EP098 Deutschland

3回目のドイツ。やっぱりヨーロッパのど真ん中に位置していて国も大きいからどこへ行くにもドイツを通過せざるを得ない。今回はコペンハーゲンからハノーファー(Hannover)までの約480km、ハノーファーからトリーア(Trier)までの約470kmを2日に分けて走った。とにかく早くフランスに行きたくてひたすら走ることだけに集中した。

コペンハーゲンを出発する時から曇だったが、ドイツに入ると雨雲に変わってまた激しく降り始めた。最近は毎日雨だったので慣れたのもあるし、まだ雲が薄くて明るいのでそんなに長引く雨ではないから全然余裕だった。ただ、車の後ろを走ると車から飛んでくる水しぶきが嫌なのでしばらく追い越し車線を走った。

ヨーロッパで一番運転が上手いのはドイツ人だと思う。毎回ドイツに入ると高速道路で車の動きが変わるのがすぐ感じられる。メリハリというか追い越し車線と走行車線の役割が明確になってそのルールをみんな徹底して守るし、守らない人がいたらみんなでプレッシャーをかける。また道路も制限速度が80km、100km、120km、130km、無制限で分かれていてそれぞれに合わせて車の速度も変わるが、走行車線は制限速度+10kmくらいで追い越し車線は+2~30kmで走っていいるような気がする。その流れに合わせて走るのも楽しいし、ストレスがない。

ハノーファーまでは約480kmと少し距離があったが、順調に走って15時にはもうホテルに着いた。新しくできたホテルらしくて綺麗ですごく快適だった。次の日もまた約470kmを走るのでホテルでくつろぎながらゆっくり休んだ。後、距離とフランスまでの最短ルートで選んだので正直にこれと言ったものがあまりなかった。

次の日は久しぶりに晴れて一回も雨が降らなかった。気温も25℃とちょっと暑いくらい。日本と比べたら全然涼しいが、北欧の10〜15℃くらいの気温で過ごしてからだとかなり暑く感じる。まさに夏がまた戻ってきたような感覚。

約2時間、200kmくらいを走ってからの初休憩だが、全く疲れない。DesertXは本当によくできたバイクで最高のアドベンチャーツアラーだと思う。日本からシベリア、モンゴル、ロシアからヨーロッパに渡って西はロカ岬、北はノールカップまで行ってもう34,000kmを走っているのに大きいトラブルもなくよく走ってくれている。3〜4,000km毎にエンジンオイルとオイルフィルターの交換と2日に一回チェーンメンテナンスをするだけだけ。

この日も無事15時くらいにホテルに着いてチェックイン。Four seasonsならぬFourSide Plaza Hotel Trierなんだが、部屋も広くて綺麗で快適。ドイツでのホテル選びは安全な駐車場を優先しているが、そういうホテルは設備もいい場合が多い。

シャワーを浴びてから近くのスーパーに行ったら値段の安さにビックリ!コカ・コーラが85セント (約132円)で

ビールが1ユーロ(156円)を超えない!前回来た時は何も感じなかったが、一回北欧の高物価の洗礼を受けてから来ると全てが衝撃的な安さ!やっぱりこのくらいがいい。しかし、全然知らないブランドのビールだらけで少し不安だったので銘柄を違うやつを3つ買ってきたが、いざ飲んでみるとどれも美味しくてさすがドイツと思った。

今日は美味しいビール飲んでゆっくり休もう。明日はいよいよ大好きなフランスのブルゴーニュへ!

