EP088 The Atlantic Road

前日Budに停まったのもこのThe Atlantic Roadを見に行くためだった。せっかくのノルウェーなので気になるものは全て見ておこうと。BudからThe Atlantic Roadまでは約20分、すごく近い距離なんだが、Google先生がまた意地悪して田舎のオフロードに案内してくれた。フラットなオフロードで走りやすくて面白かったが、普通に海沿いの道でよかったけどね。多分他の人たちがこのオフロードによく行くからかもしれない。

オフロードを堪能していたらあっという間にThe Atlantic Roadに着いた。南側から見るとやや普通の橋に見える。

ノルウェーの海岸はフィヨルドが複雑な形になっているので海は波がほとんどなく凪の状態。なので波消しブロックもなく家も海のすぐ近くに建てられている。写真だけみると海よりは湖に見えちゃうね。The Atlantic Roadも十分クールだが、それを繋いでいる道路やその周辺の風景も素晴らしかった。

一見普通に見えるThe Atlantic Roadも渡ってみるとその拗られている形と狭い道幅のせいでまるでジェットコースターのような感覚。

しかし、この動画の右側に風切り音を防ぐために被せた防風スポンジが邪魔している。これだけではなくてその後の全ての動画も同じ位置で映り込んでいる。Gopro11 miniは撮った動画を確認できる液晶がないのでたまにこういうことが起きるけどこれはちょっと痛すぎる。次からは絵を守りたいので防風スポンジを外してサウンドを犠牲してもらう…。

橋を渡った所に駐車場があったのでバイクを停めようとしたらリトアニアから来たBMW GSがあったので勝手に記念撮影。ノルウェーはヨーロッパの北海道のような感じでこの時期になるとたくさんの国から私並みに荷物をたくさん積んでいるアドベンチャーバイクが走りに来ている。みんな目指すのはやっぱりノールカップ。走っている時もたくさんのバイクとすれ違ってたまに北海道を走っているような気分になる。

北側から見るとその捻れ方がより分かりやすい。

多分この角度が一番有名なのかもしれない。格好いい。

しかし、交通量もそれほど多くないこういう所にこんなにたくさん費用をかけてすごい橋を作ったのか少し疑問だった。だが、ノルウェーの色んな所に行ってみるとこの橋や道だけではなくてたくさんの橋と海底トンネル、道、フェリーなどたくさんのインフラに天文学的な費用をかけているのがよく分かる。そのおかげで自分の感覚からすると人があまり住んでなさそうな僻地にもたくさんの人が住んでいてビックリするくらい島々に街が続いている。もちろんインフラだけではなくて経済的に地方が自立できるような施策もたくさんあると思うけどやっぱりこういう交通インフラがそのベースにあることは疑う余地がない。

後、ノルウェーの高速道路の料金は道路ではなくて橋やトンネルに対してのものが多かった。トールゲートなどはなくて全てAutoPASSかナンバープレートを認識してその所有者に請求をするらしい。ちなみにバイクは無料のよう。

というわけでまたフェリーに乗ったが、このフェリーは距離が短いからか無料だった。有料の場合もノルウェーの物価から考えるとかなり安かった。

北に向かって走っていると海か湖か分からないが、鏡のような水面が綺麗だった。が、残念ながらここにもスポンジが映り込んでいる。実はこの日は動画を中心に綺麗だと思われる風景をたくさん撮ったが、全部この有様…。

行ける所まで北に走ろうと思ってガソリンを入れていたらそのガソリンスタンドにホテルとキャンプ場が併設されていたので(もしかすると逆?)そこに泊まることにした。やっと夢かなって北欧での初キャンプ!キャンピングカーに囲まれてのキャンプで想像していたものとは違ったが、まあキャンプには間違いない。

この日も欠かさずチェーンのメンテナンスを。だいたい2日に一回くらいペースでチェーンメンテをやっているけど北欧に来てからはほぼ毎日一回は雨が降るのでそれに合わせてほぼ毎日やっている。DesertXではイタリア製のチェーンが使われているが、これがよく錆びるし、よく伸びる。日本に戻ったらDIDに変えよう。

