SEL2870GM

最近はSEL2470GM2SEL50F12GMの2本体制でレンズを運用してきた。実はここ3年くらい万能ズームのSEL2470GM2をメインに使っていたが、ポートレートの勉強を初めてやっぱり明るい単レンズがほしくなってSEL50F12を追加した。SEL2470GM2も軽くてかなりいいレンズではあるが、F2.8というのがね。この2本体制で満足していたら、SONYから何も前触れもなく急にSEL2870GMという怪物のようなレンズをリリースされた。

ズーム全域開放F値2を実現。なのに性能に比べると本当に小さくて軽い!この一本を買えば28mmから70mmの間の単レンズを数本買ったような結果を得られる。それもGMでね。SEL2470GM2と比べると圧倒的にボケがキレイで解像度もぐんと上がっている。もちろんF1帯の単レンズに比べると衰えるのは仕方ないが、十分実用の領域にある。いや、素晴らしい領域にある。

またこのレンズで楽しい写真をたくさん撮る!

人物

今まで旅の写真しか撮ってなかったが、仕事で物撮りや人物を撮る機会が増えてきたので基礎から学ぼうと思って月一くらいのペースで写真講座に通っている。野田和嗣先生の講座を中心に受講している。野田先生の授業はシンプルだが的を得ていて非常に分かりやすくて楽しい。

今回は古民家での撮影で座学なしの実践形式の撮影会だった。野田先生から今まで光の使い方を重点的に教えてもらったのでそれを意識しながら撮影に望んだ。障子越しの柔らかい光は本当に魅力的でその変化がわかりやすい。

あと、SEL50F12GMの真価が少しわかった気がする。

SEL2470GM2

しばらくα7RⅢ+SEL35F14GMRICOH GR3Xの組み合わせで運用してきたが、35mmと40mmは画角がかなり近くてまたRawで撮影してLightroomで編集するとなんとなく同じ傾向になってしまうのであまり2台使ってる意味がなくなって最近は携帯性が優れてるRICOH GR3Xばかり使っていた。そこでSONYから今年の6月に発売されたSEL2470GM2を新たに追加した。

SEL2470GMは以前かなり気に入ってよく使ってたが、大きさと重さ、またマニュアルモードでフォーカスリングでフォーカスを調整するときにちょっと古い電子式なためディレイが生じるのがイヤになって処分してしまった経緯がある。新しいSEL2470GM2はこういったSEL2470GMの弱点をある程度克服できているらしいのでまた入手してみた。

第一印象としてはそんなに重くない(軽いまでは言えない…)のとAFの良さ!後、絞りリングが付いてるのが地味に便利。また24mm画角の良さを改めて実感した。35mmと40mmでは実現できない24mmの良さがある!北海道行く前に買えばよかった。

LG C1 83″ + SONY HT-A9 & SA-SW3

型落ちのLG C1の83インチモデルを比較的安く手に入れた。今まではシャープの60インチのHDモデルを使っていたのだが、60インチと83インチではそのサイズの差が思ったよりも大きかった。自分のリビングに設置してみるとさらにその大きさにビックリ。壁一面がテレビで埋まってしまうほどの迫力。画質は4KのOLEDというだけあって色の鮮やかさ、発色、バランス、明るさなどすべてにおいて申し分なくて、いや、素晴らしすぎる。これは初めて経験するビジュアル経験で感動そのものだった。

しかし、徐々に絵の迫力に比べると音が貧弱に感じるようになってしまった。LGとしてはスピーカーにもそれなりに力を入れて最大40w、2.2ch(フルレンジ:2個/20W ウーファー:2個/20W)にDolby Atmosまで導入しているが、やはり画面とのバランスが悪い。

それでまたサウンドのソリューションを探してるうちにSONYのHT-A9というサウンド・システムを見つけた。「360 Spatial Sound Mapping」(4体のリアルスピーカーからの音の波面を合成し、最大12個のファントムスピーカーを生成)にワイヤレス接続システム、今までありそうでなかった発想のプロダクトで去年発売して大人気でしばらく品薄が続いたらしい。それが気になって夜しか眠れなくなり、銀座のソニーストアに試聴の予約をして実際聴いてきた。デモコンテンツでの音の迫力やサラウンド効果は素晴らしかったが、一般タイトル(多分Marble系のコンテンツ)ではそれほど印象に残らなかった。これは少し悩ましい。

悩んで色々調べてもSONY以外にこのようなサウンド・システムのプロダクトを作ってるところはない(あるのはあるけど…色々事情がありそうなのでここでは割愛)ので最終的にSONY HT-A9とサブウーファーのSA-SW3を購入。

それでLG C1 83″ + SONY HT-A9 & SA-SW3による念願のホームシアターが完成した。主にアマゾンプライムとNetflix、Youtubeのコンテンツ、映画を中心に視聴しているが、やはりコンテンツのクオリティーに依存する部分が多い。実際4K(UHD)+Dolby Atmos or 5.1chに対応しているコンテンツはまだそれほど多くないが、これからはそれが主流になると思うので既存コンテンツを楽しみながら気長に待つ。

ちなみに、映像とサウンドのバランスでは「ブレードランナー2049」、サウンドでは「プライベート・ライアン」のノルマンディー上陸作戦の時が素晴らしかった。

これは引きこもりが進んじゃう。

Leica Noctilux 50mm/f0.95 × SONY α7RⅢ

初めてカメラに本格的に接したのは大学の写真授業だった。当時カメラを持っていなかったので叔母さんからNikonのFM2を借りたのが初めて。その後、Minolta(たぶんX-600?)を、時々LOMOで遊んだり、時代の流れで初デジタルカメラとしてNikonのCoolpix950、Canon Kiss、Conon 5dMarkIIまで色んな種類のカメラを使ってきた。それぞれ、カメラ会社やレンズ、フィルムの差を楽しみながらカメラ生活を満喫していた。