EP081 Bremen

最近はヨーロッパでの生活も板についたのかどの都市に行っても一回は声をかけられるようになった。それはバイクとは関係なく道を聞かれたりスーパーで商品の位置を聞かれたりするのだが、多分リラックスしすぎているのかもしれない。また服装も短パンにサンダルと地元感が結構出ているのかもしれない。実際に今はどこに行ってもあまり緊張しなくなってきた。これも経験値を積んで少し成長したことなのかもしれない。

さってアムステルダムからブレーメンへ行く朝、天気予報通りに雨が降っていた。ヨーロッパに来てからAppleの天気アプリが驚くほとよく当たる。雨雲レーダーも正確だし、日本と全然違う。まあ正確で助かるけどね。

基本防水仕様で雨に濡れないようになっているけどあまり強い雨に長時間置いておきたくはない。防水仕様と言っても100%完璧ではないからね。雨に濡れたDesertXも格好いい。

アムステルダムからブレーメンまでは約360km。普段なら近すぎず遠すぎずちょうどいい距離なんだが、悪天候の中を走るにはちょっと長く感じる距離だった。服やブーツはゴアテックスで問題ないはずだが、首のほうは普通のコットンのネックカーバーを一枚付けているだけなので長時間乗っているとそこから水がジャケットの中に垂れてしまう。2時間くらい走っていたらお腹のほうがべちょべちょして気持ち悪い。

またお腹も空いてきたので適当な所で高速を降りてレストランを探す。も、なかなか開いているお店がない。やっと約10km先に24時間やっているお店を見つけて行ってみるとホテルのちゃんとしたレストランだった。ファミレスのようなイメージで気軽に入ったらかなり格式のあるお店でなんか申し訳ない。

メニューを見てチキン料理が美味しそうだったので頼んでみたら

なんかすごくたくさん出てきた。オランダでの最後の食事だったので少しオランダらしい食事を期待していたが、味付けはタイ風のアジアンテイスト、美味しかったけどね。

雨の中を4時間半走り続けてやっとホテルにたどり着いた。少しゆっくりしたい所だが、ホテルに着いたら雨が止んだのでまた降り出す前にブレーメンを見ておこうと急いで外出の支度をする。

そう!ブレーメンに行こうと思ったのはこのブレーメンの音楽隊と元住吉のブレーメン通りがあったから。ちなみにブレーメン通りの「台湾小吃 美」のルーローハンと「徳島NOODLEぱどる」の徳島ラーメンがオススメです!

ホテルのドアにブレーメンの音楽隊のシルエットが貼られていてテンションが上がる。

ホテルから市の中心地オルドタウンまでは歩いて10分くらい。立派なブレーメン中央駅を横目に歩いていく。

しかし、オルドタウンまでの道はちょっと寂しいというかちょっと危ないというか…。最初はアフリカ系の黒人たちが道の真ん中でだべっていてその次は中東系のイカツイお兄さんたちがケバブ屋の前で屯している。これは多分自分の偏見と先入観のせいだと思うけどやっぱり威圧的だと感じるのは仕方ない。連日フランスでの暴動が連日報道されているが、自分が見た感じではフランスよりもドイツのほうがもっと大きい時限爆弾を持っているような気がする…。

オルドタウンの入り口にあった銅像たち。遠くから見て「お!ブレーメンの音楽隊か!」と思ったが違った。Shepherd with pigsという作品らしい。

またブレーメンに行った日がたまたま市の祭りの日だったらしい。ボルドーのワイン祭りもそうだし、ビアリッツのWheels and Wavesも合わせたかのようにちょうどいい時期に訪問できて今回の旅は祭りに恵まれている。

オルドタウンに入ったらなんの前触れもなく普通に淡々と綱渡りをしている人がいた。それも一回だけでもなくてずっと往復している。雨も降って滑りやすいのによくできるね。自分は高所は苦手なので見ているだけでもゾッとする。

それをみんな楽しそうに見ていてその姿がまた楽しい。

オルドタウンの中心に設置されている舞台ではバンドがドイツ語の曲を歌っていて場の雰囲気を盛り上げている。

屋台もたくさん出店していたが、こちらのお店が一番インパクトがあった。中央に巨大な炭火があってその上でソーセージやジャガイモなどを焼いていてなかなか豪快で美味しそうだった。お昼を食べすぎてパスしたが、今こうやって写真を見ていると本場のフランクフルトを一本くらいは食べとくべきだったと後悔している。

