EP034 Yekaterinburg

今日はエカテリンブルクまで約330kmと最近の移動距離に比べると半分くらいなので気が楽。あまり無理する必要もないのでコンディションを見ながら移動距離を決めているが、ロシアはまだまだ広くて次にちゃんと泊まれるホテルがある街まではやっぱりある程度の移動が必要だね。

Goproも直って動画をちゃんと撮ろうと思ったが、シベリアらしいワイルド・ネイチャーの風景はオムスクから西へ約200kmくらいの所で終わっているのかもしれない。もう自然の白樺の森と湿原は現れなくなってしまった。昨日Goproが動作しなかったのを悔やむ。でも今日は天気がよくて雲ひとつなく腫れて気温も暖かい。道沿いには花が咲いて最高のツーリング日和で気分は上々。

途中またトラックがたくさん停まっているカフェを発見したので躊躇なくドライブ・イン!こういうチャンスを逃すと次いつこういう店が出るか分からないので気になったらすぐ決めて動かないといけない。また移動速度も早いのでモタモタする時間がない。

ここは伝統的なカフェテリアスタイルのカフェで陣列棚の料理を見て選べられるので注文が楽。またスタッフさんも優しくてちゃんと選べられるように落ち着いて待ってくれた。

見た目で美味しそうなものを選んだが、それが予想通りの美味しさで嬉しかった。パンもしっかり頼んで。やっぱりトラックドライバーチョイスのお店は間違いない!後ろであまり興味なさそうに食事をしていたおじさんもたまたま出るタイミングが一緒で幹線道路まで一緒に走ったら反対側に行くときに大きくクラクションを鳴らして笑顔で手を振ってくれた。ありがとう!

ずっと巨大な畑だらけだったが、やっと森が出てきた!しかし、よく見るとこの森も人が木材のために管理している森だった。あ、大好きなシベリアの白樺林はもう見れないのか…。でも一生分以上の白樺林を見てきたのでもう大丈夫。

あっという間にエカテリンブルクに到着。300km台の移動だとかなり余裕があるね。エカテリンブルク市内は木が多くて緑で街も綺麗で建物もちゃんと管理されていてセンスが良さそう。ここもまた今までのシベリアの街と違って洗練されていて自分がヨーロッパに近付いていくのがよく分かる。

今日のホテルは安さで決めたが、冷蔵庫がないこと以外必要十分な設備を備えていて清潔感があっていいホテルだった。また少し憧れている屋根裏部屋!ただ、部屋が4階なんだが、エレベーターがない。まあ最近バイクばかり乗っていて運動不足だからちょうどいいかもね。

少し仕事をして食料品を買いに出かけたらジャギョムさんが到着した。私より先に出発したが、途中休憩などを挟んでゆっくり来たらしい。やっぱり自分のペースで楽しく走るのが一番。

エカテリンブルクはマンションブームなのか新しくて立派なマンションがたくさん建っていた。停まっている車や行き来する車を見ても西ヨーロッパの高い車が多い。今までのシベリアとその雰囲気も違うし、街の豊かさも全然違う。

公園には花がたくさん咲いていてもう疑う余地のない春だった。極東シベリアとモンゴルを通って今年の春は中止になったと思ったが、ちゃんとくるもんだね。

公園にも木と花を楽しむ人がたくさんいて犬と散歩している方も多かった。今までは野放しで飼い犬と野犬の見分けがつかない狼のような犬が多かったが、ここでは普段よく見るような品種の犬が大半だった。みんなの振る舞いにも余裕があってこの街の豊かさが見えてくる。

宿に戻って一仕事した後に夕飯を食べにジャギョムさんとエカテリンブルクの中心街に出かけた。7時が過ぎてもまだまだ明るい。今日のお店はステーキ専門のStroganov grill。ここもロシアで行ったお店の中で一番オシャレでモダンかもしれない。

ここでもきちんとパンを頼んでから

野菜グリルと

お肉を頼んだ。お肉はフィレミニョン200gにブラックペッパーかけ。

実はもう少し少なめがよかったが、お肉の注文は200gからだった。明日からの旅に備えてしっかりタンパク質を取って置こう。

ジャギョムさんはエカテリンブルクで休憩をしながら2、3日泊まる予定なのでこれがまたお別れ会。旅をしていればまたヨーロッパのどこかで会えるでしょう。別れを惜しみながらエカテリンブルクでの最後の晩餐を楽しんだ。

“EP034 Yekaterinburg” への 4 件のフィードバック

  1. つい最近までモンゴルだと思ってたんですが、もうエカテリンブルクなんですか?
    ルートわからないけど、もう少し行くとモスクワあたりの位置だと思うとすごいなぁ。

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    1. いや、しかしモスクワまでまだまだ距離ありますね。後、3日くらいかかりそうです。ちなみにモスクワは以前何回か行ったことがあるので今回はスルーして行く予定です。

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  2. モスクワまでまだ距離はあるとはいえ充分ロシアな距離感でもこんな日常感なんですね~。
    いや何か言いたいわけでもなく変な意味でもないんです。
    国家とその土地土地の民は違う。頑張れロシアの民!

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