ウラン・ウデ二日目。どうしてもバイカル湖に行ってみたかったのでウラン・ウデで二泊の予定を組んだ。実はバイカル湖でキャンプがしたくて東側にあるキャンプ場まで調べておいたが、どう考えてもキャンプができる気温ではない。

バイカル湖までは約140kmとかなり近いので日帰りでふらっと行ってくるにはちょうどよさそう。一日と時間もかなり余裕があるのでバイカル湖ツーリングは気温がある程度上がる9時くらいに行くことにして朝はとりあえずウラン・ウデ散歩かな。
昼間は停めちゃいけない所まで車で一杯だったの駐車場も朝はそれほど車がなくて案外泊まっている人は少ないのかもしれない。

ホテルを出て徒歩2、3分の所にウラン・ウデの重要施設が全部集まっている。こちらは歴史的建物かと思ったら放送局の建物らしい。

その前にあるのがブリヤート国立オペラ・バレエ劇場。東シベリアで一番の歴史を持つオペラハウスだそう。一般オペラ以外にもブリヤートの伝統劇も見ることができるらしい。

その前にあるのがソビエト広場とウラン・ウデのシンボルのようなレーニンの巨大な頭像。高さ7.7mに重さは42トンらしい。直接見ると結構インパクトがあった。下にぶら下がっている幕からは戦争の影響を感じる。

メインストリートには路面電車が走っていてバスと共に市民の主な移動手段として使われているらしい。昼間はかなり渋滞するのでその影響が少ない路面電車は使い勝手がよさそう。
散歩を楽しんでたら気温が上がって2℃くらいになったのでホテルに戻って支度をしてバイカル湖に向かって出発した。

ウラン・ウデ市内を出ると道は山へつながっていて綺麗な景色にちょうどいい感じのカブが続くワインディングロードだったが、気温がどんどん下がりマイナス2℃に。また昨夜降った雨で路面が濡れていてそれが凍りかけている感じでまたちらほら雪も降ってきた。バイカル湖はここから北へ、山奥のほうへ行かないといけないのでこれ以上は危険と判断してここで引き返すことにした。あれほど期待していたバイカル湖だったので無念で仕方なかったが、旅はまだまだこれからなのであまり危険を犯したくなかった。

それにしても雪の中のDesertXは映えるね。赤がいいアクセントになっている。やっぱりこのデザインセンスが好き。
ホテルに帰ったらちょうど昼時だったので荷物を片付けてから近くのオシャレな人気カフェへ。実はウラン・ウデには1時間の時差がそれが微妙に効くのがこういうご飯時。11時が過ぎるとお腹が減ってくる。

かなり人気のカフェらしいので少し早めの11時50分くらいに行ったら12時にはもう満席だった。赤い壁にはこのようなブリヤート人の美人画が飾ってあってウラン・ウデらしいいい雰囲気を出している。

Google翻訳を使いながら頑張ってオーダーをしたが、頼んだのはいつもとあまり変わらない。ボルシチと

ビーフストロガノフ。昨日のオシャレカフェで遠慮して頼んだら量が少なすぎたのでちょっと多めに頼んだら本当に多かった。周りの方もドン引き気味。皆さん、お昼はそれほどたくさん食べないのね。
まあまあ美味しかったが、ダリネレチェンスクで食べたボルシチを超えられない。

昼間は少し仕事をして夜は韓国料理を食べに少し離れた所の韓国食堂へ。最近はロシア料理ばっかりだったので白い飯が食べたかった。ここは現地の方がやっているお店で正直になんちゃって感があるが、他にオプションがあまりなかった。しょうがない。

あまり失敗したくないので定番のキムチチゲを頼んだ。ビジュアルはそれっぽいのだが、実は肝心のキムチが入ってない!キムチが入ってないキムチチゲを食べたのは初めてだが、悔しくもお味は完全キムチチゲ。そんなことがあるのか…。
今日はしっかり休めたので明日の国境超えは万全の体制で臨もう!