EP109 Qatar Airways

いよいよ日本に戻る日。パリは相変わらず雨でやることもあまりなかったので少し早めに空港に向かった。カタール空港のラウンジで写真の編集やブログでも書こうと思って。シャルル・ド・ゴール国際空港の第1ターミナルに到着してパスポートコントールを通過して第1ターミナルの11階にあるラウンジに向かったらなんとラウンジの営業時間がフライトがある時間の前後しかやってなくて閉まっていた。開くまで待ちたくても回りに他のお店がなくてセキュリティ検査場まで行っちゃうとラウンジに戻ってこれない。ちょうどパスポートコントールとセキュリティ検査場の間にラウンジがある不思議な構造になっていた。出国手続きしたばかりなのに仕方ないのでまた入国手続きをしてスタバで時間を潰してから19時になってもう一回セキュリティコントールを通過してラウンジへ。

カタール航空のラウンジではビュッフェスタイルでの軽食とちゃんとしたコース料理を提供していた。ANAやJALラウンジでは食事でラーメンやカレーがあるのにやっぱり中東系の航空会社は違うね。ワインもしっかりたくさんの種類を用意していてブルゴーニュのピノ・ノワールの赤ワインをいただいた。

食事はサーロインステーキをお願いした。肉質や焼き加減も完璧でしっかり調理されていて高級レストランにも遜色ないレベルだった。

また軽食もしっかり用意されていて欲しい物を言うとスタッフさんが席まで持ってくれる。

果物をお願いして赤ワインと一緒に楽しんだ。もうラウンジだけでも史上最高の満足感。

ずっといたいくらい居心地のいいラウンジだったが、お土産を買いたかったので少し早めに出発ロビーへ。さすがパリなだけあってラグジュアリーブランドの免税店がずらりと並んでいた。残っていたユーロでチョコレートとマカロンを購入。

時刻通りに搭乗手続きが開始されて飛行機に乗り込むとまずウェルカムドリンクとディプティックのアメニティが迎えてくれた。さすがカタール航空抜かりがない。また用意されてあったイギリスのThe White Companyのパジャマも着心地が最高だった。すぐに着替えてリラックスモードに。

もう1時が超えた時間だが、ここでもう一回食事をいただく。

ラウンジで牛肉をいただいたのでここではカタール風のチキン料理を頼んだ。カタール料理は初めてだったが、普通にレベルが高くて美味しい。向こうの有名シェフが監修したらしい。

パリからドーハまでは約6時間でご飯を食べて寝て起きたらちょうど到着。

もう少し時間があったらドーハのラウンジとかも楽しみたかったが、トランジットまであまり時間がなかったのでそのまま羽田行きの飛行機に搭乗。

羽田行きの飛行機で流れているセーフティビデオはパリ・ドーハ間のビデオと違ってアジアの色んな国の人が登場していた。パリ・ドーハ間のフライトでは全てヨーロッパの人々だった。カタール航空は芸が細かい!

またパリ・ドーハ間とドーハ・羽田間ではワインリストが違ったのでここはムルソーのホワイトワインを頼んでみた。ラブレ・ロワ(LABOURE-ROI)のムルソー2020はしっかりいい香りだった。美味しい。

まず前菜で果物の盛り合わせをいただいてから

朝食にオムレツを。ちょうど朝の8時くらいだったのでなんかリズームがいい。食事と睡眠のタイミングがよくてあまり時差ボケしないような気がする。

ドーハから羽田までは約10時間。フライトを楽しむには十分な時間だった。最近の機内Wifiは結構早くなっているけど動画は厳しくてやっぱりTwitterが一番適しているね。

日本行きのフライトなので和食のメニューがあってお昼は天ぷらうどんを頼んでみた。正直に和食はそれほど得意ではないのかもね。

しかし、どうしても米が食べたくて晩ごはんは鱈の味噌煮込み料理を頼んでみた。鱈は美味しかったが、米が…ヨーロッパでよく食べられているものでちょっとダメだった。米だけなんとかなればもっと美味しくなれると思うけどね。

カタール航空の素晴らしいフライトを楽しんだら10時間もあっという間、無事羽田に着いた。この旅の最後をカタール航空のフライトで締めくくれて本当によかった。今度またヨーロッパへ行くことがあったらまたカタール航空で行きたい。

ということで無事日本に戻れて本当に嬉しい。

EP108 Paris

バイクに乗らないパリでの日々、久しぶりにたくさん歩いた。パリは散歩にちょうどいい広さで飽きることなくたくさん歩くことができる。これから日常に戻るのにちょうどいいリハビリになったと思う。またパリの街は表情が豊かでスナップ写真を撮るのがすごく楽しくて特に夜のパリは何でもドラマチックになる。

