EP041 Ducati Rīga

自由世界に戻ってきて嬉しすぎたのか前日は歩きすぎて疲れたのか久しぶりに5時くらいまでよく眠れた。外には鳥たちが美しい声で鳴いていてまだから注がれる優しい光が気持ちいい最高の朝だった。まずはブログの更新を終えてからシャワーを浴びて出発の支度をした。

今日の目的地はまずラトビアの首都リガにあるDucati Rīgaに寄ってからリトアニアのカウナスまで行く予定。もうこっちに来てからは国を渡ることはもうなんともない。どこまでも行ってやる!

まずはガソリンから。ロシアからエストニアに渡る前に満タンにしてあったが、無くなるのはあっという間。また好きになってしまったサークルKのガソリン・スタンドへ。英語のメニューがあってクレジットカードが使えてUIがシンプルで最高に使いやすい。が、ガソリンの値段がロシアの約3倍!これはちょっとビビった。

店内に入ると色々充実しているが、何よりこのケバブがメインのファストフードコーナーが大好き。他のガソリン・スタンドはマクドナルドやSubwayなどのコラボで展開している所もあったが、サークルKはオリジナルっぽい。ここで注文をするとスタッフさんがこの場で調理をしてくれる。

また店内のイートインスペースもオシャレでモダンなカフェのようだった。居心地良すぎてコーヒーを飲みながらちょっと長居してしまった。朝のこの余裕がいい。

2時間くらい走ってまた小腹が減ってきたので道沿いで見つけたビストロに入ってみた。外には旅仕様のハーレーが2台停まっていて何となく仲間意識で同じように並べて停めといた。気温が20℃を超えてツーリングには最高の日で道でたくさんのバイクとすれ違った。大型が多かった。

名前がビストロだったのでフランス料理っぽいものを提供する所だと思ったらロシア式のカフェだった。バルト三国にはまだロシアの影響が残っている部分があって懐かしさを感じる。昨日までロシアにいたがもう遠い昔のようだ。

初めて見る料理があったので挑戦してみた。パンの上にイワシとゆで卵が乗っているシンプルな料理。食べてみると思ったより塩気が強くてなんでこの組み合わせなのかがちょっと分からない。味は正直に微妙で次はないな。まあこれも経験!

あ、そういえばエストニアからラトビアに入国してしまったようだが、いつ渡ったかあまり分からなかった。Google Mapsを見るといつの間にかラトビアの領内に入っていた。日本で県をまたぐような感じだね。

グーグル先生の案内に従って進んでいるのだが、なんかすごい違和感がしてきた。最初は田舎道をずっと走らせて今は別荘地のような所を永遠と走っている。リガってラトビアの首都だよね?そのリガにあるはずのDucati Rigaなんだが…不安が大きくなっていろんな可能性を考えるうちに目的地に到着。

あった!Ducati Rigaがあった!が、何か様子がおかしい。店内が暗くて人がいなくてドアが締まっている。Google Mapsには営業中と書いてあるが…やられたか。途方に暮れていると黒いTシャツを着た人が反対側から歩いてきた。よく見るとTシャツにDucatiと書いてある!

まず私のDesertXのナンバープレートを見てビックリ。挨拶の後になんでここに来たのかを説明した。実はクルーズコントロールに2つ不具合があって一つは「たまに」クルーズコントロールのSETボタンが動作しなくなるのともう一つは「たまに」クルーズコントロールがOnになっている時に勝手に速度が設定されてしまう問題。エンジンを切って再度かけると直るが、また「たまに」発生する。この「たまに」が難しいんだよね。またクルーズコントロールの異常なのでこの場で再現ができない。しかし、彼にクルーズコントロールに問題があると伝えたらナウンイシューのようですぐ分かってくれた。お!よかった。

実はロシアで長距離を運転する時にクルーズコントロール機能がなかったらそんなに長く走れなかったかもしれない。日本で走る時はクラッチを握り過ぎていつも左手や左肩が痛かったのにロシアを走る時はスロットルを引っ張り過ぎていつも右手が痛かった。それを助けてくれたのがクルーズコントロールだったのでどうしてもきちんと直したい。

案内してくれたHarijsさん。ハリンスと読むのかな。彼がサービスマネージャーでどこをどう点検するのか何が必要なのか色々と相談に乗ってくれた。納車されて1,000kmの初回点検をDucati東名横浜で受けてこの旅に出たので3,000kmことにエンジンオイルとオイルフィルターを交換する以外ちゃんとした点検を受けてないので色々見てもらうことにした。Harijsさんと話をしていたら社長が来て敷地を案内したいと言われたので付いて行ってみた。

実はここはリガのリゾート地らしくて夏はここで水上スポーツのお店を展開しているらしい。多分それがメインでDucatiのディーラーは趣味が高じてやり始めた感じなのかな?Ducati Rigaのお店がなぜここにあるのかの謎が解けた。

