EP025 Road to Arvaikheer

River Point Lodgeのお母さんが作ってくれたヨーロピアン風朝ごはんを食べてから支度してアルバイヘールへ向けて出発した。前日お母さんに8時くらいに朝ごはんを食べると伝えて用意していただいたが、実は出勤時間が8時らしくこの日は特別に早く出勤して朝ごはんを用意したらしい。知らなかった…。申し訳ない。ありがとうございました!

9時くらいに宿を出てウラン・バートルの渋滞を避けるためにEnkhturさんが教えてくれたTuul Gol川南の山沿いルートでウラン・バートル中心街の渋滞を回避することに成功した。後は北上してAH-3道路から南部ルートが始まるA0301道路に乗ればいいだけなんだが、ウラン・バートルの渋滞を舐めていたのかもしれない。

川を渡ってA0301に入るまで十数キロを通過するのに2時間半以上かかってしまった。宿を出発してからおよそ3時間。この区間は抜け道がない一本道で工場などが密集していて交通量が多いのと橋と線路を渡る高架道路が連続していて混むしかない道だった。それに渋滞にイライラした運転手さんたちは入り込みやクラクションを鳴らしっぱなしで車が密集しているからか気温もぐんぐん上がって25℃まで!また2車線が3車線になるくらい車が入り込んでいるのでこんな大きいバイクですり抜けなんかできるわけがない。

この渋滞が多分この旅で一番つらかったかもしれない。

やっとウラン・バートルの渋滞を抜けて西に約100キロくらい走ったらいい感じの新しいパーキングエリアがあったのでバイクを停めて休憩をした。喉も乾いたし、お腹も減ったのでここで休みながらチョコバーでも食べるつもりだったが、カバンの間に挟んでおいた水筒がない!砂漠のど真ん中で水をなくしてしまった。パーキングエリアにお店があるわけでもなく、ここまで来るのにお店一つなかったのでこの次どこにマートがあるのかも知らない。それにあの水筒nalgeneの1.5Lのやつでかなり気に入ったのに…。

もう踏んだり蹴ったりで途方に暮れている時に声をかけてくれた人がいた。韓国から車で来てモンゴルを旅しているリュさんだった!日本ナンバーのバイクがあったので声をかけてみたと。リュさんに事情を説明して飲料水がないか聞いてみたら1Lのコカ・コーラを一本くれた!正に救世主!

リュさんは4月12日にウラジオストクに入ってシベリアを走っている途中にマシントラブルにあってしまって必要な部品を受け取るために最初予定になかったモンゴルに入国したらしい。いろんな偶然が重ね合いモンゴルのど真ん中のパーキングエリアで出会うなんて。この旅を始めてからこういう運命のようなものをよく感じるようになった。なるべきにしてそうなる。

リュさんに救ってもらったので気を取り直して走って見ると景色が時々刻々変わっていく。マンダルゴビのような砂漠が広がると思ったらもう少し草原っぽい所が出てきて同じような景色でもバリエーションがあって飽きない。

小さい峠を超えたらまた絶景が。向こうに小さい山が重なりそのコントラストの対比が美しい。またその真ん中に飲みていく道がモンゴルの道そのものだった。

また走っていくと草原と小さい湖があって動物だちが湖で寛いでいた。マンダルゴビの動物たちもこういう環境を味わってほしかった。今は遊牧民も土地ことに主が決まっているのかな?やっぱりいい環境のおかげでここの動物たちは肥えていた。

途中走っているとバイクのバランスがおかしい、というかハンドルが取られたりリアが流れたり上手くコントールできない時が増えてもしかしてパンクしたのかと心配になってバイクを停めて空気圧を図ってみた。フロントとリア、全く異常なしだった。たぶん道の状態が悪くてそう感じただけらしい。ここの道は一応アスファルトではあるけど前後左右に波をうっていて世の中の全ての種類のポットホールが体験できる驚異的な道だった。

そうやって一人で焦ってパニアケースを外して色々チェックをしていたら遠くで羊たちの世話をしていた少女が心配になったのか来てくれて大丈夫かと聞いてきた。シベリアの方もそうだったが、モンゴルの方も本当に優しくて困っている人がいたら躊躇なく助ける方が多い。ありがとう!

