EP088 The Atlantic Road

前日Budに停まったのもこのThe Atlantic Roadを見に行くためだった。せっかくのノルウェーなので気になるものは全て見ておこうと。BudからThe Atlantic Roadまでは約20分、すごく近い距離なんだが、Google先生がまた意地悪して田舎のオフロードに案内してくれた。フラットなオフロードで走りやすくて面白かったが、普通に海沿いの道でよかったけどね。多分他の人たちがこのオフロードによく行くからかもしれない。

オフロードを堪能していたらあっという間にThe Atlantic Roadに着いた。南側から見るとやや普通の橋に見える。

ノルウェーの海岸はフィヨルドが複雑な形になっているので海は波がほとんどなく凪の状態。なので波消しブロックもなく家も海のすぐ近くに建てられている。写真だけみると海よりは湖に見えちゃうね。The Atlantic Roadも十分クールだが、それを繋いでいる道路やその周辺の風景も素晴らしかった。

一見普通に見えるThe Atlantic Roadも渡ってみるとその拗られている形と狭い道幅のせいでまるでジェットコースターのような感覚。

しかし、この動画の右側に風切り音を防ぐために被せた防風スポンジが邪魔している。これだけではなくてその後の全ての動画も同じ位置で映り込んでいる。Gopro11 miniは撮った動画を確認できる液晶がないのでたまにこういうことが起きるけどこれはちょっと痛すぎる。次からは絵を守りたいので防風スポンジを外してサウンドを犠牲してもらう…。

橋を渡った所に駐車場があったのでバイクを停めようとしたらリトアニアから来たBMW GSがあったので勝手に記念撮影。ノルウェーはヨーロッパの北海道のような感じでこの時期になるとたくさんの国から私並みに荷物をたくさん積んでいるアドベンチャーバイクが走りに来ている。みんな目指すのはやっぱりノールカップ。走っている時もたくさんのバイクとすれ違ってたまに北海道を走っているような気分になる。

北側から見るとその捻れ方がより分かりやすい。

多分この角度が一番有名なのかもしれない。格好いい。

しかし、交通量もそれほど多くないこういう所にこんなにたくさん費用をかけてすごい橋を作ったのか少し疑問だった。だが、ノルウェーの色んな所に行ってみるとこの橋や道だけではなくてたくさんの橋と海底トンネル、道、フェリーなどたくさんのインフラに天文学的な費用をかけているのがよく分かる。そのおかげで自分の感覚からすると人があまり住んでなさそうな僻地にもたくさんの人が住んでいてビックリするくらい島々に街が続いている。もちろんインフラだけではなくて経済的に地方が自立できるような施策もたくさんあると思うけどやっぱりこういう交通インフラがそのベースにあることは疑う余地がない。

後、ノルウェーの高速道路の料金は道路ではなくて橋やトンネルに対してのものが多かった。トールゲートなどはなくて全てAutoPASSかナンバープレートを認識してその所有者に請求をするらしい。ちなみにバイクは無料のよう。

というわけでまたフェリーに乗ったが、このフェリーは距離が短いからか無料だった。有料の場合もノルウェーの物価から考えるとかなり安かった。

北に向かって走っていると海か湖か分からないが、鏡のような水面が綺麗だった。が、残念ながらここにもスポンジが映り込んでいる。実はこの日は動画を中心に綺麗だと思われる風景をたくさん撮ったが、全部この有様…。

行ける所まで北に走ろうと思ってガソリンを入れていたらそのガソリンスタンドにホテルとキャンプ場が併設されていたので(もしかすると逆?)そこに泊まることにした。やっと夢かなって北欧での初キャンプ!キャンピングカーに囲まれてのキャンプで想像していたものとは違ったが、まあキャンプには間違いない。

この日も欠かさずチェーンのメンテナンスを。だいたい2日に一回くらいペースでチェーンメンテをやっているけど北欧に来てからはほぼ毎日一回は雨が降るのでそれに合わせてほぼ毎日やっている。DesertXではイタリア製のチェーンが使われているが、これがよく錆びるし、よく伸びる。日本に戻ったらDIDに変えよう。