EP107 Eurostar

バイクを預けた後、ジョーンさんが呼んでくれたタクシーに乗って最寄りのチェルムスフォード(Chelmsford)駅へ。ジョーンさんの所から駅まではかなり距離があって徒歩では無理だった。バイクがないと移動が色々面倒なのを早速体験した。まあ逆の気楽さもあるけどね。

事前に調べではクレジットカードでそのまま電車に乗れることだったが、専用の切符を買う必要があった。クレジットカードでいけるのは地下鉄だけなのかな?St Pancras International駅まで行きたいと伝えると乗り換え可能なチケットを発行してくれた。

切符はこんな感じで19.90ポンド。日本でいうと成田エクスプレスみたいなものなのか?為替のせいなのかなんでも高く感じるね。

Liverpool Street駅まで行ってそこから地下鉄に乗り換え。知らなかったが、Liverpool Street駅もかなり大きくて人も多かった。川崎駅くらいの広さはあったと思う。

Liverpool Street駅からSt Pancras International駅までは4駅で10分も掛からなかった。なんか地下鉄が7年前(5年前くらいと思っていたが、7年前だった…)に来た時よりも電車が綺麗になって少し広くなっているような気がする。7年も経ったら紙幣も変わるし、電車も変わるよね。たまたま最新の電車に乗ったのかもしれない。

St Pancras International駅は激混みだったが、駅に着いてからユーロスターの時刻表を見てインターネットでチケットを購入した。チケットも発券要らずでApple Walletで管理できて楽ちん。ユーロスターのロンドン・パリ間は国際線なので飛行機と同じく荷物のセキュリティ検査とイギリス出国&フランス入国の手続きが必要だった。セキュリティ検査は思ったよりしっかりしていて結構時間がかかった。それでも飛行機に乗るよりは手軽。

駅内はフランスに向かう人でいっぱいだった。今がちょうど休暇シーズンなのもあるかもしれない。駅に着いて出発直前のチケットを購入できたが、それは一人だったからかもしれない。もし次回行くことがあったらしっかり事前に予約しとこ。

イギリスもフランスも駅の建物が格好いい。どれが一番格好いいのか競争しているようだった。日本の駅も機能性もいいけどもう少し美的要素を入れて欲しいね。

ロンドンからパリまでは約2時間半がかかった。時刻表を見て3時間半くらいかかると思ったが、両国の間には時差が1時間あった!ということであっという間にパリに到着。

今回はオペラ劇場の近くにある宿をAirbnbで予約した。パリに土曜日まで3日泊まる予定だったのでホテルよりはAirbnbのほうがローカルに(気分的に)同化できるような感じで楽しいので。

実はイギリスでもう少しツーリングを楽しむこともできたが、毎日の雨と不味い飯に飽きてしまって少し早めに切り上げて残りの時間をパリで過ごすことにした。

この宿は立地がすごくよくてこの辺のホテルだったら多分2〜3倍はしたと思う。2区の中心街にあってセキュリティもしっかりしているので安心。そういえばちょっと前にパリで暴動事件があったのにもうそんなことがあったのかってくらい平和だった。

部屋も思ったより大きくてキッチンに洗濯機、電子レンジ、冷蔵庫、ネスプレッソのコーヒーメーカーまで付いていて快適。

宿から出て周辺を歩いてみると見覚えのあるお店が!6年前に来たときに寄ったお店であのテーブルの柄で覚えている。そういえばその時も1区辺りに宿を取ってその周辺をウロウロしていたので行動範囲がほぼ同じということだね。

とりあえずやることを済ませて向かったのはパリの一風堂!もう四ヶ月もちゃんとしたラーメンを食べてなくてどうしてもラーメンが食べたかった。後3日後は日本なんだが、もうそこまで我慢できない。

もし混んでたら嫌なので少し早めの18時くらいにお店に着いたら店内はガラガラで待たずに入れた。人が少ないとまた逆に不安になってしまうね。もしかして…。

いつものからか麺、それもスペシャルで頼んでみた。すると硬さを聞いてきたので少し興奮してしまった。やっぱりちゃんとしている!4ヶ月ぶりの日本のラーメンは本当に美味しくて感動しながら完食!パリに来た甲斐があった。

ラーメン欲は満たされたので後はパリの美味しい料理を食べに行こう。

お腹がいっぱいだったので帰りに散歩がてらに遠回りしてパリ市内を歩いて久しぶりのオペラ劇場を見て嬉しくて写真を撮ったが、なんかちょっとおかしい。近くに行って見てみたら本当の建物ではなくて写真のプリントだった。改修工事をやっているらしい。でもすごいクオリティだね。気をつけてみないと普通に騙されて素通りしそう。

とりあえずこの三日間パリジャンとして生きていく!