しかし、iPhoneが登場してからはカメラに興味をなくしてその小さいデジタルデバイスの便利さにどっぷりはまってしまった。その便利さの代わりに写真を撮る楽しさやクオリティーを失ってしまったが、それほど気にならなかったのは今思うと不思議。

3年前、(いや、もう4年になるのか!)趣味や仕事でカメラが必要になり、当時携帯性や性能に優れていると評判だったSONYのミラーレスカメラ「α7RⅢ」を購入して再びカメラ生活を送るようになった。最初SEL24105GからスタートしてSEL2470GM、SEL24F14GM、今はSEL35F14GMに落ち着いている。SONYのデジタルデバイスとしての使いやすさ、正確さ、クオリティー、軽さなどほぼすべてにおいて満足していた。

前置きが長くなってしまったが、最近はLeicaの「Noctilux 50mm/f0.95」レンズを試している。というのもLeicaに関して少し知識を積んでおく必要があって友人からレンズを借りてα7RⅢにつなげて使っている。

第一印象は「重い!」ということだった。まるで鉄の塊のようなズッシリした感じ。比べるとSONYのSEL35F14GM(約524g)をプラスチックのように感じてしまう。後で調べてみたらNoctiluxが約700gと176gの差だが、サイズはNoctiluxのほうが小さいので余計に重く感じるのかもしれない。

後はアナログ感。フォーカスと露出をマニュアルで合わさなきゃいけない。SEL35F14GMもマニュアルで使う場合が多いが、SONY純正というのもあってマニュアルリングを回すとファインダーがフォーカスが合わされてる所を中心に拡大されるのでそれほど難しくはない。しかし、Noctiluxに対してはそのような親切心は見せてくれなので自力で合わせなきゃいけないのだが、正確に合わせるのがなかなか難しい。ピーキング設定とピント拡大機能を利用してやっとある程度合わせることができた。

もう一つ気になったのは手ブレ補正がないこと。SONYのレンズを使った感覚で撮るとかなりの確率で写真がぶれていた。今まで自分がどれだけSONYの手ブレ補正を頼ったのかをよく分かった。

今までSONYのデジタル世界観に慣れてしまってたので余計に使いづらさを感じたのかもしれない。

色々クセのあるレンズだと思いながらLightroomでRAWファイルを開いたらビックリしてしまった。そこには普通撮れないものが撮れていた!いや、オカルト的な変なものではない。

そこに写っていたのはその場の空気感というか雰囲気?ムード?空気と光が混ざって漂うようなものといえばいいのかな?今までフィルムカメラからデジタルカメラ、たくさんのレンズを使ってきたけどこういう経験は初めて。アナログ感性のその先のようなもの。撮影時に自分が感じたものがそのまま、いや、それ以上に写っていた。

このレンズはスナップ撮影に向いていると思った。飾られてないその場の空気を生々しく写す、特に人を中心に撮ったほうがより面白い写真が撮れるかもしれない。

これは一番最初に撮った一枚で赤色がどう映るのか気になって撮ってみたが、見事だった。この深みのある赤色の表現は味わいがある。SONYのレンズは黄色の再現が優れてると感じる場合が多かったが、Leicaは赤色に強いのかもしれない。あ、後SONYのレンズがホワイトバランスで黄ばむ場合が多いけどNoctiluxはいつも正確なホワイトバランスだった。ホワイトバランスはカメラ本体でコントロールしていると思ったが、レンズが影響している部分が多いかもしれない。

これは西日がかかってる川沿いの風景。日が沈む前の空気感がうまく表現されている。

朝の駅の改札口にフォーカスを合わせてみた。後ろの窓から入ってくる朝の淡い光と慌ただしく歩いていく人たち。この一瞬の切り取られる感覚が面白い。

右側のヘッドフォンをしてる女性にフォーカスを合わせてみた。RAWファイルを開いたときにプラットフォームに漂う朝の雰囲気が画面上に流れるかのように感じた。

やっぱりNoctiluxの赤はかなりいい。気に入った。

会社の会議室の何気ない一枚。

新宿駅構内のNEWoMan。0.95という驚異的な明るさのレンズだからこそできる横一枚のフォーカスと自然なアウトフォーカスが面白い。

自然の光はなく卓上ライトの弱い光での撮影だったが、その弱いけど優しい光と部屋の雰囲気がよく写っている。

窓からの逆光でレースカーテンを撮ってみた。光の段差とレースカーテンの質感とシワ。

壁紙や椅子、本、ベルトのそれぞれの色味や質感、窓から滲む光も上質な感じ。

これは以前と設定を変えてシャッタースピードを早めてF値を低くしてみたら今までと違ってかなりコントラストの強い写真が得られた。

川沿いを歩く老夫婦。上のマクドナルドの看板に近い設定だったが、こちらはF値を高くしてシャッタースピードを少し遅くして柔らかい絵にしたほうがよかったかもしれない。

一週間くらいLeicaのNoctiluxレンズを試して感じたことを書いてみたが、たぶんカメラ本体がSONYのα7RⅢではなくLeicaのM10などを使ったら上にクセとして羅列したことの多くは違ったかもしれない。それでもNoctiluxはかなり魅力的なレンズで使えば使うほどハマってしまう素晴らしいレンズだった。いつかはLeicaのカメラとレンズを持って北海道を旅しながら写真を撮りたいと思った。きっと面白い写真が撮れそう!