久しぶりのキャンプが気持ちよかった。できれば焚き火もしたかったが、ここは焚き火は禁止。次は焚き火ができるキャンプ場を探そう。

EP055 Zürich

ミュンヘンを出て次の目的地のスイスのチューリヒへ。距離的に約310kmとそれほど遠くないので途中お城と湖で有名なフュッセンに寄ってから行くことにした。

フュッセンまではドイツの南部の田舎道をずっと走って行くのだが、この道がすごく美しくてその中を走るのが楽しい。まるで絵に描いたような風景だが、実はこういう風景が先にあってそれが美しくて絵によく描いたからそのように思ったかもしれない。

田舎の町がまたすごく綺麗だったので幹線道路から離れて少し寄り道してみた。消防団らしい建物があってそれがまたいい味を出してたので一枚記念写真を。絵になるね。

またその集落の奥まで走ってみた。家や庭はもちろん、木の塀や道沿いの草まで完璧なくらい整っていて驚いた。どうやったらここまで管理できるだろう?ドイツの南部やオーストリアの田舎町の美しさには毎回驚く。

途中給油のために寄ったガソリン・スタンドでスイス用のVignetteを売っていたので購入した。スイスは車もモーターサイクルも同じらしい。オーストリアはモーターサイクルのほうは車より安かったのにね。またその値段も2倍くらい高くてスイスの物価の高さが見て取れる。

楽しい道を走って経由地のフュッセンへ。ここはもう完全な観光の町で夏の軽井沢のような雰囲気だった。また車の多さにもビックリ。

商店街はパスしてお城と湖の景色が楽しめるスポットへ。もうこの道だけでもここに来た甲斐があるくらい美しかった。また走っている途中に見えるお城も自分がヨーロッパの道を走っていることを実感させてくれる。

ここもたくさんの車と人で賑わっていて上までは車で行けずここの駐車場に停めてから徒歩で行くらしい。そこまでするつもりはなかったので一旦ここで引き返す。

とりあえずディズニーランドの眠れる森の美女の城のモデルになっていたノイシュヴァンシュタイン城の写真だけ一枚残す。まあ観光地はこのくらいで十分だろう。

フュッセンからチューリヒまで思ったより距離があって結構時間かかってしまった。もう17時近くなっていたので焦る。キャンプ場なので予約もできず直接行って話すつもりだったが、これ以上遅くなるとリセプションが閉まっちゃう可能性もあるから。

しかし、小麦畑の景色が綺麗すぎて足が止まってしまう。ここから車で5分もしない距離にチューリヒの街があるのにね。ヨーロッパの都市の自然との近さが羨ましい。

キャンプ場があるGreifenseeは小さいけど美しい湖だった。ここで泳ぐこともできるらしいが、水泳はできないので見るだけにしといた。しかし、この日は湖に飛び込みたいくらい暑かった。

今回行ったのはNaturfreunde Zeltplatzというキャンプ場で、実は着いた時はもう受付を終了していたが、管理棟の近くで泊まっていたお母さんが管理人に電話してくれてなんとか受付ができた。言葉も通じないのに人を助けるために一生懸命にコミュニケーションを取ってくれたお母さんに感謝しかない。

無事チェックインができて急いで買い出しをして設営が終わるともう20時がすぎてすっかり夕日になってしまった。ロシアでは昼がもっと長かったので結構南に来ているのがよく分かる。

行ったスーパーでお酒を売ってなかったのでまたそこから10kmくらい離れているワインショップまで行って閉店間際で購入できたスイスのピノ・ノワールワイン。テーブルワインとしてマイルドで飲みやすかったが、風味や特色が弱くて少し残念だった。でもスイスでスイスワインを楽しめたので満足。

他の支度で色々忙しかったので日本から持ってきたコシヒカリを自動炊きで放置してたら見事に失敗していた。固体燃料ってすぐ劣化してしまうね。水を出してお粥みたいな感じにしてなんとか食べられるようになった。

おかずはスイスのソーセージ。

無事キャンプができてヨーロッパでキャンプをするために日本から19,000km、あんなに重い荷物を背負って走ってきた甲斐があった。しかし、すごくいいキャンプ場だったのにバタバタしてあまりのんびりできなくて残念だった。次キャンプをする時は寄り道せず時間に余裕を持ってよりキャンプを楽しめるようにしないとね。

明日はいよいよ約束の地、ブルゴーニュへ!