それからまた風が強くなって真っ直ぐ走れないくらい。シベリアの風もすごかったが、モンゴルの風も負けてない。これが大陸の風か!その中を一時間くらい走ったら立派な門が出てきた。やっとアルバイヘールに入ったっぽい。アルバイヘールはウブルハンガイ県の県庁所在地でマンダルゴビもそうだったが、県庁所在地はこういう門を設置している所が多いらしい。

アルバイヘールのBogd Hotelに着いて無事チェックインができた。設備とそのクオリティの良さは今までモンゴルで泊まってホテルの中で一番いいと思う。一泊4,700円と安いし、バイクも追加費用なしの地下の専用駐車場に停められる。チェックインしただけで一日の疲れが全部取れちゃうくらいの素晴らしホテルだった。

実はこのホテルはインターネットで予約ができなくて昨日泊River Point Lodgeでたまたまお会いしたモンゴルで旅行会社をやっているUchralssさんという方にお願いして電話で予約してもらった。もしこの方がいなかったら疲れた体で空いている部屋を探してアルバイヘール中のホテルを回っていたかもしれない。

もう毎日のように言っていることだが、皆様の助けでこの旅が成り立っている。もう皆様には感謝しかない。

EP024 Return to Ulaanbaatar

昨日次のルートをどうするか悩んでいる時にDucati MongoliaのEnkhturさんからルートの相談や宿の調べ方や予約のやり方を教えますよと連絡があったのでお言葉に甘えて伺うことにした。Burd Hotelは朝食は9時半から(!)だったので朝食は諦めて8時半に宿を出た。

同じ道でも逆方向だとまたちょっと違う感じがする。馬に乗った羊飼いの少年がいたので珍しくて写真を撮ったら彼も私が珍しかったらしくてお互いを不思議そうに見つめ合うことに。

この日のマンダルゴビは牛や馬、羊を人よりも多く見た気がする。

またたくさんの馬たちが僅かに生えている草を一生懸命食べていた。放牧できる土地が決まっているのかな?遊牧民は自由に草がある所に行けないのか?

またポットホールだらけの道が出てきた。他の車があまりない朝はもうけっきょく南極大冒険のような感覚でポットホールが楽しい。小さいポットホールは避けるよりそのまま進んだ方がダメージが少ない。

ポットホールに飽きたのでアスファルトから離れてオフロードを少し走ってみた。奥に入っていくと洗濯板のような路面が出てきてその上に走ると継続する小さい振動が我慢できない。穴だらけでもまだアスファルトのほうが走りやすいね。なんでこういう形になるんだろ?

DesertXは本当砂漠が似合う。オフロードとちゃんと向き合うためには荷物を減らして一緒に走れる仲間が必要だと感じた。やっぱり一人では不安が大きい。

Ducati Mongoliaに戻るとEnkhturさんが私のために英語版の地図を用意してくれてモンゴルの地理と県、都市の詳細を色々教えてくれてまたカザフスタンまでより安全に移動できるルートを教えてくれた。基本南部ルートで県庁所在地を中心に宿を取って移動することにした。ホテルの予約は基本ihotel.mnで。最後は今日泊まる宿まで手配してくれた。もうEnkhturさんには感謝しかない。

Enkhturさんが手配してくれたRiver Point Lodgeはウラン・バートルから少し東に離れて川と豊かな自然が近い所に位置していた。以前は海外から遠征にくるバイカーたちがよく泊まったらしい。今は一般の観光客のほうが多いのかな?日曜日ということもあって私と入れ替わりにみんな帰って今日は独り占め。

モンゴルに来てゲルで泊まるのはこれが初めて。このゲルも最大5人が宿泊できる大きさだが、今日は一人だけ。

寛ぐ前にチェーンの掃除と空気圧のチェックと調整。味戸さんからチューブレスなので念の為少し多めに空気を入れたのである程度走行したら既定値に戻してと言われたのでチェックしてしてみたら空気は抜けることなく最初入れたままだったので既定値に戻した。空気入れはキジマのスマートエアポンプを使っているが、名前の通りによく考えられた商品で使い勝手がいい。

