2019北海道ツーリング6日目:美瑛へ行く道

北海道の朝は早い。外がどんどん明るくなってくる。隣のテントの方はもう起きて朝ごはんの支度と一緒に荷物の片付けも始めたようだ。

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もう少し寝ようかと思ったけどテントのドアを開けると湖畔から爽やかで気持ちいい風が吹いてくる。またその銀盤のような湖の水面と低い雲の流れ、登っていくお日様を見てると自分が今北海道に居るのを実感する。なんと美しい世界なんだ。もう起きるしかないか。朝の5時。

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どうしても摩周湖を一目見たくて、諦めきれずまた摩周湖方面に向かった。向こうは昨日と同じ、相変わらずの曇り空。

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やっぱりアトレーユ辺りからまた雨が降ってきた。仕方なくとりあえず雨具のズボンだけ履く。国道243号と摩周湖へ行く道道52号が出会う交差点まで来たら雨脚はより強くなってきた。これはもう諦めるしかないね。

今回の旅では摩周湖があまり来てほしくないらしい。だったらまた今度行きます!しばらくはデスクトップの待受画面で我慢します。

昨日も朝ごはんを食べた同じセコマで今日も朝ごはんを取る。相変わらずのホットシェフのパスタ。やっぱり苫小牧などのセコマに行かないとメニューのバリエーションがそんなに増えないんだね。

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朝ごはんを食べて来た道を戻るとまた不思議に屈斜路湖に近付くと雨が止んでゲストハウスてぃんくるの看板があるところまでくると青空と一緒にキレイな虹まで見ててきた!美しい。

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で、後ろを振り向くとこの魔界のような風景。あの雲の中に魔王でもいるんじゃないかな?左と右でこんだけ天気が違うのも面白いね。

帰りのフェリーのラウンジでNHKのブラタモリを放送していたけど釧路湿原編だった。録画かなと思ったけどリアルタイムでの放送で、その中で摩周湖の霧のメカニズムに関しても説明があった。釧路湿原が海辺で発生した霧を約80Km離れた摩周湖まで送り続けてるターボチャージャーのような役割をしてるらしい。そのターボチャージャー、ちょっと止めてほしかったな。

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この日の目的地は美瑛。美幌峠を超えて国道333号をずっと走って北見、遠軽、旭川辺りから国道237号で美瑛まで。とりあえず美幌峠でお世話になった屈斜路湖に別れの挨拶。いや、今回はほんと屈斜路湖に守られて助かった。また来るからねっ!

美幌はこのときが初めてだったけどのどかでいい町だった。とくにこの並木通りを青空に向かって走るのはすごく気持ちがよくてそのまま何時間でも走りたかった。

北見もカーリングのイメージしかなかったけど実際行ってみたらキレイで美瑛とは違うけど畑の美しい景色が広がってた。北見は一番左車線で景色を楽しみながらのんびり走っていく。

トンネルを何個か過ぎて遠軽のほうに入ったら気温がぐんぐん上がって行くのが分かる!すごく晴れてきて走って気持ちいいけどちょっと暑すぎる。道路沿いにある温度計が現在の気温が31℃だと教えてくれた!屈斜路湖では20度くらいだったのに気温差が激しすぎる。やっぱり北海道は広いんだね。

ちょうどいいタイミングに道の駅が見えたのでそこで休憩。道の駅 まるせっぷ、かわいい名前。

こんなこともあろうと思ってメッシュジャケットと薄手のデニムを持っていった。それに着替えたらやっと生き返った気がした。急に熱すぎるって。

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しいたけの売り場のとなりにホットドッグやうどん、ソフトクリームを売ってるお店があったので早速並ぶ。お客さんが一人いてお店のスタッフさんとすごく仲良さそうに話してたので常連かなと思ったけど話す内容を聞くと今が初めてらしい。なんかいいね。

そのお客さんが譲ってくれてスタッフさんに注文をする。こんだけ暑かったらもうソフトクリーム一択だな。私も加わってまた三人で談笑を行う。どこからきたのか?どこにいくのか?定番の質問だけどそれでも十分盛り上がる。

「すごいね!気をつけてね。北海道いっぱい楽しんでね!」
「はーい!ありがとうございます。」

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イチゴとバニラのソフトクリームはすごく美味しくて、暑さのせいもあるけど多分体が糖分を欲しがってたんだろう。

