ロシアに渡ると当分はDucatiのディーラーがない。気になる箇所だけでも見てもらおうと、ウラジオストク行きフェリーが出る東海(ドンヘ、동해)へ向かう途中にあるDucati Daejeon(大田〈テジョン、대전〉)を目指した。都合がいい立地だ。

ホテルを出てしばらく国道を走り、少し飽きてきた頃にナビが迂回ルートを提案。日本の県道のような道へ入ると、ようやくツーリングらしい気分になる。コチュジャンで有名な淳昌(スンチャン、순창)には、見事なメタセコイア並木。久しぶりにバイクを停めて記念撮影――やっぱりこういう道が好きだ。
ところが、テンションが上がったところでまた雨。それも土砂降り。昨日も今日もずっと雨だが、北海道での経験と全身ゴアテックスのおかげで致命的にはならない。とはいえ、晴れてくれるに越したことはない。

昼はひとりでも入れそうな店で、アサリの味噌チゲを注文。ここ数日辛いもの続きでお腹の調子がいまひとつなので、今回は“辛くない”を選ぶ。韓国で辛くないメニューを探すのは、なかなか骨が折れる。

アサリのすっきりした旨みと味噌のまろやかさが胃にやさしい。そろそろ和食も恋しくなってきた。
食後も雨は止まず、とりあえず国道に戻って大田へ。北へ行くほど気温は下がり、山道が増えて道も険しくなる。縦溝がある区間は特に走りづらい。右ヘアピンは相変わらず手強く、早く慣れないと今後に響きそうだ。

二時間ほど走って限界を感じ始めた頃、田舎のスーパーが現れる。嬉々としてバイクを停め、缶コーヒーで小休止。韓国版ジョージアは驚くほど甘い。辛いものはとことん辛く、甘いものはとことん甘い――極端さが面白い。
休んでいるうちに空が明るくなり、そこからは順調。あっという間にDucati Daejeonへ到着した。

店は“バイク屋”というより高級ブティック。

大きな窓から差し込む光が、Ducatiの美しい車体にくっきりとコントラストを与えている。実に気持ちがいい。

サービススタッフが足まわりと空気圧をチェックし、積載重量を考慮して少し高めに調整。ほかに問題はなし。これで安心してロシアへ渡れそうだ。
Ducati Daejeonの皆さん、丁寧な対応をありがとうございました。
宿は店の近くに押さえていたので、この日のメインはここで終了。

予約したのは「東横イン 大田政府庁舎前」。韓国にも東横インがあるとは知らなかった。システムも部屋も、あの“安定の東横イン”そのままでちょっと嬉しい。

シャワーのあと地下駐車場へ降り、二日連続のチェーンメンテ。どうやら明日も雨らしく、三日連続になりそう。きれいになったチェーンを見ると気分が上がるし、頑張ってくれているバイクに少しでも恩返しができた気がする。

晩ごはんはカルグクスと

ワンマンドゥ。
周辺には店が多いのに、営業しているところが少なく、開いていても“ひとり不可”の店が多い。逆に客が誰もいない店は不安だ。その点、このカルグクス専門店はひとりでも問題なく、客入りもよくて安心。料理はおいしく、しかも安い。量は多めだが、あまりに美味しくて完食してしまった。ちょっと食べ過ぎたかもしれないが、明日は東海(ドンヘ)市まで下道で約300km。しっかり栄養をつけておこう。
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