





















珍しくなんの予定のないオフの日だった。この旅がオフの続きだが、完全に休むというのはこの日が初めてかもしれない。その開放感が素晴らしくてこれからはもう少し余裕を持って旅を続けたい。
ほぼ毎日バイクに乗っていたのでこの日はバイクに乗らず一日過ごすつもりだったが、天気が良すぎてまたバイクに跨ってしまった。グランクリュの道を一往復。ディジョンまでは約40kmで往復80kmはちょうどいい距離だった。道はほぼ直線だがぶどう畑とブルゴーニュの村々を観賞しながら走るのはなかなか楽しい。
宿に戻って着替えてボーヌの街へ。少し涼しくなって散歩にちょうどいい。

角を曲がると素敵なバーが目に入った。横を流れているLa Bouzaise川がまるでちゃんと設計した庭のようでその景色を眺めながら優雅にワインを楽しんでいる人たちも素敵すぎたのでその仲間に加わりたかった。

入り口もまた素敵で入りやすい。シティセンター近くのお店は賑やかすぎてあまり入る気にならないんだよね。このくらいがちょうどいい。

グラスの赤ワインをお願いしてボーヌの午後を優雅に楽しんだ。何もしないこの贅沢な時間がたまらない。

夕飯の時間になったので近くのレストランに行ってみた。開店時間に合わせて行ったが、急に雨が降ってきたのでみんな慌てていた。店内よりもテラス席が多かったから雨が降るとその対応が難しそう。

落ち着くのを5分くらい待っていたらやっと席に案内してくれた。料理のメニューは一枚だけだったが、ワインリストは一冊の本。またそのワインリストが充実していて東京の高級店のリストのような感じだった。その中からルーミエのモレサンドニ2020を選んだ。ルーミエの2019、2020ヴィンテージはプレミアムが付いてモレサンドニさえなかなか手に入らないのにここでは気軽なお値段で飲める!
まさにボーヌで求めたことができて本当に嬉しかった。ふらっと入ったお店で好みのワインを気軽に飲める。もう最高すぎる。

ルーミエのモレサンドニ2020はすごく綺麗な色をしていてその香りと風味もすごい。もう開けた瞬間からそのパワーが溢れ出ている。

料理も素晴らしくてワインとの相性もバッチリ。それもそのはずがワインをメインにコースを構成しているからね。

デザートまで完璧で申し分ない。全部食べ終わるまで2時間半くらいかかったが、最後のワインの開き方も最高で一人で一本を一滴も残さず綺麗に飲み干した。
この一日でボーヌで求めた全てのことが叶ってすごく嬉しい。また明日はもっと楽しいことが待っている。

初めて梢さんの鮨を食べたのは今から2年前のちょうど同じ時期だった。当時梢さんは鮨なんばで修業をしていて、難波大将が若手育成のために設けていたランチの二番手コースで鮨を握っていた。お客さんを前に緊張しながらもしっかりと難波大将の鮨を充実に再現していて、すごく丁寧な仕事が印象的だった。その後、梢さんが独立して自分のお店を出す話は結構前から聞いていたが、コロナ渦のせいなのかなかなか新店の話は聞こえてこなかった。
やっと先月辺りからあちこちから梢さんの新しいお店の噂が聞こえてきて、いよいよ2021年10月13日高輪台に「鮨 梢」をオープンするとニュースが届いた。また友人がオープン直後に「鮨 梢」での貸切会に招待してくれたので喜んで参加してきた。

梢さん、いや、梢大将は見ない間かなりの貫禄を身に纏うようになって鮨なんばさんでの修業時代とはその雰囲気が全く変わっていた。多分オープンまでの間にたくさんの苦労とともに成長されただろうと勝手に解釈してしまう。
つまりから握りへとオーソドックスな構成でありながらも自分のオリジナリティーを出すための工夫をいろんな所から見受けられる。まだ難波さんの影響は濃く残っているものの自分のクリエイティビティで変化を試している姿が印象的だった。まだ弟子はいなくて一人で仕入れから仕込み、調理を全て行いながらも一切妥協しない、そのストイックな姿勢からは修道僧のような雰囲気まで滲み出している。
料理は最高クラスのものだったが、それだけではなく梢大将が得意としているワインのライナップもすごかった。特にシャンパーニュと白ワインを中心にしたリストは普通の鮨屋ではなかなか会えないものばかり。
ついついと頼みすぎちゃったが、料理とお酒の最高のバランス、幸せな夜だった。






















































以前から行ってみたかった「東麻布 天本」さん。実は他の予約困難なお店よりは全然ハードルが低くて(他の有名店は既存の常連さん以外は予約取れない場合が多い)OMAKASEで頑張れば四半期に一回は行けるけど今まで何回か挑戦したが、尽く予約に失敗してまだ行ったことがなかった。今回は運よくグルメ会の友人からお誘いを受けてやっと行くことができた。実は予約を持ってるのはその友人の友人だった。

東麻布、それも赤羽橋のほうは普段あまり行ったことがなかったけどその地に降りた瞬間から感じられる東京タワーの圧がすごかった。ド迫力!お店は開始時間までしまっていて予約時間になったら中からスタッフさんが迎えにきてくれた。待ってる間に友人と友人の友人のHさん夫婦とご挨拶を済ませた。

お店に入って飲み物を頼んだら天本大将自慢の食材の撮影会が始まった(笑)。天本大将はインスタや他のメディアで見るときは少し強面で怖いイメージがあったけど直接お会いしてみたら明るくて愉快で人当たりのいい方だった。とにかく場の雰囲気がすごく暖かくて溢れるホスピタリティを見ると言わんともトップクラスのお店なのがすぐわかる。
コースはつまみから握りに流れるオーソドックスな構成だけどその深さとレベルの高さには感心してしまう。つまみは鮨屋のレベルではなく高級和食屋の懐石料理のような感じ。握りはネタが分厚くて素材の味と食感を十分楽しめる。そのくらい分厚くてもシャリとのバランスが完璧で重たい感じは全くない。
またこの日いただいたワインはすべてお店のワインだったけど天本大将も最近赤ワインにハマってるらしくてその品揃えがかなり渋かった。あまり知らないドメーヌのものも多かったけどどれもちゃんと管理され熟成されてて美味しく楽しめることができた。
すべてが最高すぎる会だった。次の予約はOMAKASEでもう少し頑張ってみよう!
































念願の「鮨 さいとう」さん!会員制だし、もう新規は募集してないので自分の力では予約できない日本トップクラスの予約困難な鮨屋だけど(もちろんそのクオリティも日本トップクラス!)今回もまたいつもお世話になっている知人の貸し切り会に参加させていただいた。感謝感謝!
日本トップクラスの予約困難な鮨屋で最初は少し緊張してたけどお茶目な齋藤大将のユーモアあふれるおもてなしにすぐ溶け込んで食事を楽しむことができた。料理のレベルは私が言うまでもなく最高そのものだが、その上にあの齋藤大将の人柄の良さと客を楽しませてあげるためのパフォーマンスが楽しすぎてコースが進む2時間半の間ずっと笑いっぱなしだった。美味しすぎて楽しすぎる。
後、グラスワインの量が半端ない(笑)。















































