EP064 Piento

今日はフロリアンのお兄さんのピエントさんの家で泊まる日。お土産にワインを一本買っていきいのでアヴィニョンに寄ることにした。ピエントさんの家はアヴィニョンから約100km離れているRocher村にあったので時間的にも全然余裕があった。

アヴィニョンは今回ワインを買うためだけに寄ったが、街並みやその歴史も素晴らしくて一泊して行ってもよかったかもしれない。こうやって走っているだけでも気持ちよかった。

この周辺のワインショップを調べてみたが、ここの品揃えが一番よかった。ブルゴーニュワインも置いてあったのでお土産にAnne Grosのシャンボール・ミュジニーを一本購入した。しかし、ボーヌを離れるとブルゴーニュワインの品数がかなり減ってしまうのね。値段もまた上がるし。

まずはフロリアンがオススメしたD290へ。渓谷に沿ってグニョグニョの道を上っていく。なかなか気持ちがいい道だが、ガードレールがないのがちょっと怖い。地元の走り屋もたくさん走っていたので邪魔にならないように。

登りきった所にあるビューポイント「Le Ranc Pointu」で一休み。景色がいい所にちゃんと展望台があって嬉しい。やっぱり人気スポットのようで次から次へと人や車が来て景色を楽しんでいた。

そこから出発してしばらく走ると「Balcon de la Rouviére」という展望台が出てきた。この辺ではとりあえず駐車場があって車が停まっていたら必ず寄ってみるべき。この圧巻のスケール感がたまらない。

渓谷の後は長閑なフランスの田舎道をずっと走っていてなかなかランチを食べれるお店が見つからない。やっとRuomsという町でランチ営業をやっているお店を発見したが、観光客で人気のエリアらしくてバイクを停められるスペースがなかったので他のお店のテラス席と道の間のスペースにとりあえずバイクを駐車。こうやってみるとやっぱり大きい。

向かい側のレストランの自分のバイクが見えるテラス席でシェフ特選ハンバーグを食べる。ステーキがまるごと入っていてボリュームもあってなかなか美味しかった。野菜も新鮮でいいね。

またRuomsからのArdecheの道が素晴らしかった。川と山、渓谷と岩が作ってくれる景色が素敵すぎる!こういう道を走るのは初めて。

こういう楽しい道を走ってピエントさんの家があるRocherに無事到着。ピエントさんもバイクに乗りでフロリアンが来ると一緒にツーリングに行ったりするらしい。

家の中に入るとまたこれがなかなかオシャレ。自分で少しずつDIYで作っているらしくてそのセンスがいい。やっぱりフランス人ってこういう芸術的な感受性が高い気がする。あの窓も山の景色をリビングから見たくて借景のコンセプトで自分で作ったとか。この家をAirbnbで貸して副収入を得られているらしい。人気ありそう。

ピエントさんも結構お酒が好きだけどワインはそんなに飲まないらしい。ワインを飲まないフランス人がいるとは!その代わりたくさんの種類をお酒を楽しんでいて色々コレクションを見せてもらいながらお酒の話で盛り上がる。

また料理も上手でお酒のつまみと夕飯もピエントさんが作ってくれた。ピエントさんは元妻との間で子どもが2人いて1週間ことにピエントさんの所に来たり元妻の所に行ったりしているらしくて今週は元妻の所へ行っている。元妻とは今も友だちのような関係で仲がいいと言っていた。また今の彼女は少し離れた所で子どもと住んでいて行ったり来たりしているらしい。聞いていてやっぱりフランス人すごいと思った。

このバジルも庭で育てていてすごく新鮮で美味しかった。それもそのはずが今取ってきたから。こういう自然豊かな生活が好きでこの町に住んでいる。

愛犬ピアートちゃんがいつの間にか山から戻ってきてご飯を急かしている。ピアートちゃんもほぼ放し飼いで朝家を出て山や畑で友だちの犬たちと遊んで隣の家を回りながらご飯をいただいて夕方になると家に戻るらしい。この子が一番自由で幸せなのかもしれない。