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遠軽町は林業が栄えてる町らしくて道の駅内に展示館や木材を利用した製品の販売を行っていた。手前にあるカッティングボードの木質がすごくよくて欲しいと思って見てみたらそれなりのお値段だったので諦めた(汗)。まぁこれ以上荷物を増やしても仕方ないしね。

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お昼は旭川の旭山動物園近くの鳥料理の小野木さんで。大正11年創業の老舗で、旭川といえば鳥料理、鳥料理といえばこの小野木さんらしい。こちらは駐車場側のいり口で団体客向けのいり口なのかな?道路沿いに別の玄関があってそれほど敷居が高いお店ではない。

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お店に入ったのが11時45分くらいでまだ昼時前だったので比較的に空いていてカウンターに案内された。カウンターから厨房が見えるオープンキッチンスタイルだけど鶏肉が炭火で焼かれてるのが見えて空腹度はマックスに!

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頼んだのは平日のみ限定20食の特選ランチ!

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新子焼き丼に鳥の串揚げ、茶碗蒸し、漬物に味噌汁、またデザートにコーヒーと黒ごまのプリンまで着いてなんと1100円!都内だったら軽く2000円は超えるよね。味も申し分なく新子焼きの魅力や鶏肉の味を存分に楽しめる。

今度は夜行って特選コースを頼んでみたいね。また北海道に行かなきゃいけない理由ができてしまった。

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お昼を美味しくいただいて気持ちよく美瑛に向かって出発したものの…空模様が怪しい。これは夏の雲だな。降るな。

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旭川空港を過ぎたところで雨がポツンポツンと降ってきた。もうこのくらいの雨は慣れたものだからね。空の色、雲の暑さを見てそこまでの雨じゃないと判断して雨具のズボンだけ履くことにした。

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雨でも見たいものはしっかり見とかないとね。旭川空港からほど近いところにある就実の丘へ。あ、この風景はもう美瑛だな。

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遠くに美瑛の風景が見渡せる。その絶景に心も踊りだす。

2019北海道ツーリング5日目:神の子池、硫黄山、屈斜路湖、津別峠展望台、和琴半島湖畔キャンプ場

朝5時くらいに目が冷めてシャワーを浴びて出発の支度をする。北海道に来るとなぜか朝起きる時間が早まってだいたい5時くらいには起きる。たぶん時差も少しあるような気もするな。お日さまが昇る時間が違うからね。

6時に宿を出て車庫へ。相変わらずの霧雨、もう雨にもずいぶん慣れてこのくらいの霧雨はどうってことないって。雨合羽もズボンだけにして上はClassic Tourist Trophyジャケットで賄う。ダッフルバッグへのレインカバーは…うん、まぁ付けなくても大丈夫そう。

中標津の気持ちいい直線道路を走っていく。一応開陽台の近くまでは行ったけどこの天気だと去年とあまり変わらないか、それより悪い気がしたのパス。この道道150号も天に続く道に比べても遜色のない直線道路なのでいいネーミングが付けばもっと人が集まりそう。

あのモアン山の「牛」も霧で霞んであまりよく見えないね。でもこれも晴れてるのは去年見たし、今年は霧バージョンで色々バラエティがあっていいね。いつも意識しなくてもこの辺りを通る。

出発してから1時間、そろそろ雨も飽きたところで遠くの空が明るくなってきた!雲が薄くなってるのがもしかすると晴れるのはないかと淡い期待をする。

神の子池へ行く道。フラットなダートだけどPIRELLIANGEL STだとやっぱり滑るね。METZELER TOURANCE NEXTの時と比べるとその差は歴然。ただ、オンロードでのグリップ力は半端なくてそれこそスポーツ走行な感じでこんな荷物でもカーブでの鋭いバンク角度でも安定してるというかもっと寝かしてと誘ってくる!性質は違っても両方いいタイヤだ。

朝7時だし、こんな天気なので誰もいないと思ったけど先客がいた!誰もいないよりは少し人がいたほうがホッとするね。特に森の奥や山の奥ではね。

神の子池から流れていく小さい川がキレイで周りの木々も美しい自然そのもの。

川辺の草の瑞々しさがたまらないね。

肝心の神の子池!これが2回目なのに相変わらず、いや、前回より美しい姿に息を呑む。こんなキレイな青だったんだ。去年は日差しが反射してモネの絵のような感じだったけど曇って日差しがあまり映らないことで池本来の美しさを堪能できた。

