2023北海道ツーリング2日目:その一、北の国から

2023年10月14日(土)午前

実は北海道に行きたすぎて北の国からをずっと見ていた。ドラマスペシャルは見たことあったが、オリジナルの連続ドラマは見たことがなかった。FODで見始めると最初は画質の悪さに愕然したが、徐々に慣れてその時代ならではの設定や主役たちの素晴らしい演技や演出にハマって一週間くらいかけて全話見てしまった。

すっかりファンになってしまって今回の北海道旅では北の国からのロケ地回りはマストに。それで上陸初日に苫小牧から富良野に移動したのだ。

朝目が覚めると窓の外が真っ白!雪でも降ったのかと。よく見ると深い霧に街が包まれていた。まだ5時半と早い時間なのにもう明るい。やっぱり関東と北海道では1時間くらいの時差を感じる。霧はたぶん日が昇るとなくなりそう。

支度終えて富良野駅から布部駅に向かって出発する頃には霧はほぼなくなったが、山の麓のほうはまだ霧が残っていてそれがまた幻想的。今回の旅では撮影機材にInsta360を追加してみた。既存のGopro11miniにInsta360の2台体制で動画編集にも挑戦してみることに。

霧を楽しんだらあっという間に布部駅に到着。駅の前に倉本聰先生自筆の「北の国 此処に始る」という看板があって胸が高鳴る。残念ながら2024年3月31日にこの布部駅を含めた根室線「富良野〜新得町」区間が廃線になるらしい。まあ廃線になってもこの駅は残るだろう。

ここで待っているとプラットフォームに汽車が入って五郎さんと純、蛍が降りてきそう。

この倉庫の横を草太兄ちゃんがバイクに乗って走ってきてあの写真のタイヤ痕(?)のところでドリフトしながらバイクを止めてたのを思い出した。すごい!ドラマが撮影されたのは81年か82年くらいだと思うけど何も変わらずそのまま残っていた。

布部駅を出て六郷へ。真っ先に向かったのは中畑のおじさんの事務所。あの優しくて男気あふれる中畑のおじさんは格好良かったな。この事務所は六郷木材の事務所として実際に使われていて普通に中で働いている方がいてびっくりした。

その後麓郷の森へ。9時半からオープンだが、20分くらい早く着いて開くのを待っていた。外からも五郎さんの丸太小屋が見える。作中に燃えたのはまた燃やすだけのために別のセットを作ったらしくて今ある建物が実際ドラマに使われたものらしい。

9時半になったら施設がオープンしたので入場料を払って中に入るとまずドラマのスチルカットが歓迎してくれている。あ、蛍ちゃんだけは幸せになって欲しかったのに…倉本先生不倫好きすぎ。

まず丸太小屋に入ると生活感あふれるキチンと男山が目に入った。男山美味しいよね。北海道といえばビールはサッポロクラシック、日本酒は男山のイメージ。

あの薪ストーブの上に純が適当に服を干して火災を起こしてこの家が燃えてしまったんだよね。それを正吉が自分がしたことに…。純って弱くて人間臭いところがたくさんあるが、正直で根は悪くない。ただ、見ているとイラッとするのは仕方ない。

今でも五郎さんが仕事に持っていきそうなカバンがおいてあった。中には結構新しそうな工具も入っていてなんか妙にリアリティーがある。

こちらは三番目の家。屋根の上には純が作った風力発電機があったが、今は回ってなかった。

この家も入ってみるとどこも隙間だらけで北海道でこの隙間に断熱材も入ってなかったら冬は越せない気がした。一応板と板の間に新聞紙を貼っているが…もうちょっとできることがありそう…。

次に向かったのは石の家。純が東京で彼女を妊娠させてしまって新しい家のためにためていた丸太を売って示談金を用意したため六郷にたくさんある石を利用して作った家。ヨーロッパには石で作った築100年は軽く超える家がたくさんあったのでその耐久性は今までの家の中で一番高いかもしれない。井戸の水を汲むための風車は今もちゃんと回っていた。

室内は今でも五郎さんが戻ってきそうな生活感があった。またあの別れた奥さんの写真も。

キチンも今までの家の中で一番生活感があるのかもしれない。それも一人暮らしのおじいさんの家らしい感じの。

またこれは問題の最初の家。この家は撮影に使われた家ではなくて復元したものらしい。

これは…人が住めるレベルではないな。北海道じゃなくて東京でも冬を越せないと思う。あの隙間にビニル…。いくらお金がなくてももうちょっと色々できそうな気がするけどね。ダンボールや土壁などなど。今の時代だとこういう家に子供を連れて行ったら虐待に捕まると思う。ひえー。