久しぶりのキャンプが気持ちよかった。できれば焚き火もしたかったが、ここは焚き火は禁止。次は焚き火ができるキャンプ場を探そう。

EP087 Bud

いよいよノールカップに向かって出発。まずオスロから約520km離れているThe Atlantic Roadを目指す。ここはbajaさんから教えていただいたのとノルウェーに行かれた方は必ず寄るらしくて以前から気になっていた。520kmと言ってもロシアや他の国と違ってノルウェーの高速道路は一般道路とはっきり分かれてなくて一般道路になったり高速道路になったりしていてまた制限速度も基本80kmが多くて長距離を走るにはなかなかキツい。とりあえずThe Atlantic Roadに向かって疲れたら途中どこかで泊まる感じで行くことにした。もちろん泊まれそうな所はGoogle Mapsでリストアップしてある。

オスロから離れるのがなかなか難しくてオスロから約100kmくらいまでは渋滞がずっと続いている感じだった。もう市街地がなくなってもいい頃なのにずっと街が続いている。これもまた不思議。それでも綺麗な湖が多くて癒やされる。ノルウェーには平野があまりないので家はほとんど傾斜地に経っていてそれが綺麗な緑の草原と合わさって絵画のような風景を生み出している。

そこからまたTrollstigenの近くまで進むと絶壁のような岩山が道の両側に並んでいてまたあちらこちらで高い所から巨大な滝が落ちている。また岩山の存在感もあまり現実味がなくてSF映画の中に入ったような感覚だった。

やっとバイクを停められるスペース(バス停)を見つけて記念写真を一枚。すごいスケールの景色なのにノルウェーではあまり大したことないのか展望台のようなものは一切なかった。また雲に隠れて写真ではその迫力があまり伝わらないのがもどかしい。

この日もずっと雨が降ったり止んだりしていてTrollstigenに行くのを辞めてまたその近くの川沿いのキャンプ場でテント泊の予定も辞めて急遽キャンプ場のキャビンを予約した。雨の日のキャンプはあまり好きじゃないので。

宿まではまたフェリーに乗る必要があった。フェリーは結構な頻度で運航されているらしくて約10分くらい待っていたら船が来てくれた。まず乗っていた車が降りてから乗船。

チケット売り場がなかったのでそのまま乗船したら係の人が来てモバイル端末でクレジットカード決済。船の規模もそんなに大きくないのですごく合理的。フィヨルド内は湖のようにあまり波がないので結束は要らなかった。

予約したキャンプ場に着いてチェックイン。こちらが予約したキャビンでシンプルだけどしっかりした作り。

中は二段ベッドと小さいキッチンがあってテレビや寛げる椅子まである。

キャンピングカーがメインで泊まるキャンプ場でテントを張る人はほとんどいない。ヨーロッパのキャンプ場はどこも似たような感じでちょっとしたリゾートのような所が多かった。自然と近いのんびりできるキャンプ場が多いと想像していたが、そのキャンプ文化が日本とちょっと違う。

キャンプ場内には船着き場もあって釣り船も運営しているらしいが、それにはあまり興味がなかったので写真だけ一枚。

趣味は違ってもかなり快適で過ごしやすいキャンプ場だった。

EP086 Oslo

カールスタードからオスロまでは約220kmとかなり近いが、前日夜から降り始めた雨がずっと続いている。オスロの宿はAirbnbで予約していてホストからは11時からチェックインOKと言われたので早めに出発した。雨はまだ弱かったので強くなる前に行こうと急いでホテルを出た。

しかし、走っているうちに雨はどんどん強まってノルウェーの国境に近付くとその勢いが増すばかり。スウェーデンでは平野が続いたが、ノルウェーに入ると山が増えて道が険しくなる。また速度制限が厳しくなって車の速度もかなり落ちてきた。速度違反の取り締まりが厳しくてその罰則金もかなり大きいらしい。雨も結構強くて早く行きたい所だがここは回りの流れに合わせてゆっくり進まないとね。

オスロの宿に着いた途端雷と一緒に雨は土砂降りに!本当に運が良かった。これはゴアテックスでも厳しそうな雨。オスロのシティセンターでは駐車場があるホテルがほぼなかったのでAirbnbで探したらこの宿が唯一家の前に駐車スペースがあったのでこちらに決めた。車は停められないけどバイクは停められる絶妙なスペース。

宿は4階にあってエレベーターがなくて荷物を持って上がるのが大変だったが、綺麗にリフォームされたお部屋ですごく快適。

後、センスが溢れるモダンなインテリアのリビングとキッチン、トイレやバスルームまで全てが素晴らしかった。この家はシェアハウスのような形でホストもここに住んでいて他のゲストもいるかもしれないことだったが、この日は他のゲストもなくてホストはバケーション中だったのでこの素晴らしい家を独り占め!これは本当に運が良かった。

洗濯を終えたらちょうど雨が止んできたのでオスロの中心街に行ってみた。天気が悪くてもたくさんの人で賑わっていた。

世界中のストリートフードを集めた所に行ってみるとお好み焼きと丼ものを売っていた。美味しいかな?どうなんだろう?