2022北海道ツーリング2日目:星に手のとどく丘

2022年9月10日(土)

夜中波の音で目が覚めた。湖のすぐ側にテントを張ったから波の音がよく聞こえるのもあるけど明らかに大きくなっている。

外に出てみるとやっぱり湖が荒れている。風もないのにこの波はどこから来てるんだろう?不思議…完全に目が覚めてしまった。まだ5時前だけど北海道の朝は早い。管理棟の自販機から缶コーヒーを一つ買ってきて支笏湖の波を見ながら朝を楽しむ。こういう何もしない時間も北海道旅の贅沢の一つ。

6時を過ぎたら周りのファミリーキャンパーの皆さんもひとりひとりと起きてきたのであまり音を立てないように注意しながら撤収作業を始める。前回の北海道旅まではできるだけ朝早くから動きたい焦りみたいのがあったけど今回はちょっと違う。そんなに急ぐ必要がないことにやっと気が付いた。

それでも荷造りを終えてモラップキャンプ場を後にしたのは朝7時過ぎ、十分早いけどね。

とりあえず富良野に向かって出発。

恵庭市を過ぎた辺りで今旅初セイコーマートを楽しむ。やっぱり北海道来たらまずセイコーマートに寄らないとね。ちょうどいいボリュームの118円パスタと北海道限定ソフトカツゲンを買ってお店の前で朝ごはんを食べる。道端での食事が割と好き。旅してる実感がするから。

国道452号線から道道135号線に入ってしばらく山道を走っていくと急に平野が広がる。

そう。ここが富良野。富良野・美瑛エリアは北海道来るたびに行ってるので馴染みがあるというか、懐かしい!秋の収穫の匂いを感じながら農道を走っていくのはすごく気持ちがいい。

畑を抜けると景色が変わってくる。山を登っていくと遠くに十勝岳が見える。設営が終わったら十勝岳を見に行こう!

星に手のとどく丘キャンプ場の進入路はフラットな非舗装路だけど砂利が多くて滑るので特にオンロードバイクは注意が必要。キャンプ場内も傾斜があったり砂利が多かったりするので余計に力が入って危ない。

この星に手のとどく丘からの見渡す富良野の長閑な田園風景が素敵。

星に手のとどく丘キャンプ場は以前から以前から行ってみたかったキャンプ場の一つだったが、なぜかタイミングが合わなくていけなかった。どうしても行きたかったので今回は事前に日程を組んで予約まで済ませといた。

チェックインが13時からで、アーリーチェックインも11時半(500円の追加料金が必要)からなのに着いたのが10時半。とりあえず荷物だけ置いといて富良野・美瑛を回ってこようかと思ったけどなんか管理棟に人が集まって騒がしい。聞いてみたらキャンプ場に併設されてるジンギスカンレストラン「ひつじの丘」が11時からオープンらしくてそれを待ってる人集りだった。

計画を変更して11時にジンギスカン食べてから11時半にアーリーチェックインしてその後に富良野・美瑛を回ることにした。ジンギスカンは夜食べるつもりだったけどまぁいい。昼も夜も食べよう。

イチオシはサフォークジンギスカンらしいが、それは夜食べることにしてお昼はミルクラムに。脂身がすくないのであっさりして食べやすいし、飽きない。全くと言ってくらいクセがなくマイルド。お昼に食べるにはこのくらいがちょうどいいかもね。またこの景色がより美味しく感じさせてるのかもしれない。今まで食べたジンギスカンの中で一番美味しかった。