こちらの噴水台は…バンビーノではないと思うが、ブレーメンの音楽隊でもない。オルドタウンを色々回ったが、結局ブレーメンの音楽隊はホテル以外では見つけることができなかった。なかなかクールである。日本だったらこれでもかってくらい色んなことをやっていたと思う。

ブレーメンはイメージとは少し違ったが、行ってよかったと思う。色んなことを考えさせてくれた。

EP054 München

前日楽しくてちょっと飲みすぎたらしくて久しぶりに二日酔い気味だった。朝起きられず9時が過ぎてやっとベッドから出られて支度を始めた。3日も滞在してたので荷物はほぼ開けっ放しでその整理だけでも結構時間がかかった。それでも荷造りにはかなり慣れたのでそれほど苦でもない。収まれそうにないものが綺麗に収まると気持ちがいい。

この日は再びドイツに向かった。元の計画はザルツブルクに向かってアルプスを楽しんでまた南下してイタリア訪問に行く予定だったが、アルプスの南のほうはこれから一週間くらいずっと雨らしいので計画を変更してスイス、フランスを先に行くことにした。ドイツは距離的に一泊する必要があったので寄ったが、せっかくなのでミュンヘンに行くことにした。

出発して1時間くらい高速を走ってからガソリン・スタンドに寄って給油とブランチを。濃いオーストリアコーヒーが体に染みる。この一杯で元気が出た。オーストリアではワインを頼んでもコーヒーを頼んでも水を一緒に出してくれるので助かる。やっぱり味が濃いからかな。

ドイツに行く途中たくさんのオーストリアの田舎町を通って行ったが、どの町も綺麗でよく管理されていた。またその所得水準がかなり高そうだった。オーストリアの農家の経済的構造が気になる。

順調に走ってミュンヘンのホテルに到着。都心からは少し距離があったが、ちゃんとした駐車場が敷地内にあったのでここに決めた。ドレスデンでの一件以降、ホテル選びはまず駐車場を確認してから決めている。正直人はどうでもいいが、駐車場がしっかりしているホテルは他の設備もいい場合がほとんどなのでまあそれでいい。

チェックインを済ませてシャワーを浴びてからすぐBMW Museumに向かった。BMWという社名はBayerische Motoren Werke AGの頭文字で直訳するとバイエルンのモーター工場、そのバイエルン州の州都がミュンヘン。そう、ミュンヘンはBMWの本拠地なのだ。

まずはBMW Weltへ。ここはBMWの現行モデルが展示されていて電気自動車モデルがメインで展示されていた。もう世の中の流れは電気自動車に決まっているけど本当にそれでいいのかは今でも疑問が残る。後、最近のBMWのデザインはあまり好きになれない。

BMWグループなのでMINIも展示されていた。MINIも電気モデルがメインに。

BMW MuseumはBMW Weltの向かい側にあってその独特な形が印象的。左がエンジンのシリンダーを形にしたBMW本社ビルで右側の茶碗のような形のビルが博物館。

博物館に入るとまず歓迎してくれるのがこちらの2台。やっぱり昔の車のこの愛らしいボディラインが好き。またこの色もね。

これがR32でBMW初のモーターサイクル。1923年に生産が開始されたモデルなんだが、もうこの時から既に水平対向エンジンが実装されている!エンジンの原型はこの時から今のRシリーズと同じ。やっぱりブランドは歴史から作られる。

