今日はカザンまで約660kmの旅。またもう3,000kmを超えそうなのでカザンでエンジンオイルとオイルフィルターを交換してもらってシベリアの虫の残骸で汚れきったDesertXの洗車、また溜まった洗濯までといろいろ忙しそう。カザンでゆっくり2泊しても良さそうだけど頑張れば一日で終わるような気もしたのでとりあえず朝早く出発してみよう。
支度を終えてホテルを出たのが朝5時半。既に日は昇り初めていて気温も3℃くらいをキップしているので走りやすい。マイナスまで落ちないのでもう春と認めてもいいかもしれない。朝の澄んだ空気が気持ちいい。車も少なく渋滞も回避できたので順調に行けば15時前にはカザンに着くかも。
ペルミにも木や森が多かったが、カザンに行く道にもたくさんの森があった。人が手入れしている森があればこのような自然のままの巨大な森もあって改めてそのスケールの大きさに驚く。
この辺の集落は草原や小さい湖を囲んでいる所が多くてまた家の作りも原木を利用したロシアの伝統的なログハウスも多くてまるでおとぎ話のような世界観。町もかなり多くて町と町と間が10kmも離れてない場合が多かった。

Votkinskという町で今日の初休憩。約200kmくらい走ったのかな?ガソリンを入れるタイミングで休憩を重ねようと思ってそれっぽい施設がありそうなガソリンスタンドを選んで入ったら店内にイートインスペースがあってコーヒーマシンもあって最高だった。その名はGreen Light!
エカテリンブルクからペルミに行く道もそうだったが、ペルミからカザンに行く道も工事区間が多くてそうではない道もその状態があまりよくなかった。しかし、極東シベリアとモンゴルを経ってくると大したことない。全然普通に走れる。ただ、この縦溝以外はね。これはまた緊張するね。
またペルミとカザンの間には草原が多くて酪農が盛んだ。それも放牧じゃなくて畜舎が多くてまるで北海道のような風景だった。さらに巨大な北海道って感じ。やっぱりこの国は大きい。

カザンまで200kmを残して2回目の休憩。日本で走るとまた違うと思うけどこの西シベリアの道だったらだいたい200kmことの休憩で十分なのかもしれない。信号もほぼないし、道も綺麗で日本の高速道路のようにちゃんとしているので非常に走りやすい。また制限速度も110kmの所が多い。
いよいよカザンが見えてきた!660kmは遠いけど今は普通に感じてしまう。慣れって怖いね。後この日二度も時差の変更があって走っても走っても同じ時間帯を走っている珍しい経験をした。これこそタイムトラベルかも知らない。だいたい1,000kmことに時差が生じるような感覚だったが、調べてみるとロシアでは+4時台の地域が小さくてモスクワの+3時台とエカテリンブルクの+5時台がほぼ隣接しているような形になっている。なるほど。
カザンは思ったよりも大きくてまた立派な都市だった。さすがタタールスタン共和国の首都!建物や風景がちゃんと首都としての品格がある。

カザンで真っ先に行ったのはBastionというバイク関連ショップだった。オフロードバイクの専門ショップでバイクやギアの販売、修理なども行っているとYandex Mapsに書いてあったので行ってみたが、販売だけしていて修理はやってなかった。

どうしようか悩んでいるとこちらの方があちこち電話をしてエンジンオイル交換作業を引き受けてくれる所を探してくれた。エンジンオイルはこちらで購入してそれを持ってガラージに行って作業をやってもらうスタイル。

オイルを持って教えてもらった住所の所まで行ったが、バイクに関連ありそうな所が見当たらない。電話をかけても繋がらなくて参った。またカザンの昼の気温が25℃くらいまで上がっていてその暑さや朝と昼の気温差に参っている時にガタイのいいお兄さんが来てガラージを探しているのか?ついできてと言って直接ガラージまで案内してくれた。お店の方だと思ったらただの通りすがりのお兄さんでバイクに乗って困った顔をしていたので察して教えてくれたらしい。もう有り難すぎる。