宿のお母さんは10年くらい前に2年間韓国で働いたらしくて韓国語がうまくて韓国料理もうまい!お母さんが作ってくれた韓国風豚肉炒めを美味しくいただいた。モンゴルでは韓国語が喋れる方が本当に多い。

今日もまたたくさんの方に助けてもらいながら一日を過ごせた。こんなに図々しくもらってばかりでいいのか不安な気持ちもあるが、いつかこの方たちに恩を返せるように毎日を頑張っていこうと心に誓った。

EP023 Mandalgovi

Ducati Mongoliaから高速道路まではかなり近くてウラン・バートル市内の渋滞の中を走らなくていいから楽。この高速道路はチンギス・ハーン国際空港まで約34kmの延長だが、走っている車はそれほどなくて道も作ってそれほど経てないらしくてかなり綺麗で走りやすい道だった。トールゲートはあるが、人がいなくてそのまま通過した。モンゴルでは有料道路がちょこちょこあるが、バイクはだいたい無料。

空港を過ぎてから一回分岐があってそこを右折してからはマンダルゴビまでずっと直進の道が続いている。その両側に広がる砂漠の風景に心を奪われた。ここまで荒れ果てて何もない空間は初めてでまたそのスケールに圧倒される。こういう道が永遠と続いている。

途中道の横に広場があったのでバイクを停めて少し休憩。やっと自分がモンゴルを走っていることを実感した。遠くに見えるゲルが印象的だったが、走っていて見える人工物は道とたまに見るゲルが全てだった。

果てしなく荒野が広がっていて人よりも動物のほうが多い。

道は基本真っ直ぐだが、峠が現るとぐにょっと回って登って行くのだが、その差がまた面白い。ずっと夢見てたこのゴビ砂漠の中を走れることが嬉しくて気持ちが高ぶる。

実はこの道はポットホールだらけでバイクはなんとか避けることができても車では回避不可能のものも多い。なのでトラックなどがたまに変な挙動をするので追い越しの時は気を付けないといけない。

昼時を過ぎてもお店のようなものがなくてどこかでチョコバーでも食べようかと思った時に現れた食堂。

4軒くらい並んでいるのだが、何が違うのかが分からない。外からは中の様子が見えないのでもうどこか決めて入るしかない。

心を決めて勇気を出して入ってみたらお店の中が一瞬静かになった。お店のお母さんもお客さんも手を止めて話を辞めて私をじっと見ている。自分も何を喋ればいいか分からず立ていたらみんな自分のことをやり始めた。とりあえずお母さんが少し余裕ができるのを待って注文を試したが、全く話が通じない。こうなったら仕方ない。初日食べたモンゴル料理の写真を見せながら注文を試すも上手く伝わらない。多分この店にはその料理がないのかもしれない。見かねたお客さんが自分が食べているものが美味しいから同じものを頼んでみたいなジェスチャーをしたのでそれをお願いしたらなんとかオーダーが通った。

出てきたのは羊肉のスープに麺を混ぜて食べる料理。麺はトルティーヤを細く切ったような感じでスープは塩気が強くて濃厚な感じ。ずっと走りっぱなしで疲れた体に染みる味だった。

最初は動揺していたお母さんも帰り際には慣れてきたのか表情も柔らかくなってバイバイと挨拶をしてくれて嬉しかった。

ちなみにモンゴルではカード決済がかなり進んでいるらしくてこういう田舎のお店でも基本カード決済のようでお釣りがなかったのでちょうど金額分の紙幣で支払った。カードを使ってもいいのだが、ルーブルを両替したのがまだまだ残っていたので紙幣で。

店を出てまた南下して行く。たまにこのように馬や牛、羊などが草を求めて道を渡って行くが、みんなかなり痩せていた。冬を経てからなのか元々あまり食べる草がないなのか分からない。たまに道端に死んだ動物の残骸がそのまま残っていてここの環境が生き物にいかに厳しいのかがよく分かる。