次は拾って来た家 やがて町へ。この家は純と結の家として作られたものの実際のドラマでは使われてない。倉本先生はドラマをずっと続けて行きたかったらしくてその意志を反映したものなのかもしれない。

こちらは雪子おばさんの家。雪子おばさんもかなり不思議なキャラクターだよね。個人的にはこのドラマの中で一番理解しがたい行動をしているように見える。

ここは丸太小屋が燃えて石の家を立てる間に五郎さんが住んでた家なのかな。

ここにもキチンには男山!炊飯器があるということはここには電気が入ってたのか?

正吉が自衛官になって五郎さんに挨拶にきたのもこの家だよね?正吉は男らしくいい子になっていた。それに比べると純は…。

家の片隅にはドラマには出てないYAMAHAのバイクがあった。1960年代のYシリーズなのかな?昔のバイクってかわいい形をしている。

これで今回の北の国からツアーは終了。やっぱり背景知識があると見えてくるものも変わってくるね。楽しい。

2023北海道ツーリング1日目:ただいま!

2023年10月13日(金)

船が大きく揺れている。前日のニュースで台風15号が小笠原諸島辺りを通過していると聞いていたが、それが影響しているのかもしれない。嫌な揺れ方ではなくて大きくてもゆっくり揺れているので巨大な揺り籠にでも入っているような感じ。

5時くらいに目が覚めてしまってそれ以上寝られない感じだったので明け方の夜空を見にデッキに出てみた。美しいグラデーションで三日月と金星がキレイに輝いていた。風は強いけどそれほど寒くはない。今回の北海道旅も天気に恵まれますようにと月に祈りを届けた。

船は予定通りに13時半に苫小牧港に着岸した。車両デッキに移動するようにアナウンスが流れたので急いで移動して荷造りをする。今回はキャンプをやらないので荷物も少なくて軽い。それでもパニアケースは全部付けているのでスペースに結構余裕があって荷造りもかなり楽。

ハイシーズンと違って車やバイクもそれほど多くなかったのであまり待たずにすぐ上陸できた。今回だけなのか知らないけど導線がかなり窮屈でバイクの取り回しが結構大変だった。それでもこの瞬間が北海道旅において一番ワクワクしてドキドキする瞬間!

降りてすぐ向かったのは魚金食堂。あのホッキ貝のカレーで有名なマルトマ食堂は13時半までなので間に合わないので魚金食堂に行くと決めていたが、なかなかの行列だった。とりあえず待ってみたものの思ったより回転が遅かったので諦めるしかなかった。

となりのとまこまい海 の駅 ほっき館は空いていてすぐ食べれるらしいのでここでホッキ貝のカレーを頼んでみた。思ったよりマイルドな味付けでホッキ貝もしっかり存在感があって美味しかった。とりあえずこれで苫小牧を満喫できたので出発!

初日は富良野にある宿を予約したのでまずは苫小牧から国道234号線で岩見沢方面へ。この道を走るのは初めてだが、しっかり北海道らしさを持っていて走るのが楽しかった。ただいま!と叫びたくなる風景。やっぱり北海道が大好きなんだ。

セイコーマートが見えたので急いでバイクを止めた。今年の初セイコーマート!セイコーマートに行くために北海道に来たと言っても過言ではない。大好きセイコーマート。しかし、まだ16時前なのにほぼ日が沈んでいる。これはやばい。急がないとね。

急いでも富良野までは距離があるので途中で完全日が暮れてしまって真っ暗な山道を走る羽目に。バイクでは夜道をあまり走らないようにしているのに初日から夜の山道を走ることになるとは。怖い怖い。今回の北海道度は時間の配分をしっかりやらないと大変なことになりそう。

なんとか無事ホテルに到着。いや、大変だった。リーズナブルでキレイだし、すごくいいホテルだったが、唯一弱点がWifi。繋がったり繋がらなかったり…繋がってもすごく遅くて使い物にならなかった。そこだけが残念。

チェックインを済ませてシャワーを浴びてから晩ごはんを食べに外に出てみたが、富良野駅前でもあまりやっているお店がないね。適当な居酒屋を見つけたので入ってみた。雰囲気は悪くなかったが、北海道を中心に展開しているチェーン店らしい。旅の時はやっぱり個人経営のお店に行きたいね。