お目当てのMoto Helpは建物の中の駐車場の地下に位置していてこれは知らないと探すことは無理に近い。あのお兄さんが教えてくれなかったら一生探せなかったかもしれない。

ガラージに行くと皆さんが優しく歓迎してくれた。遥々日本からここまで来たことに感心しながら自分たちができることのベストを尽くしてくれた。青いつなぎを履いている方がボスで紫のポロシャツを来ているのがこの日作業を担当してくれたセルゲイさん。どういう作業をどのようにボスが指示してくれている。多分。

まずはエンジンオイルから。しかし、エンジンガードプレートのボルトが緩まなくてなかなか苦労している。ノヴォシビルスクのお兄さんが力を入れすぎたかもしれない。

なんとか外すことができてドレンボルトを外すと真っ黒に汚れきったエンジンオイルがドロドロと落ちてきた。交換して5日しか経てなくても距離を走ればやっぱりこんなに消耗するんだね。今回Ducati Mongoliaで買ったオイルフィルターも使い切ったので次のエンジンオイル交換はヨーロッパでDucatiディーラーを探してやってもらわないとね。ちなみに今のキロ数は13,000km。日本で1,000km走って初回点検終えてこの旅を始めたので約1ヶ月で12,000kmを走った。なんか一人でDesertXの耐久レースをやっているような感覚。今までなんの故障もなくて元気よく走ってくれているDesertXにも感謝。

セルゲイさんは優しくて真面目で結構繊細に作業を行っている。ホスピタリティもあって人を安心させてくれる。

ボスにチェーンのメンテもやったほうがいいと言われたのでお願いしたらこんなに綺麗になった。元々はこう色だったんだ!濃いメタルグレーだと思っていたが、ちょっと違った。これはもう自分がやると全然違うね。DesertXも喜んでいる!ついでに空気圧の調整まで。もう…ありがとうございます!
作業が全て終わってバイクの洗車ができる所を聞いたらAcvatoriaというセルフ洗車場をみんなが揃ってオススメしてくれた。

Acvatoriaで泡と高圧洗車で虫の残骸と汚れを綺麗に落としてもらった。自分がシャワーを浴びるより気持ちいい。明日走ればまた汚れるだろうけど綺麗にしてあげたい。いつもありがとう!

実はこの洗車場の使い方がよく分からなくて詳しそうな方がいたので聞いてみたら言葉が通じないので付き添いで両替や洗車機の使い方、それに洗車機に使うトークンまで追加分をただでくれた。ありがとうございました!
シベリアでは困っている時に助けを求めると必ず手を差し伸べてくれる。モンゴルでもそうだったが、人の優しさと暖かさが心に染みてくる。

また今日の宿はホテルではなくて普通のアパートで多分Air B&Bのために作ったと思う。こういうの宿がAir B&Bが使えないので普通のホテル予約サイトに掲載されている。今日はどうしても洗濯がしたくてアパートにしたが、色々最高すぎてまた使いたい。ここでちゃんと洗濯もできたので今日の目標は全てクリア!
明日はモスクワの手前、ウラジミールまでまた640kmの旅。明日はタスクがないのでのんびり走ろう。
Привет, дорогой друг! Пишет тебе мистер Сергей)) рад был знакомству с тобой! Очень крутой блог! Успехов тебе! Крепкого здоровья! Будешь в наших краях, заезжай в гости, будем рады видеть! Теперь ты знаешь где найти MotoHelp))
こんにちは私の親愛なる友人!セルゲイさんがあなたに手紙を書いています))お会いできて嬉しかったです!とてもクールなブログです!頑張って!健康に!ぜひお近くにお立ち寄りください。ぜひお立ち寄りください。お会いできるのを楽しみにしています。これで、MotoHelp の場所がわかりました)
追記曲線の翻訳が間違っていたら申し訳ありませんが、本質が明確になることを願っています)
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Сергей, спасибо большое за вчерашний день! Теперь вы снова можете наслаждаться поездкой. Если когда-нибудь снова приеду в Казань, то зайду в Moto Help. Спасибо!
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