水上ハウスからの眺め。ここで夏はモーターボートで遊んだり水上スキーをやったりジャンプをしたりするらしい。今はまだシーズンではないので見せられないのを残念がった。

また水上ハウスにはサウナも付いていて水で遊んで冷えた体を温めたり、逆にサウナを楽しんで湖にダイブすることも。

こちらが社長。名前を聞いたのに忘れてしまった。申し訳ない。かなりやり手で成功するビジネスマンの匂いがする。

こちらが新しく経てているショールームらしくてその完成を楽しみにしていた。この後も建材を見に行くらしくて一緒に行かないかと誘われたが、バイクの整備を見たいと断った。まあ見に行ってもよかったが、今はバイクのメンテナンスを優先したい。

少しタイミングは早かったが、エンジンオイルとオイルフィルターも交換してもらうことにした。またHarijsさんからもう15,000km走っているし、モンゴルを走ってきたのでエアーフィルターも交換したほうがいいと言われたのでそれも一緒にお願いした。

またこのDesertXのエアーフィルター交換がかなり手間がかかる。まずガード類を外してタンクを降ろさないとエアーフィルターにアクセスができない。自分でやるにはかなり無理な作業でサービスマニュアルにはディーラーにお願いするようにと書いてある。まあ他の作業もだいたいディーラーにお願いしてねと。

タンクを下ろして姿を見せたエアーフィルター。フィルターだけじゃなくて周りも砂だらけだったのでこのタイミングで開けていただいて本当によかった。

左下が新品のエアーフィルターで奥の方が既存のエアーフィルター。

中にはモンゴルからのお土産がギッシリと詰まっていた。少し動かすだけでも砂埃がすごい。

またサービススタッフ総出で作業にかかってくれてチェーンのメンテナンスだけではなくてフロントスプロケット内に溜まったチェーンルブのカスまで綺麗に取ってくれた。もう最高なんだが。

いよいよ診断機でのチェック。これがDesertXに繋がったのも1,000kmの時だけだった。

電子系統のエラーが結構出ていてざっと数えるだけでも10個は軽く超えていた。詳細は見てないが、それを全部フィックスさせて最後はアップグレードまで。これでクルーズコントロールの問題は直ったかな?

チェーンを綺麗にしてくれているGatisさん。彼はヨシムラとスズキが好きでいつか日本に行くのが夢だと照れながら言っていた。私が来た道を反対側から自分のバイクで行ってみたいと。その夢はきっと叶う!

全てのメンテナンスが終わって建設中の新しいショールームの前でみんなで記念撮影。急な訪問にもかかわらずかなり面倒な作業まで率先してやっていただいて本当に感謝しかない。また皆さんが見せてくれたホスピタリティは感動そのものだった。新ショールームが完成される頃にまた訪問したい。

思ったよりDucati Rigaで長居してしまって宿を予約してあるリトアニアのカウナスまで急ぎたい所だが、こういう時にこそとグーグル先生から素敵なプレゼントが届いた。ここはもう既にリトアニアだけどバルト三国の風景はかなり似ていてこういう田舎道もほぼ同じ感じ。オフロードでも極上に管理された綺麗な道で長閑な風景を見ながら走るのは最高の一時。少し余裕が戻ってきて道を楽しむことができた。

また国道に戻ると地平線の奥まで菜の花がいっぱい咲いている。また走りながら感じるその香りが最高過ぎる。本当に美しい国だね。

無事宿に着いてチェックイン。こちらもアパートタイプで今回はBooking.comで予約したが、同じものがAir B&Bにも乗っていた。なんかこっちに来てからホテルよりアパートタイプの数が全然多くてホテルは数が少なくて条件が会うものがなかなかない。

またHarijsさんがタイヤを交換したほうがいいとアドバイスしてくれたので明日はタイヤ探しの旅に出る。どこで売っているかな?

EP040 Estonia

いよいよロシアの国境を超えて西側へ行く日。今までロシア国境ではあまりいいことがなくてその国境を超えることが相当トラウマになっている。サンクト・ペテルブルクからロシア側のボーダーがあるイヴァンゴルドまでは約150kmで2時間半あれば余裕で行ける距離。朝9時前に到着できるように余裕を持って6時にホテルを出た。国境までの道は一部工事区間以外は空いていて快適に走れた。

ボーダーの手前にガソリン・スタンドがあったので残っているルーブルを全部使って満タンに。ここのガソリン・スタンドはロシアの他おガソリン・スタンドと違ってまずガソリンを入れてから入れた分を支払うシステムだった。ここで満タンにしたい人が多いからかもね。ロシアはガソリンが安いので。