こういうクラシックカーのさり気ない革ストラップが格好いい。もうたまらない。

こちらはRS255。これが1930年代モデルなんだが、もう現代的な形をしていて492ccをエンジンを積んでいて時速220kmまで出したらしい。格好いい。

BMWといえば3シリーズ。歴代の3シリーズが全部集まっているが、やっぱり昔のデザインのほうが格好いい。というか好き。

こちらはまたクラシックライナップ。なかなか人がいないタイミングがない。

こちらはまだキドニーグリルが適用される前のモデルなのかな?このシンプルで機能的なデザインもいいよね。一回はこういう車で走ってみたい。

コンセプトモデルのM1と2015年モデルのM3?M4?かな。キドニーグリルのサイズはこのくらいがちょうどいいと思う。

BMW Museum、思ったより楽しかった。歴史が詰まっていてそれはすぐ真似できるものではなくてブランドの真の価値はその歴史から出てくるものだと実感した。

せっかくなので旧市街にも行ってみた。たくさんの人で賑わっていたが、日曜日だったので飲食店以外の商店はほとんど営業してなかった。Belstaffがセールやっていたのに閉まっていて残念。

最近は見すぎたのかヨーロッパの都市によくある旧市街に行ってもそれほど心が動くものがなくてそれより人々の表情のほうが面白い。自由に感情を発散していてその表情が豊か。

ミュンヘンの新市庁舎。最初は教会だと思ったが、新市庁舎だった。なかなか迫力がある。

聖母教会の前で説明を聞いている団体の観光客。アメリカからの方々なのかな?説明を聞かず後ろを向いている女性は

その真後ろで演奏している楽団が気になっている模様。この楽団は今までの旧市街で演奏していたミュージシャンの中では一番上手かったような気がする。演奏しながら自分たちのCDも売っていた。

旧市街を歩き回って少し疲れてきたのでそのまま夕食を食べに韓国料理屋へ。もうシュニッツェルは飽きたかも。久しぶりのスンドゥブチゲだったが、本格的でなかなか美味しかった。本場の味!

夕食の後は電車でホテルまで。実はこの旅を始めて電車に乗るのはこれが初めて。電車の乗り方をネットで調べてからいざ駅へ!地下なのに鳩が徘徊していた。そんなに食べ物もないと思うけどね。

発売機は日本語まで提供していてその翻訳をちゃんとしたものだったので迷わずチケットを買うことができた。またお支払いはカードで。ヨーロッパに来てからはあまり現金を使うチャンスがない。

面白いのは改札口がなくてあおのTicketsと書いてある機械にチケットを入れて自分で捺印をしてから電車に乗るようになっていた。

この捺印をしないと不正乗車とみなされるらしい。ドイツは基本人を信頼するタイプなんだね。

今回乗ったのはU2ラインで電車は10分ことに来ていた。電車の形状はそれぞれでこれは結構古いタイプで多分日本だと使用年数を超えてもう使わなくなっているような電車だった。

一回乗り換えも必要だったが、改札口がないので乗り換えもかなり楽。道を間違えても入れない心配がないのもいい。

2回目の電車は最新式で車内は日本より広い。ドイツ語のアナウンスも相まってSF映画の中のような雰囲気だった。

約30分でホテルの最寄り駅に到着。駅ことにそのデザインが違っていてそれも面白い。ここは新都心のような所で企業のラボやオフィスなどが密集している地域のようで駅内のデザインもインダストリアルな感じでクールとモダンなデザインだった。

短い滞在だったが、ミュンヘンを満喫できた。明日はスイスへ。

EP049 Theft in Dresden

今日はプラハまで146kmの移動なのでゆっくりと朝を始めた。ドレスデンとドイツの魅力にもう一度沈みながらブログを更新してから荷物を纏めてチェックアウト。ホテルの隣にマックがあったので朝マックでもしようかとのんびり駐車場に行ったら私を見て駐車場の管理人が慌てて管理室から出てきた。

昨夜駐車場に車で入ったきた人たちが私のバイクを物色して物を盗んで去っていったと。警察に申告してCCTVの動画を提出してあると。また警察官の連絡先を渡してくれて警察署に行くように言われた。

