EP105 Tom Adamson Motorcycles

約200km走ってDucati Glasgowがあるグラスゴー(Glasgow)まで行って一泊して営業を開始する翌日朝に見てもらうつもりだったが、今の状態で200km走るのが心配だったのでGoogle Mapsで「Motorcycle shop」で検索して一番評判がよくてレビューが多かった「Tom Adamson Motorcycles」に行ってみることにした。適合しているブレーキパッドが置いてある可能性は低いがホテルからも近くて朝8時からやっていたので寄ってから行ってもそれほどロスはない。

8時半くらいにお店に着いたら普通に営業をしていて安心した。すでにお客さんも来ていて見てすぐ地元でいかに愛されているお店なのかがすぐ分かった。

お客さんが来るとすぐTomさんが迎えてくれて適切な処理とアドバイスをしてくれる。少し強面だが、すごく親切で優しい方だった。リアブレーキのことを相談したら分厚いブレーキパッドだけのカタログを持ってきてDesertXを探してくれたが、載ってなくてネットで品番を確認して同じ形のブレーキパッドを探したらちょうどマッチングするやつがあった。またそれが奇跡的に在庫があった!

作業を担当してくれたマイケルさんが付いているブレーキパッドを外して在庫のブレーキパッドと形やサイズがあっているのがダブルチェックして全く同じだったのでそのまま交換することに。

お店の駐車場に停めたまますぐ作業をしてくれた。あっさりと交換完了。やっぱりパーツがあるとそれほど時間がかからないね。もし次長旅をするなら予備のブレーキパッドは絶対持っていく。

思ったよりスムーズに作業が終わったのでついでにエンジンオイルの交換もお願いした。ちょうどDucati純正のオイルフィルターも在庫があったらしくてすぐ作業にかかってくれた。本当にありがたい!

作業を終わるのを待っていたらTomさんが来てくれて旅のことやスコットランドのことなど話相手になってくれた。私がスコットランドの素晴らしい自然を褒めたらTomさんが「それは間違いない。しかし、スコットランドには一つ問題があるんだ。それは隣の国がイングランドということ!」。スコティッシュジョークも負けてないね!ははは

Ducati Glasgowでやろうとした整備を全てやってもらったのでグラスゴーに寄らずに南下することに決めた。しかし、ショップを出た直後から降り始めた雨は止む気配もなくこの日は4時間半ひたすら雨の中を走る羽目に。多分この日の運をElginで使い果たしてしまったのかもしれない。

やっとの思いでグレトナ・グリーンにある小さい宿に到着。南下の途中ガソリンスタンドで急いで予約したけどCozyでなかなかいい宿だった。

雨にはたくさん降られたが、心配していたことが解決できてスッキリ!

EP104 Scotland

エジンバラから約60km南にあるメルローズからまた北に向かって出発したが、エジンバラに寄るかどうかで少し迷った。観光地で人が多くてすごく混みそうだったのでパスしようかとも思ったけどせっかくなので少し大変でも市内を通過して北上することにした。

昨夜から降っていた雨がずっと続いている。イギリスに渡ってから毎日雨が降っている。この旅で雨には随分慣れたけど毎日降るとちょっと嫌だね。でも仕方ない。時間は限らているし、雨でもなんでも勧めて行くしか!

エジンバラ市内は巨大なオルドタウンで全ての建物から歴史を感じる。その分道は狭くて複雑でまた車で溢れていた。観光客も多くてあまり落ち着かない感じだったのでそのままメインストリートを走って市外に出るつもりだったが、道を間違ってしまって市内をぐるっと回るはめに。一方通行が多くて一回入ってしまうとずっと進むしかなかった。そのおかげでエジンバラ市内をたくさん見て回ることができた。

市外に出てガソリンスタンドで給油するときにふっと気になってリアブレーキを確認したらブレーキパッドがもう限界に近かった!ひえー、今までエンジンオイルばかり気にしていてブレーキパッドを見落としていた。しかし、この日は日曜日であまりやっているバイクショップが少なくて色々調べてダンディー(Dundee)の北のほうに日曜日にやっているお店を発見してとりあえず行ってみることに。