神の子池から摩周湖に行く途中硫黄山のほうがまだ晴れてたので寄ってみることにした。朝8時まだ誰もいなくて駐車場にポツンと一台。いるのは私と駐車場の管理人さんだけ。しかし、管理人さんは何時からいるんだろう?駐車料金は200円だけどこのチケットで摩周湖第一展望台の駐車場も利用できるらしい。

硫黄山、近くで見るとやっぱり迫力があるね!この世ではないような風景。もしかするとこの辺りの霧は全部ここで作ってるのはないかと思われるくらい煙がモクモク。

こういう風景にも人を引き寄せる魅力があるね。

自分のダメなところとしてはこういうところに来て硫黄の匂いを嗅ぐとなぜか温泉卵が食べたくなっちゃう。これはきっと箱根大涌谷のせいだな。

時々雲の間に青空も見えたりしてたのでもしかするとワンチャンあるかもと淡い期待を持って摩周湖に向かった。前回もそうだけど今回も中標津の直線道路を通って摩周湖に行ったのでその上りのワインディングロードがなかなか楽しくてたまらない。しかし、登っていくと徐々に路面が濡れてきて霧が濃くなる…もうこれはダメだな。

車が1台、バイクが自分を含めて2台。「ダメですかね?」「ダメだよね?」「少しも見えないかな?」と3人で会話をしながら登っていくと

やっぱり無理だな。なんにも見えない。深い藍色の水面をもう一回見たかったな。去年の北海道旅がどれだけ恵まれてたかを改めて実感する。

硫黄山の駐車場で購入したチケットもあるし、もしかすると思い摩周湖第1展望台へ行ってみた。やっぱり同じく霧で何も見えない状態だったが、駐車場の管理人さんが前日も昼間は見えるタイミングがあったと教えてくれたので天気を見てお昼にもう一回チャレンジしてみることにした。

第1展望台から道道52号で弟子屈町まで降りてセコマで朝ごはんを取る。いつものホットシェフのパスタと缶コーヒーにもう少し元気を出したかったのでソフトカツゲン!実は小さいサイズのカツゲンがほしかったけどこの店には大きいのしかなかった(汗)。他のライダーさんもセコマで雨宿りしながら休憩中。やっぱりバイク乗りだと雨降っちゃうと哀愁漂うのは仕方ないね。

これだけ回ってもまだ朝の9時!早起きすると一日が長いね。まだ全然早い時間だが、とりあえず次の目的地の和琴半島湖畔キャンプ場へ向かう。

国道243号を走って屈斜路湖へ向かうとアトレーユ辺りから雨が止んだ。

一旦キャンプ場へ行って荷物でも下ろそうと思って和琴半島方面へ行ったら、キャンプ場の看板が2つ!和琴半島湖畔キャンプ場は左、和琴野営場は直進と書いてあった。以前調べたときは呼び名が違うだけで同じキャンプ場だと思ってたから少し混乱した。すぐググってみたら和琴半島湖畔キャンプ場は湖畔でキャンプができて、和琴野営場は高規格の整った施設でキャンプ場だけど屈斜路湖は見えないらしい。そういうことで迷わず左折!

管理棟へ行ったらおばあちゃんとおじいちゃんとまた何人かの方が談笑していた。まだ朝の10時くらいだったのに普通にチェックインさせてくれてチェックアウトも好きな時間にどうぞと。一泊にテントのみで500円(他の情報サイトだと450円となっているので最近値上がりしてるのかもしれないけど全然安い!)。

テントサイトは管理棟辺りがバイク・自転車エリアで入り口から左側がファミリーエリアで別れていて快適。朝早い時間だったので先客があまりいなくて選び放題!結局管理棟からも近いし湖の景色がよく見えるところに決めた。

設営してる間により晴れてきたので濡れたカバンなども日向に干しといた。そろそろドライバッグの導入を検討したほうがいいかもな…

荷物を下ろして軽くなったバイクに乗って津別峠展望台へ。知らなかったけど今年の5月にオープンした施設なんだね!単純にキャンプ場行く時に左側に表示版があってよさそうだったから登っただけなのに。

展望台へ登っていく道道588号(屈斜路津別線)もなかなか楽しくて気持ちいい。

美幌峠展望台と違って人も少なく快適だと思ったけどできたばっかりの施設だからだね。なんでこんないいところに人がいないんだろうと不思議に思ったくらい。オススメです!