ジンギスカンを食べ終わったらちょうど11時半でアーリーチェックインを済ませたらオーナーさんが直接カートに乗せてサイトを案内してくれる。オーナーさんもそうだし、ここで働いているスタッフの皆さんがすごくフレンドリーでホスピタリティーに溢れていてビックリした。サービスがいい所のマニュアルによるものではなくて心からの親切さにちょっと感動した。こんなに楽しそうに仕事している人たちを久しぶりに見たような気がする。

このキャンプ場の特徴の一つは直火での焚き火ができること。もちろん決められた場所でしかできないけど久しぶりの直火に少し興奮した。ライダー専用サイトはオートサイトより比較的余裕があるけどハイシーズンや週末は予約が必須。

夜もひつじの丘でジンギスカン食べるので設営も最小限にして遊びに出かける。ちなみに夜のジンギスカンは宿泊するキャンパー限定。

キャンプ場を出て右折するとまっすぐな道が山までつながっている。Google Mapsにも一直線の道で登録されている。だけど実はベベルイ川にかかってる橋の周りがぐにょっと曲がっていて一直線ではないんだよね。ちょっと惜しい。

直線の富良野の農道を走り抜け道道291号線に入ると大好物なワインディングが続いていた。道幅は狭いけど絶妙なカーブが面白い。ただ、交通量が比較的多いので対向車には気をつけないとね。

まず向かったのは十勝岳 望岳台。駐車場に車がたくさんあったので皆さん望岳台を見に来てるのかと思ったら結構本格的な装備をして十勝岳に向かう方のほうが多かった。望岳台の景色でも十分見応えがあって満足したけどいつかは十勝岳にも登ってみたい。

望岳台を出て青い池を尻目に道道966号線を走って美瑛へ。青い池は何回か行ったことがあるけどやっぱり人工的なものは飽きが早い。美瑛の人気スポットは今まで何回も走り回ったので今回は特に行き先を決めずにふらふらしてたのに結局人気スポットに行ってしまう。だけどこのように何気ない風景が心に刺さる。やっぱり美瑛は美しい。

今回美瑛で一番大きい収穫はやっとマイルドセブンの木に出会ったこと。今まではここを目指すと必ず旧マイルドセブンの丘(いつの間にか「旧」が付いてる!)に案内されてこの木を見ることができなかったが、今回はふらふらしてたら偶然この木にたどり着いてしまった。嬉しい!

富良野・美瑛を堪能した後は天然温泉万華の湯へ。北海道はどこにでも日帰り温泉があって嬉しい。この万華の湯は広々していて露天風呂からジャグジーに壺までたくさんの風呂があってサウナも充実していて楽しい。疲れもしっかり取れてリフレシュできた。

キャンプ場に戻って晩ごはんまで少し時間があったので羊と戯れる。羊をこんなに近くでまじまじ見たのは初めてかもしれない。思ったより大きくてどっしりしていて迫力があった。後、よく食べる!

羊と遊んでたらちょうど晩ごはんの時間になったので食堂に向かったらススキが黄金色に染まっていて綺麗だった。北海道の秋を感じる。

ランチの時はお客さんでごった返しだった食堂もディナーは宿泊客のみなので比較的に空いていて快適。また食堂からの夕日が美しい。

ランチの時には飲めなかったビール。やっぱりここはサッポロクラシック!旨い!