Google Mapsでは日曜日にも営業していると書いてあったが、実は営業日ではないっぽい。たまたまオーナーさんがいたのでダメ元で相談してみたら色々見てくれた。このお店にはブレーキパッドの在庫がなかったので知り合いの方に色々連絡して在庫がないか聞いてくれたが、どの店も在庫を持ってなくてお手上げ。Ducati Dundeeに行くのが一番確実なんだが、そこは日曜日と月曜日がお休みでブレーキパッドだけのためにここでずっと待つことはできない。

定休日で突然の訪問にも関わらず色々見てくれて働いてくれた二方に感謝。挨拶をして出発しようとすると社長がスコットランドのバイクで走ると楽しい道を教えてくれた。しかし、ワインディングが結構激しそうでリアブレーキがあまり使えそうになかったので高速に行こうとしたらそこはエンジンブレーキを上手く使って乗り切れと。この道は絶対に走ったほうがいいと強く押してくれたので従うことにした。

社長が教えてくれた道に向かうと草原が広がっていて羊たちがのんびりと草を食べていた。平和そのもの。

グニョグニョしてアップダウンが激しい道がジェットコースターのように楽しい。また景色も素晴らしい。朝の雨の中を頑張って走った甲斐がある。

お!ここはもうCairngorms National Parkなのか?また今までの風景と変わって不思議な感じ。北欧と違ってまたモンゴルとも違うスコットランドだけの独特な魅力がある山々。

このまま進むことはできずバイクを停めて写真を撮った。いつも風景の写真を撮りながら思うことだが、自分の実力ではその魅力を上手く撮影することができない。写真よりも何倍も何十倍も綺麗で魅力溢れる景色だった。

走っていくとまた景色が変わった。より丸みを持って面白い形をしている丘の間を走っていく。この道にはたくさんのバイクが走っていて道志みち状態だった。

峠には積石があってなんかモンゴルっぽい。モンゴルの夏もこんな感じなのかもしれない。峠に積石をするのはなぜだろう?道印?

ここは旧軍用道路で道幅が車一台がやっと通れるくらい狭いが、車がたくさんあってこの景色を楽しんでいた。やっぱりスコットランドは自然が豊かで素晴らしい。

この日の本命!大好きなThe Balvenie Distilleryへ。できれば中の見学もしてみたかったが、予約できなかったので外で見ることしかできなかった。最低でも2週間くらい前に予約しないとダメっぽい。

次はThe Macallan Estate。ここも予約が必要だが、できなかったので外で記念写真だけ。駐車場に係の方がいて予約しないと中に入れませんと言っていたが、外での記念撮影は大丈夫と許してくれた。次は予約して来てくださいと言われたが、次は来れるかどうか分からないね。

この日はElginという町にある宿を予約したが、このElginもかなり素敵な町だった。ここだけではなくてスコットランド全般的にほぼオルドタウンな感じで歴史が感じられて素敵だった。

昨日のホテルと違って床が平らで違和感がない。クラシックに綺麗にまとまっていていい宿だっと。

念のため(?)日本から持ってきたザ・バルヴェニー 15年 シェリーカスク シングルバレルをここで開けた。やっぱりスコットランドで飲むスコッチウイスキーは格別だね。蒸留所にも行ってきたし(入り口だけだが…)。

EP103 Road to Scotland

メードストンからまず向かったのはACE CAFE LONDON!Cafe RacerとRockersの聖地で以前から行ってみたかった場所だった。しかし、ACE CAFE LONDONまで行くにはロンドンの渋滞の中を通るしかない。それでも行ってみたい気持ちのほうが強かったのでなんとか耐えてACE CAFE LONDONへ。距離は100kmもないのに3時間もかかってしまった。

お!当たり前だが、写真で感じ取ったイメージと一緒!この場所は我がThruxtonと一緒に来たかったが、それは無理だったね。とりあえずお店の前にDesertXを並べて記念写真から。

店内に入って本当にこの場所に来れたことを実感した。お客さんもほぼバイク乗りの方々で記念品を買ったり写真を撮ったりしていてシンパシーを感じる。

店の奥にはバイクが展示されていてやっぱりトライアンフが多い。絵になるね!