展望施設の屋上まで登って行くと屈斜路湖がキレイに見渡される。屈斜路湖だけキレイに見えてその周りは霧に覆われてる。まるで屈斜路湖に結界でも張られてるようだ。

右側に今回のキャンプ場がある和琴半島が見える。こう見ると小さくてかわいい。

お昼はせっかくなので弟子屈ラーメン総本店へ。やっぱり摩周湖方面に近付くと霧と雨だね。ご飯食べてもし晴れてきたらもう一回チャレンジしてみようと思ったけど無理っぽい。明日もう一回狙ってみよう。

弟子屈ラーメン総本店はやっぱり人気店でたくさんの客で賑わっていた。12時前の少し早い時間に行ったのですぐカウンターに案内されたけどそれもあっという間に埋まってしまったので昼時は行列は避けられないかも。

頼んだのは弟子屈辛味噌ラーメン。醤油にしようか味噌にしようか迷ったけど隣の方が味噌を頼んだのでそれにつられて味噌に(笑)。

辛味噌だけどそれほど辛くなくちょうどいい甘辛い感じでスープは濃厚な味噌味が逸品で縮れ中太麺とよく絡み合って美味しい。

美味しくいただいてキャンプ場に向かうとまたアトレーユ辺りから雨が止んできた。やっぱり屈斜路湖には結界が張られてる!

キャンプ場に戻ってからチェーンメンテナンス。他の汚れはまたすぐ汚れるから仕方ないけどチェーンだけはキレイにしてあげたい。相棒への感謝の気持ちを込めて。

チェーンメンテの後に和琴半島へ散歩に出かけた。摩周湖周辺の雨が嘘のようにこっちは晴れてる。こういうのを見ると昔の人々が大自然から神様の存在を探すのも理解できるし、自分でも普通に探しちゃうね。

とにかく湖沿いの道が気持ちいい。

和琴半島のいり口にある天然の露天風呂。お湯が熱すぎるのと何も目隠し的なものがなさすぎて誰も入ってなかったけど夕方や夜とかは入る人がいるのかもしれない。

和琴半島には半島を一周できる散策コースがあるらしい!これは知らなかったけど入らないわけにはいかない。全部で2.4Kmくらいで約1時間くらいかかるらしい。

とりあえず半島の中へ歩いていくけど入り口からすでに気持ちがいい。あの緑がそうさせてくれるのかもね。自然林に近い感じが嬉しい。

湖沿いに道があるのでそれに沿って歩いて行くと水の色が周りに影響されて変わっていくけどそれがまた美しすぎる。たぶんもっと晴れてきたらよりキレイだろう。

大きい鳥が木の間を飛んでいったのでびっくりしてなんだろうと思って見てみたらフクロウだった!エゾフクロウかな?かわいい。

森の中へ歩いていくと木がいくつも一緒になってる?別れてる?大きな樹があったり、

アカゲラ(たぶん)が獲物を探して木を突いてたり、自然が溢れて素敵な場所だった。前日知床の大自然を見た後なので感じるものが多かったかもね。

半周くらいしたところで硫黄の匂いがするなと思って湖沿いを見たら煙が上がってきてるところがあった!斜面も硫黄山のように荒れてる感じなので多分その近くから硫黄が出てきてるのかもね。

この真下から出てるね!屈斜路湖がカルデラ湖であって火山活動によってできたものというのがよく分かる。

和琴半島散策路は2.4Kmと短いけどアップダウンが結構あって一周したら結構汗をかいてしまったのでキャンプ場のいり口にある湖心荘へ。

和琴半島湖畔キャンプ場へ行く人は必ずこの前を通って行かなきゃいけなのですぐ分かると思う。キャンプ場からは歩いて1分というか、隣だね。少し年季の入った建物で昭和に香りがする。

建物の中に入るとすぐ左側に受付カウンターがあってここで料金を支払う。大人は400円、2歳から小学生までは250円。

真正面にはインカラマッのような女性の絵が描いてあった。何か物語の中の一場面なのかな?