ドキドキしながら国境に到着するとなんと1着だった。モンゴルとの国境と違ってトラックもないし、車もあまりない。その差にはビックリ。国境での手続きも今までと違ってかなり簡素化されていて余計な手続きがなくて楽だった。インタビューもない!ただ、渡る人が少ない分荷物検査は徹底的にやっていたが、それはもう慣れたもんだ。

ロシアボーダーを出てエストニアボーダーに入るまでの区間。ここでは歩いて国境を超える人たちも結構いてそれもかなり新鮮だった。今まで歩いての国境超えの概念があまりなかったので。

エストニアボーダーに着くとそこは建物から職員の服装、装備までロシアとまるっと違う。ロシアはまだ旧ソビエト時代の影が残っている反面、エストニアはアメリカの警察のような格好で建物も装備も全てが現代的!ここでもしっかり調べられたが、英語の登録証書だけではなくて日本の車検書や国際運転免許証、日本の免許証まで出させてしっかりと比較して検証された。まあ問題なかったので無事通過することができた。

やっとヨーロッパに入った!日本を出発して約14,000km、ロシアとモンゴルを走ってここまで来れたのはDesertXのお陰。今までの旅程を思い出しながら少し感情に浸かる。エストニアの国境都市ナルバのモニュメントの前で記念撮影をしていると通りすがりの方が「Welcome to Narva!」と歓迎の言葉をかけてくれた。嬉しい。

実は国境を超えることで頭がいっぱいだったし、国境超えがどのくらい時間がかかるのか分からなかったので予定を経てられなかった。こんなに早く通過できるとは!まだ11時前とかなり時間があるのでせっかくなのでエストニアの首都タリンまで行くことにした。

エストニアの右端のナルバから左端のタリンまでは約210km。今までロシアを走った感覚からするとすぐ隣町、またエストニアの国道はよく整備されていて走りやすい。基本的なシステムや交通ルールはロシアとそれほど変わらないが、道を行き来する車はヨーロッパのものが多い。町の風景もロシアと少し違ってヨーロッパの田舎町のような雰囲気でしっかり管理されている所が多くて可愛らしい。また至る所に菜の花が咲いていてその間を走っていくのがすごく楽しかった。天気もよくて最高のツーリング日和!

腹が減ってきたのでガソリン・スタンドで休憩。ここはなんとサークルK!エストニアを走っているとサークルKのガソリン・スタンドがたくさんあった。コンビニ単体ではあまりお店がなかったのでエストニアではガソリン・スタンドと一体化して事業を展開しているのかもね。

サークルKの品揃え。ロシアのガソリン・スタンドも必要十分な商品があったが、こちらのほうがその密度というか商品のバラエティ豊富で選ぶ楽しさがある。また手軽に食べられるファストフードの種類も多かった。

後、クレジットカードが使えるのが最高過ぎる。ロシアではカードも使えないし、お金も下ろせないので持っているルーブルだけでやりくりしていてそれが結構大変だったが、今はその心配がない。後、英語も通じるので何もかも楽。

アメリカンコーヒーとケバブで腹ごしらえ。味も素晴らしい。またロシアではVPNを使ってもなぜかLINEが使えなかったので溜まったメッセージの確認と久しぶりに友人たちと話ができた。またTwitterやInstagram,Facebookも自由に使える!

西側の自由を満喫しながらコーヒーを飲んでいたらスイスからバイクでツーリングをしているライダーの方が声をかけてくれた。今までの旅のことやこれからのことを少し話してサムズアップ!

走っているとずっと菜の花畑が広がっていたので我慢できずバイクを停めて写真を一枚。いい季節にきたものだ。気温も20℃を超えていたのでジャケットを脱いでバイク用のジャージー一枚で走ったけど全然寒くない。これが春というものか!

またエストニアの田舎道はオフロードでも綺麗に管理されたオフロードで非常に走りやすい。またすごく綺麗だったので我慢できず横道に入ってしまった。

またそこには大好物の風車がたくさん並んでいた。もう嬉しい風景。

のんびりゆっくりエストニアを満喫しながら走ったのに2時前にタリンに着いてしまった。市内は少し混雑していたが、きついほどではない。宿はBooking.comやAir B&Bが使えてカードも使えるので選び放題。この日は洗濯がしたかったので洗濯機がある宿を探してAir B&Bから予約した。なんか色々人権を得た感じ。

駐車場があってキッチンもあって洗濯機もあって綺麗なお部屋だが、すごく小さい。それが今まで見たこともないくらいの小ささ。なのにすごい快適でよく考えられている。また住宅街の真ん中なのに周りに木が多くて鳥の鳴き声もよく聞こえてきて癒やされる。

