EP071 Porto

Ducati Lisboaさんでのメンテナンス作業が終わったらすぐポルトに向かった。ポルトはジルさんのオススメでもあったのでポルトガルに来る前から旅程を組んでいた。なので急ぎたいところだが、高速を走っているとパラパラと雨が降ってきた。

仕方なく雨に当たりながら20kmを走ってやっとガソリン・スタンドに着いてゴアテックスのライディングウェアに着替え。最近は暑くてゴアテックスのジャケットなど着れる状態ではなかった。

この後もずっと雨が降ったり止んだりしていたが、ポルトに到着する頃には完全に止んだ。最近は天気が良すぎたので久しぶりの雨にビビったがそれほどの雨でもなかった。

ポルトのホテルに着くとかなり近未来をコンセプトにしているらしくてライティングも自分で色を選択できるようになっていた。面白いけどそういうニーズはあまりないな…。

とにかくすべてがオシャレで未来志向のコンセプトがしっかりしているデザイナーズホテルだった。

ホテルは中心街から少し北側、坂を登っていった所にあったのでホテルの周りは観光客向けよりもローカルの方を対象にしているお店が多かった。すぐ近くにコインランドリーまであって助かった。ポルトは20℃くらいでそれほど暑くなかったが、港都市だからなのか湿気がすごくて意外と汗をかいてしまう。

洗濯機を回している間に坂を降りてポルトしない観光へ。坂というか山というかホテルから旧市街地まではずっと下りで移動が結構楽だった。

ポルトはタイルの街らしくてビルの外壁は例外なくタイルを飾っている。しかし、新しい建物のピカピカのタイルよりこういう昔のビールのくたびれたタイルのほうが味があって好き。

旧市街地まで降りる前のここに住んでいる方の生活の場になっている街のほうがより魅力的だった。写真を撮りたい場面が結構多かったが、観光客目線で普通に生活している方にカメラを向くのはあまりにも乱暴だと思ったのでぐっと我慢した。素敵な街。

ドゥエロ川まではそのまま綺麗な下り道で素敵な建築物がたくさんあった。またその維持補修のためなのか。工事もたくさんやっていた。観光客も多くてかなり活発的な印象だった。

旧市街地はどこに行っても観光客で溢れていてポルトの人気の高さが伺える。

また芝生にはヨーロッパ特有の寝転がる文化も。みんな心に余裕があっていい。

ドゥエロ川はより観光色が強くて遊覧船に乗る人や観光客で溢れていた。船にも一回乗ってみたかったが、洗濯が淡るタイミングだったので急いでコインランドリーへ。下り坂を降りるのは楽だったが、戻るのは登り坂…体力的にきつそうだったのでここはUberで。

夕方はまたホテル近くのポルトガル料理専門店を予約して行ったが、ちょっと早かったのか貸し切り状態に。ここのGoogle Mapsで評判がよくて後からアメリカからの観光客がたくさん入ってきた。

グラスワインを一杯頼んだら三杯分くらいのワインが運ばれてきた。ワインの量は社長の気持ちで変わるらしくてとりあえずたくさん入れてくれた。

アピタイザーはムール貝のグリーンソース添え。

メインはタコとじゃがいものオリーブオイル揚げを頼んだ。どれも美味しくて素晴らしかった。

やっぱりポルトガルいいね。ポルトもまた素敵な所だった。

EP069 Cabo da Roca

焚き火は何十万年の時間の中で人類の遺伝子レベルにまでその欲求が切り込まれているらしいが、実はそれに近いのがもう一つあってそれが岬に行きたい欲求だと思う。私も今までたくさんの岬に行ってきた。日本最北端の宗谷岬、本土最南端の佐多岬、本土最東端の納沙布岬などなど。岬って行っても実は何もない。まああっても記念日とお土産屋くらいしかないのについつい行きたくなっちゃう。それは私だけに限った話ではないと思う。たんくさんの方が岬に訪れているので観光地化しているし、それは人類の欲求だと思う。

その流れで今日はユーラシア大陸の最西端、ロカ岬を目指す。そこを目指して旅をしているわけではないが、岬マニアとしてはもうそこに行かないと気が済まない。

スペインからポルトガルへは高速を使わずに下道で行くことにした。ここ数日スペインで大自然の中のツーリングが楽しすぎたのもあるし、ポルトガルの道への期待も大きかったから。実際走っているとその雄大な大自然にまた圧倒される。どこかアフリカのような雰囲気があってまた大陸のスケール感もあってこの中を走っていくのはなかなか気持ちがいい。