少し驚いたが、バイクは無事だし、パニアケースもちゃんと付いていて無くなったのはモバイルバッテリーとレザーマンのマルチ・ツールのみだったのでそれほど大きい被害ではない。貴重品は全てホテルに持っていってよかった。むしろ泥棒たちが可哀想に思われた。あれだけのものにこれほどのリスクを背負って犯罪をするのかと。

しかし、今回の駐車場はホテルが指定したドレスデン市営の共用駐車場で管理人もいてしっかり管理されている駐車場なのにも関わらずこんなことが起きるんだね。バイクには盗難防止用のロックも付けていたけどそれだけでは安心できない。今回はたまたま運がよかっただけかもね。

そういうわけでドレスデンの警察署に訪問。受付で今回の件を説明すると待合室で待ってと言われて座っていたらすぐ担当の警察官が来てくれた。取調室に案内されてパスポートと車両登録証を確認しながら被害確認書類を作成してくれた。また日本とは違ってヨーロッパでは荷物を車両に置いたら被害に合う確率が高いので次からはもっと気を付けるようにと。まあ日本でも盗まれる時は盗まれるけどやっぱりいろんな意味で安心して暮らせるいい国なんだと改めて実感した。

こちらが今回担当してくれた警察官の方。書類作成中にこのシチュエーションを記録するために写真を撮っていいかと聞いたらダメと言われたが、手続きが全部終わってもう一度言ってみたら笑いながら写真を撮らせてくれた。本当に優しくていい方だった。誰かとすごく似ているけどそれが誰なのかが思い出せない。

あまり良くないアクシデントではあったが、これで得られた教訓もたくさんあった。またこの事件のおかげでドイツの警察署も見学できたしね。

EP048 Dresden

ベルリンからドレスデンまでは200kmも離れてないのでのんびりと朝を始めた。ホテル近くに朝7時からやっているスーパーがあったので朝ごはんのベーグルサンドイッチとコーヒーを買ってきて朝ごはんを食べながらブログを更新。ホテルの居心地がよくて結構寛げる。でももう出発しないとね。

ドレスデンに向かう前にベルリン中央駅近くにある写真屋さんに寄ってルブリンで落として割ってしまった偏光フィルターを購入した。せっかくのドイツなのでドイツ製のB+Wを選んだ。

ドレスデンに向かう道はほぼ高速だったが、20kmくらいを残してグーグル先生が気を利かしてくれて小さい田舎道へ案内してくれた。最近は都会ばかりだったのでこういう自然豊かな田舎道が嬉しい。田舎でもさすがドイツ、家はもちろん、家と家の境目や道や川の管理など抜かりがない。

ドレスデン市内に到着して広場の地下にあるかなり広い共用駐車場にバイクを停めた。この辺に車でくる観光客やホテルの宿泊者は全てそこに車を停めるようになっていた。地上に駐車スペースがないのはもちろん街そのものがあまり車で回れるようになっていない。その代わり自転車には優しい。

駐車場にバイクを停めて事情に出てくるとまず目に入るのがこのHoly Cross Church(Kreuzkirche Dresden)。どこでも見たことのない色のコントラストがすごくてそのインパクトがすごかった。この時はまだなんでこういう色をしているのかが分からなかった。

ドレスデンまでのんびりゆっくり来たがそれでもまだホテルのチェックインまで時間が残っていたのでホテル近くの美味しそうなレストランでお昼を。まずはドイツの黒ビール!ドイツ語は読めないので(読めても分からなかったと思う)感で頼んだ黒ビールがゴクがあって美味しい。

またチキンフィレのシュニッツェルも柔らかくて最高の揚げ加減で美味しかった。パスタも最高。ただ、量が想定よりも2倍くらいあって食べ切るとちょっとしんどい。

3時になってまずホテルにチェックイン。今日泊まるのはクオリティ ホテル スター イン プレミアム ドレスデンで施設が綺麗で使いやすいのはもちろん中心街からも近くて選んだ。最近はhotels.comをよく使っているけど行く場所とよさそうなホテルをチェックしてから半日から一日経って見てみるといい条件のセール価格を提示してくれるので嬉しい。