昭和の喫茶店に置いてあったゲーム機がある休憩スペースがあったり、ノスタルジックな温泉旅館だった。

お風呂は極めてシンプルで蛇口のみでシャワーホースがないのでバケツにお湯と水をためて混ぜて適切な温度にして体にかける。熱かったり冷たかったりするけどなんか楽しい。

入る時に女将さんからお湯がちょっと熱すぎるかもしれないから水も混ぜながら入ってねと言われたけどお湯が熱すぎる!温度計で測ってみたら45度もあった!水の蛇口をいっぱい開けてその周辺で水とお湯を混ぜながら入浴。いいお湯だった。

キャンプ場に戻ってサッポロクラシックを飲みながらパソコンでデータを整理したりのんびりまったり。優雅だな。

ビールを買いに管理棟に行ったら森からのかわいいお客さんがいた。管理人のおばあちゃんとは仲良しらしくたまにヒマワリの種を食べにくるらしい。

のんびりしてたらあっという間に夕方。楽しい時間は過ぎるのが早いね。

夕飯を作らないと。

この日の夕飯はボンゴレビアンコパスタ。やっぱりキャンプで食べるパスタは格別な美味しさがある。作るのも簡単だしね。この麺は半分サイズで湯で時間も3分のキャンプの特化したパスタ麺だったけど普通の麺と遜色のない美味しい麺だった。

隣のサイトの奈良から来てるお兄さんに薪を分けていただいて焚き火。実はそのお兄さんとは知床野営場でも一緒だったらしい。やっぱりみんなが行く所は決まってるよね。

この日は屈斜路湖の結界に守られながらゆっくり休めた。

2019北海道ツーリング4日目:中標津のushiyado

標津辺りで宿を探したら中標津でushiyadoというちょうど良さそうなゲストハウスを見つけた。一泊3,500円とリーズナブルで新しくて設備もキレイそうだったのでそこに決めた。多分この宿に決めたからOASISさんもすぐ見つけることができたと思う。

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1階はタクシー会社の車庫で多分2階はそこの事務所だったような気がする。大通りからは入り口がなくて裏道からじゃないと入れない。タクシー会社の前で入り口を探せなくてウロウロしてたらタクシーの運転手さんが親切に入り口を教えてくれた。

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2階に上がると靴からクロックスに履き替えるようにと書いてある。この宿では室内でクロックスを履くのがルールらしい。

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玄関のドアを開けて中に入ると左側に受付カウンターと奥に客室とトイレ、シャワールームなどがある。受付カウンターに張られてるポストイットはこの宿関連のワークショップをスタッフさんで行ったものらしくい。

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右には自由に寛げるリビングスペースがあって

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その横には宿泊者が自由に使えるキッチンがある。電子レンジやトーストがバルミューダのものでなるほどと感心した。多分キッチンの木のフレームは牛小屋をイメージしたんだろね。

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また真ん中のスペースではいろんなイベントが開かれるらしくて自分が宿に着いたときは地域の方々が集まってSNSの上手な活用方法に関するワークショップをやっていた。リビングスペースで作業をしながら内容を聞いてたらなかなか興味の深い内容だった。

あ、宿に着いたのが1時半でチェックイン時間の3時よりずいぶん早く着いちゃって荷物だけでも預けてるつもりだったけどスタッフさんが何事もなかったかのように普通にチェックインさせてくれた。ありがとうございます!

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部屋はドミトリー方式だけど寝るスペース以外に荷物を置けるスペースもあって助かる。

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貴重品を入れる鍵が付いてる棚があったりコンセントも二口付いてる。何よりすごい明るくてLEDかなと思って天井をみたら

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なんと天窓が付いてる!これはナイスアイデアだね。以前富良野で泊まったホステルトマールも結構よかったけどこのushiyadoのほうがいろいろ考えられてる感がある。

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バイクをとりあえず大地みらい信用金庫の駐車場に停めたのでスタッフさんに宿の駐車場がないかと聞いてみたらこちらの建物を教えてくれた。

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空き商店と契約してその店内にバイクを停められるようにしてくれてる!雨にも濡れないし、シャッターも付いてるので防犯的にもバッチリだね!奥に置いてあるミニジープがかわいい。

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やることも全部やってシャワーも浴びたし、とりあえず一杯飲みますか!北海道に来てから毎日サッポロクラシックだね。一年分飲んどかないとね(笑)。

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さっきのミニジープってこのレンタル用のやつだったんだね。もう飲んでしまったので仕方ないけど次またここに来たらそのときはレンタルしてみよう。

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オーナーの竹下さんが宿泊客にモッツァレラチーズを振る舞う。