走っていたらひまわり畑が見事だったので少し寄り道をしてみた。まだひまわりの大きさは小さくて旬はたぶんこれから一ヶ月後くらいだと思うが、それでも十分見ごたえがあって楽しかった。

素晴らしい。これは見頃になったらまたもう一回行きたい。

ちょうど12時を回ったのでお昼を食べようと小さい町の良さげなレストランを見つけたので入ってみた。本当にローカルな感じのすごくいい味をしている素敵なレストラン&バーだった。しかし、バーは営業をしているのにレストランはまだやってない。聞いてもあまり言葉が通じず今はやってないだけ理解できた。外に出て時計を見るとなんとまだ11時だった。

そう、もうポルトガル国内に入ってしまってまた時差が1時間プラスされたのだ。

これは仕方ない。とりあえず12時が過ぎるまで走るしかない。だからか!町の雰囲気がずいぶん変わったと思った。町は白い壁にオレンジ色の屋根の家がほとんどですごく爽やかで綺麗と思ったが、実はこれがポルトガルの伝統的な家のスタイルだった。また今までスペインではぶどう畑以外の農作物はあまり見てないけどポルトガルではとうもろこしやお米の田んぼなどそのバラエティーが結構増えている。

やっと12時が過ぎて見つけて入ったレストラン。ここもまたローカルの人々が集まるようなレストランでいい雰囲気だった。店内はすごく広くて入った時は全然余裕があったのに10分くらい経つともう満席に!知らずと入ったがかなりの人気店らしい。

メニューも特になくてスタッフさんの中で英語ができる女の人が一人いて色々説明してくれたが、言葉だけではよく分からずポルトガル料理は全く知らないのでオススメでお願いしますと言ったら「ビフorチキン?」と聞かれたのでビフにお願いした。それにエスプレッソコーヒーとコーラ。コーヒーと言ったら自動的にエスプレッソが出る。これがコクと深みがあってなかなか美味しい。これが本気のエスプレッソ!

出た!ステーキの上に目玉焼き、ライスとフライドポテト。これがこのお店の定番、イチオシらしい。ブラジルで食べたステーキを思い出す。やっぱりポルトガルとブラジルって似ているんだね。

お肉の焼き加減、塩加減が完璧で柔らかすぎず硬すぎず歯ごたえもあって最高のステーキだった。ここは名店に間違いない。偶然ふらっと入ったお店がこんなに素晴らしいとすごく嬉しい。

またこれだけ食べてお会計が14ユーロ!スイスのサービスエリアでホットコーヒーとクロワッサンを一個頼んだらそのくらいしてたので本当ビックリ。料理が美味しくて物価も安くて人も優しくてもうポルトガル最高!

後もうちょっとでロカ岬なんだが、やっぱり車が増えて渋滞気味。また岬特有のワインディング・ロードが続いているからあまり速度が出ない。この道の感じもどこか佐多岬とも似ている。

お!やっとロカ岬に着いた。あいにくの曇り空だったが、やっぱり景色は綺麗。この角度はどこか神威岬とも雰囲気が似ている。海はこっちのほうが全然穏やかだけどね。

いよいよロカ岬の記念碑!ここは記念写真を撮りたい観光客で溢れていたが、その中を潜り抜けて三脚を設置して自撮りに成功した。強くならないとね。

ユーラシア大陸の最西端、これでユーラシア大陸横断に成功したことなのか?特にロカ岬への強い思いはなかったが、ここまでくると色んな感情や思い出が込み上げてくる。日本を出発して約70日、走行距離約22,000km、やっとここまで来れたね。

ロカ岬で一人記念撮影をして戻ってくるとPedroさんたちが待ってくれていた。実は駐車場に着いた時に挨拶をして旅の話を少ししただけなのにバイクに荷物がたくさんあって人に盗まれるかもしれないので見守ってくれたらしい。また電話番号やFacebookなどを追加してもしポルトガルで何かあったら自分に連絡しろと。必ず力になってやると言っていた。なんと男らしくて優しい!本当にありがとうございました。

その後はリスボンに戻ってホテルにチェックイン。安めのボロいホテルを予約したが、なんと隣に新しいホテルにアップグレートしてくれた。本当に新しいホテルでそのオペレーションの練習も兼ねてだと思うが、綺麗で居心地のいいホテルでラッキーだった。

チェックインしてちょっと休んでから晩ごはんを食べに街に出たが、日曜日ということもあって営業しているお店が少なかった。伝統的なポルトガル料理が食べたかったのでホテルから少し歩いて観光地ではなくて住宅街のような所で営業しているお店を発見んして入ってみた。もう見るからにローカルな感じでたまらない。

