読めないので(読めても分からなかったと思う)感で頼んだ黒ビールがゴクがあって美味しい。

またチキンフィレのシュニッツェルも柔らかくて最高の揚げ加減で美味しかった。パスタも最高。ただ、量が想定よりも2倍くらいあって食べ切るとちょっとしんどい。

3時になってまずホテルにチェックイン。今日泊まるのはクオリティ ホテル スター イン プレミアム ドレスデンで施設が綺麗で使いやすいのはもちろん中心街からも近くて選んだ。最近はhotels.comをよく使っているけど行く場所とよさそうなホテルをチェックしてから半日から一日経って見てみるといい条件のセール価格を提示してくれるので嬉しい。

ホテルの部屋からはHoly Cross Churchがよく見える。ただ、その分教会からの鐘の音が結構響く。

街に出てみると黄色いトラムが印象的。ベルリンも同じ色合いのトラムが走っているが(ドイツでは全部同じ色なのか?)この街はトラムがメインの共通手段でその数が多いので自分の中ではドレスデンというば黄色いトラムのイメージが付いてしまった。トラムの機能的でシンプルなデザインも結構好き。

道を渡ってシュロス通りに入るとドレスデン城が目に入ってテンションが上がる。またこの古い建物と新しい建物の調和がドレスデンを象徴している。

ドレスデン城も古い建材と新しい建材が混ぜられていてモザイクのような感じ。

中へ入ってもやっぱり同じように新古が交わっていてまた中の設計はモダンな建築手法を加わっていてなかなか斬新なものだった。

よく見ると古い建材を極力使うための尋常ではない必死の努力がされている。なぜなのか気になって調べてみた。
ドレスデンは第二次世界大戦で連合軍の大規模の爆撃にあって都市が焼け野原になってしまった。その廃墟になってしまった文化遺産を東ドイツ時代には修復の予算などがなくてそのまま放置されていた。西と東ドイツが統一してようやく本格的な修復を始めたらしい。そこから住民たちが修復の日のために密かに40年以上保管していた建材を集めて修復作業を進めたらしい。なのでブロッグ一つ一つに込められた思いが全然違うのだ。


それを知ってから見るとまた全然変わってくる。カトリック旧宮廷教会のそのディテールや形式美が美しい。

こちらのFürstenzugは爽やかでかなり鮮明で今印刷を終えたような感じだったので後から復元したものかと思ったら奇跡的に空襲からその被害を受けてなかったらしい。またタイルに絵を描いたものなので色褪せることなくその綺麗さを保っているらしい。

ここは裁判所の建物なのかな?この建物からその空襲当時の火の海のような光景が想像できちゃうくらい焦げた色をしていた。今でも火の煙が見えてきそう。

アウグストゥス橋にはなぜか北斎の神奈川浪裏が!なんの説明もなくて波だけを切り取っていた。みんなここで記念写真を撮っていたが、川にこういう波のイメージは合わないような気がする。

こちらは聖母教会。古い建材より新しい建材のほうが多くて空襲の激しさを物語っている。この教会はプロテスタントの中心的な、その最高教会らしい。

プロテスタント教会はこのマルティン・ルターの宗教改革によって始まったが、マルティン・ルターの出生地がこのドレスデンが首都だったザクセン王国だった。なのでこのドレスデンの人たちに取ってマルティン・ルターと聖母教会が持つ意味は我々では想像できないくらい大きいものらしい。空襲終わって真っ先に復元されたのがこのマルティン・ルターの銅像だったそう。

街を歩いているといろんな所でドイツ人の強迫観念に近い仕事ぶりを見ることができる。今までどの国でも見たことがない。やっぱりドイツ人はすごい。あの標識そのものも全てきちんとスペースとグリッドを簡単(?)に合わせられるように数字の板をはめる形式になっているし、またその標識を壁に水平・垂直・間隙を合わせて一寸の狂いもないように設置している。もうこの完成度だけでも次仕事を頼むならドイツ人に頼みたい。

ドレスデンはなんの情報もなくてふらっと寄った所だが、見て感じて調べるとまた自分の中が広がる気がした。これが旅の楽しさであるのかもしれない。毎日新しいものを見て新しいことを感じているこの世にないような贅沢をしている。世界はまだまだ広い!
明日はチェコのプラハに行く。