EP106 HLS2000

スコットランドのグレトナ・グリーンの宿からまた南に向かって出発。朝出発するときは少し晴れていて天気予報でも雨は降らないと言ったので安心して出発したが、遠くに黒い雲が見えてきた。南に進むのにつれその雲はどんどん近くなってくる。黒い雲はやっぱり雨雲でまた降られてしまった。それも勢いよく。

雨の中を約200kmくらい走ってイングランドに入った所でサービスエリアがあったのでとりあえず入って休憩。スコットランド辺りではあまりサービスエリアがなかったが、イングランドに入ったらサービスエリアの数がかなり増えてきた。スコットランドのほうは人口や都市の数が少ない気がする。スコットランドのステッカーがあったら書いたかったが、UKのステッカーしか売ってなかった。残念。

ちょうど昼時だったのでバーガーキングでお昼。デバイスでオーダーしてできあがったらスタッフさんがレシートの番号を呼んでくれるけどその呼び方が英下院議長の数字の読み方と同じで一人で少し笑ってしまった。その呼び方が分かりやすくて耳によく入ってくる。

ワッパージュニアを頼んだが、これがまた中身がスカスカでサイズも結構小さい。スペインで食べたワッパージュニアは大きくて中身もしっかりして美味しかったが…。仕方ない。

この日はオックスフォードの宿を予約した。あまりロンドンにバイクを持って行きたくなかったのとオックスフォードは色々有名で(大学とか辞書とか)一回行ってみたかったので。ミーハーな気持ちが買ってしまった。ここは安くて綺麗でいいホテルだったが、部屋のサイズが致命的に小さくてベッドがギリギリのサイズで一つ入っていて他はなにもない。24mmレンズでは室内を上手く撮れないくらいだった。まあ寝るだけなんで別に構わないけどね。

オックスフォードは落ち着いて静かでゆとりがある街だった。ちゃんと整理されていて歩いていると気持ちいい。ここに来て驚いたのは中国人の子どもの数!至る所に中学生から大学生くらいまでの中国人の子がいてビックリした。多分留学生だと思うけど中国の教育熱って半端ない。

中国人が多いということでここの中華料理屋は絶対美味しいと踏んでホテル近くのよさそうな中華料理屋へ行ってみた。念のため少し早い時間帯に行ってみたが、それでも店内は中国人でいっぱいだった。ここは間違いない!

メニューもたくさんあったが、本場過ぎてよく分からなかったので安定の麻婆豆腐を頼んでみた。四川風の麻婆豆腐で辛さは少し控えめでちょうど食べやすくて山椒も効いて美味しかった。これがイギリスで食べた料理の中で一番!

次の日はいよいよバイクを日本に送るためにロンドンの隣にあるエセックスまで。オックスフォードから約150kmとそんなに遠くはないが、また朝から土砂降り。イギリスでは最初から最後まで雨と一緒だね。今が梅雨なのか?

ちなみにイギリスから日本へのバイクの輸送は、知人の内田さんの奥さんが国際輸送関連の会社に勤めていて今回色々と働いてくださって安心してバイクを日本に送ることができた。

バイクを持っていったのは海外輸送のための梱包だけを専門にやっている会社。まずここで梱包をしてそれをフォーワーダー会社が日本に送ってくれる仕組みになっているらしい。ちなみに運送料の中で梱包費用が一番高い。

とりあえず預けて一緒に送るものと自分で持って行くものを分けて荷物を再整理してまたチェーンに錆びないようにルーブをしっかりと多めに塗っておいた。ガソリンも抜く必要があったが、ガソリンの量を計算してここまでギリギリ来れるように調整したらもう抜かなくてもいいくらいの量だったのでそのままでOKをいただいた。