この時のために温存してあったサフォークジンギスカンを頼んだ。ミルクラムに比べるともう少し脂身があって柔らかい感じ。同じくいやな臭みがまったくなくて美味しい。ランチのミルクラムが一番美味しいと言ったが、サフォークのほうがもう少し好みな気がする。最速でワールドレコードを叩き出すひつじの丘、恐るべし。

ご飯を食べ終わって外に出たら夕日が綺麗。天気のいい週末というのもあってキャンプ場は満場だったが、サイトことのスペース設定が広くてファミリーとカップル(?)、ソロ(ライダー)がしっかり別れているのでそれほど混み合ってる感じもなく快適だった。

これからは焚き火タイム。久しぶりの直火が楽しい。丘と言っても山の麓なので夜はやっぱり冷え込むね。焚き火がないと結構辛いかもしれない。なぜか知らないけど北海道で薪を買うと湿気てる場合が多くて火を育てるのが大変な場合が多い。それでも頑張って灰になるまで綺麗に燃やす。キャンプではこの時間が一番癒やされる。

2021北海道ツーリング2日目:礼文島と利尻島

台風14号の影響でこの間の天気予報ではずっと雨予報だったが、台風が熱帯低気圧に変わって関東のほうに進んでくれたおかげで道北は晴れるらしい。雨だったらそのままオホーツク街道で東に向かう予定だったが、晴れるらしいので前から気になっていた礼文島・利尻島に行ってみることにした。

今回は前回と違ってあまりしっかりプランを立てなかったが、それが自由な旅を実現させてくれてる気がする。まぁそれぞれ良し悪しはあると思うけどね。

礼文島・利尻島へのフェリーを調べたらネットで人や車は予約ができるけどなぜかバイクだけ予約ができない仕様になっていて当日先着順で買うしかないらしい。運行スケジュールを確認すると7/5~9/30までは朝一番早いのが6時半に礼文島に行く船だったのでまずそれで礼文島に行って島内を回って、12時55分の船で利尻島に行ってそのまま泊まる。翌日の朝一に稚内に戻ったらちょうどよさそうだった。

6時半の礼文島行きのチケットは出港の1時間前から販売らしいので5時半までに稚内フェリーターミナルへ向かうとハンターカブのお兄さんが一人いてチケット売り場は閑散としていた。船に乗ってみるとお客さんは結構いたのでバイクで島に向かう人はそれほど多くないらしい。結局バイクを持ち込んだのはハンターカブのお兄さんと私の二人だけだった。

寒くもなく暑くもない、船旅に最高の天気だったのでデッキで潮風を浴びながら陸地のほうを見つめる。船旅には他の乗り物と違う情趣があって好き。ドキドキ・ワクワクする気持ちに何故か哀愁も少し。

最初に向かうのは礼文島だけどまず目に入ったのはやっぱり利尻島の利尻富士だった。左半分は晴れていて右のほうは曇ってる。が、徐々に晴れが広がっていく感じ。いい予感がする。

さって礼文島のほうを見てみると…空模様があまりよろしくない。夏のゲリラ豪雨のような感じで絶対雨降ってるんだろうな。でもその雲も右に流れて行ったのでもしかするといい感じに避けてくれるかもと淡い期待をしてしまう。せっかくなので雨の中を走るよりは太陽の下を気持ちよく走りたい。

稚内から礼文島までは2時間弱、海も穏やかだったので予定時刻に香深港に着いた。天気は晴れ、少し暑いくらい。稚内より礼文島のほうが気温が高い気がする。バイクは2台しかなかったので結束ロープもすぐ外してくれた。

いよいよ初めての離島でのバイク旅!スコトン岬に向かって5kmくらい走ったとき急に雨が降ってきた。全身TriumphのGore-texウェアで雨に濡れる心配はなかったが、雨粒が大きくて当たると痛いくらい。また雨が体温を奪っていくのでバイクを停めてインナージャケットを着る。やっぱり北の天気を舐めてはいけない。港では夏だったのに5km離れたら冬(関東基準…)になるとは!