ピエントさん自慢のテラス!ここから見えるRocher村の景色が素敵すぎたので少し雨が降っていたが、テラスで一杯。

ピエントさんの学校は2歳児から6歳児までが一つのクラスになっているらしくて日本の幼稚園のような感じで従業は週4日だけで水曜日と週末は休みだそう。また夏と冬はそれぞれ2ヶ月くらいの休みがあるので給料はそれほど高くなくても満足しているらしい。足りない分や旅行(特に日本への)のためにAirbnbを頑張ろうとしている。なので家のDIYも頑張っているらしい。

そんなピエントさんの話を聞きながらビールを飲んでいたら記念に私の写真も一枚撮ってくれた。フィリップさんのパーティーでもそうだったし、フランス人のこういう気遣いが嬉しい。

ピアートちゃんはずっとつまみを狙っていたが、くれないからちょっとイジケてしまった。かわいい。

この夜はピエントさんと遅くまでたくさんの話をしながらお酒を楽しんだ。フィリップさん、ジルさん、ピエントさん、フランスで新しくできた友だちはみんな素晴らしいライフスタイルや価値観を持っていてすごく刺激になる。またこの方たちのお陰でフランスが大好きになった。

EP062 Gil

FacebookのDucati Desert X Owners Groupに参加していて今回の旅の様子をたまにアップデートしている。そのグループへの参加者は約5,500人くらいしかいなくてDesertXがメインストリームではないことがよく分かる。しかし、コミュニケーションの熱度は高くて投稿をするとたくさんのコメントが付くことが多い。そんな中、ジルさんという方からブルゴーニュに来たら連絡してねとコメントを残してくれたのでボーヌに行くタイミングで連絡をしたらなんとせっかくなので泊まっていけと言われたのでまたお言葉に甘えてお邪魔することにした。

前日止まったフィリップさんのガラージハウスがあるMâlainからジルさんの家があるLormesまでは約100kmと軽く走るのにはちょうどいい距離だった。またLormesはモーバン・リージョナル・ナチュラル・パーク(Parc Naturel Régional du Morvan)の西側に位置していて森と湖がたくさんある自然豊かな所だった。その中を走っていくのは最高に楽しい。

のんびりしすぎて伝えた到着予定時間より1時間も遅れてしまったが、家の前に付くとすぐジルさんがガレージを開けて中に入れさせてくれた。DesertXにDucati 999!またDucatiディーラーではない所でDesertXを2台並べたのはこれが初めて。

ジルさんの家は最近リモデリングを終えたらしくてすごく綺麗でまたそのインテリアのセンスが素晴らしくて色の使い方や家具など全てがセンスに溢れていた。

着いたのがちょうどお昼時だったのでジルさん家族と一緒に近所のレストランへ。ここはナチュラルワインが専門のお店らしくてジルさんが早速赤ワインを一本頼んでくれた。

奥さんのクリステルさんは気さくでフレンドリーな方だった。話もよく聞いてくれて会話も上手。

食事の前にジルさんがヨーロッパ各地の見どころの情報をGoogle Mapsを開いて一つ一つ丁寧にレクチャーしてくれた。裏情報や注意すべき所まで細かく教えてくれたので次の計画を立てるのにすごく参考になりそう。

頼んだのは牛肉の「たたき」とヌードル。フランスでもたたきはそのまま「Tataki」と表現していて和食が結構浸透している感じだった。新鮮なお肉にヌードルを絡めて食べるとそれがまた美味しい!

食事の後はお店のワインセラーに行ってナチュラルワインの物色。ジルさんはナチュラルワインにすごく詳しくてもうプロフェショナルな感じ。

その中からいくつか選んで購入。買う人も売る人も真剣。

食事の後はそのまま犬の散歩へ。ジルさん家ではシベリアンハスキーを2匹飼っている。もうすぐ3歳になるナンガくんとまだ8ヶ月のスマちゃん。大型犬だけあって力がすごくて腰にリードを繋げないとなかなかコントロールが難しいらしい。特にスマちゃんがやんちゃでエネルギーが溢れている。

散歩から帰ると満足したのかすぐ寝てしまった。モフモフしてかわいい。人懐っこく優しい性格だが、猫や小動物にはすごく反応してハンターとしての血が騒ぐらしい。

そこからMotoGPの視聴。実はジルさんはプライベートだけではなくて仕事でもDucatiは関連があるらしくてDucatiとは離れられない方だった。なるほどね。

MotoGPを見ながら晩ごはんの時に飲むワインの抜栓まで。まずは香りのチェックから。その表情を見るとワインに対するフランス人の真剣さがよく分かる。開けたのはボルドーのマグナムボトルで今日は飲む気だね!