ノルウェーといえばトロール。お土産屋の前で集客をしていた。これがオリジナルの形なのか。

中心街をぐるっと回って遠くからThe Royal Palaceを見て宿に戻った。オスロはヨーロッパの他の首都に比べても結構落ち着いた感じで着飾らない自然な感じがよかった。

実はこの日オスロに向かったのはジャギョムさんと会うためだった。ジャギョムさんはロシアからフィンランドに渡って約1ヶ月間北欧を旅していてちょうど南に行こうとしている所で、私は西ヨーロッパを回って北上している所だったのでちょうどタイミングがよかった。最後にお会いしたのがロシアのエカテリンブルクなので約1ヶ月半ぶりの再会!すごく嬉しかった。

その間の話やお互いのオススメスポットや国、これからの旅のことでかなり盛り上がった。ここは韓国料理と日本料理の専門のお店でメニューも少し謎な感じだったが、この海鮮チゲ鍋は結構美味しかった。韓国でも日本でもこういう鍋は見たことないけど。

一ヶ月半ぶりなのでそのまま分かれるのが勿体なくて中心街にあるバーへ。

ここでまたフルーティーなIPAビールを飲みながらまた旅の話で盛り上がる。やっぱり旅は人との縁だよな。人に会うために旅を続けているように気がする。

ジャギョムさん、お会いできて本当に嬉しかったです。またどこかでお会いしましょう!

EP085 Ducati Arboga Italia Bike Center

日本から出発する時にFbのDesertXグループにこの旅のことを投稿したらたくさんの方がコメントで応援してくれた。その中でスウェーデンのクリストファーさんからスウェーデンに来たら自分のショップに寄って整備していけと言ってくれたのでオランダ辺りでクリストファーさんに連絡をしたら快く受け入れてくれた。ちょうどエンジンオイルの交換タイミングだったのでエンジンオイルとオイルフィルターの交換とタイヤが色々ダメになっていたので新しいタイヤも注文してもらってその交換作業も一緒にお願いした。

前回リトアニアで交換したMotozのTRACTIONATOR RALLZはなかなかいいタイヤでオフロードでの安心感と信頼感はすごかったが、フロントタイヤの減りの速いのとリアタイヤに亀裂ができちゃう問題はTRACTIONATOR ADVENTUREと同じだった。ADVENTUREの時は空気圧の問題だと思ったが、RALLZは空気圧低めでも亀裂ができてしまったので多分空気圧よりはリアの荷物の荷重を耐えられなかったような気がする。西ヨーロッパは道路の状態もよくてオフロードもあまりないので今回はピレリのSCORPION Rally STRにした。何だかんだ言ってもやっぱり一番汎用的でマルチパーパスで耐久性もあって信頼できるタイヤだと思う。

ヨンショーピングからItalia Bike CenterがあるArbogaまでは約260kmと比較的に近くてのんびり出発して約束した13時ちょうどにお店に着いた。

Italia Bike Centerという名前から独立系のバイクショップだと思っていたが、Ducati ArbogaというれっきとしたDucatiの正規ディーラーだった。ショップも長屋のように奥に長いタイプで写真で見るよりも全然大きかった。

一角にはDesertX専用スペースが!やっぱり君は可愛いな。

こちらが今回誘ってくれたクリストファーさん。このショップのオーナーでありながら他にも3店舗、Ducatiのショップを経営しているらしい!普段入れないワークショップを案内してくれた。店内に2つのワークショップを持っていてスウェーデン国内のDucatiディーラーの中で一番大きいらしい。綺麗に整理整頓されていていいお店なのがよく分かる。

こちらのサービスマネージャーの方が今回の作業を担当してくれた。

バイクが重すぎてメンテナンススタンドを立てるのは3人掛かりで。荷物下ろしてもよかったのに。

整備をしてくれる間にクリストファーさんがスウェーデンのオススメスポットやルートを教えてくれた。クリストファーさんはノールカップ(Nordkapp)に近い氷のホテルで有名なJukkasjärvi出身で北スウェーデンにすごく詳しかった。またここから約300km北にある彼の別荘やスノーモービル、釣り、狩り、オーロラの話で盛り上がってやっぱり冬のスウェーデンの楽しいかもしれないと思った。普通に零下40℃くらいまで気温が落ちるらしいが…。

