馳走 こんどう

前回の「和食 こんどう」がすごくよかったのでオーナーの近藤さんの新しい店の「馳走 こんどう」へ行ってみることにした。友人と現地で待ち合わせ。なんか最近平日でも夕方の渋滞がひどくて約束時間ギリギリで着いたらすでに着いて待っていた。ごめんごめん。

DSC03304

近くだと思うけどなかなか入り口を探せない。よく見てみたら小さく看板が出ていた。お店は地下1階だったけど少し複雑な構造の雑居ビルでまた少し迷う。

DSC03306.jpg

階段まではどこにもありそうな雑居ビルだったのにお店の玄関は全く違う雰囲気の別世界への入り口のようだ。先日の「はらまさ」と似てるアプローチ。

近藤さんとは初めてお会いしたけど謙虚で物腰が柔らかい素敵な方だった。挨拶を済ませて早速お酒を注文した。

DSC03309

黒龍を楽しみにしてたので乾杯のビールも飛ばして色々悩んで「黒龍しずく」を頼んだ。うん、やっぱり美味しい!食事と一緒に飲むお酒にはやっぱり黒龍がトップクラスだと思う。綺麗な味わいで食事の邪魔をしない。なのにしっかり味もあって美味しい。

DSC03312

赤貝と菜の花、お酢のジェリー。春の味わい。

DSC03314

サヨリの棒鮨を切る近藤さん。やっぱり職人の包丁裁きはいつ見ても見応えがある。

DSC03315

サヨリの棒鮨の上に梅肉とキャビアをトッピング。いいアクセントになってサヨリの味を引き立てる。

DSC03316

蕗の薹の天ぷらにこのわたのソースをかける。このわたの苦味と蕗の薹がよく合う。これも春の風味だね。

DSC03319

蛤の出し汁に蕨とこのこ。すっきりした大人な味。

DSC03323

カツオと金目鯛、山葵に鮎の卵の塩辛にアンチョビ醤油!新鮮な刺し身だけではなくてそれぞれの味を楽しむ。

DSC03326

焼き物はのどぐろの塩焼き!脂が乗った最高級ののどぐろ。

DSC03328

卵が詰まったイイダコと菜の花、タケノコの煮物。

DSC03330

甘鯛と桜蒸し、大和芋に雲丹!最高の組み合わせ。

DSC03331

漬物盛り合わせが出されて

DSC03334

クライマックの土鍋ごはん!蓋を開けるとその湯気がたまらないね。

DSC03335

この日はホタルイカの土鍋ごはんだった。美味しそう!

DSC03336

お茶碗にご飯を取り分けてもらっていただく。やっぱり美味しい。いいね。

DSC03337

その後、お茶をいただいて

DSC03339

デザートで口直し。

春を感じさせる最高の構成に一つ一つ丁寧に作り上げた絶品の品々。量も多すぎず少なすぎずちょうどよかった。美味しい料理に旨いお酒にいい人たち。またも最高の夜だった。

はらまさ

四谷四丁目の交差点のマンションの地下1階に位置してるけど入り口を探せなくてマンション周辺をぐるぐる回りながら迷ってしまった。お店に電話して案内してもらったらなんと自分たちが立てるところの真後ろにお店への入り口があった。看板はすごく控えめでライティングもされてないような感じで完璧に気配を消してる。いわゆる隠れ家名店。おそるおそる地下に降りると突然お店の玄関が出てきて一安心。

中へ入ると女将さんが出向いてくれていてカウンターまで案内してくれた。中は綺麗で高級感あふれる和の空間。個室が2つ、カウンターが8席だけどちゃんと空間の余裕をもたせてるので狭く感じない。

大将の原正太郎さんが上着とカバンを受け取ってくれた。弟子や女将さんにまかせてもよさそうなのにその接客の姿勢にまた恐れ入った。

全体のコース、味、お店での経験、全てを包めて、それは「感動」と言えるレベルのものだった。トリュフご飯が有名と聞いていたが、それだけではない。もちろんトリュフご飯がクライマックスではあるけどそこまで持っていく演出やひとつひとつ最高の食材に手間をかけた逸品料理の品々。また接客も超一流のものでお客さんがこの店でどういう経験をするのか綿密に設計されてる。食器や箸、爪楊枝までも手抜きがない!

是非また行きたい、定期的に行きたいお店だった。また行こう!