ホテルの部屋からはHoly Cross Churchがよく見える。ただ、その分教会からの鐘の音が結構響く。

街に出てみると黄色いトラムが印象的。ベルリンも同じ色合いのトラムが走っているが(ドイツでは全部同じ色なのか?)この街はトラムがメインの共通手段でその数が多いので自分の中ではドレスデンというば黄色いトラムのイメージが付いてしまった。トラムの機能的でシンプルなデザインも結構好き。

道を渡ってシュロス通りに入るとドレスデン城が目に入ってテンションが上がる。またこの古い建物と新しい建物の調和がドレスデンを象徴している。

ドレスデン城も古い建材と新しい建材が混ぜられていてモザイクのような感じ。

中へ入ってもやっぱり同じように新古が交わっていてまた中の設計はモダンな建築手法を加わっていてなかなか斬新なものだった。

よく見ると古い建材を極力使うための尋常ではない必死の努力がされている。なぜなのか気になって調べてみた。

ドレスデンは第二次世界大戦で連合軍の大規模の爆撃にあって都市が焼け野原になってしまった。その廃墟になってしまった文化遺産を東ドイツ時代には修復の予算などがなくてそのまま放置されていた。西と東ドイツが統一してようやく本格的な修復を始めたらしい。そこから住民たちが修復の日のために密かに40年以上保管していた建材を集めて修復作業を進めたらしい。なのでブロッグ一つ一つに込められた思いが全然違うのだ。

それを知ってから見るとまた全然変わってくる。カトリック旧宮廷教会のそのディテールや形式美が美しい。

こちらのFürstenzugは爽やかでかなり鮮明で今印刷を終えたような感じだったので後から復元したものかと思ったら奇跡的に空襲からその被害を受けてなかったらしい。またタイルに絵を描いたものなので色褪せることなくその綺麗さを保っているらしい。

ここは裁判所の建物なのかな?この建物からその空襲当時の火の海のような光景が想像できちゃうくらい焦げた色をしていた。今でも火の煙が見えてきそう。

アウグストゥス橋にはなぜか北斎の神奈川浪裏が!なんの説明もなくて波だけを切り取っていた。みんなここで記念写真を撮っていたが、川にこういう波のイメージは合わないような気がする。

こちらは聖母教会。古い建材より新しい建材のほうが多くて空襲の激しさを物語っている。この教会はプロテスタントの中心的な、その最高教会らしい。

プロテスタント教会はこのマルティン・ルターの宗教改革によって始まったが、マルティン・ルターの出生地がこのドレスデンが首都だったザクセン王国だった。なのでこのドレスデンの人たちに取ってマルティン・ルターと聖母教会が持つ意味は我々では想像できないくらい大きいものらしい。空襲終わって真っ先に復元されたのがこのマルティン・ルターの銅像だったそう。

街を歩いているといろんな所でドイツ人の強迫観念に近い仕事ぶりを見ることができる。今までどの国でも見たことがない。やっぱりドイツ人はすごい。あの標識そのものも全てきちんとスペースとグリッドを簡単(?)に合わせられるように数字の板をはめる形式になっているし、またその標識を壁に水平・垂直・間隙を合わせて一寸の狂いもないように設置している。もうこの完成度だけでも次仕事を頼むならドイツ人に頼みたい。

ドレスデンはなんの情報もなくてふらっと寄った所だが、見て感じて調べるとまた自分の中が広がる気がした。これが旅の楽しさであるのかもしれない。毎日新しいものを見て新しいことを感じているこの世にないような贅沢をしている。世界はまだまだ広い!

明日はチェコのプラハに行く。