洗濯とちょっとしたバイクのメンテナンスを終えてからタリンの有名観光スポットの旧市街地に向かった。ここではUberが使えるのでそれがまた楽。

旧市街地は坂の上にあって登りきった所にKohtuotsa展望台があった。そこから見える旧市街地と新都心とのコントラストが綺麗。

また展望台にはたくさんの人がいて眺めを楽しんでいたが、あのカップルは一緒にきて別々に自撮りをしていた。ははは。

昔ながらの町並みに今もそのまま人が住んでいて家そのものも綺麗に管理されていた。工事もよくやっているようで見てみると外観に関しては伝統的な技法をそのまま使っているらしい。瓦とかもね。

やっぱりここはロシアの影響が強かった地域なのがよく分かる。ロシアの教会と比べるとより繊細で細かい所をしっかり作り込んでいる感じ。綺麗。

昔絵本で見たような伝統的な形の城壁や櫓があって中世ヨーロッパの雰囲気がある。

町の中にはたくさんの人がいた。地元の人もいれば観光客も。ヨーロッパや、中国、韓国、インドの観光客までは見たが、日本の観光客はいなかった。

降りてくるところにちょうど良さげなバーがあったので入って少し休憩。

ここではカラスではなくてカモメが幅を利かせていた。こいつは相当なワルで私のポテトフライを何本も強引に盗んでいた!

降りていく道も絵に書いたような城内町。この辺りにあるお店はほぼお土産屋。

降りきったところには広場があってたくさんの飲食店やカフェがあってそこにもたくさんの人で賑わっていた。

みんな余裕があってその寛いでいる姿を見ているとなぜか嬉しくなる。

やっぱりヨーロッパのカフェと言ったら路上のテラス席だよね。雰囲気出てる!

綺麗な景色を見ていたら歩くのが楽しくなって宿まで歩くことにした。街中を走っているトラムもロシアのものと違ってかなり洗練された最新式。スイスなどで見たものとあまり変わらなかった。

帰る途中ベトナム料理屋を見つけて無性にフォーが食べたくなって入ったお店。Welcome to Phoと書いてあったPho Bar。やっぱり醤油はキッコーマン。

店内もオシャレでモダンな感じ。かなり洗練されていた。この近くに寿司屋もあったが、ピザと一緒に売っているお店で外観はネオンを飾ってすごくヒップな感じだが、絶対美味しいはずがないのでパスした。ここは中にベトナム人の方が料理を楽しんでいたし、間違いなさそう。

牛肉のフォーを頼んでみた。本場の味ではないが、ちゃんとしたフォーで美味しかった。また久しぶりに食べてより美味しかったかもしれない。

やっぱり西側にくるといろんなもののバラエティが増えて嬉しい。できることも増えてこれからの旅がより楽しくなりそう。

EP039 St Petersburg

また正確な2時間差の時差ボケで夜中3時に目が覚めた。しかし、外はもう明るい。昨日も我慢できず21時に寝てしまったが、その時に明るかったので最近空が暗くなっているのも見てないような気がする。それでブログの更新、毎日ブログの更新ができているのは時差ボケのおかげ。

今日の目的地はサンクト・ペテルブルク。モスクワをスルーした分、サンクト・ペテルブルクはちゃんと見ておきたかったので少し早めに着くように朝5時半にホテルを出た。トヴェリからサンクト・ペテルブルクまでは約550km。だけどほぼ制限速度130km/hの有料高速道路区間なので時間は4時間半とそれほどかからない。

出発した時から霧があったのだが、進めば進むほど濃くなってくる。今までロシアの内陸を走っている時やモンゴルの時も峠以外は霧がなかったのでこれはもう海が近い証拠だね。そういえばトヴェリにはカラスのようにカモメがたくさんいた。

昨日走ったモスクワ環状線のA-113は最近できたばかりでパーキングエリア以外にガソリンスタンドやカフェなどがあまりなかったらしい。今日走るモスクワとサンクト・ペテルブルクを繋ぐ有料道路のM11は歴史もあってそういう施設がしっかりしていて調べてみたらちょうどいい所にガソリン・スタンドがあったのでだいたいどこでガソリンを入れるかチェックしておいた。が、濃い霧のせいで表示版を見つけるのが遅くて通り過ぎちゃいそうだったのでとりあえずパーキングエリアに入ってナビを目当てのガソリン・スタンドにしてから行くことにした。

パーキングエリアに入ってバイクを停めたら一本の白樺が霧の中でその存在感を光らせていた。神々しい。自分を撮ってくれと声をかけられているようでカメラを取り出して一枚と。ロシアの東部にくると白樺もそれほど大きい木はなくて若い木が多い気がする。それほど管理されてなさそうな森でもね。

パーキングエリアもまだ霧の中にいてその雰囲気が幻想的。これからは海の近くもよく行くのでより霧に会う確率が高まるかもね。それより魚が食べたい。海の魚。刺し身に日本酒も飲みたいな。こうやって海外をずっと旅していると日本がいかにいい国で素晴らしい国なのかがよく分かる。ヨーロッパに行けばちゃんとした和食の店はあるのかな?