いよいよマンダルゴビの町に着いた。ここも町に入る前に通行料を求めていたが、バイクは無料だった。今までなにもなかった所をずっと走ったのでこのくらい規模の町でもビックリする。ここが本当の砂漠のオアシスなのかもしれない。

味戸さんの奥さんにお願いして予約してもらったBurd Hotel。砂漠の中にこんな立派なホテルがあってビックリした。この3階立てのビルは多分この町で一番高い。1階にはコーヒーショップとマート、2階がレストラン、3階が宿泊施設になっていた。

たまたま同じタイミングでチェックインをして軽く挨拶をしたマックスさんと

マックスさんのアイリッシュ人の友だちとレストランでまた遭遇した。またこの旅のことや旅程、これからの計画などをはなしたらマックスさんからモンゴルでの旅のアドバイスをたくさんいただいて電話番号まで教えてもらって困った時に遠慮なく連絡するようにと。

Ducati Mongoliaの方々やEnkhturさん、マックスさんなどモンゴルにもまた心が暖かくて親切な方がたくさんいる。やっぱりこういう方々とお会いできるのも旅の楽しさの一つであると思う。

EP022 Ducati Mongolia

朝、味戸さん家族に挨拶をして砂漠へ出発した。二日しか滞在してないのにウルルン滞在記のような気持ちになってしまう。FORTEC Garage with Relax House Guesthouseは言葉その通りにリラックスして滞在できる暖かいゲストハウスに間違いない。

あ、砂漠に行く前にDucati Mongoliaに寄ってオイルフィルターとドレンボルトを買うことにした。Ducati東名横浜で購入したオイルフィルターはもう使い切ってしまって次のオイル交換に備えときたかった。中央アジアのほうはDucatiのストアが少ないので。

10時半くらいにストアに着いたが、人の気配が感じられない。Google Mapsに載っている番号に電話をかけても誰もでないな。一応営業時間が11時からになっているので信じて待ってみよう。

オープンを待っていたら黄色のDucati Scrambler 1100に乗った方が現れた。彼はchinzo.79さんで今日Ducati Mongoliaのフループツアーに行くのでそれに参加しにきたらしい。実はDucati Mongoliaが正式なストアオープン日が昨日で大きくオープニングセレモニーとパーティーをやったばかりらしい。

彼にステッカーを渡したら早速その場でフロントフェンダーに貼ってくれた!綺麗な車体に申し訳ない。

ストアはちゃんと定時にオープンした。なんの情報もなく計画したものでもないのにオープン翌日に訪問できて嬉しい。Ducati Mongoliaの方々も暖かく歓迎してくれた。一番右のEnkhturさんはなんと日本で6年間の留学経験があって日本語が堪能!

一階は展示スペースだが、昨日のオープニングセレモニーのためバイクは全てピットのほうに移動してあるらしい。ライディングウェアやアクセサリーなどは一階と二階に分けて置いてあった。Ducati Redがポイントカラーに入っているウェアもいいかもしれない。

ちょうどタンクパッドも売っていたのでオイルフィルターと一緒に購入した。日本で買い損ねてもうタンクは結構細かい傷が着いているが、今からでも少し守ってあげよう。

Enkhturさんがピットのほうも案内してくれた。天井が高くてインダストリアルな雰囲気がオシャレ。DesertXも2台くらい置いてあった。モンゴルに一番似合うバイクだと思う。

オーストラリアのPATRIOT CAMPERSのディーラーも兼ねてやっていてそのトレーラーも置いてあった。ヘビーデューティーで格好いい。やっぱりモンゴルにはこのくらいゴツいのが似合うと思う。

またストアの2階には各種キャンプグッズやアクセサリー類も販売していて約40社くらいとディーラー契約を結んで販売しているらしいが、その40社のライナップがなかなかセンスがいい。右側にはQUADLOCKがほぼ全種類揃えられている。もしウラン・バートルでQUADLOCKが必要になった際にはDucati Mongoliaへ。