DSC03219DSC03223DSC03231DSC03233DSC03235DSC03236DSC03238DSC03239DSC03241DSC03242DSC03243DSC03248DSC03250DSC03251DSC03252DSC03256DSC03258DSC03263DSC03264DSC03270DSC03272DSC03274DSC03278DSC03283DSC03284DSC03286DSC03288DSC03290DSC03296DSC03297DSC03298

おでん、その先。あざぶ 一期

2ヶ月半ぶりの2回目の訪問。前回後輩たちと行ったときにすごくよかったのでまた使おうと思ってたらすぐそのチャンスがきた。紹介してあげたいオシャレな二方がいて、その二人にふさわしい雰囲気の「あざぶ 一期」を一ヶ月前に予約して万全の体制で挑んだ。が、一人が風邪で参加できず、結局いつものメンバーでの会食になってしまった。

DSC02399

新宿から麻布十番までは大江戸線で行ったけど駅が深くて思ったより時間がかかってしまい、約束時間にギリギリ。また、あいにくの雨でテンパってしまって一回行ったお店なのに入り口を探せず迷ってしまった。それでも玄関の素敵なアプローチは写真に残さないとね。

約束時間ちょうどにお店に着いたら店長の是川さんが迎えてくれて濡れた傘も変わりに整理してくれた。結構面倒な形の折りたたみ傘だったので申し訳ない。傘も靴もグループことにまとめて保管してるらしい。やっぱりこういうホスピタリティは一流のお店の証だね。

DSC02402

店内は満席だったけど席の配置をある程度ゆとりをもたせてるのでそれほど狭い感じはない。どちらかというと快適。また、堀こたつの地面が床暖房で温かい。

DSC02409

着席したらすぐ飲み物のオーダーをもらってすぐおでんのメニューを持ってきてくれた。今日はおまかせコースで頼んだけどコースの中のおでんはこの中から一人5品を頼むらしい。相変わらず達筆で読めない字が多い(笑)。

DSC02412

お通し的にホタルイカや車海老、焼き魚などの盛り合わせが運ばれてきたのでとりあえずビールで乾杯!一品一品丁寧に作られていて上品な味付け。関西風の控えめな味加減というのかな。

DSC02414

乾杯を済ませたのでこれから本格的に日本酒へ。まず好みのお猪口を選んで。

DSC02416

飲みましょうか(笑)。最初に頼んだのは福井の黒龍。最近は完全黒龍フィーバーですな。最初の一杯は店長の是川さんが注いでくれた。ありがとうございます!

DSC02419

やっぱりこの徳利と木箱はいいね。家にも一つ欲しい。

DSC02427

その後は刺し身の盛り合わせ。ますます酒が進むね。この日の日本酒は黒龍と磯自慢。

DSC02437

コースの中にはすき焼きも入っていて刺し身を食べる間に調理していただいて刺し身を食べ終わったらちょうどすき焼きが食べごろに!さすがですな。

DSC02433

お肉も美味しかったけどこの玉子がまた絶品でたまらない。肉と絡めて食べると濃厚で甘くて美味しい。今度行ったらどこの玉子なのかちょっと聞いてみよう。

DSC02439

すき焼きの後は焼き魚。うまい!

その後はいよいよおでん。定番のおでんを3つ頼んで残り2つは少し変化球的なものを頼んでみた。

DSC02441

まずは大根。おでんに大根は欠かせない。しかしどうやったらおでんの大根にこんな深い味を出せるんだろ?上に乗ってる鰹節もただものではないね。大根は食べやすいように4つに切られてあった。

DSC02443

次はこのお店ののシグネチャーメニュー、一期玉子!このゆで卵には毎回感動するね。たぶんゆで卵の世界大会があったら十分優勝できるレベルだと思う。美味しい。

DSC02451

次に牛すじ。柔らかくて美味しい。上品な味付け。ここまでは定番のもので

DSC02455

変化球ははまぐりと新わかめを頼んでみた。はまぐりは身がしっかりして大きくて弾力もあって美味しい。汁はあっさりしてお酒との相性もいいね。新わかめは写真を失敗してアップできてないけど普通のわかめより柔らかい触感で春を感じる。美味しかった。

DSC02449

これは他の方が頼んだ竹の子。美味しそう!隣の芝生は青く見える(笑)。

DSC02457

こちらも他の方が頼んだものなんだけどなんだろうね?不思議な形。今度行ったら頼んでみよう。

〆はおでんの汁で作ったお茶漬け。とろろも少しかかっていておでんの風味が濃縮された感じで美味しかった。〆にふさわしい絶品。

DSC02463DSC02465

最後にデザートの杏仁豆腐とお茶をいただいてコースが終了。ごちそうさまでした!