夕方になるとまた犬の散歩へ。Lormesは自然が豊かで山や森が多いのでジルさんのように大型犬を飼う人には最適な場所かもしれない。

雨の後でここは止んでいるけど他の所にはまだ降っているらしい。

ここでもどの道が走ると楽しいのかレクチャーをいただいた。ジルさんはもうこの辺りの地形は熟知していて知らない所がない。

散歩から戻ってクリステルさんが作ってくれたラザーニャとボルドーワインで晩ごはん。ジルさんの息子ロリスくんが配膳してくれた。ロリスくんもまたすごく優しくていい子だった。

ご飯を食べながらこの旅のことやバイクの事、仕事の事などたくさんのことを話した。ジルさんとは趣味が合っていて話が弾む。楽しいとついつい飲みすぎてしまってマグナムを一本開けてからまたナチュラルワインも追加で一本開けてしまった。楽しすぎてまた時間があっという間に過ぎてしまった。

寝る前にクリステルさんの肘の痛みを和らげる薬を塗ってくれているジルさん。二人は本当に仲良しで見ていると本当にいい夫婦なのがよく分かる。ジルさんの家族は犬も含めてみんな優しい。

次の日の朝もやっぱり散歩から始める。ナンガくんも行く気満々だ。

朝の光がまた気持ちいい。

朝の散歩コースは一番本格的で結構ハードなものだった。自分もこの旅に出る前までは1日8km以上走っていたが、今は毎日バイクに乗っているだけであまり歩いてないから少し山を登っただけでも息が上がってしまう。

スマちゃんは背中で匂いを付けるのが好きらしい。犬たちがこんなに喜ぶ姿を見ていると散歩がより楽しくなる。実はジルさんは元々パリに住んでいてこの町に移住したのは1年前だそう。いい環境を求めて自然がたくさんあるここに決めたらしい。仕事はリモートワークで対応ができるのでどこに住んでもほぼ影響がない。素敵なライフスタイル。

やっと町に戻ってきた。山を一個超えたような感じなのでみんな暑くなって途中からは半袖。犬にいいけど人にもよくてみんな元気になりそう。

クリステルさんはこの町でソーシャルワーカーとして働いているので戻ったらすぐ出社したので先に別れの挨拶をして

ジルさんは自分のDesertXを出して途中まで一緒に走ってくれた。一番楽しい道をリードして走ってくれた。ジルさんの走りは本当に上手で付いて行くだけで楽しくなっちゃう。またモーバンの素晴らしい自然と美しい街並み、適度なアップダウンとワインディングが続く道がバイクで走ると一番楽しい。家を出るとすぐこういう道を走れるジルさんが羨ましい。

もうジルさんにもお世話になりっぱなしで何から何までやっていただいて感謝しかない。ジルさんのおかげでまた一つ一緒忘れられない思い出ができた。もう本当にありがとうございました。

EP058 Wine Pilgrimage

いよいよこの旅の中で大きい目標の一つのブルゴーニュの旅が始まる。ディジョンからボーヌまでの「Le Chemin des Grands Crus(グランクリュの道)」は既に何回も往復していたが、ぶどう畑まで入るのはこれが初めて。

真っ先に向かったのはロマネ・コンティ!ブルゴーニュワインの最高峰で世界で一番高いワインの一つである。私もまだ飲んだことがなくていつかは飲んでみたいと思っているがそれがいつになるかは分からない。なかなか手が届かないワインなのでまず畑だけでも見ておこう。ロマネ・コンティに行く道の左右に広がっているのはロマネ・サン・ヴィヴァンで普通に素通りするものではないが、今はとりあえずロマネ・コンティ。

ロマネ・コンティのぶどう畑のシンボル、十字架のモニュメントまで行ったらアメリカからの団体観光客で賑わっていた。あの白いスーツにパナマハットの昔の映画から出てきたかのような方がツアーガイドでその設定も説明も素晴らしかったが、みんな聞いたり聞かなかったり写真を撮ったり。

こんなに近くで世界で一番高いワインのぶどう畑が見れるとは!鉄柵とかあると思ったが、そういうのはなかった。それでもちゃんと守られているのはここまでくる人たちはみんな敬意を払って大事にしてくれているのかもね。なだらかな斜面に広がっているぶどう畑が太陽の光を浴びて鮮明な緑色で輝いていた。素晴らしい!