霧の中を2時間くらい走っていたら霧がなくなってきたが、その代わりに雨が振ってきた。北海道でも感じたが、霧と雨はあまり両立できないんだよね。たぶん空気中の水蒸気が集まって霧になるのだが、雨になるともう水蒸気ではなくなることなだと勝手に思っている。

このくらい雨だったら全然平気。モンゴル北西部の激しくて変化の多い天気を経験してからは天気であまり動揺しなくなった。そういう意味でもやっぱりモンゴルはすごい!いつか今回の反省点を踏まえて再チャレンジしたい。

目当てのガソリン・スタンドに無事着いて給油をしてからちょっと休憩。ここは本当にサービスエリアっぽくなっていてしっかりしたマートとイートインスペースが付いていた。まだ海外で日本のサービスエリアのような施設はまだ見たことがない。ヨーロッパのほうに行けばあるのかな?海老名SAが恋しい。

朝早い時間だったが、店内にもたくさんの人で賑わっていた。

コーヒーだけにするつもりだったが、ホットドッグが美味しそうだったのでついでに頼んでしまった。写真にはピックルスも入っていたが、もらったものにはない…。その代わりにポテトフライが。まあしょうがない。

サンクト・ペテルブルクに近づくといい感じに腫れてきた。気温も20℃近くまで上がって暖かい。これならもう一回洗車しても大丈夫そう。またすぐ汚れるだろうけど都市にいる間は少しでも綺麗にしてあげたい。

道沿いに車のディーラーがたくさんある所にいい感じのセルフ洗車場があったのでUターンして入ってみた。以前カザンでセルフ洗車場の使い方を教えてもらったので意気揚々に入ったのだが…。

ここはまた機械が違う種類のもので全てがロシア語なのでまた分からなくなった。водаが水なのしか分からない。困っていたらその様子を見ていたDaniilさんが流暢な英語で助けが必要なのかと聞いてきたので使い方を教えてほしいと言ったらステップバイステップで丁寧に教えてくれた。彼も自分の車の洗車をしていたのに申し訳ないし、有り難すぎる。それに英語まで!ロシアに来てから英語の偉大さがよく分かった。日本に戻ったらもっと勉強しよう。

DesertXが綺麗になって気分もさっぱり。しかし、タンクのガソリンのシミは全く落ちないね。他の汚れはそれほど気にならないのにガソリンのシミはすごく気になる。次回エンジンオイル交換する時にメカニックに相談してみよう。

お昼前にサンクト・ペテルブルクに着いた。市内に入るとそこはもうヨーロッパ!今までのロシアの都市とそのレベルが全く違う。これはテンションが上がるね。

まずはホテルのチェックインから。ロシアのホテルはチェックイン時間より早く着いてもだいたいアーリーチェックインさせてくれるので本当に助かる。今回の宿はizzzi hotel。清潔感があってリラックスできるいいホテルだった。日本の1Kアパートのような小さいキッチンも付いていて使い勝手もいい。

シャワーを浴びて着替えたらサンクト・ペテルブルクの雰囲気を満喫するためにすぐ外に出た。もう雰囲気はロンドンやパリ、ジュネーブなどに比べても遜色ない。

また雲が少し多めだがそのお陰で青い空とのコントラストが素晴らしい。

また道にはたくさんの人!ロシアでこれだけ人が多いのはまだ見たことがない。まるで銀座を歩いているような感じ。

オベリスク・ゴロドゥ=ゲロユ・レニングラドゥ。オベリスクは1985年に経てられたらしい。意外と最近だね。ロシア国旗がたくさん飾られてあるのは戦勝記念日のイベントの残りなのかな?ウラジオストクからサンクト・ペテルブルクまで陸路で走ってきたが、ロシア国内ではあまり戦争の雰囲気や影響を感じない。みんなあまり意識しないようにしているのかな?戦争の話や話題になったことも一回もない。

ホテル近くにあったウラジーミルの生神女大聖堂。工事中だったが、足場の間に見える建物が印象的だった。

街角でおじさんが塩に漬けた魚を売っていた!やっぱりここは海に近いんだね。あ、美味しい魚料理が食べたい。一応この辺の日本料理屋を調べてみたが、どれも怪しくてちゃんとした和食を食べれるお店はなかった。居酒屋でいいので、いや、居酒屋がいいのでどっかあってくれ。