頼んだのはスペシャルブレックファースト。実はこの日のホテル朝食が高いのにあり得ない低クオリティでがっかりしたのでそれを挽回するために「スペシャル」を選んだ。見た目は申し分ない!お味は…味気がないというか素材からの旨味があまり感じられない。それはここだけじゃなくてイギリス料理全体的に感じられる所だが、あまり新鮮なものを使ってないような。多分ピューリタン的な考え方がまだ残っていて食に対しての欲を捨てているのかもしれない。

ACE CAFEを出てスコットランドを目指して北に向かって走っていたが、高速道路でまた酷い渋滞にハマってしまった。渋滞を回避しようと国道に行ったらそこはもっと渋滞していて結局また高速道路に戻る羽目に。イギリスの高速道路は無料なのはいいけど道幅が狭くて路肩があまりないので事故や故障車があるとすぐ渋滞しがちだし、制限速度70マイル(約112km)から急に40マイル(約64km)に変わる区間が多くてまた渋滞しがち。最後の渋滞は何が原因だったのか分からなかったが、かなり酷い渋滞だった。

やっとの思いで着いた宿は高速道路沿いにあるモーテルで安さと位置だけで決めたけど広々して必要なものが全て揃っていてすごくいい宿だった。お値段も普通のホテルの半分!

翌日はまず友人に会いにニューキャッスル(Newcastle)へ。

ニューキャッスルは思ったより大きくて綺麗で洗練された都市だった。

ニューキャッスルで和田さんに再会!息子さんは初めてだったが、和田さんとそっくりで初めてな気がしない。最後に和田さんと会ったのが5年前らしい。時間が経つのが本当早すぎてやばい。

和田さん親子と韓国料理屋でランチ。雰囲気はすごく韓国らしさを演出していたが、実は中国の方がやっているお店だった。この近くに中華街があって中国人がたくさん住んでいるらしい。それはさておき問題は料理が美味しいかどうかなんだよね。

無難なスンドゥブチゲを頼んだが、具があまり入ってなくてスープの感じもあまり韓国料理っぽくない。いざ食べてみると…美味しい。韓国料理の味ではないが、普通に味(調味料は結構入っていた)を感じながら食べれて嬉しい。

和田さんに久しぶりに、それもイギリスのニューキャッスルでお会いできてたくさん話せて嬉しかった。やっぱり人なんだよね。

和田さん親子と分かれてスコットランドに向けて北上。ニューキャッスルからスコットランドに行く道は長閑で自然豊かな道でツーリング中のバイクも多かった。他のヨーロッパのライダーは他のライダーとすれ違うときに左手をハンドルよりしたに出してVサインを送るのが一般的だが、イギリスのライダーは黙礼する人が多かった。多分左通行で左手が低い位置だと相手からあまり見えないからだと思う。日本みたいに手を高く上げるのは好きじゃないっぽい。

スコットランドが近くなったら「LAST CAFE IN ENGLAND」という垂れ幕が!お店は休みだったが、今までヨーロッパの国で国境近くでそういう看板は見たことがない。またイングランドとスコットランドのには「Border」という表記があった。イギリスの中でも違う国という認識が強いのかもしれない。また独自の言語や文字まで持っているのも初めて知った。

この日の目的地はエジンバラ(Edinburgh)から約60km南にあるメルローズ(Melrose)。最初はエジンバラに泊まるつもりだったが、ホテルの値段がビックリするくらい高くて(ボロ宿が3万円台!)その近場で安い宿を探したらメルローズがヒットした。小さいけど雰囲気があっていい街だった。

宿も古いけど清潔感があって快適。ただ、床が傾いていて真っ直ぐ歩けなくて酔っている時のようで少し気持ち悪い。まあこれも旅の楽しさ。

明日はいよいよスコッチウイスキーの本場へ!