団体の方々が去った後に自分も人生最大のミーハーをDesertXとやってきた。日本からフランスボーヌまで約20,000km。本当にここまで来れるとは!またこうやって天気にも恵まれて本当によかった。

ロマネ・コンティから左側に斜面を登っていくとそこにはまたラ・ロマネのぶどう畑が広がっている。ラ・ロマネはドメーヌ・コント・リジェ・ベレールのモノポールで何回も素敵な経験をさせてくれている大好きなワインだ。そのぶどう畑をこんなに真近で見れるとは!

また斜面をバイクで登っていくと左側にラ・グランド・リュとラ・ターシュ、オー・マルコンソールの畑が広がっている。ぐるっと回ってクロ・パラントゥの所まで行ったらもう道はオフロードで結構荒れていたが、そこで密かにピクニックをしている人たちがいて驚かせしてしまった。こんな所にバイクでくるとは!DesertXを見てそのバイクは大丈夫とサムズアップしてくれた。こういうピクニックもいいね!特級のぶどう畑を見ながら仲間たちとワインを飲む!

そこからリシュブールのほうをぐるっと回って降りてきた。畑の中の細い道はまた自転車ツアーのために開放されていたので今度は自転車でも走ってみたい。

ヴォーヌ・ロマネの街に戻って今度は大好きなドメーヌ・コント・リジェ・ベレールのワイナリーの前で記念撮影。中で働いている人たちが結構出入りしていて恥ずかしかった。また近くに中国人のインスタグラマーのような人たちが撮影していてなお恥ずかしい。まあ自分がやっていることもあまり変わりがない。

今度はシャンボール・ミュジニーへ。村に向かう途中ロベール・グロフィエの看板が現れた。そこがレ・ザムルーズということを教えてくれた。そこから上はまたミュジニー!そこにも行ってみたかったが、アクセスできるのは細い農業用の道路だけで行っていいのかが分からなくて辞めといた。ミュジニーはもう少し近くで見てみたかったな。

奥までシャンボール・ミュジニーのぶどう畑。レ・シャルムや村名格の畑が広がっていた。なんだろう?こうやって畑を回っていると今まで村名だからって少し下に見たりしていた自分が恥ずかしくなってきた。こんなに素敵な環境に特級や一級と変わらず精根込められて作られているものなんだ。これからはちゃんと敬意を払って飲もう。

畑の中を走っていくとシャンボール・ミュジニー村が現れてその行き当たる所まで進むとそこは…

そこはドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエのワイナリー!個人的に一番好きな造り手でずっとこの場所に行ってみたかった。行ってなにがあるわけでもないが、こうやって写真でも一枚撮っておきたかった。もう嬉しい。

ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエの隣がまたジャック・フレデリック・ミュニエのワイナリー!すごすぎる。ヴォギュエにも行ってみたかったが、細い道の中に隠れてるような場所にあったのでバイクで行くとうるさくて近所迷惑になりそうだったので辞めた。もうこれだけでも嬉しすぎる。

村の奥の石灰の岩山を見るとシャンボール・ミュジニーの村が石灰質が多くミネラルをたくさん含んでいることがよく分かる。

またボーヌに戻って今度はワインショップを回ってみた。ワインに精通している方たちからオススメのワインショップを教えてもらって行ってみたが、最近はブルゴーニュの店でさえ人気銘柄はあまり在庫がない状態だった。

そんな中、このPrestige Cellarは驚くほどの在庫を持っていた。また日本人のスタッフさんもいて相談しやすい。フランスのお店ではフランス語以外で相談できない場合が多いのですごく助かる。

古酒のライナップもすごく充実していたが、その値段もまたすごい!