もしヨーロッパでちゃんとした和食のお店の情報を知っている方がいたら教えてください。

サンクト・ペテルブルクには印象的で素晴らしい建物が多くてこういう建物を飾る彫刻にも力が入っていてそのディテールが素晴らしい。

こういう景色はまるでヨーロッパ。

運河にはたくさんの遊覧船が行き来していてまたその客引きの人たちも多い。やっぱりここは観光地。

綺麗な町並み。

ロシア美術館。入ってみたかったが、あいにくの休館日。残念。

ここはあの有名な血の上の救世主教会。教会の前には浅草寺並みにお土産屋がたくさん並んでいたが、売っているものはなんでもいい感じでロックスターのTシャツや日本のアニメのグッズまで売っていた。こういう緩さもロシアっぽくていいね。

市内にはもっと素敵な建物や歴史的建造物が多くあったが、ここで雷と雨が振ってきたのでホテルに急いで戻った。久しぶりの観光客モードが楽しくてちょっとウキウキしすぎたかもしれない。

ホテルで寛いでいたらヒョンデさん夫婦から連絡が入った。今日サンクト・ペテルブルクからエストニアに渡る予定だったが、途中またサンクト・ペテルブルクに戻るので晩ごはんを一緒に食べようとお誘いを受けた。彼らもサンクト・ペテルブルクがよっぽど気に入ったらしい。

待ち合わせはホテル近くにあるヒップスターなお店、FRANK。この辺にこういうヒップなお店が多くて若者が集まるエリアらしい。

店内も洗練されていて若いお客さんで賑わっていた。

入ってすぐヒョンデさん夫婦も来てくれて早速注文。注文を手伝ってくれたスタッフさんはカザフスタン出身でちゃんと英語が喋れて注文が楽。カリフォルニアに親戚が住んでいていつかはそっちで住みたいらしい。タトゥーがたくさん入っていて顔中ピアースもいっぱいで街であったら少し怖そうだが、優しくていい人だった。

相変わらず可愛くてラブラブなヒョンデさん夫婦。今行ってしまうといつサンクト・ペテルブルクに戻れるか分からなかったのでその惜しみをなくすために急遽滞在を3泊延長したらしい。やっぱりいい街なんだよね。

いい人たちと美味しい料理に楽しい時間。またサンクト・ペテルブルクで楽しい思いでが一つできた。いつかまたサンクト・ペテルブルクに行きたい。

EP038 Tver

できるだけ長く起きられるように頑張ったが、21時が過ぎると勝手に意識が遠くなってしまっていつの間にか寝てしまった。22時までは粘りたかったが…。目が覚めるとやっぱり3時。二度寝を頑張ってみたが、無理だったので起きてブログの更新作業を始めた。夜書くより朝のこの時間帯がよりはかどる気がする。

ブログの更新が終わってシャワーを浴びたら5時くらいになったのでウラジーミル市内の散歩に出かけた。実はホテルの予約に朝食も含まれていたのを昨日チェックイン時に教えてもらった。とにかく部屋を予約するのに必死になって朝食の有無も確認できなかったよう。

ロシアでのホテルの予約はいつもOstrovokを使っているが、ホテル側が求めてる支払いオプションが様々で現地決済以外にカードでの先払いを求める場合も多い。ロシア国内ではVISAやMastercardが使えないが、このサービスを利用すると通る場合があるし、通らない場合もある。なので何回も試しても取れない場合もあってそういう場合は結構焦ってとりあえず現地払いで予約できる所を抑えるのだが、切羽詰まっているのでオプションがちゃんと確認ができない場合もある。

朝5時でももう気温は10℃近くあって全然寒くない。むしろ散歩にちょうどいい。ホテルから少し坂を登って行くとそこがウラジーミルの中心街らしい。

この辺だけでもたくさんの教会があってその全てが結構な歴史を持っているように見える。この街に中世ヨーロッパの雰囲気を演出しているのはこういう教会の役割が大きい。こちらはニコロ クレムリン教会で中にはヴラジミルスキー・プラネタリという施設も入っているらしい。

こちらはドム・ドゥルジュビという建物で1907年経てられてその後1978年に建築記念物に選定されて2008年に修復が行われて今に至る。この街の中心的建物としてその存在感がすごい。

ウラジミール市の850周年の記念碑。1958年から1960年にかけて作られたらしいのでウラジーミル市の歴史はもう900年を超えていることだよね。3面にそれぞれ人物像があってその上には象形文字のような絵が書かれてある。元は白い石で作られたよう。

大聖堂。やっぱり圧倒的な美しさがあって他の教会とはまたその雰囲気が違う。できたら中にも入ってみたかったが、まだ朝5時なので無理だった。

ウラジーミルの町並み。全体的に黄色系がよく使われていてそれがこの都市を象徴する色なのかもしれない。黄色の車もよく似合う。KFCやバーガーキングもある。実はKFCは少し大きめの都市だと必ずあるような気がする。

