EP021 Life of Ulaanbaatar

明日からの本格的なモンゴルでの旅に備えて今日はウラン・バートルで用意する必要があるものを探して市内へ出かけた。味戸さんから市内に行くバスを教えてもらって500トゥグリク(約19円)を握ってバスに乗り込んだ。が、お金を入れる所がなくてタッチ式のカードリーダーがあるだけだった。運転手さんにバスカードがないことを伝えても伝わらない。とりあえず500トゥグリクを差し出したら渋々と受け取ってくれた。モンゴルもかなりカードやアプリ決済に進んでいてあまり現金を使わない感じだった。田舎はどうなのかはまだ分からないが。

バスに乗ってみるとなんか韓国のバスそのままだった。壁には韓国語のチラシやステッカーがそのまま貼られていて極めつけは韓国語の車両登録証まで付いていた。どういう仕組で韓国からモンゴルに渡ってきたかは分からないが、かなり急いでプロセスが進んだのかもしれない。本当い大丈夫だったのか心配になるレベル。

無事市内に着いて一番先に向かったのは両替専門のNew Euro Asia。銀行でも両替ができるらしいが、ハードルを感じたので両替所に行ってみた。残ったルーブルを差し出したら金額を確認してそのままトゥグリクに。16,650ルーブルを両替したら699,300 トゥグリクに。お金持ちになった気分だが、モンゴルの物価感覚が全くないのでどのくらい価値を持っているのか分からない。が、財布がパンパンで閉まらない。

次はUNITEL。味戸さんもこちらのキャリアを薦めてくれたので行ってみたら…

なんとネットワーク問題で番号の生成ができないから午後にまた来てと言われた。うむ、午後と言ってもいつ復旧できるのかよく分からないし、Mobicomに行こうか。ちなみにモンゴルではUNITELとMobicomが2強で電波の入りがいいらしい。

その前に国営の百貨店に。ここの6階でモンゴルのツーリングマップを売っている情報をいただいたのでそれを買いに行った。

外観は歴史ある伝統的な感じなのに内観は現代的で南国をイメージしている。国営と言ったので硬い感じかなと思ったが、そんなことはなかった。やっぱり寒い国なのでこういう暖かい南国に憧れがあるのかもね。

ColumbiaやTHE NORTH FACEにモンベルのショップまであった。モンベルのスーパーメリノウールのインナーも売っていて買うか迷ったが、これから暖かくなることを信じて当分はヒートテックで頑張ることにした。

6階に本屋があってそこに地図が置いてあったが、子ども用の壁に貼るようなものしかなくてツーリング用の地図はなかった。スタッフさんに聞いてもそんなのはないと。長いコロナ期間でその需要がなくなって作らなくなっているのかもしれない。残念。

気を取り直してMobicomのSIMカードを買いに。Google Mapsが教えてくれたMobicomのストアに行ってみたら…なんというか雰囲気が完全闇市。本当にここで作って大丈夫なのか?さっきのUNITELとの格差がすごい!SIMカードを買いたいと伝えたらこのお母さんの所に行けと言われて行ってみたら、失礼だけどコワモテな方でビビってしまった。パスポートと言われて渡したら手際よくあの端末に入力してほんの数分で完了してSIMカードを渡してくれた。実はすごい優しくてやり手のお母さんだった。しかし、終わったと思って外に出てインターネット接続を試してみるとつながらない。またお店に戻って話すとインターネットのためにはデータを別途購入しないといけないらしい。最初のやつは電話番号とSIMカードの発行だけだったらしい。電話番号とSIMカードの発行に3,500トゥグリク、データが5月25日まで使える7Gが7,000トゥグリク、日本円で約403円とすごく安い!