やっぱり美味しいものは人を幸せにしてくれるね。最後に店長から姉妹店の串揚げのあもんも紹介してもらったので今度行ってみよう。

DSC02468

食事が終わって外に出てみたら、麻布十番の真ん中に桜が咲いていた!既に雨も止んでいてこの絶景をみんなで楽しんだ。早咲きの品種なのかな。こうやって桜も見ることができてなお嬉しい。

和食 こんどう

荒木町にある「和食 こんどう」で後輩との会食。最近荒木町の良さを知ってから会食で訪れる比率がかなり高くなってるような気がする。いい店が多いんだよね。

DSC02036

和食 こんどうは荒木町のメインストリートに面していて意外と探しやすかった。荒木町の裏道にある小さいお店だと探しにくいイメージがあるね。

DSC02038

お店の佇まいが渋い。余計に格好つけない感じがいいね。19時前だったのに店内はもうお客さんで賑わっていた。さすが人気店な感じ。

DSC02043

スタッフさんに予約したことを伝えるとカウンター席のほうに案内してくれた。カウンターの上には土鍋がどーんと置いてあってこの店の方向性を見せてくれてるような気がする。既にカウンター席は全部埋まっていた。

DSC02045

後輩は少し遅れるらしいので先にビールをいただいた。ビールの注ぎ方がすごくうまい!泡の比率やバランスが美しい。

DSC02049

こちらの方が料理長の沼田さん。オーナーの近藤さんは近所で「馳走 こんどう」という新しいお店のほうに集中してるらしい。沼田さんの丁寧な仕事ぶりを拝見させていただきながらビールを飲んでいたら後輩が到着した。

約半年ぶりの再会だったけどやっぱり全然変わってないね。去年会社を辞めて起業したけど最近いい感じに事業が伸びてるらしい。よかった。楽しく伸び伸びやってる話を聞いてるとこっちも嬉しくなるね。

DSC02057

いよいよ本格的に始めようと思って飲み物のメニューを見たら、なんと黒龍のしずく、八十八号、石田屋、仁左衛門が全部あるのではないか!またそれがあり得ないくらい安い!これらは限定品なのでオークションなどでプレミアムが付いて結構高価で売られてるけどそれより全然安い価格で提供してたのでこれは頼むしかない。黒龍石田屋は前回「鮨 石橋正和」で楽しんだので今回は黒龍仁左衛門を頼んだ。石田屋との違いは斗瓶囲いらしい。

味は極めてキレイで純粋な感じ。料理の味を邪魔しないけどしっかりした風味や味わいがあって食事をより楽しくしてくれる最高の食中酒だった。

沼田さんにどうやってこんなにいい酒をあれだけ安く売れるのか聞いたら昔オーナーの近藤さんと一緒に修業してた方が岐阜で酒屋をやってるらしくてそこと福井の黒龍とつながっていて限定品を仕入れることができるらしい。ただ、お店にそこまで在庫が多くなくてなくなったら岐阜の酒屋に連絡して送ってもらう必要があるらしい。

DSC02059DSC02063DSC02065DSC02067DSC02068DSC02071DSC02073DSC02074DSC02076DSC02078DSC02081DSC02084

料理は全部で8品のおまかせコース。シンプルだけど品のよくて全体の構成もバランスもいい。もちろん美味しい。またいいお店を発見した。

曙橋 まる富

以前から気になって行ってみたかった曙橋のまる富の予約が運良く取れたので会社の同僚と行ってきた。まる富は食べログで4.13、ミシュランガイド東京2019でも一つ星を獲得してるお店。多分今年の運をこの店の予約を取るのに全部使っちゃったかも(汗)。

DSC01415

19時の予約だったけど直前の会議が長引いてお店に着くのが少し遅れたが、お店の佇まいが素敵すぎたので小雨の中カメラを構えて撮影開始。いいね!この和な感じ。

DSC01417

以前は違う名前のお店だったのかな?薄っすら写ってる違う名前の店名が気になるね。

DSC01420

カウンターが6席、テーブルが一つ(4席)なので一回転で入れるのはマックス10人。こんなに評判も高いので予約が取りづらいわけだ。厨房まで含めてもかなり狭い空間だけど落ち着く。また女将さんの接客が素晴らしいのも居心地をよくしてくれてるのかもね。