もっと行ってみたかったが、この日は日曜日で朝帰りの酔った人たちがクラブからたくさん出てきたのでそれ以上奥に行くのは辞めてホテルに戻った。

やっぱりこのホテルがこの辺りでは一番洗練された建物に間違いない。色の使い方が非常に上手くてそのバランスやセンスがすごくいい。いつか機会があったらそのデザイナーさんに会ってみたい。

この受付カウンターも素敵。昨日の夜からのスタッフさんが朝も対応してくれた。すごく笑顔が素敵な方で10年前にロシアに来た時はあまり笑顔を見せる人が少なかったが、今回はたくさんの方の笑顔を見てきた。

このレストランはウラジーミルでも結構人気らしくて昨日の昼間もたくさんの人で賑わっていた。インテリアも雰囲気もよく窓からの光も完璧。

朝食はビュッフェスタイルでいただく。当たり前だが、ロシア料理がメインでどれも美味しそう。特に目の前のオープンキッチンから作りたての料理を提供しているからなお美味しそう。

久しぶりのちゃんとした朝食でテンションが上がってちょっと盛りすぎてしまった。どの料理も美味しくて素晴らしかった。食材の鮮度がよくて調理も丁寧で何を食べても美味しい。ごちそうさまでした。

食事の後支度してホテルを出たのが7時。今日はトヴェリまでは約360kmと他の日に比べると半分くらいの距離なのでもっと余裕を持って出発してもいいのだが、昼に雨の予報があったのであまり降られたくなくて早めに出発をした。

ナビでは2つのオプションが表示されて一つは有料道路、もう一つは無料道路で距離はあまり変わらないのに所要時間は1時間くらい差があった。今までロシアで有料道路って見たこともなかったし、普通の国道でも気持ちよく走れたので無料道路のM7のほうに進んだが、それが誤算だった。ウラジーミルからはもう首都圏で今までのロシアと違って町と町の間にあまり距離がなくて続いているのでずっと制限速度60km以下で走らないといけないのと道に車が多い!それに信号も多い!だからか!もう今までの乗りで走れないのが辛くて速攻有料道路のほうにオプションを変えた。

有料道路のほうに入るとこれはもう快適!日本の高速道路とあまり変わらない感じで車が劇的に少ない。ロシアでこんなに車が少ない道路は初めて。シベリアの奥地でもトラックががんがん走ってたのにここではその数が少ない。また速度制限が130kmとその速度ではずっとは走れない。だから無料道路と有料道路で1時間も差があったのね。

パーキングエリアでさえ国道のあれとはクオリティーが全く違う。トイレも水洗式のちゃんとしたやつが設置されていて普通に中へ入れる!

しかし、ここに一つ落とし穴があってガソリン・スタンドがない!最初は空いていてクオリティーの高い道が嬉しくて制限速度近くまで速度を出して走っていったが、ガソリンがどんどん減っているのにガソリン・スタンドが出る気配がない。このままだと高速道路でガス欠になりそうだったので一旦速度を100kmまで落として低燃費運転モードに切り替えた。とりあえずは持ちそうだったが、高速道路での低燃費運転は眠くてなかなか辛い。

その時に15km先にガソリン・スタンドがあるサインが出てきた!嬉しくて一気に加速して走っていったが…なんか様子がおかしい。

なんとロシアで初めて見る無人のガソリン・スタンド!英語の気配は全くなくてロシア人さえ珍しいのか使い方がよく分かってない人が多かった。どうしよう!最初はカードしか使えないと思って焦って給油している方に聞いてみたら現金も使えると教えてくれてそこはとりあえず安心した。他の方がどのようにやっているのかをよく見ていたら

こちらの方が先だったのに私に先に入れてと言って隣でどのように操作するのかを一つひとつ教えてくれた。もう有り難すぎる!ロシアには本当に優しい人が多い。

給油しながら旅のこと、これまで来た道とこれから行く道のことを話したら応援してくださった。笑顔が素敵な優しい方だった。これで無事ガス欠の危機を無事回避できた。色々と焦ったね。

その後は順調に走って無事今日のホテル、LEMON Loft Hotelに到着。 特にホテルの駐車場はなかったが、ホテルの前に停めといたらいいと言われたので邪魔にならない所に停めておいた。

部屋も綺麗でそれほど大きくないが、一人で十分な大きさ。今日はちょっと早めだが、ゆっくり休もう。

明日はサンクト・ペテルブルグまで500km!