スコトン岬には江戸屋山道で向かう。この道は死ぬまでに走ってみたかった道でまた一つバケットリストを達成した。晴れたらまた違う感じだったかもしれないけど雨もほぼ止んだし、これはまたこれで味があっていいと思う。

日本最北限のスコトン岬に着いて先端まで行くと海驢島が大きく見える。トドやアザラシがいるのか探してみたけど見つけられない。時期じゃないのか?今はもういないのか?いつか機会があったら海驢島にも渡ってみたい。

礼文島でもう1ヶ所行ってみたいところがあった。それがグルメな知人が最近礼文島へ行ってきて激賛していた「海鮮処 かふか」。「かふか」ってなかなか気取った名前の食堂だと思ったが、「香深」を「かふか」と読むのを島に渡って知った。漁協直営のお店でとにかく海鮮が美味しいと。

お昼の営業は11時開始だけど色々心配だったので10時40分くらいにお店に行ったらまだ誰もいなかった。実は最近までお昼の営業を取り止めてたらしくて再開したのは直近らしい。11時5分前にスタッフさんが2階から降りてきて店内に案内してくれた。少し早いけど大丈夫と。

メニューを見ながら悩んでるとスタッフのお姉さんが鮭が戻ってくるシーズンなので今のイクラは漬けではなく生ということを教えてくれた。これは生イクラを食べられるチャンス!しかし、礼文島まできてウニを食べないことはできないので2つ合わせた欲張りな二色丼を頼んだ。

このウニとイクラの鮮度はもう今まで経験したことがないレベルだった。濃厚でクリーミーで甘い。こんなに美味しいウニとイクラは食べたことがない。もう一度このウニとイクラを食べにまた礼文島へ行きたいくらい美味しかった。これはぜひオススメしたい!

昼食を楽しんだ後はチケットを買いにフェリーターミナルへ。実は礼文島に着いてすぐ利尻島沓形へのチケットを買おうと売り場で並んだが、船の出発時刻の1時間前からじゃないと買えないらしい。

礼文島の香深から利尻島の沓形への船に乗るバイクは私を含めて三台。カブで北海道を一ヶ月以上回ってる船橋のお兄様と色々談笑してたらたまたまGo-Proの話になり、マウントだけ家に忘れてきてしまって動画を撮れてない話をしてたらお兄様がマウントの余分があるかもしれないから探してみると。素敵な景色が目の前にあるのに撮れなかったら辛いでしょうと。なんて親切な方なんだろう。

リアボックスの奥まで探してくれてなんと顎マウントにちょうどいい感じのをいただいた!これはAmazonでもなかなか見つけられない形と長さ!実は前日稚内のケーズデンキにも行ってたけどGo-Proそのものの取扱がなくて今回の旅では動画の撮影を諦めてただけにすごく嬉しい。

船橋のお兄様、本当にありがとうございました!!

沓形行きの船が到着して車とバイクが降りてから船に乗り込む。昼の便は朝より人や車が少なくてスムーズだった。もう写真で分かると思うけどキレイに晴れてもはや夏日でフル装備だと暑くて汗が垂れるくらい。

礼文島、短い時間だったけど色々ありがとう!行ってないどころも多くて食べてないもの(ちゃんちゃん焼きなど)も多いのでまたいつか行きたい。

礼文島の香深から利尻島の沓形までは約40分。あっという間に着いてしまう。利尻島ではキャンプ場が4,5箇所くらいあるらしいが、各キャンプ場の状況が分からなくて沓形港のすぐ隣にある沓形岬公園キャンプ場が営業してたので悩まずそこに決めた。

基本無人で運営されていて利用者はコインランドリーが設置されてる建物の中の募金箱に利用料の500円を入れるだけ。設備はコインランドリーとトイレがあるだけの小さいキャンプ場だけど近くに温泉があって街やセコマも近いので何かしら便利で使い勝手のいいキャンプ場だった。

この日キャンプ場を利用したのは、チャリダーのお兄さんが一人、車で旅行中のカップル、バイクの私と少ないながらもなかなかバランスのいい組み合わせだった。小さいキャンプ場だけど3組だけ利用するには十分すぎる広さだった。

少し暑いくらいだったので軽装に着替えてからバイクにまたがって出かけた。それほど時間かからなそうだし、軽く一周してこようと。

まず向かったのはキャンプ場からも近い「ミルピス商店」。利尻島の名所を調べると必ず出てくるスポットでまたその味が気になったのでとりあえず行ってみた。基本無人販売のようで料金入れに350円を入れて業務用の冷蔵庫から取り出して飲むシステム。お味はカルピスとヤクルト、ミルクが混ざったような感じで乳酸飲料らしい味わいだった。なるほど。