宿に戻って今度は少し早いタイミングで家の前のレストランに行ってみた。前日はちょっとタイミングが遅くて店内しか席がなかったが、今回はちょうどテラス席が開いていたのでそこに。

実は自分のバイクを見ながら食事がしたかった。

2回行ったらもう常連で扱いが変わってくる。今日はまたお店のお母さんが上機嫌で色々声をかけてくれたが、フランス語だったのであまり答えられず身振り手振りで日本からバイクで来たこととこのお店の料理が美味しいということを伝えた。伝わったのかどうかはよく分からないが…。前日は赤を飲んだのでこの日は白のムルソーを。

生ハムとアスパラガス、下には卵で作ったムースのようなソースがあって絡めて食べるとその3つの食材のバランスが素晴らしい。

こちらは野菜と葉っぱがメインのニョッキ。初めて食べる料理でとても新鮮だった。オリーブオイルもいい感じ。

最後にはちゃっかりデザートまで。

色々最高過ぎる日で自分が今まで頑張ってきたことが報われた気がした。まあヨーロッパの旅はこれからだけどね!

EP057 Maintenance

前日フィリップさんのおかげで手配できたバイクショップは、実はプジョーモーターサイクルのディーラーで営業時間は9時からだった。それをサービスマネージャーのアントワーヌさんが個人的な配慮で営業時間の前の朝8時に対応してくれることにしたらしい。本当にありがとうございました。

朝のサービスピットにはヘビメタルが流れていて朝8時なのにテンションが上がる。サービススタッフのお兄さんは暑かったのか上半身裸でハヤブサの修理をやっていた。

アントワーヌさんは最近膝の手術をしたらしくて膝をあまり曲げられないので高めにリフトアップしてから作業に着手。以前Ducatiでも働いたことがあるらしくてDucatiのマシンには精通していて流石手の動き方が違う。熟練のメカニックって感じ。

4,000kmを超えてからのオイル交換だが、思ったよりもオイルは綺麗だった。今まで定期的にメンテナンスを行ってきたからかも。

名称は知らないが、エンジンの下にあるフィルターも取り出して掃除してくれたが、それほど汚れてなくていい状態だと言ってくれた。

最後のチェーンの調整は裸くんがやってくれた。力があって繊細さもある。お店の営業時間が近くなるとちゃんと服を着てくれた。ははは。

できればチェーンも一緒に交換したかったが、ここにはパーツがなくて調整しかできないらしい。もう20,000kmを超えて酷使されたチェーンは伸び切っていたし、500kmことにチェーンメンテをしていてもサビが結構広がっていたので早く変えたい。

実はこの店はプジョーだけではなくて色んなブランドのバイクが持ち込まれていて修理の順番を待っていた。アントワーヌさんの技術力の高さと人柄の良さを物語っている。ご対応ありがとうございました!

この後、どうしてもチェーンが気になるのでディジョン市内のバイクショップを2ヶ所回ったが、やっぱりどこもできないと言われた。

最後にダメ元でボーヌの南にあるスヴレのDucatiディーラーに行ってみた。ショールームでDesertXのチェーンを交換したいと伝えると後ろのサービス部門にバイクを回してそこのサービススタッフに相談してと言われたので後ろに移動したが、誰もいない。

しばらく待っているとサービスマネージャーのギヨームさんがきてくれて色々相談に乗ってくれた。ギヨームさんは英語ができたので話が早い。しかし、ここでも今月いっぱいは対応が難しくてどうしても無理らしい。ただ、事情を知った上でなんとかできないか色々工夫してくれてとりあえずチェーン関連のパーツを自分の所でオーダーして実際の交換作業は他のバイクショップで対応できるように手配までしてくれた。英語でのコミュニケーションが難しくて自分でやろうとしたら多分できなかったと思う。ギヨームさんに感謝。

皆さん、本当にありがとうございました。

後日予約時間通りにMoto-Axxe Chalon sur Saôneに行くと彼が全て用意して待っていた。照れながら英語があまり喋れないと言っていたが、必要十分!

