EP024 Return to Ulaanbaatar

昨日次のルートをどうするか悩んでいる時にDucati MongoliaのEnkhturさんからルートの相談や宿の調べ方や予約のやり方を教えますよと連絡があったのでお言葉に甘えて伺うことにした。Burd Hotelは朝食は9時半から(!)だったので朝食は諦めて8時半に宿を出た。

同じ道でも逆方向だとまたちょっと違う感じがする。馬に乗った羊飼いの少年がいたので珍しくて写真を撮ったら彼も私が珍しかったらしくてお互いを不思議そうに見つめ合うことに。

この日のマンダルゴビは牛や馬、羊を人よりも多く見た気がする。

またたくさんの馬たちが僅かに生えている草を一生懸命食べていた。放牧できる土地が決まっているのかな?遊牧民は自由に草がある所に行けないのか?

またポットホールだらけの道が出てきた。他の車があまりない朝はもうけっきょく南極大冒険のような感覚でポットホールが楽しい。小さいポットホールは避けるよりそのまま進んだ方がダメージが少ない。

ポットホールに飽きたのでアスファルトから離れてオフロードを少し走ってみた。奥に入っていくと洗濯板のような路面が出てきてその上に走ると継続する小さい振動が我慢できない。穴だらけでもまだアスファルトのほうが走りやすいね。なんでこういう形になるんだろ?

DesertXは本当砂漠が似合う。オフロードとちゃんと向き合うためには荷物を減らして一緒に走れる仲間が必要だと感じた。やっぱり一人では不安が大きい。

Ducati Mongoliaに戻るとEnkhturさんが私のために英語版の地図を用意してくれてモンゴルの地理と県、都市の詳細を色々教えてくれてまたカザフスタンまでより安全に移動できるルートを教えてくれた。基本南部ルートで県庁所在地を中心に宿を取って移動することにした。ホテルの予約は基本ihotel.mnで。最後は今日泊まる宿まで手配してくれた。もうEnkhturさんには感謝しかない。

Enkhturさんが手配してくれたRiver Point Lodgeはウラン・バートルから少し東に離れて川と豊かな自然が近い所に位置していた。以前は海外から遠征にくるバイカーたちがよく泊まったらしい。今は一般の観光客のほうが多いのかな?日曜日ということもあって私と入れ替わりにみんな帰って今日は独り占め。

モンゴルに来てゲルで泊まるのはこれが初めて。このゲルも最大5人が宿泊できる大きさだが、今日は一人だけ。

寛ぐ前にチェーンの掃除と空気圧のチェックと調整。味戸さんからチューブレスなので念の為少し多めに空気を入れたのである程度走行したら既定値に戻してと言われたのでチェックしてしてみたら空気は抜けることなく最初入れたままだったので既定値に戻した。空気入れはキジマのスマートエアポンプを使っているが、名前の通りによく考えられた商品で使い勝手がいい。

宿のお母さんは10年くらい前に2年間韓国で働いたらしくて韓国語がうまくて韓国料理もうまい!お母さんが作ってくれた韓国風豚肉炒めを美味しくいただいた。モンゴルでは韓国語が喋れる方が本当に多い。

今日もまたたくさんの方に助けてもらいながら一日を過ごせた。こんなに図々しくもらってばかりでいいのか不安な気持ちもあるが、いつかこの方たちに恩を返せるように毎日を頑張っていこうと心に誓った。

EP023 Mandalgovi

Ducati Mongoliaから高速道路まではかなり近くてウラン・バートル市内の渋滞の中を走らなくていいから楽。この高速道路はチンギス・ハーン国際空港まで約34kmの延長だが、走っている車はそれほどなくて道も作ってそれほど経てないらしくてかなり綺麗で走りやすい道だった。トールゲートはあるが、人がいなくてそのまま通過した。モンゴルでは有料道路がちょこちょこあるが、バイクはだいたい無料。