後、Snow Peakのモンゴル代理店でもあるし、

UNIFRAMEやフェールラーベンも代理店でもあった。まさかモンゴルにこれだけの品揃えがあるキャンプ専門ショップがあるとは!これだけの品揃えのお店は日本でもなかなかないと思う。これは素晴らしい。またブランドや商品を選ぶセンスがすごい。

またオフィスのほうにも案内してくれたが、一々オシャレで格好いい。会議室は古いコンテナーを活用していて全体的に統一感を持ちながらも個性的で洒落ている。

会議室の中には巨大なモンゴルの地図があってEnkhturさんが色々ルートや地域の特性などを教えてくれた。昨日国営百貨店で欲しかったのがこういう地図だった。

それに帰りの際にはオープンの記念品までいただいて1.5Lの水筒に水も補充して写真撮影にスタッフさん総出で見送ってくださった。Ducati Mongoliaの方々には感謝しかない。

お世話になりました!

EP020 FORTEC Garage

ぐっすり寝れた。8時間くらいは寝れたと思うけど多分この旅を始めてこんなにぐっすり寝れたのは初めてかもしれない。陸路で国境を超えることがあんなに大変なのを初めて知った。まあロシアという特殊な事情が影響する部分もあると思うけどね。とりあえずちゃんと食べてよく寝たので元気一杯!今日はウラン・バートルの味戸さんが運営している「FORTEC Garage with Relax House Guesthouse」に行くだけの予定なので気が楽。距離も240kmしかないからもう隣町な感じ。今日からFORTEC Garageに2、3泊しながらバイクの整備とモンゴル旅の詳細計画とルートを決める予定。

まずはホテルの朝食から。モンゴルはロシアの影響を強く受けていて道路の表示や交通ルールなどもロシアそのままだった。朝食にコーヒーの代わりに紅茶が出されるのもロシアのローカルホテルと同じ。

オムレツもオーダーを受けて作ってくれるので暖かくて美味しい。やっぱりこのホテルの料理は結構クオリティが高くて美味しい。もし次ダルハンに泊まることがあったらまたこのホテルに泊まりたい。

10時くらいにゆっくり出発をしてウラン・バートルを目指した。Guru Mapsの読みだと13時には着く予定だったので気楽に走っていたら目の前に次から次へ絶景が広がっていた。その景色は予想を遥かに超えていて雄大、壮大、壮観、もうそういう種類の言葉を全部付けても表現しきれない。それが一ヶ所や二ヶ所だけではなくてそういう絶景の中をずっと走る。これもまた世界どこでも見たことがない。こういう地だからチンギス・カンのような人も生まれたと納得。

ちなみにこの動画をアップロードして次の動画をアップロードしようとしたらGoogleから動画アップロードを停止されてしまった。この辺はインターネット環境がそれほどよくないので動画を刻んで数をたくさんアップロードしたら一日の制限数に引っかかったらしい。解除するにはチャンネルをより活性化させろと…。仕方なくTwitterやFbでお願いをしてチャンネル登録やたくさんいいねをしていただいたら無事解除できた。

ご協力いただいた皆様に感謝いたします。

モンゴルはロシアのように巨大トラックがそれほど多くないので少し道路幅が広い所でバイクを停めて写真を撮った。やっぱりドロンを用意したほうがよかったかもしれない。この壮大な絶景をちゃんと見せたかったが、力不足だ。

ダルハンを出た時はまだ2℃くらいで雨が少し降っていたが、峠のほうになると気温が0℃、マイナス2℃とぐんぐん下がる。こんな寒いのに雨が降るのが不思議だと思ったらそのうち雪に変わった。量はそれほどなくてまだ積もってないのでその前にこの区間を抜けようと思ったら今度は霧まで!こうなったらもう寒さも感じない。とにかく安全運転で。