ピットのほうに移動させて交換作業にすぐ着手してくれた。かかった時間は約1時間半。

チェーンとスプロケットを一緒に交換して足回りが綺麗になった。走ってみると気のせいなのか分からないけどガタガタした感じがなくなってなめらかになったよう。これで一安心。

EP055 Zürich

ミュンヘンを出て次の目的地のスイスのチューリヒへ。距離的に約310kmとそれほど遠くないので途中お城と湖で有名なフュッセンに寄ってから行くことにした。

フュッセンまではドイツの南部の田舎道をずっと走って行くのだが、この道がすごく美しくてその中を走るのが楽しい。まるで絵に描いたような風景だが、実はこういう風景が先にあってそれが美しくて絵によく描いたからそのように思ったかもしれない。

田舎の町がまたすごく綺麗だったので幹線道路から離れて少し寄り道してみた。消防団らしい建物があってそれがまたいい味を出してたので一枚記念写真を。絵になるね。

またその集落の奥まで走ってみた。家や庭はもちろん、木の塀や道沿いの草まで完璧なくらい整っていて驚いた。どうやったらここまで管理できるだろう?ドイツの南部やオーストリアの田舎町の美しさには毎回驚く。

途中給油のために寄ったガソリン・スタンドでスイス用のVignetteを売っていたので購入した。スイスは車もモーターサイクルも同じらしい。オーストリアはモーターサイクルのほうは車より安かったのにね。またその値段も2倍くらい高くてスイスの物価の高さが見て取れる。

楽しい道を走って経由地のフュッセンへ。ここはもう完全な観光の町で夏の軽井沢のような雰囲気だった。また車の多さにもビックリ。

商店街はパスしてお城と湖の景色が楽しめるスポットへ。もうこの道だけでもここに来た甲斐があるくらい美しかった。また走っている途中に見えるお城も自分がヨーロッパの道を走っていることを実感させてくれる。

ここもたくさんの車と人で賑わっていて上までは車で行けずここの駐車場に停めてから徒歩で行くらしい。そこまでするつもりはなかったので一旦ここで引き返す。

とりあえずディズニーランドの眠れる森の美女の城のモデルになっていたノイシュヴァンシュタイン城の写真だけ一枚残す。まあ観光地はこのくらいで十分だろう。

フュッセンからチューリヒまで思ったより距離があって結構時間かかってしまった。もう17時近くなっていたので焦る。キャンプ場なので予約もできず直接行って話すつもりだったが、これ以上遅くなるとリセプションが閉まっちゃう可能性もあるから。

しかし、小麦畑の景色が綺麗すぎて足が止まってしまう。ここから車で5分もしない距離にチューリヒの街があるのにね。ヨーロッパの都市の自然との近さが羨ましい。

キャンプ場があるGreifenseeは小さいけど美しい湖だった。ここで泳ぐこともできるらしいが、水泳はできないので見るだけにしといた。しかし、この日は湖に飛び込みたいくらい暑かった。

今回行ったのはNaturfreunde Zeltplatzというキャンプ場で、実は着いた時はもう受付を終了していたが、管理棟の近くで泊まっていたお母さんが管理人に電話してくれてなんとか受付ができた。言葉も通じないのに人を助けるために一生懸命にコミュニケーションを取ってくれたお母さんに感謝しかない。

無事チェックインができて急いで買い出しをして設営が終わるともう20時がすぎてすっかり夕日になってしまった。ロシアでは昼がもっと長かったので結構南に来ているのがよく分かる。

行ったスーパーでお酒を売ってなかったのでまたそこから10kmくらい離れているワインショップまで行って閉店間際で購入できたスイスのピノ・ノワールワイン。テーブルワインとしてマイルドで飲みやすかったが、風味や特色が弱くて少し残念だった。でもスイスでスイスワインを楽しめたので満足。

他の支度で色々忙しかったので日本から持ってきたコシヒカリを自動炊きで放置してたら見事に失敗していた。固体燃料ってすぐ劣化してしまうね。水を出してお粥みたいな感じにしてなんとか食べられるようになった。

おかずはスイスのソーセージ。

無事キャンプができてヨーロッパでキャンプをするために日本から19,000km、あんなに重い荷物を背負って走ってきた甲斐があった。しかし、すごくいいキャンプ場だったのにバタバタしてあまりのんびりできなくて残念だった。次キャンプをする時は寄り道せず時間に余裕を持ってよりキャンプを楽しめるようにしないとね。

明日はいよいよ約束の地、ブルゴーニュへ!