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実はこの竹下さんの本業はtakeshita farmという牧場の経営者!なので宿の名前もushiyadoですべてが牛からモチーフを持ってきている。このチーズも自分の牧場で作ったもの。

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醤油に付けて食べるとより美味しい。この食べ方も竹下さんが教えてくれた。このチーズが結構人気で地域の方たちも普通に買いに来てて夕方になると売り切れてた。

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夕飯を食べようとスタッフさんにオススメの食堂を聞いたらこの地図をくれた。見てみるとやっぱりこのエリアは観光客向けのお店よりは地元の人のための店が多いね。

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地図を片手に街に出てみよう。こちらが中標津のメインストリートらしい。

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とりあえず右のほうに行ってみようかな。なんかこう見るとこの街にバイク屋があって17インチのタイヤの在庫があったのが信じられないね。

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中標津は牧場が多いので牛肉も美味しいところが多いんじゃないかと思って見てみたら「ホルモン大阪の味」と書いてあった…やめとこう。

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お店の中で一番北海道らしいスープカレー屋に決めた。スープカリー木多朗倶楽部。スープカリー木多朗というチェーンがあるが、そこのサイトにはこの店が載ってなくてどういう関係なのかはよく分からない。

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アイヌの帽子をかぶったご主人が渋い!お店はご夫婦で切り盛りしていた。

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頼んだのはチキンやさいスープカリー。辛さは中辛(レベル2、あまり辛くないやつ)。おお、期待以上の旨さ!東京で食べたどんなスープカレーより旨い!これが本場の実力か。

この店のお父さんとお母さんはアイヌの方らしくてドアにアイヌ語がいろいろ書いてあって知ってる単語が見えて嬉しかった。ゴールデンカムイから仕入れた単語!帰るときに「ヒンナ」が言えなくて普通に「すごく美味しかったです」と言ってしまった(笑)

前回の標津もよかったけど今回の中標津もすごくよかった!標津も中標津も今度また行きたい。

2019北海道ツーリング4日目:OASIS

さぁ、このタイヤをどうするか?天気があまりよくなくて、ほぼ毎日濡れてる路面を走ってるのでこのままでは危なすぎる。

新品でも中古でも、とりあえず安心して走れるタイヤに履き替えたい。しかし、関東でも在庫を置いてあるお店が少ないのに北海道で在庫を持ってるお店があるのかな?

一番近いところでバイクショップがありそうなのが釧路。しかし、野付半島から釧路までは約130kmもある。釧路に行くしかないのかな?

実はこの日はメンテナンスのために中標津にあるushiyadoというゲストハウスを予約してた。もしあわよくば中標津にバイクショップがあってそこにタイヤの在庫があると最高なんだけどと希望を膨らませてみる。とりあえず中標津のバイク屋を検索してみたら「モーターサイクルショップ オアシス」がヒットした。

サイトのトップページの画像がスノーモービル!なんか北海道っぽいな(笑)。ダメ元で電話してみる。

「すみません。お聞きしたいですが、そちらにバイクのタイヤの在庫はありますか?」
「サイズは?」
「17インチです。」
「17インチの?」
「160の60です。」
「ありますよ。」
「えっ!ある?ほんとですか!これから行きます!」
「はーい」

なんか拍子抜けしてしまったけどすごい嬉しい!なんであるんだ?まぁ、それはおいといてオアシスに向かって出発!

お店の看板などはなかったけど店の前にバイクが並んでたのでたぶんここだなと思ってとりあえず店の前にバイクを停めた。

オーナーの乾さんは取り込み中でなんと大きいタイヤに空気を入れていた。たぶんトラクターのタイヤなのかな?実はバイク屋は4分の1くらいでメインは各種タイヤ屋らしい。でも他のスタッフさんはいなくて乾さん一人で盛切りしてるらしい。赤いキャップのお兄さんは遊びに来てる後輩らしい。お店で扱ってるのはトラクターから自動車、バイクのタイヤまで。バイクはあくまでご主人のご趣味らしい。バイクの中古車の販売もやっていてそれ用の商号が「オアシス」。

荷物降ろしますよと言ったのに「ハンドル持ってて」言われて持ってたらそのままリフトアップ!絶対重いはずなのに!