その後は島の海岸に沿ってのんびり走ったけどそれがものすごく気持ちいい。夏と秋の間、両方の表情を持った風景と青い空は爽快そのもので心に染みる美しさ。最初は何もない島だと思ってしまったけどその「何もない」が特別な美しさを作ってくれてることが分かってきた。

一つ一つその美しさを心に刻みながらのんびり走ってるとなんか後ろから呼ばれてるような気がしてふっと振り向くとそこにはこの島最後の夏の記憶が残っていた。なんて素敵な島なんだろう。

キャンプ場に戻って温泉入ってから〆のサッポロクラシック。この冷たいビールが嬉しい。

かもめの大群が飛んできてまたしばらくするとどかかへ飛んでいく。夕陽が海に沈んで利尻山の向こうから満月から少し欠けてる月が昇ってくる。なんだか美しすぎて非現実的に見えてしまう。その中ひたすら何もしないをする。

こういうのを感じるために北海道に来たかもしれない。

沓形には飲食店が結構あるようだったので夕食はお店で食べることにした。まず向かったのは利尻ふる里食堂。入ってみるとお店は大繁盛で残念ながら満席だった。

その後グーグル先生を便りに他の食堂に行ってみたけどほとんどの店が営業してなかった。仕方ないのでセコマでなんか買って食べようかと思ったときに一つ光を見つけた。

凡天」、その名前から天丼な気がした。入ってみるとここもほぼ満席だったけど一人ならカウンターで大丈夫とのこと。カウンター越しで天ぷらを揚げてる大将の後ろ姿から下田まといの大将を思い出す。

頼んだのは海老天丼。絶妙な揚げ加減に秘伝の甘いタレがよく合って非常に美味しい。

美味しくいただいた後キャンプ場に戻って就寝。北海道に来てから色んなことが満たされて幸せのレベルがどんどん上がっていく。

野良ばさみ

去年購入したCimarron Lightと薪ストーブを試せる季節がやっと来たので成人式の三連休に薪ストーブ会の皆さんとふもとっぱらでキャンプをする予定だったのだが…

嗚呼、またもや緊急事態宣言!

これだけは仕方ない。一旦予約をキャンセルして緊急事態宣言が解除されたらまたスケジュールを組むことにしたけど今の状況を見るといつになるか分からないね。

で、今回のキャンプをものすごく楽しみにしていてまた新しいキャンプギアをひっそりと購入してたけどその中で一番気に入ってて使ってみたかったのがこの「野良ばさみ」!

ソロキャンプなんで正直火ばさみなんてその辺の適当なものかトングでいいと思ってたけどTwitterで野良ばさみを偶然知ってその無骨さと男心を擽るギミックに一目惚れしてしまった。

心の中からは「要る、要らない、要る、要らない…」と葛藤の末、結局物欲しさに負けてしまって買ってしまった。これで焚き火や薪ストーブの火を操ると絶対楽しいはず!

黒皮鉄板(2.3mm)できていて約440gと手にするとその重さがズッシリくる。重さが耐久性などの信頼につながる感じがたまらない。これは収納時で長さが約215mm。

両サイドのネジを緩めるとアームがスライドされてビューンと伸びる。これが約340mmでソロキャンプに使う奥行き260mmの薪ストーブには必要十分な長さ。またこれの面白い所が収納してるとアームが留め具の役割をしていてしっかり閉じられてるけどアームをスライドさせるとバネのロックが解除されて自然と広がる。こういうギミックも大好き。

収納時は挟む部分の歯が若干ずれてコンパクトに収納されるけど伸ばしたときはアームの位置を若干調整すると写真のようにちゃんと噛み合うようになるのも気持ちがいい。

実際の使い勝手も早く試してみたいね。2月中には緊急事態宣言が解除されますように。