メニューをいただいたが、手書きで読めない。Google翻訳もこの手書きにはギブアップ。英語もあまり通じなかったので仕方なくロシアでよくやってたスタイルで注文した。そう、写真。しかし、ポルトガルのデータベースはまだ少なくてお昼に食べたものと同じのを頼んだ。

赤ワインもちょっと多めのグラスで頼んでミネラルウォーターも。

それにお昼と同じステーキに目玉焼き、ライスにフライドポテト。昼よりもボリュームがあって完食できず。なのに会計はお昼と同じ14ユーロ!西ヨーロッパではポルトガルが一番物価が安いと思う。本当にいい国。

とりあえず今日はロカ岬に行ってきて宿題を一つ終えたように心の中が満たされる感じだった。

EP068 Route of Gonzalo

前日のテルエルとクエンカの道が良すぎたのでGomzaloさんにもう一度マドリードからポルトガルに向かうけどもしオススメの道があったら教えてほしいと連絡をしたらkmzファイルまで作ってオススメの道を教えてくれた。それに詳しい説明まで添えて…もうありがたすぎる。

※Gomzaloさんのkmzファイルをアップロードしてあるのでもし興味がある方がいらっしゃったらダウンロードしてみてください。

まずマドリードからRoyal Seat of San Lorenzo de El Escorialに向かうのだが、最初マドリードから抜ける時だけ高速を使って途中山道に抜けて走って行く。もうその時から周りはバイクだらけでほぼマスツーリングの状態でみんなで峠を攻めて行く。

とりあえずRoyal Seat of San Lorenzo de El Escorialまでは行ったが、遠くから見たほうがより格好いいお城だったのですぐ出発してAsador Guillermo Cruz Verde方面へ。上の写真の左奥に見えるのがRoyal Seat of San Lorenzo de El Escorialでそのスケールが大きくて綺麗で隣の城下町とのバランスも素晴らしい。

まずはM-512方面に向かってみた。映像ではよく見えないが、左側の山とその奥のほうの景色が素晴らしくてまた適度なワインディングが楽しい素晴らしい道だった。が、向こう側からくる車やバイクから「速度を落とすように」とまた「警察がいるよ」とサインを続けて出しているのでなんのことかと速度を落としてゆっくり走っていたら

警察のパトカーが来て道が閉鎖されたことを教えてくれた。理由がなんなのかまでは分からなかったが、とりあえずここで引き返さないといけないことだけは分かった。残念。

一旦Asador Guillermo Cruz Verdeまで戻ったらそこはもうバイクで一杯。でもみんなそれほど長く滞在してないのですぐスペースが開いた。みんな走りたくて体がウズウズしているのが見てすぐ分かる。

気を取り直してM-505方面に行ってみた。これがまた絶景でスペインの雄大な山と谷、森、岩を楽しみながら走っていく。スペインはシベリアやモンゴルとも全然違うスペインだけの広大な大陸な感じがあってそのスケールや美しさはまたどこにも負けない。

進むとまた景色が変わってくる。この豊富なバラエティーもまたすごい。それに向こうからずっとバイクが走ってくる。道志みち状態だけど車があまりないのが違うかな。そう、ライダーには夢のような道。

左奥に山と山の間に大きい町があってそれがまた白く光っていて美しい。多分その町に向かってグニョグニョした山道を降りて行く。右側の岩肌がむき出しの斜面がまた格好いい。

あの大きい町に到着してバイクが停められる所があったのでそこで休憩をしていたら女性ライダーの集団がやってきた。みんな超本格的なレーサーでレーシングスーツ姿が格好いい!挨拶をして先に出発したが…

すぐ追いかけられて道を譲った。到底一緒に走れるレベルではない。しかし、この区間は町が近くて交通量が多かった。それを隙を見て追い越して行く。格好いい。私は車の後ろでゆっくりと走っていく。私にはこんくらいでちょうどいい。

また気が付いたら山の上にいてこの頂上からの景色がまた美しい。こういうのあまり見たことない。

素晴らしい!こういう風景、地形の中を走ったのはこれが初めてで今まで見たこともない。この中を走るのはすごく気持ちがよくてマドリードのライダーたちがすごく羨ましくなってきた。

また巨大な岩がゴロゴロしているエリアへ。いつ落ちてきてもおかしくない所に巨大な岩があってハラハラしながら走っていたらあっちこっちに同じくらい大きさの丸い岩がたくさんあった。次から次へと景色が変わるのでそれがまた楽しい。

