やることはひととおり終わり、あとはバイクの通関を待つだけ。ウラジオストクでの暮らしにもだいぶ慣れてきた。街はコンパクトで歩ける距離にだいたい用が収まるが、坂が多くアップダウンがきつい。海風は強く、気温は一桁台で寒いはずなのに、ダウンの下は汗ばむこともしばしば。レイヤリングが悩ましい。

初日に“ルスキーお兄さん”に教えてもらった「鷲の巣展望台(Орлиное гнездо)」は工事中で立ち入り不可。下の道路側には入れたので、そこで一枚。高台からのほうが映えそうだが、仕方ない。そこまでの道は山並みに迫る急坂で、なかなか大変だった。

土曜はウラジオストク駅前の駐車場で市場が立つらしい。昔ながらのマーケットで人出も多い。目立ったのは“ロシア式キムチ”の屋台。韓国のキムチとは少し違うが、美味しそう。

ベリー系のジャムも手書きラベルでそそられる。ただ、量が多すぎて今回は見送り。

干物も種類豊富で、海の魚だろうが、バイカル湖のオームリにも似た姿がちらほら。

ピクルスの類いもどれも旨そう。

ハムや塩漬けの豚バラは脂厚めで、寒い土地の食べ物だなあと感じる。ローカルな景色に、強い異国情緒。いろいろ買って試したかったが、それができないのがもどかしい。

ロシアの電話番号も手に入れたので、Yandex Goでタクシー登録完了。これが妙に嬉しく、“人権を得た感”。運転手は中央アジア系の方が多く、出稼ぎなのだろう。陽気にずっと話してくれるが、こちらは「ハラショー」以外ほぼ不明。笑

タクシーに乗って向かったのはバイク用品ショップのMOTARI。なにか規制に引っかかったのか看板がなくなっていて隣のホームセンターのような所に間違って入ってそこのスタッフさんに教えてもらった。ここはメタボンさんのブログから情報をいただいた。

店内は品数も十分で、特にモトクロス系が充実。オフロード天国のロシアらしい。

ガエルネのブーツは各モデルがずらり。ヘルメットは知らないブランドとHJCが多め。全体のバリエーションはやや控えめで、結局チェーンクリーナーだけ購入(400ルーブル)。

市内で「Z」のグラフィティを一箇所だけ見かけた。ほかでは見当たらない。戦争が長引くなか、ここウラジオストクでは影響をあまり感じないぶん、人々が意識的に距離を置いているのかもしれない。

天気の良い日曜は、やることも少ないのでトカレフスキー灯台へ。ホテルから約6kmでちょうどいい運動。下りが多いぶん行きは楽だが、海が近づくほど風が強まる。

湾内だから穏やかだろうと思っていたが、ロシアの風は手強い。バイク受け取り初日に渡る予定のニスコヴォドニ・モスト橋は、風が強ければ迂回を考えたほうがよさそうだ。

途中、打ち捨てられたボートがいい被写体に。現地の人も寒がる風で、じわじわ体温が奪われる。気温は8℃ほどでも、風が容赦ない。

やっと灯台が見えてきた。何も調べずに向かったが、ちょうど干潮で歩いて渡れるタイミング。ラッキー。

娘から「自撮り送って」のミッションを受けていたので、逆光を味方に一枚。帰りはホテルまで上り坂が続くので、大人しくタクシーで戻る。
月曜にはバイクを受け取れますように。早く冒険を再開したい。



