EP037 Vladimir

目が覚めたのが夜中の3時。時差もあるけど3時なのに外がもう明るくて自然と目が覚めてしまう。時差も現地時間にちょうど2時間くらい遅れているようで移動の速度に体が付いていけてない気がする。ヨーロッパに入ると国ことの時差がそれほどないので落ち着くと思う。

ということで今日も6時には宿を出て出発!目的地はウラジーミル、カザンからは約640km。家を出る時にホストにこれから出るよと連絡してあげた。実はこの宿は泊まる時にデポジットである程度の金額を預ける必要があるのだが、今バイクで旅をしていてロシアのカードも銀行口座も持ってないことを伝えたら預けなくていいと言ってくれたのでできるだけホストに心配かけないようにこまめに連絡してあげた。もちろんお部屋も綺麗に。

出発するのが早かったので朝の渋滞にもはまらず快適。また晴れていて朝6時なのに気温はもう10℃超え!ダウンや防寒装備はもう要らない。気持ちよく走っているとこの旅で初めて道の表示版から「モスクワ(Москва、Moscow)」を見た!ウラジーミルはモスクワ手前の約200kmの所にあるのでかなり近い。ちなみに今回は、モスクワは寄らずにサンクト・ペテルブルク方面に行く予定だ。モスクワは何回か行ったことがあるのと(10年くらい前だが…)渋滞が酷いのであまり入らたくない。

気持ちよく200kmくらい走ってようやく今日の初休憩。道沿いあるガソリンスタンドの看板にコーヒーの写真があったので休憩スペースがあると思って入ってみたら今までのガソリンスタンドの中で一番大きかった。給油機もトラックと乗用車で別れていてその台数も8台以上。

中には清潔感あるカフェと飲食スペースがあって

カウンターと売店のマーケットエリアに分かれていた。どれも綺麗にまとまっていて必要なものはほぼ揃えられている。

またマーケットエリアにも休憩スペースがあって少し寛げることもできる。いつものアメリカンコーヒーとロシアパン。パンの中にはジャガイモとお肉が入っていてボリュームがすごい。これ一つでお腹いっぱいになった。

モンゴルの後はずっと天気がよくてさすがの神様も気を使ってくれたかと思ったらまさかの雨。そういえば昨日洗車したんだ。よくこういうタイミングで雨降るよね。でも旅はこのくらいがちょうどいい。雨の後の晴れた空と綺麗な空気も気持ちいいしね。モンゴル北西部の天気はやり過ぎだけどね。

雨の中をまた200kmくらい走ってガソリンスタンドで休憩しようと思ってバイクを停めたらなかなか素敵なアドベンチャー仕様に仕上がっていた。しかし、あの左側の黄色いガソリンのシミは洗車をしてもなかなか取れない。そのまま染み付いてしまったのか。

どなたかガソリンのシミを取るいい方法を知っている方がいらっしゃったら教えてください。

今回のガソリンスタンドはLukoilさん。ここもなかなか立派な休憩スペースとマーケットが付いていた。西側ではこういうスタイルが主流なのかもしれないね。極東シベリアにもこういう所があったら最高だけどね。

雨の後は必ず晴れがくる。雲の間に注ぐ日差しが気持ちいい。まあこの後また雨が振ってきたけどね。このくらいがちょうどいい。しかし、西に行けば行くほど景色はあまり変わらなくて目新しいものはない。便利さと絶景のトレードオフな感じ。

640kmを走り切ってウラジーミル市内に入ると街はそれほど大きくないが、中世ヨーロッパのような雰囲気街だった。Yandex Mapsが珍しく抜け道のほうを案内してくれた。ロシアの道はだいたい大きくて直線が多いのでナビの案内でもあまり曲がらない。ちなみにロシアにおいてのYandex Mapsの精度は凄まじくてあれほど大きい国なのに工事区間やちょっとした渋滞、信号待ちまでリアルタイムで更新される。また道案内もほぼ完璧だしね。もしロシアで地図アプリでナビしてもらうならYandex Maps一択だと思う。

ここが本日泊まるHotel Vladimir。1950年代に作られた歴史あるホテルで最近リモデリングをしたらしい。名前もそうだが、佇まいもウラジーミルの代表的なホテルだと思う。ウラジーミルは思ったより小さい街でそれほどホテルの選択の幅がなかった。今日の目的地をこの街にしたは単純に距離的にちょうどいい所にあったから。

ホテルに入るとロビーがまたゴージャス!

部屋はStandard Eco Single Roomという一番安いグレードだが、センスよく纏められていて快適だし、綺麗。このモダンなデザインと家具、配置など担当デザイナーは相当腕が良くて施行もロシアでは珍しくすごく完成度が高い。みんないい仕事しているね。

シャワーを浴びてから街に出てみたが、坂道が多くて疲れた体にはちょっとしんどい。とりあえず買い物だけして帰ろう。どうせ時差ボケで明日の朝が早いと思うのでちゃんとした散歩は明日しよう。

ホテル駐車場から見える景色。ずっと森が続いていてその中にポツンとこの街がある感じだね。

今日は久しぶりに雨の中を走ってちょっと疲れたのでゆっくり休もう。