約3時間ですべての作業が終了して最後は診断機でのテストと作業内容を書き込んで終了。もっと時間かかると思ったけど思ったより全然早かった。

それにクリストファーさんが気を利かせてくれてなんとタイヤの購入金額以外は全部タダにしてくれた!払おうとしても受け取ってもらえなかったし、それにTシャツにチェーンルブまでいただいちゃった。ああ!申し訳ない。本当にありがたい。この恩をどう返せばいいだろうか?

最後はDucati Arboga Italia Bike Centerの皆様と記念写真。お世話になりました!本当にありがとうございました!

その気持ちが嬉しくてカールスタードのホテルに行く間ずっと心が暖かった。

EP084 Jönköping

デンマークからスウェーデンへ渡るのはヘルシングからフェリーに乗るかオーレスン・リンクで渡るかの二択でフェリーは前日乗ったので今回は橋で渡ることにした。オーレスン・リンクのウェブサイトでオンラインチケットを事前購入すると5%割引されてバイクは34ユーロだった。車(65ユーロ)よりは安いけどそれでも十分高い。

オーレスン・リンクはアクアラインのように最初海底トンネル区間と人工島、橋の構成になっていた。トンネルに潜るところのデザインが格好いい。天井から入ってくる日差しにセンスを感じる。

海底トンネルは約4kmくらいであっと言う間に終了。人工島も同じく4kmくらいあってこっちは逆に長く感じる。多分アクアラインと比較しているからかもしれない。

橋は約8km弱あって強風を心配したが、それほどでもなかった。橋から見える景色はすごく綺麗でスウェーデン側のマルメも素敵だった。マルメにもちゃんと寄ってみてもよかったかもしれない。橋を渡り切るとトールゲートがあってナンバープレートを認識してオンラインチケットを購入した車は自動でゲート開くらしいが、日本のナンバープレートなので認識できず開かなかった。すると職員が来てオンラインチケットを確認して手動で開けてくれた。駐車場もこういうシステムの所があるけどやっぱり日本のナンバーは認識できないのでこういう時は少し面倒。

今日の目的地ヨンショーピングまでは一直線で北へ。途中雨が降ったが、すぐ止んでまた晴れてきた。最近ずっと風が強くて雨雲も移動が早い。お腹がすく頃にちょうどサービスエリアがあったので入ってみた。サービスエリアにはガソリンスタンドとコンビニ、レストランがあった。まずガソリンを入れてからレストランへ。

お!懐かしいロシアのカフェ式!なぜかこういうスタイルの食堂を見るとテンションが上がる。全部美味しそうに見えるしね。

サーモンのソース煮込みとソーセージ、ジャガイモの3品を頼んだ。どこかIKEA感がある。軽い気持ちで頼んだが、なんとこれで2,000円超え!北欧は物価が高いとは聞いていたが、これほどとは…。今円安なのもあると思うけどそれにしても高いね。

ご飯を食べてまた順調に走っていたら急に気温が下がって雨が降ってきた。雨粒が大きくて当たると痛いからやっぱり北のほうだと雨も強いのかと思っていたら雨ではなくて雹だった。痛い訳だ。遠くに青空が見えているのですぐ止むと思ったら降って止んで降って止んでの繰り返しだった。

ホテルにチェックインしたらまた雨が降ってきたので止むのを待って湖を見に行ったら雲と雨のせいであまりいい景色ではなかった。実はここに来たのはこのヴェッテルン湖が見たかったから。残念。

メインストリートにも行ってみても雨のせいで気温もかなり下がって人もあまりいなかった。地元の人たちは結構厚着でダウンを着ている人も結構いた。もう7月なのに…。

晩ごはんを食べにオシャレなハンバーガー屋に入ってみた。スウェーデンもデザインが優れてオシャレな店が多くて特にインテリアに関してはかなり気を使っている様子だった。

一番シンプルなハンバーガーを頼んだが、これも2,000円超え!スウェーデンの食事の基本プライスラインが2,000円くらいになっているのかもしれない。

自分はまだ旅行者なのでいいとして、普通にスウェーデンで暮らしている人たちはどのように生活しているのだろう?いくら社会保障が充実した福祉社会と言っても色々厳しい所がたくさんありそう。