ギアはニュートラルでハンドルロックは掛けずに置いとけば後はここの社長のジョーンさんが息子と上手くやってくれるらしい。鍵は自分で持って帰っていいということだった。

パニアに貼られているステッカーを見ると一つ一つ思い出が詰まっていて楽しかった記憶で心がいっぱいになる。もちろん大変なときもたくさんあったが、過ぎてみるとそれも全部楽しい思い出にすり替えられている。人生で一回あるかないかの大旅でたくさんの素晴らしい経験をした。この旅を通じて人が変わったりとかはないけどたくさんの経験値を得られて自分の中が広がっているのはすごく分かる。これは成長とも言えるのかもしれない。40歳を超えてこれだけの刺激と新しい経験を積むことは普段の生活の中ではなかなかできないと思う。やっぱり旅は素晴らしい。

日本を出る時に約1,000kmだった走行距離も今は38,000km。最初はあまり慣れてなくてギクシャクな感じだったが、徐々に慣れてきて今は色々と分かち合える最高の相棒になってくれたDesertX。旅に出る前は色んな人からDucatiの耐久性はあまりよくないので辞めといたほうがいいと言われたが、自分の中では絶対行ける自信があった。どこからその自信が出てきたのかは分からないけど。実際にシベリアからモンゴル、ヨーロッパ一周をしながら大変な道もたくさん走ってきたが、一回も走行に問題があるような故障もなくてほぼノートラブルで37,000kmを走ることができた。やったのは3~5,000kmことにエンジンオイルとオイルフィルターを交換して約1,000kmことにチェーンメンテ、14,000kmでエアーフィルターの交換、20,000kmでチェーンとスプロケットの交換したくらいかな。あ、タイヤも3回交換した。帰ったらまたしっかりメンテナンスしないとね。

荷物の振り分けも終わってバイクを梱包できる状態にしておいたら社長のジョーンさんがタクシーを呼んでくれた。タクシーが来るまでにまたジョーンさんと旅の話で盛り上がった。すごく優しい方でよかった。DesertXをよろしく頼みます!

これでバイクでのユーラシア横断の旅は一旦終わり。後は無事日本に戻ることのみ。

EP105 Tom Adamson Motorcycles

約200km走ってDucati Glasgowがあるグラスゴー(Glasgow)まで行って一泊して営業を開始する翌日朝に見てもらうつもりだったが、今の状態で200km走るのが心配だったのでGoogle Mapsで「Motorcycle shop」で検索して一番評判がよくてレビューが多かった「Tom Adamson Motorcycles」に行ってみることにした。適合しているブレーキパッドが置いてある可能性は低いがホテルからも近くて朝8時からやっていたので寄ってから行ってもそれほどロスはない。

8時半くらいにお店に着いたら普通に営業をしていて安心した。すでにお客さんも来ていて見てすぐ地元でいかに愛されているお店なのかがすぐ分かった。

お客さんが来るとすぐTomさんが迎えてくれて適切な処理とアドバイスをしてくれる。少し強面だが、すごく親切で優しい方だった。リアブレーキのことを相談したら分厚いブレーキパッドだけのカタログを持ってきてDesertXを探してくれたが、載ってなくてネットで品番を確認して同じ形のブレーキパッドを探したらちょうどマッチングするやつがあった。またそれが奇跡的に在庫があった!

作業を担当してくれたマイケルさんが付いているブレーキパッドを外して在庫のブレーキパッドと形やサイズがあっているのがダブルチェックして全く同じだったのでそのまま交換することに。

お店の駐車場に停めたまますぐ作業をしてくれた。あっさりと交換完了。やっぱりパーツがあるとそれほど時間がかからないね。もし次長旅をするなら予備のブレーキパッドは絶対持っていく。

思ったよりスムーズに作業が終わったのでついでにエンジンオイルの交換もお願いした。ちょうどDucati純正のオイルフィルターも在庫があったらしくてすぐ作業にかかってくれた。本当にありがたい!

作業を終わるのを待っていたらTomさんが来てくれて旅のことやスコットランドのことなど話相手になってくれた。私がスコットランドの素晴らしい自然を褒めたらTomさんが「それは間違いない。しかし、スコットランドには一つ問題があるんだ。それは隣の国がイングランドということ!」。スコティッシュジョークも負けてないね!ははは

Ducati Glasgowでやろうとした整備を全てやってもらったのでグラスゴーに寄らずに南下することに決めた。しかし、ショップを出た直後から降り始めた雨は止む気配もなくこの日は4時間半ひたすら雨の中を走る羽目に。多分この日の運をElginで使い果たしてしまったのかもしれない。

やっとの思いでグレトナ・グリーンにある小さい宿に到着。南下の途中ガソリンスタンドで急いで予約したけどCozyでなかなかいい宿だった。

雨にはたくさん降られたが、心配していたことが解決できてスッキリ!