やっと雪も霧も止んで気温も3℃くらいで暖かくなってきた。マイナスかそうじゃないかで体感気温が全く違う。また景色を楽しむ余裕が出てきた。

そろそろ給油のタイミングだったのでオクタン価95のガソリンを扱っているガソリンスタンドを見つけてバイクを停めた。ロシアと同じ形式かと思ったら人が来て直接入れてくれる!それにカードも使えてこれはもう楽ちん。満タンでお願いもできるしね。もしかするとモンゴルの方が韓国よりハイオクを扱うガソリンスタンドが多いかもしれない。またガソリンスタンドの数も多すぎるくらいで一つの小さい町でも2〜4個くらいガソリンスタンドがあった。ただ、ロシアではオクタン価95で約80円くらいだったガソリン代がモンゴルでは約150円くらいとかなり高い。最近モンゴルもインフレが激しいらしい。

順調に進んでウラン・バートルに到着したが、ここの交通状況には言葉が出ない。アスファルトには今まで見たこともない大きさと深さのポットホールがあるし(シベリアでもここまではなかった)、車はウィンカーなしに空きがあれば突っ込んでくるし、人は勝手に道を渡るし、渋滞は酷いし…ムンバイよりはマシだが、これもかなりのカオスだった。また空気がすごく汚くて排気ガスと何かの科学的な成分が混じった匂いに息がしづらい。こういう場所でバイクを乗るのは全く楽しくなくて辛いだけ。

やっとウラン・バートル市内を離れてFORTEC Garageの近くまできた。ここは大都会から少し離れて落ち着いていたので少し安心した。またローカルの雰囲気がたまらない。

無事FORTEC Garageに到着!やっと味戸さんともお会いできた。今までWhatsappでしか話してなかったのでどんな方か気になったが、すごく優しい方で暖かく歓迎してくださった。とりあえずバイクの荷物を全部下ろして整備しやすい状態にしておいた。

1ヶ月半までに送っといたMOTOZのTractionator Adventureとも再会できた。タイヤもモンゴルまでくるのに結構苦労したらしい。今履いているピレリのスコーピオンラリーはシベリアの道を走っている間に真ん中がいい感じにすり減ってちょうど交換タイミングだった。最初計画時は交換タイミングが少し早いのではないかと心配したが、そんなことはなかった。MOTOZのTractionator Adventureはどんな感じなのか楽しみ。

途中お昼を食べて行くつもりだったが、ウラン・バートルに入ってからもう飯所ではなかったので腹ペコ。味戸さんの奥さんに頼んでミートボールを作っていただいた。久しぶりのミートボールがすごく美味しかった。

味戸さんもご飯の相手をしてくださってこの旅のことやモンゴルのこと、ロシアのことなどを話しながら楽しく食事をすることができた。久しぶりに日本語を喋ると楽しい。

食堂は綺麗にまとまっていて清潔感が溢れている。テーブルが4つくらいあって窓側には景色を見ながらくつろげる大きいソファもおいてある。また薪ストーブがあってその柔らかい暖かさがたまらない。まさにリラックスできる空間。

カウンターの奥には業務用冷蔵庫があってビールやワインなどが入っていて自由に取り出して飲んで自分で飲んだものを記入帳に記入するシステム。気楽でいい。

部屋は4人部屋だが、まだシーズン前なので独り占めで使い放題。床暖房がしっかり効いて暖かい。久しぶりの床暖房が嬉しい。

外にはゲルもあってシーズンに入るとこちらも宿泊できるらしい。FORTEC Garageの周りにもまだゲルで生活している家が多くて自分がモンゴルに来たのを実感する。

ガラージの中はリニューアル工事が進んでいてシーズンに入る前には綺麗に仕上がるらしい。訪問時期が1ヶ月くらい早かったかもしれない。

FORTEC Garageからの景色。遠くに山の下くすんでいるビル群がある所がウラン・バートルで遠くから見てもあまり空気がよさそうには見えないね。盆地なので空気の流れが悪くて余計に空気の質が悪いらしい。明日は一日ウラン・バートル市内で必要なものを物色するつもりだが、ウラン・バートルのいい所を見つけられるかな?

とりあえず今日はFORTEC Garage with Relax House Guesthouseでリラックスして休もう。