空港を過ぎてから一回分岐があってそこを右折してからはマンダルゴビまでずっと直進の道が続いている。その両側に広がる砂漠の風景に心を奪われた。ここまで荒れ果てて何もない空間は初めてでまたそのスケールに圧倒される。こういう道が永遠と続いている。

途中道の横に広場があったのでバイクを停めて少し休憩。やっと自分がモンゴルを走っていることを実感した。遠くに見えるゲルが印象的だったが、走っていて見える人工物は道とたまに見るゲルが全てだった。

果てしなく荒野が広がっていて人よりも動物のほうが多い。

道は基本真っ直ぐだが、峠が現るとぐにょっと回って登って行くのだが、その差がまた面白い。ずっと夢見てたこのゴビ砂漠の中を走れることが嬉しくて気持ちが高ぶる。

実はこの道はポットホールだらけでバイクはなんとか避けることができても車では回避不可能のものも多い。なのでトラックなどがたまに変な挙動をするので追い越しの時は気を付けないといけない。

昼時を過ぎてもお店のようなものがなくてどこかでチョコバーでも食べようかと思った時に現れた食堂。

4軒くらい並んでいるのだが、何が違うのかが分からない。外からは中の様子が見えないのでもうどこか決めて入るしかない。

心を決めて勇気を出して入ってみたらお店の中が一瞬静かになった。お店のお母さんもお客さんも手を止めて話を辞めて私をじっと見ている。自分も何を喋ればいいか分からず立ていたらみんな自分のことをやり始めた。とりあえずお母さんが少し余裕ができるのを待って注文を試したが、全く話が通じない。こうなったら仕方ない。初日食べたモンゴル料理の写真を見せながら注文を試すも上手く伝わらない。多分この店にはその料理がないのかもしれない。見かねたお客さんが自分が食べているものが美味しいから同じものを頼んでみたいなジェスチャーをしたのでそれをお願いしたらなんとかオーダーが通った。

出てきたのは羊肉のスープに麺を混ぜて食べる料理。麺はトルティーヤを細く切ったような感じでスープは塩気が強くて濃厚な感じ。ずっと走りっぱなしで疲れた体に染みる味だった。

最初は動揺していたお母さんも帰り際には慣れてきたのか表情も柔らかくなってバイバイと挨拶をしてくれて嬉しかった。

ちなみにモンゴルではカード決済がかなり進んでいるらしくてこういう田舎のお店でも基本カード決済のようでお釣りがなかったのでちょうど金額分の紙幣で支払った。カードを使ってもいいのだが、ルーブルを両替したのがまだまだ残っていたので紙幣で。

店を出てまた南下して行く。たまにこのように馬や牛、羊などが草を求めて道を渡って行くが、みんなかなり痩せていた。冬を経てからなのか元々あまり食べる草がないなのか分からない。たまに道端に死んだ動物の残骸がそのまま残っていてここの環境が生き物にいかに厳しいのかがよく分かる。

いよいよマンダルゴビの町に着いた。ここも町に入る前に通行料を求めていたが、バイクは無料だった。今までなにもなかった所をずっと走ったのでこのくらい規模の町でもビックリする。ここが本当の砂漠のオアシスなのかもしれない。

味戸さんの奥さんにお願いして予約してもらったBurd Hotel。砂漠の中にこんな立派なホテルがあってビックリした。この3階立てのビルは多分この町で一番高い。1階にはコーヒーショップとマート、2階がレストラン、3階が宿泊施設になっていた。

たまたま同じタイミングでチェックインをして軽く挨拶をしたマックスさんと

マックスさんのアイリッシュ人の友だちとレストランでまた遭遇した。またこの旅のことや旅程、これからの計画などをはなしたらマックスさんからモンゴルでの旅のアドバイスをたくさんいただいて電話番号まで教えてもらって困った時に遠慮なく連絡するようにと。

Ducati Mongoliaの方々やEnkhturさん、マックスさんなどモンゴルにもまた心が暖かくて親切な方がたくさんいる。やっぱりこういう方々とお会いできるのも旅の楽しさの一つであると思う。