ちょうど昼時だったのでまたGomzaloさんがオススメしてくれたIslemmというお店でランチ休憩。

ここもライダーのたまり場でほとんどのお客さんがライダーだった。

お店のお母さんもすごく親切でフレンドリーだったが、英語があまり通じず適当に頼んだらどんでもなく大きいサンドイッチが出てきた。大きすぎて半分も食べれず惨敗。残してしまって申し訳なかった。

その後は宿があるカセレスまで一気に走っていったが、山を降りて行くと気温がぐんぐん上がってカセレスに着く頃には36℃を超えていた!これは危険な暑さで足に力が入らなくて目眩までしてきそう。

やっとの思いでホテルに到着して無事チェックイン。服とプロテクター類を外して水でシャワーを浴びたら生き返った。ずっとこのままの暑さだったらやばい。

とりあえずお水とビールを買いに近くのスーパーまで行ったが、日差しが痛いくらいだった。お店もほぼやってなくて歩いているのは観光客だけだった。

スペインは素晴らしい自然に優しくて明るい人たちがいて食べ物が美味しい最高の国なんだが、この暑さだけは本当厳しい。6月でもこのくらいなら真夏はその厳しさがあまり想像できない。

この日はGomzaloさんのお陰でスペインでの最高のツーリングができた。本当にありがとうございました。

EP066 Castelló de la Plana

スペインでの二日目、FbのHorizons Unlimited グループでコメントを残してくれたGonzalo Núñez Maturanaさんのスペインでのオススメのルートを辿るためにGoogle Mapsを開いてその中間地点として適当に選んだのがCastelló de la Planaだった。どう読むのかは分からないが、前日泊まったGironaから約375kmとちょうどいい距離だった。そこから約50km先にバレンシアがあるが、行ってまた戻るようになるのでCastelló de la Planaに決めた。

いつも通り普通に支度をしてホテルを出たのが朝の9時半くらいだったが、もう暑くて気温は30℃近くまで上がっていた。天気が良すぎるのか、雲ひとつなくて逃げ場がない。南に行けば行くほど気温がぐんぐん上がる。湿気がないのがまだ救いなんだが、日差しが強すぎて当たると痛いくらい。なので普通のパーキングエリアでもこのように駐車場に屋根が設置されていてここだけ車がぎっしり。

暑さを凌ぐために入ったパーキングエリアのカフェでコーヒーとアップルパイをいただいた。こんなに暑くてもメニューにアイスコーヒーがない。コーヒーもアメリカンコーヒーがなくてコーヒーにミルクをかけるのがデフォルトのようでみんなコーヒーとミルクを入れるのが劇的に上手い!もちろん美味しいけどアイスほしいな。

Castelló de la Planaに向かう景色が今までと全然違ってまたすごく新鮮。ヨーロッパよりカリフォルニアにも近いような雰囲気がする。毎日全く新しい風景の中にいるのでかなり刺激的で時間の感じ方が今までと全然違うんだ。

ホテルに到着してまずシャワーを浴びてスッキリさせる。あ、暑かった。そこそこいいホテルを取ったが、それでもバレンシアの普通のホテルの半分くらいの値段だった。フランスよりもスペインのホテル価格が高い気がする。物価は安いのにね。

単純に距離で選んだこの町は実はあまり見るものがなくて、完全に何もないと言ってもいいくらい。でも逆にそれがいい。ここには観光客もいなくて私を見てビックリする人が結構多かった。いやな感じかというとそうでもなくて単純に驚いただけでみんなフレンドリーに笑顔でオラと挨拶をしてくれる。

ビールを買いにスーパーに行ってみると港町だからなのか鮮魚市が充実している。美味しそうな魚がたくさんあった。今まであまり魚を食べれてないので色々食べたい。

魚だけではなくて精肉コーナーもかなり充実していて今までの国とその規模感が全然違う。やっぱりスペイン人の食への本気度はかなり高い。何を食べても美味しい。

色々調べたら今泊まっているホテルのレストランの評判が一番高かったので迷わずここに。

ウニとクリームソースのディムサムと

タコとアスパラガスの揚げ物を頼んだ。味は申し分なく素晴らしい。味的にちょうどホワイトワインが欲しい感じだったが、昨日も結構飲んだので今日はビールとお水で我慢。それでも美味しかった。