とりあえず通信環境は整ったのでご飯を食べに議会議事堂近くのModern Nomadsへ。ここはモンゴルに先に入ったユワンくんオススメのお店でモンゴル料理を現代的に新しく解釈して作るオシャレな人気スポットらしい。こういうオシャレな料理でもしっかり弾力があって力を感じる。味付けは少し強めだったが、美味しかった。

後、伝統的なモンゴルのミルクティーというのも頼んでみたが、これは普通の少し薄いミルクティーって感じ。ここのスタッフさんは英語ができて注文が楽。ロシアに比べるとモンゴルのほうが英語が喋れる人が多い気がする。それはウラン・バートル、モンゴルの首都だからかもしれない。自分も英語がすごく上手いわけではないが、それでもコミュニケーションができることがすごく嬉しい。

また議会議事堂前の広場に戻ってきた。朝はかなり曇っていたが、昼には少し晴れてきた。観光客も増えてきてモンゴルのカップルから写真を撮ってほしいと頼まれた。たぶんSonyのミラレスを持っていたのでこの人に頼めば間違いないと思っただろう。最大限バランスのいいアングルで撮ってあげたが、満足したのかな?

やっぱりこの建物と銅像は迫力があるね。

今日は警察関連のイベントがあるらしくて一般人は近くに行けず警察関係者だけ近くまで行って記念写真を撮っていた。少しイラッとしたが、仕方ない。その国にはその国なりのルールや文化があるので認めなくちゃ。

また議会議事堂の近くには「ソウルの道」というのがあった。モンゴルと韓国の経済的な結びつきは思ったより強くて韓国のすごい影響力を感じる。CUやGS25というコンビニ、Eマートというスーパーマーケットなど韓国系のお店もたくさんあって韓国料理屋も多い。実は韓国語を喋るモンゴル人も多いらしい。

次の目的地はKTM Mongolia!思ったより規模が大きくてビックリした。

店内に入ると…あれはバギーなのか?ピットような感じだが、明るくてオシャレ。

2階に上がるとここからは完全KTMの世界観。やっぱりこのオレンジは強いね。

店内は広くてたくさんの展示車と

ウェアやブーツ、プロテクターなどたくさんの商品があった。もしかすると日本のディーラーよりも扱っているものが多いのかもしれない。またフィルターやオイル、タイヤなどの部品も充実している。

チェーンクリーナーとルーブを購入した。まだ使っているのが残っているけど次いつ買えるか分からないし、チェーンメンテは欠かさずにやりたかったので。

バス停が探せなくて迷ってたら疲れてきたので帰りはタクシーで。実はタクシーで呼んでいいのか分からない。まあ要するに白タクで道で手を上げていると普通の車が止まってくれる。料金は言い値だが、値引きはできると思う。しかし、FORTEC Garageの住所が分からず、Google Mapsを見せても英語ベースなので現地の方は分からない表記らしい。結局味戸さんの奥さんに電話をして道を教えてもらった。運転手さんのスマホは電話専用でインターネットにつながらないらしい!Wi-fiのみで使っているそう。ちなみにこの方も韓国で5年くらい働いたことがあって韓国語が喋れた。すごい。

FORTEC Garageに帰ったらちょうど味戸さんたちがタイヤ交換作業をやっていた。これは自分ではできそうにないな。本当に硬そう。DesertXはチューブレスでよかった。

タイヤの交換作業が終わったDesertX。やっぱりMOTOZのTractionator Adventureは映える!また味戸さんが洗車までしてくださってまるで新しいバイクのよう。格好良すぎて痺れるね。

フロントもいい感じ。

後、リアショックアブソーバープロテクターと下のプラスチックのパーツのクリアランスが足りなくて深い段差などで上下のパーツがぶつかってプラスチックが摩耗する音が出てたのでワッシャーを2枚追加して2mmくらい浮くように調整してもらった。これで深い段差でも大丈夫なはず!

新しいタイヤを履いたらもう今すぐにでも走りたい気持ちで明日からのモンゴルでの本格的な旅が楽しみすぎて仕方ない。

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