DSC01418

本日のお品書き。すごくきれいな字。日付まで入っていて毎日材料によって変えているのかもね。和食料理人になるためにはまず字をきれいに書く勉強から入らないといけないね。

DSC01422

まず最初の一杯はビールで。サントリープレモルの写真がなぜか神々しい(笑)。照明の真下においたからか?気に入った一枚。

DSC01424

料理は「蛤吸」からスタート。蛤のあっさりしたきれいな味でスッキリ!なんかこれでお酒がいくらでも飲めそうなプラシーボ効果が(笑)。

DSC01425

日本酒を頼もうとしたら女将さんから説明があって、自分が好きなものを頼んでもいいし、料理と相性がいい日本酒をペアリングでも提供できるとのことだったのでペアリングでお願いした。自分で選んじゃうといつものものしか飲まなくなるので。

一番最初に出てきたのは若波 純米吟醸。大正11年創業の福岡の蔵元でラベルのデザインが認証的だね。初めて飲む日本酒だけどきれいな味で甘くて旨い!蔵元の説明通りの味。

お酒のコンセプトは「味の押し波・余韻の引波」。
ぐっと押し寄せる味わい、すっと引き行く余韻が、
まるで穏やかな波に漂っているかのような心地に誘います。
お酒が主張し過ぎない食中酒として。

DSC01428

旬菜は唐墨大根、車海老、ふぐ煮こごり、はまぐり・ウルイ酢みそ、近江蒟蒻油煮。すごくレベルの高い上品な味でこれこそ和食な感じがした。美しくて美味しい。

DSC01430

続いて新政 純米酒 瑠璃 2018 美山錦。これもまた初めてのお酒で特別な旨さだった。女将さんのライナップ構成の腕が半端ない!隣のお客さんが而今を飲んでてつい頼みそうになったけど我慢してよかった。

DSC01432

椀は雲子玉地蒸し。 鱈の白子の形が雲に似てることから雲子というと女将さんが教えてくれた。雲子のクリーミーで甘い味に山葵の風味と辛さの上に海苔の磯の香りが加わってすごく奥行きのある美味しさ。

DSC01433

純米吟醸 惣邑。このお酒も今日が初めて。まだまだ自分が知らない世界がたくさんあるんだな。楽しみで仕方ない。口当たりがよくて優しい甘さの上品なお味。

DSC01434

大将の小野寺健一さんが包丁を握ったので急いでカメラを構えた。なかなか渋くて男前!系統でいうと渡辺謙かな。女将さんも美人でお似合いでございますな。

DSC01435

職人の包丁さばきにはやっぱり見とれちゃう魅力がある。

DSC01437

お造りは鮪と細魚、のれそれ。のれそれは穴子の稚魚だとまた女将さんが教えてくれた。鮪は少し厚切りだけど柔らかくてちょうど食感を楽しめる厚さだった。これより薄かったらすぐ口の中で溶けてしまうかもね。

DSC01440

鰆の焼き魚。脂が乗って美味しかったし、結構厚みがあったので食べごたえがあった。酒が進むね。

DSC01441

続いて澤の花 純米吟醸 生。華やかでフルーティー、なんか豊かな感じ。

DSC01443

揚げ物も絶品だったし、一つ一つそのレベルが高くて何一つ申し分ない。美味しすぎて酒がどんどん進むわけだ。

DSC01445

こちらは秋田のお酒、白瀑 純米吟醸 山本 ピュアブラック。なんか洒落たデザインで格好付けてるなと思ったけどお味は確かなものだった。美味しい。

DSC01447

いよいよメインの肉肴、いわて南牛ヒレ肉ロースト!確かに大将の小野寺さんが岩手出身。もうこのビジュアルで美味しくないはずがない!柔らかくて甘くて最高に美味しい。もう瞬殺でございます。

DSC01449

食事は南部どりの炊込ご飯。米一粒一粒生きていて本当に美味しい。自分のボキャブラリーの少なさが悔しいね。もうお腹一杯だったので残りは御土産として包んでもらって家に持って帰ったら奥様が美味しいと大喜びだった。今度連れて行こう!

DSC01450

最後のデザートまで完璧。これでスッキリしてちゃんと締まった感じ。

いや、ほんと美味しくて次はどういうのが出るかドキドキ・ワクワクの2時間半だった。美味しい料理に旨いお酒、未だに気持ちいい余韻が残る。次はいつ行けるかわからないけどまた行けるように頑張ろう!