完全オフな感じでよく寛げた。

EP065 Villa Mas

いよいよ大好きなフランスを離れる日。この旅で一番好きになった国かもしれない。来月にまだ戻ってくる予定なのでしばしのお別れだけどね。ピエントさん家を出て南下しているとどんどん気温が上がる。スペインとポルトガルの夏はかなり厳しいと聞いたので6月中に回るつもりで計画していたが、もう遅いのかもしれない。

モンペリエ辺りで給油してから冷たい飲み物を飲んで少し休んでいたらすごくフレンドリーに声をかけてくれる人たちがいた。見た感じはあまりフランス人っぽくないけどあまりにも親しげに接してくるのでなんだか嬉しくなって一緒に挨拶を交わした。給油が終わると「チャオ!」と挨拶をしながら白い車に乗って去っていった。スペイン人なのかな?愉快な人たちだと思っていたらガソリン・スタンドからスタッフさんが出てきてあの人たちはこの辺の犯罪グループで盗みや強盗を繰り返しているから気をつけてと注意してくれた!

最近親切でいい人たちばかり会っていたので気が緩んでいたかもしれない。気を引き締めないと!ありがたくて写真を一枚撮っていいかと聞いたらモデルなみにポーズを取ってくえた。ありがとうございました。

フランスとスペインの間には大きい山脈があってそれを超えるとスペインだった。サービスエリア・マニア(?)として早速一番最初のサービス・エリアに入ってみた。

国境を超えて最初のサービスエリアなのでお土産も充実していて看板商品はFCバルセロナ!懐かしすぎる。サッカーをあまり知らないせいなのか最近はあまり聞かないね。

さすがスペインのサービスエリア、パエリアを売っていたので迷わず頼んだ。

パエリアとチキン、ちょっと頼みすぎたかもしれない。しかし、この2つとコーラ一つで3,000円を超えるとは!まあそれでもスペインがフランスより物価が安いほうだからね。

今日の目的地、スペインのGironaへ行く道。大きい山脈があって緯度も違って気候も違うからか景色も植物もがらっと変わっている。やっぱりこういうのが楽しい。何も予想できない、自分のイメージをはるかに超える新しいものに毎日出会える。旅はいいね。

今日のホテルは少し古めのリゾートホテルだが、施設もサービスもしっかりしている。まだシーズン前ということもあったかもしれないが、かなり安く取れた。同じレベルのホテルをバルセロナで取ったら2~3倍くらいしたかもしれない。

ホテルのすぐ前がビーチで結構人がいたが、誰も海には入ってない。気温は30℃近くあったが、海水は結構冷たくてあまり入れるレベルではなかった。

しかし、この海は美しい。きっと夏は人々で混み合うだろう。こうやって景色を見るのは今がちょうどいいのかもしれない。

海を散歩した後に向かったのは「Restaurant Villa Mas」。実はバルセロナではなくてこの小さいリゾート地に来たのもこのレストランに行くためだった。先日ボーヌで石田さんにこっそり教えてもらってから行きたすぎてここだけを目的地にしてこの町に来た。

噂通りにワインリストがすごくてボーヌの有名店よりもその数と内容がしっかりしていた。もちろんブルゴーニュワインだけではないけどね。他のワインはまあまあと高めの値段設定だったが、なぜか私が一番好きなルーミエだけかなり安い!シャンボール・ミュジニー・レ・クラやレ・コンボットが200ユーロ台と日本国内ではその値段では買えない。値段だけではなくてものがなくてなかなか手に入らない。それがこんな簡単にカジュアルに飲めるのが嬉しすぎる。

Dublin bay prawns carpaccio from Palamós、エビのカルパッチョは初めてだったので頼んでみたが、優しい甘味で非常に美味しい。これは赤より白のほうが合うと思うけど一人で2本は開けられないのでルーミエの赤とお水で我慢。

また一緒に出てきたこのトマトのソースがかかっているパンがすごく美味しかった。エビのカルパッチョとよく合う。

メインで頼んだのはParpatana (tuna head) with rice and shiso leaves、これも石田さんからスペインのマグロが美味しいと聞いたから。

酢飯に

しそ、

そしてマグロのカマ焼き!

もう完全和食の世界。シェフが和食にインスパイアされて作ったメニューのようだが、下手したら東京の有名店で食べる和食より美味しいかもしれない。普段そんなにしそ食べないのに久しぶりに食べたからか美味しすぎてしそだけで3回もお代わりしてしまった。残念ながら海苔はなかったが、しそでも十分美味しかった。

モダン・ジャパニーズの料理とブルゴーニュワインでスペインを満喫した夜。一人でも楽しかったが、次は大勢で行って種類別にワインをたくさん飲んでみたい。素晴らしいお店だった。