乾さんの手際がほんとによくてあっという間にリアホイールが外れて行く。職人って感じだね。それを興味深く見守りながらちょこちょこ会話を続けていく赤いキャップのお兄さん。なんかいいコンビだな。

フロントもかろうじて溝が残ってるけどこれも時間の問題らしい。もしサイズがあればと言ったら「あるよ」と持って来てくれた。

フロント、リアともPIRELLIのANGEL ST。スラクストンに純正に付いてたのがANGEL GTだったのでなんか懐かしい。ANGEL GTに比べるとなんか細い線が結構入ってるね。

実はタイヤの銘柄とかどうでもいい。交換できて北海道を走り続けられるのであれば問題ない!

タイヤ外してチューブ外して新しいタイヤ付けてチューブ入れるその一連の流れが無駄がなく美しさまで覚えるくらいの熟練の技だった。

ただ、トライアンフはチェーンが右側に付いていて慣れないらしい。右利きが左手で箸使ってる感じに近いのかな?全く慣れないと言いながらあっという間に作業完了!

フロントも荷物積んだままリフトアップ!

ブレーキキャリパーも外す。ずっと誰かに似てると思ったけどこの写真を現像してて分かった。ふかわりょう!の職人バージョン!

控えめにお店の中にあった唯一の看板。中標津辺りでバイクトラブルがあったらこの「オアシス」がオススメです!本当に名前その通りのオアシスのようなお店だ。

実は乾さんはあまり知られたくないないらしい。仕事が増えると面倒が増えるから…

必要な工具は工具棚から出てくる出てくる。なんでも持ってる感じ。こういうのってサイズが合う工具が一つでもないと結構手こずったりするからね。

タイヤを変えたらちゃんとアラインメントも確認してから

フロントタイヤを付ける。

全部かかった時間は1時間くらいかな。ほんとに手際が良くて職人技というのを近くで拝見させていただいた。乾さんいわくこの辺でバイクのタイヤを在庫を持ってる店は自分ところくらいしかないらしい。「何件電話しました?」と聞かれて「1件です…」と答える気まずさ。

意図しててもしなくて旅でこういう縁のつながりというのが旅の楽しさでもあるね。実は乾さん、他の仕事が溜まってたのにもかかわらず旅人の事情を見て最優先で対応してくれたらしい。ありがたい!これでまた楽しく北海道の旅が続けられる!こういう人の情けに北海道がより好きになる!

乾さん、本当にありがとうございました!

2019北海道ツーリング4日目:野付半島

羅臼から標津までの道はすごい霧雨で、雨が降ってるって感じでもないけど降らない感じでもない(汗)。いつ雨合羽を着るかタイミングに迷う。うーん。結局雨合羽を着ずに標津まできてしまった。

ズボンはビショビショで気持ち悪いけど上着は全然大丈夫。このBelstaffのClassic Tourist Trophyは格好だけじゃない。機能性だって十分持ってるんだ。

大好きな野付半島に着いたので野付半島の果てまでにとりあえずノーカットでお送りする。

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この野付半島のこれ以上行けませんというスポットが大好きで、ここに来る度に「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を思い出す。もちろん野付半島は世界の終わりのほうね。

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「世界の終わり」からトドワラに行こうと進んだら目の前に蝦夷鹿の家族が!

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みんな自由で人を恐れない。インドムンバイの街を彷徨うお牛様とも似てるね。

トドワラまで戻ってよく見てみたらトラクターバスじゃなくても普通に歩いて行ける遊歩道があった!去年は朝早かったのもあったけどトラクターバスじゃないとトドワラまで行けないと思って諦めたのに…

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遊歩道を歩いて行くとますますそれっぽい風景が広がる。あ、堪らないな、この感じ!

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水平線に向かってずっと歩いていく。この道はすごく気持ちよくてずっと歩いていきたい。

向こうからトラクターバスが来る。トラクターバスが通る道に人の立ち入り禁止というのをトドワラまではトラクターバスを使わないといけないと勘違いしてしまった。

これがトドワラ。今は何本か残ってるけどこれも時間の流れで無くなるだろう。NHKの新シルクロードで出てきたタクラマカン砂漠の枯れてミイラみたいな木のようだ。

この遊歩道を歩いてる素敵なじいさんばあさんグループがビートルズのアー写みたいだったので急いで撮ってみたけど写真ではあまりその雰囲気が生きてないね…精進いたします。

また別海方面から船がやってきた。野付半島のトドワラにはトラクターバスと船、歩きで行けます!

で、駐車場に戻って心配だったリアタイヤを見ると…スリップサインがなくなってるし、真ん中が平ら…