それでもビールはしっかり冷えていて料理もまあまあ美味しかった。このくらいだったら初日にしては上出来かもね。

とりあえずこれで一日目は無事終わったが、今回の旅は毎日時間との戦いになりそう。後は天気だな。

2023北海道ツーリング0日目

2023年10月12日(木)

ずっと北海道のことを思っていた。ユーラシア大陸を走っている時も。

北海道の道がいつのまにか自分の中での基準になっていてどこに行っても北海道と比べるようになっていた。シベリアを走っている時もモンゴルを走っている時もスカンジナビアの道を走っている時もずっと北海道の道を思っていた。

ユーラシア大陸横断の旅から戻ってきて色々落ち着いて来たらまた北海道の道を走りたいという欲が大きくなってきた。また毎日Youtubeで北海道関連の動画を見ながらイメージトレーニングをする日々。

バイクがイギリスから戻ってきたその翌日また北海道へ向かった。

10月に北海道に行くのはこれが初めて。シーズンも過ぎていて北海道はすでに寒くなっているのでバイクで向かう人はあまりいないかも。少し早めに大洗のフェリーターミナルに着いたらバイクは一台もなかった。これはまたこれで少し寂しい。

とりあえず手続きを済ませてターミナルの待合室で時間を潰してから戻ると北海道に向かうバイクが6台くらい増えていた。これはまた嬉しい。一緒に旅をするわけでもないけど一人だとやっぱり寂しいからね。皆さん、いい旅を!

乗船じたら風呂に入ってからすぐ晩ごはん。見た目はあまり栄えないけど味は結構よかった。今までは三井商船フェリーより新日本海フェリーのご飯の味が好きだったが、三井商船フェリーも結構美味しくなっていた。

ご飯の後はロビーでサッポロクラシックタイム。これは北海道行きのフェリーでしか味わえない特権なので楽しまないとね。しかし、350mlの缶ビールを2本くらい飲んだは睡魔が襲ってきた。

明日からの北海道ツーリングのために早く寝よう。10月の北海道はまた未知の世界で楽しみで仕方ない。

EP110 The return of the DesertX

永遠と続きそうだった夏がやっと終わりを告げる頃に我がDesertXが通関したと連絡がきた。待ちに待った相棒の帰還!イギリスのエセックスで船便に送ったのが8月頭なので日本まで約2ヶ月半くらいの時間がかかった。実は東京に着いたのは約2週間前で通関までかなり時間がかかった。

夏は暑くてあまりバイクに乗らないから少し時間がかかってもいいと思っていた。しかし、4ヶ月間ずっと一緒にいた相棒がいないことがどれだけ寂しいのかその時はまだ想像もできなかった。乗らなくてもやっぱり隣にいてほしかった。

バイクを受け取れる日は朝からソワソワして落ち着かなかった。朝一に横浜新山下のロジスティクスセンターへ飛んでいった。

オフィスに行ってバイクを引き取りに来たと伝えると係の方が倉庫まで案内してくれた。梱包材の木箱はもう分解されていていつでも連れて帰られるようにしてくいれていた。久しぶりに会うDesertXはやっぱり格好良くて最高だった。2ヶ月半ぶりにエンジンをかけるるのでバッテリーが心配だったが、問題なく一発でエンジンがかかった。

このエンジン音、振動、そうだったそうだった!我がDesertXが戻ってきた!もう嬉しすぎる。久しぶりのフル積載のバイクに跨るとその重さにびっくり!この荷物でよくも4ヶ月間も走ってたね。とりあえずチェーンの調整と軽整備のためにDUCATI東名横浜に向かったが、タイヤが少し滑る感じがしてちょっと怖かった。ここは慣れるまで無理せずゆっくりと。

DUCATI東名横浜さんで軽く見てもらって月末に3万キロの定期点検の予約と交換してほしいパーツリストを渡して手配してもらうことにした。DUCATI東名横浜から家までの道は感が戻って楽しくライディングができた。やっぱりいいバイク。

家に着いて直ぐ様洗車に取り掛かって1時間以上洗ったが、頑固な油汚れなどはあまり取れなかった。これは後日専門家に頼もう。

隣に相棒がいるだけでもう幸せ。

Across Eurasia

約4ヶ月間のユーラシア大陸横断の記録。